関西にある超高級老人ホームで苦情処理係やっている一ノ瀬です。
老人ホームでは日々、様々な出来事が起こっては、処理。
爆弾処理が終わったと思ったら、今度はまた別の問題が勃発。
色んな階層の人々が、暮らしているので、考え方の違いがあるのは当然のことでして…
老人ホームの日課は体操から始まる
僕が働いている超高級老人ホームの朝は
中庭で行っているラジオ体操から始まるんだ。
朝っていっても9時からなんだけど、担当に当たった日は30分早く出社しないといけないから、辛い。
もちろん、サービス早出残業です( ノД`)シクシク…
元々は、単なるラジオ体操だったんだ。
ラジオ体操第一と第二をやって終了。
それがいつのまにかボケ防止ワークアウトって名前に変わってしまって…
ボケ防止のワークアウトが誕生した訳
自分の考えが、「 世の中に住んでいる人を代表しての意見だと 」思ってやまない人っていますよね?
うちのホームにもいてて、ハルコさんはとにかく我が強くて、
自分の考え = 世の中の常識 みたいな婆さんで
NHKで、ボケ防止のワークアウトをやったから、
「 うちのホームでもNHKのアレを導入しろ!! 」
「 ボケ防止に一役買ったら、私を表彰しろ!! 」
って、ことなかれ主義の所長に、しつこく迫ったんだ。
もちろん、ことなかれ主義の所長が首を縦に振るわけもなく…
と言いたいところが、
彼女は、元弁護士( 裁判官? )
権威ある地位に、めっぽう弱い所長は、
法律用語を機関銃のように繰り出して来るハルコ婆に根負けし、
そのボケ防止のワークアウトを採用する運びになったんだ。
「 弱っ 」って職員全員が思ったのは言うまでもない。
ボケ防止の日は長くて辛い水曜日
流石に、月曜から日曜日、風の日も雨の日も( 雨天時は体育館 )雪の日も365日行われている朝のラジオ体操に、例のワークアウトを導入するには
リスクが高すぎる
だって、要支援1とか2の人も混じってるので、転倒の恐れがあるし、
そもそも、職員だって付き合ってられない。
そのワークアウトの正体は、歩きながら「 しりとり体操 」
( ゚Д゚)ハァ?
何じゃそりゃ?って最初は思いましたよ。
NHKらいふより引用
でも、「 ハルコ婆の言っていることは、あながち間違ってもない 」って、生活相談員が言い出して
毎週水曜日の9時からに決定
イェーイ(疲
ボケ防止のワークアウトが誕生してしまった話まとめ
この後も、事あるごとにホームのイベントに口出しを始めたハルコ婆。
事あるごとに、煮え湯をのんだのは言うまでもないよね…