写真でみるリーバイス505[3]20505-0217/歴史の生き証人1981年製532(旧8)ノックスビル工場製

ボタンフライの「501」が好きであります。
ベルトレスでピチピチ気味にジーンズを穿くワタクシにとっては(変態)、
フライボタンがある意味ベルトの代わりになるのです。(わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ)
ボタンフライも慣れれば、おトイレで困ることもありません。
トップボタンだけ外して、左手で前立てを引っ張り降ろせば秒で臨戦態勢です。
事が済んでしまえば、後はゆっくりとボタンを一つづつ締めあげれば良いのですよ。
そのぐらいの「ゆとり」が人生には必要です。
少なくとも「501」を穿くとは、そういうことなのです。
さすがにトイレで後ろに行列ができているときに、ボタンをハメながら出口に向かって中腰で歩く姿は滑稽ですが。

リーバイス「505」です。
ボタンフライではありません。
ガサガサで乾いたデニムの生地、
長い間畳んだままの状態で灼けてしまった跡、
切りっ放しだった裾を 素人が頑張って縫った裾上げ。
紙パッチもタブも見当たらない。

飾り気のない不愛想な女子が妙に気になったりすることがあります。
ネットで売られていたこの「505」もそんな感じの印象でした。
1,500円にも満たない金額、載っている写真は全体の写真とタブの欠損部分とボタン裏部分程度。
特に何かありそうでもないのに、何故か出会うことが宿命づけられているような感覚。
これが運命の出会いなのでしょうか。

ジッパーフライ、ブロンズボタン
タブの残骸はオレンジ色
ボタン裏の刻印「8」は、テネシー州はKnoxville工場
ジッパーは「Levi’s」ロゴ入り仕様

内タグを見てみましょう。
収縮率は「3%」、品番は「20505-0217」
「532」Knoxville工場の「1981年1月」製(ちょっと見ずらい)
お気付きになりましたでしょうか?
ボタンの裏の刻印は「8」、内タグの工場は「532」
「8」番工場=「532」番工場を伝える歴史の生き証人とも言える「20505-0217」。
類は友を呼ぶと言いますが、変態は変態を呼び寄せるものなのでしょうか。
ジーンズの持つちょっとした「揺らぎ」を見逃さないことが肝心です。
過信は禁物ですけどね。
見誤ってしまうと、アウラになってしまいますから。
アウラ、自害しろ。
(「葬送のフリーレン」より)
まあ、ジーンズ如きで自害することはありませんが。
ヤフオク等で何度見誤ったことか…涙。


☞ Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION

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Posted by shiba-ken