債券と株価の関係はどうなると思いますか?  

債券と金利の関係は、以前、「債券の価格と金利の関係」で説明しましたね。

債券と株価の関係がわかれば、債券、金利、株価の関係もわかります。

では、債券と株価の関係は、債権が下がると、株価が上がります。

株価が下がると債券の価格が上がります。

たとえば、同様な人気がある商品がA商品とB商品がありました。

資金を1万円持っていました。数量が限られていたので、A商品とB商品のいずれかを購入する事にしました。
A商品が9千円、B商品が8千円、機能もあまり変わりがありませんでした。どちらを購入しますか?

私は安いB商品を購入します。
そのあと、他のお客様もB商品を購入するようになりますが、人気が高くなると8千円より高くても購入したい人が出てきます。9千5百円に価額があがりました。

やがて、他のお客様がA商品が同じ機能で9千円で販売されていることに気がつき、みんなA商品を購入するようになりました。そうするとA商品を購入する人が増え、今度はA商品の価格があがります。

債券がA商品、株式がB商品だと思って下さい。

同じ資金をどちらに使うかで、債券と株式は価額が変わります。

債権の価額が下がると資金は株式に流れて株式の価額があがります。

株式は、会社の企業価値を表してます。景気が良くなると会社に資金が流れ企業価値が上がり、株価が上がり債券の価額が下がります。

逆に、景気が悪くなると株式会社に入る資金が少なくなり、株式会社の企業価値が下がり、このままだと会社が倒産するので無いかと、株式を手放す人が多くなり株価が下がり、資金が債券に流れ債券の価額があがります。

実際には、他の要因もありそのような値動きをしないことは多々ありますが、基本的な流れは、知ってるといいですよ。

おしまい。