金融取引の中に先物取引と言う言葉があります。
先物取引は、古くから行われていました。
例えば、小麦が今年は天候がよくないため、不作にさなりそうです。
今はグラム当たり80円であったとします。
それを見込んで、1ヶ月後にグラム当たり100円で購入する契約を農家と結んだとします。
今だけみると、80円の相場よりも高いのですが、今後の事を考える100円出せば買えます。
天候は予想どおり悪くなり、1ヶ月後にグラム当たり130円になりました。
通常ならグラム当たり130円で買わなければならない所、100円で買うことが出来ます。
100円で買って、直ぐに市場で130円で売れます。差額が30円の利益になります。
この130円を先物相場といます。
天候が思ったよりも、悪くなければ、小麦の相場はそのままと言う事もあります。たとえば80円の場合は、反対に損をします。
普通に買えば、80円のものを100円で買うから20円高く買い損をします。
先物取引は、実際に小麦を買ってするのではなく、その差額の利益だけを受け取ります。
実際に100円の元手が無くても出来ます。
100円でなく100万円で考えてみてね。
100万円が無くても出来るから、本来の資金よりも多く利益を得る事が出来ますが、その反対もあり多くの損をする事もありますので、注意が必要です。
日本では古くは江戸時代から大阪の米取引でこのような事が行われていました。
おしまい。
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