「世界図書デー」をご存じでしょうか？
先日、アミゴたちとそんな話になり、ヒスパニック文学を親しむために、楽しく読めるスペイン語の本をいくつか教えてもらいました。
まだスラスラ読めるわけではありませんが、わかる単語が見つかるだけでもうれしくなります。
簡単にどんな内容なのかシェアしますので、興味があれば勉強の息抜きに読んでみるのをおすすめします。
ちなみに世界図書デーは、国によって異なる場合もありますが、毎年4月23日となっています。
¿Alguna vez has leído un libro en español? ¿Cuál es tu libro favorito de la literatura hispana? Estos son algunos de los nuestros. Esperamos que los disfrutes tanto como nosotras.
百年の孤独
Cien años de soledad, Gabriel García Márquez. (Novela)
コロンビア人作家です。
現代の古典であり、最も広く読まれている本のひとつ。
魔術的リアリズムの神話的小説で、ガブリエル・ガルシア・マルケスはブエンディア一家の世代を超えた物語を描きます。
愛、裏切り、暴力が入り混じった、この作家の最も重要な作品。
この作品を読むには、長い登場人物のリストに迷い込まないよう、家系図の助けが必要です。
イドゥンの思い出
Memorias de Idhún, Laura Gallego. (Juvenil)
バレンシア出身の作家です。
ファンタジー文学や叙事詩がお好きな方にお勧めです。
このシリーズは、Jack（ジャック）、Victoria（ビクトリア）とその友人たちが、死霊魔術を行う術師（ネクロマンサー）から、イドゥンの住民を救おうとする壮大な物語です。
彼女の公式サイトでは、すべての作品やその他多くの情報を見ることができます。
En su página web oficial
https://www.lauragallego.com/
エロイサはアーモンドの木の下にいる
Eloísa está debajo de un almendro, Enrique Jardiel Poncela. (Teatro)
不条理劇の古典で、彼の最高傑作と言われる作品です。
2人の若者、Mariana（マリアナ）とFernando（フェルナンド）の恋物語を描いています。
不条理で愉快なシチュエーションが次から次へと繰り広げられ、知的で皮肉なユーモアのセンスは、フランコ独裁政権時代に特徴づけ、多くの問題を世間に引き起こしました。
1943年にラファエル・ギルによって映画化され、多くの劇場でも上演されました。
Youtubeでは、1973年にスペインの公共テレビ局「Estudio1」で制作された動画があります。
パウラ
Paula, Isabel Allende. (Autobiografía)
イサベル・アジェンデ（1942年ペルー・リマ生まれ）は、最も国際的なヒスパニック系作家の一人です。
ペルー生まれのチリ人作家で、「La casa de los espíritus」、「Eva Luna」、「Inés del alma mía」などの小説で特に有名です。
1994年に出版された「Paula（パウラ）」は、病後の投薬ミスで昏睡状態に陥った娘パウラが亡くなるまでの介護を綴った自伝的作品です。
2007年には、この物語の続きである「La suma de los días」を出版し、パウラの死後、彼女の家族に何が起こったかを語っています。
個人的には、ぜひとも日本語訳でじっくりと読んでみたい一冊です。
あなたのためにモンスターを殺す
Yo mataré monstruos por ti, Santi Balmes y Lyonna (Infantil)
オリジナリティに溢れ、小さな子供たちに有益な教えを与えてくれる児童書です。
人間の世界とモンスターの世界という2つのパラレルワールドが存在する現実に私たちを近づけてくれます。
人間の少女、Martina（マルティナ）と小さな怪物、Anitram（アニトラム）が互いに恐れ合い、
それを克服していきます。
子供向けにピッタリ、ご両親がおやすみ前に読み聞かせできる理想的な優しい本です。
日本で本を手に入れることはできませんが、
YouTubeチャンネル「Cuéntame un cuento」では、解説付きで本の内容を簡単に紹介しています。
動画でさくっと読んで聞くことができます。
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Gracias por leerme. Hasta la próxima.