いやしの風景

フォトマスターEXの管理人がいやしの風景をお届けします。たまに雑談や撮影記なども。

大台ケ原へ行ってきた

2024年05月16日 | 日記
昨年暮れの国道169号線崩落事故がまだ復旧せず、168号線を北上して
五条ー吉野ー川上村を経て、大台に入りました。
ドライブウェイは山つつじが満開でした。
左にはミツバツツジが咲き始めています。

登山ルートではシャクナゲが早くも終わりかけていましたが、良いもの
だけを狙って、ブローニー2本撮影しました。
当日翌日とガスが流れて、雰囲気の良い写真が撮れたと思います。
今回は初経験のフィルムでの撮影でした。
645はコダックゴールド200、67はカラーネガ現像の白黒フィルム
イルフォードXP2スーパーを使ってみました。
どんな仕上がりになるのか、楽しみです。
帰りは行者還林道を通って天川村ー十津川村を経て帰宅しました。
途中良い渓谷があったので撮影。
白黒向きかと思ったので、67でも撮影しておきました。



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写真集作成

2024年05月01日 | 日記
三冊目の写真集を作成しました。
横20cmほど、写真82枚。名前は黄色のシールで隠しています。
非売品、親類・古くからの友人配布のみ。
出版社に依頼しましたが、フォトブックと同じ制作方法のようです。
比較的安く、小部数でも作成できます。
一冊目の時は書店販売も依頼し、オフセット印刷という制作方法だったので
色も良く、全体的に出来の良いものでしたが、200万円ほどかかりました。
しかし半分ほどしか売れず、プロでさえ写真集は売れないらしいので
アマチュアには無謀でした。
では、なぜ作ったのか?
一つ目は写真家として何もしないよりは良いこと、二つ目は長い間私の人生
を豊かにしてくれた友人へのお礼です。

後半に、このブログで連載した「芭蕉に学ぶ写真の極意」をまとめ、若干
の修正を加えて掲載しました。


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白黒現像を安く、早く

2024年04月17日 | 日記
67で自宅撮影、自家現像。雰囲気を出すために霧吹きを使い、背景紙の
後ろから光を当てている。いわゆるテーブルフォト。

外注現像で最も安いのがカラーネガで、これはやはり利用者が多いという
理由だと思う。
白黒とリバーサルは同じくらいだが、白黒が高いのは自家現像が多く外注
が少ないせいか?しかし撮影本数が少ないと現像液等の無駄が増えてしま
う。
ネットでいろいろ調べてみると、カラーネガ現像がかなり安くて、CD焼や
プリントサービスもある。その中に白黒フィルムのカラー現像というのが
あって、なんのこっちゃ?と思って更に調べると、カラーネガ現像液で現
像できる白黒フィルムがあった。これだと白黒もカラーネガと同価格で現
像できるというわけだ。しかも早い。利用者にとってこの上ないが、あと
は質の問題だけだろう。C-41という現像処理だが、イルフォードのXP2ス
ーパー400というフィルムがこれに当たる。ウィキペディアで見ると評判
は良いらしい。コダックにもあるそうだが、興味のある人は自分で調べて
ほしい。






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撮影偵察

2024年03月29日 | 日記
寒くて梅雨のような長雨が続き、久々に晴れたかと思ったら
とんでもない暑さ。極端な気候変動はますますひどくなるの
だろうか。
近くに幻の滝がある。雨の後にだけ現れる。

こちらは以前フィルムで撮影したもの。部分狙い。

瀞峡の絶壁。白黒の対象になるかと思って撮影してみた。


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書評‥無常の文学

2024年03月17日 | 日記
水仙は満開。
鉢植えの蘭も蕾が出てきた。
シャクヤクも芽を出した。いよいよ春が来た。
中古で買った。少し前のブログで唐木順三氏の「無常」について
書いたが、ずっと以前から無常には興味があって、その理由は
日本固有の美的理念である侘・寂が、無常を根底に持っているの
ではないかという思いがあったからだった。
無常とは、この世のものはすべて滅び生々流転を繰り返すという
もので客観的事実だが、これを滅びの美学として芸術に取り込ん
だのではないかと思う。
この本はそのあたりの事を取り上げたもので、私にとっては当を
得た内容で感動した。
唐木順三氏は作家なので分かりにくい部分も多いが、この本の著
者西田正好氏は学者なので理路整然としている。
しかし二人は兼好について同じような見方をしている。唐木氏は
自覚的無常観と言い、西田氏は肯定的無常観という。
いずれも無常観によってニヒリズムに落ちず、積極的に生きる術
としたとみている。徒然草第七段には
「世は定めなきこそ、いみじけれ」とある。また一三七段には
「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」という有名
な言葉がある。人は満開の花を好み、雲の無い月を好む。しかし
それだけが花や月の良さではないという。この感覚が侘・寂では
ないかと私は考えている。写真にもこの日本的美観を取り込めれ
ばいいなと思う。


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