御園座での、坂東玉三郎特別公演【怪談 牡丹燈籠】を観に行ってきました。
一番安いC席を取ることができました。(≧▽≦)
私は後ろの席で十分楽しめます。もちろん双眼鏡は持参ですが。
初代 三遊亭円朝 原作の新作落語「牡丹燈籠」が元らしいのですが、私は内容を詳しく知りません。でもそれとは少し違う演出だったようです。
最後錯乱した伴蔵に殺されたお峰ですが、その前に気持ちは通じ合い救われた様な感じだったので、私的にはとても良かったですけど。
観劇をして家に帰って来てから、物語がジワジワと胸に沁みてきています。
自分達夫婦を、お峰(玉三郎さん)と伴蔵(愛之助さん)との姿に重ねてしまうので。
共に長年苦労を乗り越えてきた夫婦なのに、
ふとしたこと(幽霊と取り引きした百両)で商売が上手くいき豊かな生活を手にしてからは、
夫は若くてキレイな女性に心奪われ大金をつぎ込むし、
昔の馴染を見下すし、
何でもお金で解決しようとするし、、、
挙げ句には、「出で行け!」と怒鳴るし。
急に大金を持つと、人は変わってしまうのでしょうか。
こんなことなら、二人苦労しながらも支え合いながら暮らしていた日々の方が良かったのでは。
もっと楽したい〜!、たまには贅沢もしたい〜!
と、言いながら毎日仕事をしている今の状態は、私にとって案外幸せなことなのかもしれないな。