私が子どもの頃、近所に2つのスーパーがありました。

 

スーパーは道路を挟んで建っており、

どちらもご近所さんに人気のお店でした。

 

コンビニよりも小さいコンパクトなお店でしたが、

いろんな商品が置いてあって

子どもの私にはとても魅力的な場所でした。

 

母まさこと一緒にスーパーに行くのは

とても楽しかったと思います。

 

が、当時の思い出はコレなんです。

 

気になる商品をじっと見つめていた

 

見つめていたのはふりかけとソーセージで

どちらもパッケージが魅力的でした。

 

ふりかけはこんな感じの袋入りで

袋には当時のアイドルが印刷されていました。

どんな味のふりかけだったか、

印刷されていたアイドルは誰だったか、

全く記憶はありませんが

目が釘づけになるほど魅力的なふりかけでした。

 

当時、食卓には3色ふりかけが常備されていました。

 

現在はかわいらしいパッケージで販売されていますね。

 

もっと縦長の容器だったイメージですが、

コショウの瓶より短いサイズです。

この中味が見える感じ、たまりませんね。

 

もう一つ、気になっていたのは

箱入りのソーセージです。

 

小さい魚肉ソーセージが4本入っていて、

箱にはキャラクターがデザインされています。

ふりかけも魚肉ソーセージも自宅にあったせいか、

私はその魅力的な商品をただじっと見るだけでした。

 

なぜ私は商品を見つめていたのか、

ほんの数年前にその理由を知ることになりました。

 

母まさことスーパーの思い出話をした時のこと。

 

一緒にスーパーへ出かける前に、

まさこは私にこう言っていたそうです。

 

「アレが欲しい、アレを買ってと絶対に言わない。」

「約束できないなら一緒にスーパーに行かない。」

このやりとり、私は全く記憶がないので

3歳とか4歳頃の話だったのでしょう。

 

スーパーに行きたいから約束を守る

 ↓

欲しい、買ってと言えない

 ↓

だから気になる商品をじっと見つめる

 

言いつけを守った結果、

商品をじっと見つめることになったのですね。

 

店内でおとなしくしている私。

 

それを見たまさこは、私が愛おしくなり

最後に飴を買ってあげた…

 

この飴のくだり、まさこは地元の方言で話してくれ

二人で大爆笑したものです。

 

飴のことは全く記憶にありませんが

この話を思い出すたび、母を愛おしく感じています。

 

 

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