■ [ガン予防]1日1~2杯のコーヒーで腸が健康になる?!ガン治療に腸内環境改善は必須!
忙しい朝や職場でひと休みしたくなった午後、1杯のコーヒーは必要としていた幸福感を得るための簡単な方法です。そして、長年にわたって続けられている研究によって、コーヒーは身体的な健康の面でもメリットがあるとみられることが明らかになってきています。ジャーナル『ネイチャー・マイクロバイオロジー』に発表された研究結果によりますと、コーヒーを飲む習慣は、腸の健康を促進すると考えられる細菌、「Lawsonibacter asaccharolyticus (ローソニバクター・アサカロリティカス)」の増殖と関連している可能性があるといいます。この研究によって明らかになったことと、専門家が指摘する意見を詳しく見ていきましょう。
●コーヒーを飲んでいる人の腸内環境は?
研究チームは2万人以上の糞便に関するデータを分析しました。1日あたりのコーヒーの摂取量などについて調査しました。その結果、日常的にコーヒーを飲んでいる人の腸内には、「ローソニバクター・アサカロリティカス」が多く存在することを確認しました。論文の共著者であり、イタリアのトレント大学・統合生物学センター(CIBIO)の研究責任者、ニコラ・セガータ教授は、「コーヒーを飲む習慣がある人の腸内には、この細菌が平均6~8倍多く存在していました」と述べています。
●コーヒーが腸に良い理由は?カフェインレスでも効果あり?
ローソニバクター・アサカロリティカスに関する論文が初めて発表されたのは、2018年です。セガータ教授によりますと、この細菌についてわかっていることは、今のところあまり多くありません。ただ、酪酸を生成しており、発酵を促進しているとみられることから、消化と栄養吸収、腸内環境に「良い影響を与えていると考えられる」といいます。教授は、「免疫機能を調整すると考えられる短鎖脂肪酸を生成している可能性がある」と説明しています。ただ、腸の健康に実際にどのような効果をもたらしているのかより詳しく知るためには、さらなる「強力なデータ」が必要だといいます。これまでに明らかになっているのは、この細菌の存在とコーヒーの摂取の間には、確かに「関連性がある」ということです。教授と研究チームは、実験室でローソニバクター・アサカロリティカスを培養し、コーヒーによってその増殖が速まることを確認しました。つまり、「コーヒーが増殖を促していたことは明らか」だとしています。そして、「増殖を促すのは、おそらくコーヒーに含まれる代謝産物だろう」と説明しています。また、セガータ教授はこの増殖のペースについて、「おそらくカフェインによるものではない」と述べています。それは、カフェインレスコーヒーでも同様の効果がみられたためだといいます。
●コーヒーは1日何杯飲むべき?
セガータ教授は、ローソニバクター・アサカロリティカスの増殖は、1日に1~2杯のコーヒーを飲むことで促進されるとしています。また、1日に3杯以上のコーヒーを飲む“ヘビードリンカー”の腸内の細菌数は、コーヒーを飲まない人に比べ、最大で10倍多くなっていたといいます。
※コーヒーと言っても、缶コーヒーやインスタントコーヒー、レギュラーコーヒー(ドリップコーヒー)など様々な種類があります。砂糖が多量に含まれている缶コーヒー(コーヒー風飲料)ではなく、出来る限り酸化していないレギュラーコーヒーをブラックで飲むようにしましょう!
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