ある日の息子の話。
少し前ですが、クラスで飼っていたカブトムシが弱ってきたらしい。
それを見て、
「かわいそうだから逃がしたら?」
と提案する子がいたらしい。
それを聞いた先生が、悪気は全くなく
「先生の家のそばに森があるからそこに逃がそうか?」
と言ったらしい。
それを聞いていきりたったのが恐竜ボーイ。
「そんなことしたらすぐに死んじゃう!!」
逃がすという案を断固として受け付けなかったらしい。
そこで急遽クラスのディベート大会が開催された。
開始時点、クラスの大勢の子達は逃がす方に傾いていて、
最後まで飼う派は息子と他に女子一人だけだったらしい。
そこで
「弱ってから逃がすのは必ず死ぬから、
もし逃がすなら元気なうちがいいと思います。」
「元気でも、自由にはなるけど食べられたりするリスクはある」
「子孫を残すのでなければ飼いつづけた方が死ぬリスクが少ない」
とあんまり関係のないことも含めてかなり語り、
最終的にはクラスの大半を味方につけたらしい。
こういうときだけ熱意が違うなあ・・・。
彼(オスのカブト)はその後最後までクラスで飼われて生涯を全うし、
死後は我が家で標本になるべく乾燥中である。
写真はマレーシアにて。
息子曰く「ヒメカブトの戦い」らしい。
母は何カブトだったかもう忘れた…。