相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

熊野古道 (連載―第551号)

2024年04月28日 | 経験・体験
三重県の友人に教えられた。
和歌山が紀州藩だったころ、伊勢の一部が紀州藩だったと、そんな話、聞いてないが事実のようだ。
 今だから、紀伊路も舗装され伊勢路に延びて居る。お伊勢さんにお参りするにも、伊勢路をテクテク歩いてお参りした。
 紀伊路は海に囲まれ、山にへばりついて道が通っていた。大阪に行くのも、紀ノ川を渡り山脈を越して岸和田、堺、大坂へと上った。
 吉野に行くのも、紀の川を上り橋本を過ぎ、高野山を拝みながら、山道を歩いたのだろう。
私も車で高野山にお参りして、山道を走り、奈良の東大寺、春日大社にお参りして、奈良公園の鹿にあい、猿沢の池に行った。修学旅行のコースだ。
 紀の川の麓には、和歌山城が聳えている。和歌山城は豊臣秀吉が築城し、再三の火災にもあい、空襲にもあった。
 江戸時代、徳川家康の10男、徳川頼宣が家祖となり。暴れん坊将軍でテレビでもお馴染みの、紀州藩主が第8代将軍、徳川吉宗がなった。
紀州徳川家が徳川家を継いだ。この地を「若山」であったことから、「和歌山」と名づけられた。
  紀州和歌浦には、東の東照宮として、徳川家康も家康の10男の徳川頼宣もお祀りしている。紀州徳川家として徳川を継いだ。
隣接の紀三井寺もあり、真言宗のお寺で、境内から和歌浦湾を
一望でき、山内には涌く三井水(さんせいすい:吉祥水・清浄水・楊柳水)は紀三井寺の名の由来とされ、名水の名を刻銘した砂岩製の水槽がある。これらの水槽は紀州藩主徳川頼宣の命によりもうけられた。ソメイヨシノの桜も近畿地方では一番に咲くことから「春を呼ぶ寺」として呼ばれている。
更に南下すると石油のタンクの海南もある。醤油の湯浅、海岸一面が白く石灰岩に蔽われた白崎海岸を過ぎれば日御碕灯台ある。晴れた日は四国がうっすら見える時もある。
 なぜだか、アメリカ村というバス停がある。昔、漁業権の争いで、その村ごと、魚が海で取ることができなくなり、村ごとカナダに移住した。先発隊は、調査でカナダで鮭が大量に取れることがわかり、しかも、カナダでは、鮭を取らないというから、村ごとカナダに移住した。一時、テレビでもやっていた、カナダで野球の試合をやっていた日本人を覚えていないだろうか。
アメリカ村を過ぎれば日本一長が―い松原海岸がある。
御坊の町を過ぎ、安珍清姫の物語の道成寺がある。和尚の辻説法は面白くて、安珍清姫の恋の物語を語っていた。アー怖!
歌舞伎や浄瑠璃でも娘道成寺で有名だ。
日高川を車で1時間半ほど上れば龍神温泉がある。山伏が通る山道を歩けば、大社に遭遇する。歩いたことはないが熊野古道があるようだ。奈良との県境の山を歩き、山の頂上から見る光景は、まさに、紀ノ國紀州だ。紀伊国屋文左衛門はみかんと塩鮭で大儲けした。
 ここは紀ノ國だ。ある人のお宅を訪ねたら山をくり抜いた門構えだった。風呂は五右衛門風呂で朝から入っていた。そんな時代もあった。
 熊野古道を山道だ。霊山、高野山も3回行った。宿坊に泊まった。
 紀伊路は海と山の国、大都市大阪に隣接しているのに、昔は陸の孤島だとか言われ、白浜温泉も新婚旅行の名所だった。
国道42号線だけの道だったが、高速自動車道も串本の方までつながり便利になった。最近はロケットで南国の話題になっている。
 霊山と言えば、和歌山全体が霊山だ。奈良と紀州の境の秘境には平家落人の村も見かけた。
  熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社と大社を結ぶ山道を熊野古道という。お伊勢さん参りも、伊勢路を通った。
余談だが、昔、三重県の一部が紀州藩であった時、お伊勢さんの漁村の人たちが紀州茶粥を考案したと聞いている。
紀州は山ばかりで平地が少なくお米は余り取れなく、江戸時代、紀州徳川家の重税で大変だったのだろう。
茶粥の量を増やすのに水を増やした。時には、芋を入れ番茶でお粥を炊いた。親しみを込め「おかいさん」と呼んだ。
 茶粥と金山寺味噌、奈良県の名物奈良漬け、しょっぱい沢庵と食べると最高な組み合わせだ。
  私は、道成寺近くで育った。「♪ここは串本、向かいは大島、中をとりもつ巡行船・・・」幼い頃は、クジラの肉もよく食べた。
 北は方面は知っているが、新宮、串本方面はあまり行ったことがなかったが熊野那智大社は落差133メートルの那智の滝は爽快だ。熊野古道の山道を北に熊野本宮大社、高野山まで来てよ。
途中疲れたら、龍神温泉で休めば。


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