巨人(☆4対0★)DeNA =リーグ戦8回戦(2024.05.15)・福井県営球場=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:堀田 賢慎(3勝0敗0S)
敗戦投手:石田 健大(1勝2敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(2号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆巨人は初回、坂本の適時打で先制に成功する。その後は3回裏に吉川の適時打で加点すると、7回には代打・丸の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・堀田が6回2安打無失点の好投で今季3勝目。敗れたDeNAは、打線が3安打無得点と沈黙した。

◆/ヒーローの出番\闇を劈く一撃丸佳浩の2ランHR!?#プロ野球(2024/5/15)??巨人×DeNA??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #giants pic.twitter.com/fhUIZkD3WL

◆DeNAが守備の乱れから先制点を許し、今季4度目の3連敗を喫した。試合前まで地方球場での先発で3戦3勝だった石田健が、1回の立ち上がりで幸先よく2死を奪う。しかし、吉川のゴロを二塁・牧がエラー。慣れない地方球場で主将の2試合連続、両リーグワーストの7失策目で許した走者が先制点につながった。続く岡本和に四球で一、二塁となり、坂本に左前への適時打を浴びて先制された。石田健は3回に1死三塁から吉川の適時打で追加点を献上。粘投を続けていた7回1死二塁、代打丸に2ランを浴び、7回途中6安打4失点(自責3)で降板した。一方、打線は巨人の好守備に幾度となく阻まれた。1回1死一塁、宮崎の一、二塁間を抜けようかという打球は吉川に追い付かれて二ゴロに。5回には初めて先頭打者・佐野が四球で出塁も戸柱の打球を一塁・岡本和の華麗なグラブさばきで併殺打に。6回2死には遊撃・門脇が難しい打球を処理。固い守備に阻まれて完封負けを喫した。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が猛省した。1回2死で巨人吉川のゴロをファンブル。慣れない地方球場で2試合連続、両リーグワーストの7失策目からピンチが広がり、先制点を献上した。打っても1回2死二塁と先制のチャンスで遊飛に倒れるなど3打数無安打。3試合連続無安打と苦しんでおり「自分のエラーのせいで負けたような試合。まだまだ実力不足ですし、スタメンで出た以上は、ああいうのをさばいていかないとバッテリーにもチームにも迷惑がかかる。もっと練習してうまくなりたい」と守備のミスを反省した。打撃についても「チームに何も貢献できなかったので、明後日から自分に何ができるのかを考えながらやっていきたい」と責任感をにじませた。

◆巨人阿部慎之助監督(45)が北陸遠征の2連勝の"立役者"に宿泊ホテルを挙げた。14日はナイター後に富山をバスで出発し、午後11時過ぎに福井県あわら市内の「グランディア芳泉」に到着。深夜0時を回ってから食事会場には若狭牛や、てんぷら、海の幸と豪華な食事が用意され「今日、勝てたのは泊まっているホテルが素晴らしいからじゃないかな。僕も20何年もジャイアンツにいるんだけど、一番のホテルかなと思います。料理も豊富ですし」と最上級のおもてなしに感謝。あわら温泉の露天風呂、大浴場が選手たちの心身の疲れを大いに癒やした。

◆DeNAは守備の乱れが響き、今季4度目の3連敗で最下位に転落した。1回2死、巨人吉川のゴロを二塁・牧がファンブル。慣れない地方球場で主将の2試合連続、両リーグワーストの7失策目から先制点を献上した。三浦大輔監督は「我々がやるべき事をできていない部分もある。借金をなくしていくためには(ミスを)なくしていかないと」と課題に挙げた。

◆巨人堀田賢慎投手(22)が、6回無失点で今季無傷の3勝目を飾った。DeNA打線を相手に強気に攻めて散発2安打、三塁を踏ませない好投を見せた。打線も1回2死から相手失策に乗じて好機を広げ、坂本勇人内野手(35)の左前適時打で先制。2点リードの7回には、丸佳浩外野手(35)が今季2号の右越え2点本塁打を放った。投打がかみ合い、8年ぶり開催となった北陸・福井の地でがっちりと首位を守った。巨人堀田賢慎投手(22)が9秒台のスタートダッシュを決め、3勝目を挙げた。1回先頭。プレイボールの"号砲"からDeNA蝦名を1球で捕邪飛に仕留めた。左足を上げてから捕手岸田のミットに打球が収まるまで。タイムは10秒足らず。「中継ぎの時から先頭は大事にしている。先発になっても変わらずに入れたのがよかった。詰まりながらのキャッチャーフライ。指にかかっているのは確認できた」と球が走った。6回2安打無失点。三塁を踏ませぬ好投に「ベストを尽くせた。カウントが悪くなっても耐えられた」とうなずいた。チームは4カード連続勝ち越しで首位を堅守。貯金は今季最多5となった。舞台は8年ぶりのプロ野球開催だった福井・セーレンスタジアム。球場隣には「9・98スタジアム」と名付けられた陸上競技場がある。7年前の9月9日。陸上男子100メートルの桐生祥秀が9秒98をマークし、「10秒の壁」を初めて突破した。日本陸上界の悲願が実現した場所だった。堀田は「ファンの方も集まっているなというのは投げ終わってベンチから見て思っていた。そういう中で、いいピッチングが出来たのはすごくうれしい」と心地よい疲労に浸った。19年ドラフト1位右腕・堀田も3勝目、先発2連勝、15回1/3連続無失点と過去の自分の記録を塗り替える。阿部監督からも「自分の投球ができていたのかな」と評価された。先発の座を守り続けるには結果を出さないといけない立場。輝きは一瞬で終わらせない。先発争いのレースに勝ち、立場を築く5年目とする。チームをさらなるジェット気流に乗せる。【上田悠太】

◆巨人坂本勇人内野手が先制の左前適時打を放った。1回2死一、二塁から三遊間を突破。2ボールからファーストスイングで仕留めた。「これだけいっぱいジャイアンツファンがいる。勝利を見せられてよかった。ああいう場面でもっと打てたらいいですね」と流れを呼び込んだ。

◆巨人・萩尾匡也外野手(23)が「1番・右翼」で8日の中日戦(バンテリンドーム)以来、5試合ぶりに先発する。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が先制適時打を放った。0-0の一回2死一、二塁。カウント0-2からDeNA・石田健の直球をはじき返し、打球は三遊間を抜けて左前適時打とした。石田健との昨季の対戦成績は打率・500(6打数3安打)と好相性を誇っていた。

◆DeNAが出足でつまずいた。緑に囲まれた福井県営球場。内野が土のグラウンドで、二塁手の牧が先取点に絡む失策を犯した。一回2死で吉川のゴロを捕り損ね、唇をかんだ。先発の石田健は続く岡本和に四球を与え、坂本に先制の左前適時打を許し、カバーできなかった。牧は富山市民球場でプレーした前夜から2戦連続の失策。三浦監督は1-2で競り負けた前日の試合後に「点にはつながらなかったけど、(守備の)ミスがあった」と指摘していたが、不慣れな地方球場での連戦で相次いでほころびが出た。チームは試合前時点で、リーグで2番目に多い22失策。この日は投手陣が試合前練習で内野のファウルグラウンドを使い、フィールディングを入念に確認。牧ら野手陣も余念なくノックを受ける姿があった。牧の守備意識は高い。オフの自主トレーニングでは守備力に定評がある大和に師事し、貪欲に技術を吸収してきた。その姿勢はシーズンに入っても変わらず、試合では球際の強さを見せてチームを救う場面もあった。ただ、隙を見せれば相手につけこまれる。流れを手渡した立ち上がりのミスは痛かった。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が得意の福井で、得意の相手から先制適時打を放った。同じ敷地内には2017年9月9日、当時東洋大4年の桐生祥秀が男子100メートルで日本選手初の9秒台となる9秒98の日本新記録(当時)を計測したことにちなんで名付けられた「9・98スタジアム」がある球場。0ー0の一回、2死一、二塁で打席に立つと、カウント0ー2から直球を左前へはじき返した。「先制点が大事なので、先にとれてよかったです」福井での主催試合の開催は2016年8月30日のヤクルト戦以来、8年ぶり。坂本の同地での通算打率は4割を超え、2016年の同試合では3打数2安打2打点を記録し、適時打も放っていた。相手先発のDeNA・石田健に対しても昨季、打率・500(6打数3安打)と好相性を誇っていた。12日のヤクルト戦(神宮)で通算2351安打としてNPB歴代13位、球団歴代3位の川上哲治に並んだ際には「通算の何本とかは何も考えていない。もう少し打っていれば楽になっている試合が何試合かあった。もっと状態を上げて、打てるように頑張ります」と語っていた坂本。これで3試合連続安打とし、先制適時打でチームに勢いをつけた。打線は三回に吉川が適時打、七回には丸の2号2ランで加点した。富山、福井と続いた北陸シリーズ2連戦を2連勝で終えた。

◆巨人の堀田が6回を2安打無失点と好投して無傷の3勝目。一回は2死から好機をつくり、坂本の左前打で先制。三回は吉川が適時打を放ち、七回は代打丸の2ランで加点した。DeNAは投打ともに精彩を欠き、3連敗。

◆巨人は、富山、福井と続いて開催された北陸シリーズで2連勝を飾り、首位をがっちりとキープ。阿部慎之助監督(45)は「もう素晴らしい2連勝だった」と納得の表情で振り返った。先発の堀田賢慎投手(22)が6回無失点と好投。打っては一回に坂本勇人内野手(35)が決勝の左前適時打。2-0の七回に代打で出場した丸佳浩外野手(34)の2号2ランと投打がかみ合った。充実の表情を浮かべた指揮官は試合後に「勝てたのは、泊まっているホテルが素晴らしいからじゃないかな。僕も20何年もジャイアンツにいるんだけど、料理も豊富ですし、一番のホテルかなと思う」と前夜から宿泊する福井県あわら市にある「グランディア芳泉」を大絶賛。坂本、丸らもうなった最高級のおもてなしに阿部監督も感謝した。

◆DeNAは零封負けで3連敗を喫し、最下位に転落した。二塁手の牧秀悟内野手(26)が一回2死で吉川のゴロを捕り損ね、先制点に絡む失策。「チームのリズムが崩れた。完全に自分のエラーのせいで負けた」と責任を負った。富山市民球場でプレーした前夜から2試合連続の失策。この日は内野が土でできた福井市のセーレンスタジアムでの守りに備え、試合前練習で入念にノックを受ける姿があったが、「確認した中でああいうプレーが出た。実力不足」と認めた。チームはリーグで2番目に多い23失策。三浦監督は「まだまだ課題がある」と指摘した。

◆巨人・丸佳浩外野手(35)が試合の終盤に相手を突き放す2号2ランを放った。2-0の七回1死二塁で代打で出場。今季は左投手に対して打率・359を記録していた〝左キラー〟が左腕・石田健の内角高めの直球を捉え、右翼席までかっ飛ばした。35歳のベテランは「ランナーをかえせたらと思っていたので(本塁打は)でき過ぎ」と喜び、阿部監督は「代打で打つのは並大抵なことじゃない。すごい集中力でさすが」と目を細めた。

◆巨人・堀田賢慎投手(22)が6回2安打無失点で無傷の3勝目。緩急を付けて宮崎、牧、筒香の上位打線を完璧に封じ、「今日のベストは尽くせた。カウントが悪い中でも耐えられたのが良かった」とうなずいた。開幕当初は中継ぎ要員だったが、先発で2連勝。阿部監督は「球種も少ないし、141、2キロでも抑える。良い意味で不思議な投手だなと思ってみていた」と独特の言い回しでたたえた。

◆DeNAは守備で隙を見せ、つけこまれた。内野が土でできた福井市のセーレンスタジアム。二塁手の牧秀悟内野手(26)が一回2死で吉川のゴロを捕り損ね、その後の相手の先制点につながる失策を犯した。出足でつまずいたチームは零封負けで3連敗を喫し、最下位に転落。牧は「完全に自分のエラーのせいで負けた」と責任を負った。富山市民球場でプレーした前夜から2試合連続の失策。不慣れな地方球場での守りに備え、試合前練習では入念にノックを受ける姿があったが、「確認した中でああいうプレーが出た。実力不足」と認めた。チームはリーグで2番目に多い23失策。三浦監督は「まだまだ課題がある」と指摘した。打っては3打数無安打だった牧は「何も貢献できなかった」と悔しさをにじませた。(鈴木智紘)

◆巨人は15日、DeNA8回戦(福井)に4-0で勝利し、2連勝。首位をキープし、2位阪神とのゲーム差は0・5のままとした。坂本勇人内野手(35)が第1打席で左前へ先制打を放ち、自身の現役最多を更新する通算3716塁打をマーク。大島康徳(中日、日本ハム)に並ぶプロ野球歴代17位に浮上した。14日に通算安打数で「打撃の神様」川上哲治(巨人)を抜いて同13位としたのに続き、この日も着実に数字を積み重ねた。「恐竜王国」福井で巨人・坂本がいきなり相手投手陣に襲いかかった。一回2死一、二塁で石田健の真ん中低めの直球をはじき返し、左前へ先制適時打を放った。「先制点が大事なので、先に取れてよかった。たくさんのジャイアンツファンに勝利を見せられてよかった」坂本はこの安打で通算塁打数を3716とし、大島康徳に並ぶプロ野球歴代17位に。前日のDeNA戦(富山)は通算2352安打目を放ち、川上哲治を抜いて同13位、球団歴代3位とするなど連日の活躍だった。

◆巨人・堀田のピッチングは「すごかった」と表現するしかない。今季ここまでで、自信をつけたのだろう。速球を軸に打者を攻め込み、ストライクゾーンで勝負できていた。筒香との対戦も見応えがあった。特に四回2死後。長打警戒の状況で、カウント2-0からストレートを4球続け、空振り、見逃し、ボール、そして左飛。スピードガン表示は140キロ台後半ながら、実際は150キロを優に超えるように映る。空振りになった球は、バットのかなり上を通過している。相当なスピン量を感じさせた。スタイルからして、投球数が増えてもおかしくない。また、打順2巡目以降が課題だったようだが、この日はイニングごとにコンスタントにまとめた。テンポがよいから、バックにリズムが生まれる。岡本和、吉川、坂本、門脇と、内野陣が好守備を見せたのも、うなずける。先発ローテーション定着のチャンスを逃してなるものか、という気迫も伝わってきた。内海コーチの「チャンスはピンチでもある」との言葉も、プレッシャーではなく、刺激剤と受け止めることができたか。次回の先発マウンドもぜひ、見たいものだ。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
21163 0.568
(↑0.012)
-
(-)
103101
(+4)
94
(-)
19
(+1)
20
(-)
0.228
(-)
2.210
(↑0.06)
2
(-)
阪神
19154 0.559
(↑0.014)
0.5
(-)
105120
(+1)
107
(-)
21
(-)
11
(+1)
0.226
(↓0.002)
2.210
(↑0.07)
3
(-)
広島
15154 0.500
(↓0.017)
2.5
(↓1)
10989
(-)
84
(+2)
12
(-)
14
(+1)
0.227
(↓0.004)
2.410
(-)
4
(-)
中日
16184 0.471
(↓0.014)
3.5
(↓1)
105103
(-)
124
(+1)
18
(-)
4
(+1)
0.242
(↓0.003)
2.970
(↑0.07)
5
(1↑)
ヤクルト
16192 0.457
(↑0.016)
4
(-)
106146
(+2)
125
(-)
28
(+1)
15
(-)
0.247
(↑0.001)
3.260
(↑0.09)
6
(1↓)
DeNA
16201 0.444
(↓0.013)
4.5
(↓1)
106117
(-)
142
(+4)
15
(-)
20
(-)
0.238
(↓0.003)
3.440
(-)