DeNA(☆11対9★)阪神 =リーグ戦7回戦(2024.05.11)・横浜スタジアム=
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阪神
03600000091321
DeNA
02014004X111403
勝利投手:山﨑 康晃(1勝1敗3S)
(セーブ:森原 康平(0勝1敗8S))
敗戦投手:岩崎 優(2勝1敗5S)

本塁打
【阪神】近本 光司(6号・3回表満塁)
【DeNA】蝦名 達夫(1号・8回裏2ラン),筒香 嘉智(2号・8回裏ソロ),牧 秀悟(5号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが最大7点差を逆転して勝利。DeNAは3-9で迎えた5回裏、佐野と京田の適時打で2点差に迫る。その後8回には蝦名、筒香、牧の本塁打が飛び出し、一挙4点を奪った。投げては、救援の5投手が無失点リレーを展開し、5番手・山崎が今季初勝利。敗れた阪神は、4番手・岩崎が乱調だった。

◆DeNA宮崎敏郎内野手(35)が試合前練習に姿を見せた。他の選手と同じくアップ用のシャツとユニホームのパンツを着用して、歩いてグラウンドに向かっていった。ダッシュや三塁の守備位置でノックを受けて動きを確認。フリー打撃も行い、通常通りのメニューをこなし「大丈夫です」と話してベンチ裏に引き揚げていった。三浦監督は「幸い頭部打撲だったので、今動きも確認しながら、練習みてからですね」と状態を説明。本人とも話をして、患部にはコブができているが「大丈夫そうです」と話していたという。前日の同戦の6回1死一、二塁。阪神井上の強烈なゴロが三塁・宮崎を襲った。ややイレギュラーした打球が頭部付近を直撃。その場に膝をついて座り込んだ。うずくまったまま動けず、トレーナーや三浦監督、コーチ、選手たちが集結。ブルーシートで姿は隠されたまま、約10分の中断を挟んで担架でベンチ裏へと下がっていった。チームドクターの診断を受け、意識ははっきりしていて、出血もなかったことを確認。三浦監督は「明日以降の状態をみながらになりますけど、頭部打撲というところです」と説明。自家用車は球場に残したまま、自らの足取りでタクシーで帰路についた。

◆前日の同戦の守備で打球が頭部に直撃して途中交代したDeNA宮崎敏郎内野手(35)が、ベンチメンバーから外れた。森敬が「8番遊撃」で今季初スタメンに名を連ね、筒香嘉智外野手(32)は復帰後初めて3番で先発となった。先発マウンドには本拠地初先発となる中川颯が上がる。宮崎は前日の同戦の6回1死一、二塁、阪神井上の強烈なゴロがイレギュラーして、頭部付近を直撃。その場に膝をついて座り込んだ。約10分の中断を経て、ブルーシートで隠されたまま担架に乗ってベンチ裏に下がっていった。意識ははっきりしており、出血もなし。チームドクターに頭部打撲と診断されていた。この日の試合前練習には通常通りに参加。ウオーミングアップ、三塁での守備練習、フリー打撃で汗を流した。三浦監督によるとコブができているというが、宮崎は「大丈夫です」と話してベンチ裏に引き揚げていった。

◆阪神は井上広大外野手(22)と前川右京外野手(20)がダブルスタメンとなった。10日に1軍昇格後即スタメンで適時打を放った井上はこの日も「6番右翼」で先発。「3番左翼」の前川はDeNAの先発中川颯投手(25)に4月4日の対戦で2安打をマークしている。一方、ここまで33試合に先発出場してきた森下翔太外野手(23)が今季2度目のベンチスタート。4月7日ヤクルト戦(神宮)以来、26試合ぶりとなった。先発投手は伊藤将司投手(28)。雨天中止の影響などもあり、1日広島戦(マツダスタジアム)以来、中10日の登板。横浜高の5学年先輩、筒香嘉智外野手(32)が加入した中、今季3度目のDeNA戦に挑む。10日に体調不良のため、ベンチを外れた桐敷拓馬投手(24)はこの日もベンチ外。新型コロナウイルスやインフルエンザの検査では全て陰性だった。

◆阪神才木浩人投手(25)が、初対戦の気持ちで筒香との対戦に臨む。12日DeNA戦(横浜)に先発予定。渡米前の19年にも1度だけ対戦しており、2打席で2三振を奪っていた。5年ぶりの対戦となるが「だいぶ前なので、イメージというのはちょっと難しい。対戦しながら反応とかを見られれば。初めて対戦するぐらいの感じでいいかなとは思います」と意気込んだ。当日は「母の日」で、ピンク色の道具を使用する予定。今季初のDeNA戦で、4勝目を狙う。

◆阪神がまさかのエラーでピンチを広げた。2回に3点を先制した直後、2回の裏に1点をかえされなおも無死二塁。DeNA山本の打球は遊撃へのゴロとなり、遊撃の木浪聖也内野手(29)が捕球。二塁走者の佐野が飛び出しており、三塁へ送球を試みるも、ボールは佐野の背中に直撃。遊撃の失策で無死一、三塁とピンチが広がった。続く京田は二塁へのゴロとなり、その間に三塁走者の生還を許した。木浪はバットでは、2回1死一、二塁の第1打席で、先制の中前適時打を放った。

◆阪神は風にも味方され、初回に3点を先制した。0-0の2回、1死一、二塁から8番木浪聖也内野手(29)がDeNAの右下手投げ中川颯投手(25)から中前適時打を放ち、先制。なお2死二、三塁となり、1番近本光司外野手(29)が打席へ。3球目のスライダーを振り抜き、遊撃手と左翼手の間にポトリと落ちる2点適時二塁打となった。この日は左翼から右翼へ風速5メートル以上の風が吹いていた。

◆DeNAが強風に翻弄(ほんろう)された。2回2死二、三塁、先発中川颯が阪神近本を力ない飛球に打ち取る。しかし風速7メートルの強風で流され、左翼・筒香と中堅・関根の間に落ちる2点適時二塁打とされた。さらに3回無死二、三塁では佐藤輝のポップフライを遊撃・森敬、二塁・牧が見失い、中堅・関根との間に落ちる適時打となった。神奈川・横浜市で発令中の強風注意報の影響をもろに受け、失点を重ねた。

◆DeNA中川颯投手(25)の特大ファウルに場内が騒然となった。1点を追う2回2死二塁、阪神伊藤の初球内角カーブを力強く振り抜いた。大きな弧を描いて舞い上がった打球は、風に流されて右翼ポール際へのファウルとなった。それでもポールの上空を通過するスタンド中段への飛距離十分の当たりに場内はどよめきが起こった。右投げ左打ちの中川颯は投手ながら打撃力には定評があり、桐光学園(神奈川)時代にはエースで4番として通算26本塁打を記録するなど、投打でチームをけん引していた。

◆阪神近本光司外野手(29)がプロ初の満塁弾を放った。5-2の3回2死満塁でDeNAの右下手投げ、中川颯投手(25)の8球目、スライダーを完璧に捉え、右翼スタンドに6号満塁アーチを放り込んだ。これが今季チーム初の満塁弾となった。「満塁だったので必ずゾーンの中で勝負してくると思って打ちにいきました。最後までなにがあるかわからない球場なので、追加点が取れてよかったです」近本は前日10日にも右翼へ5号ソロを放っていた。さらにこの日は2回にも左前にポトリと落ちる2点適時二塁打を放っており、2打席で6打点。チームも3回までに野手全員安打で9点を奪った。

◆阪神伊藤将司投手(28)が、まさかの大量失点で降板を喫した。大量援護を受け、6点リードの5回。蝦名、牧の安打で2死一、二塁とすると、5番佐野に中前打を浴び、4点目を与えた。その後に2死満塁となり、7番京田にライトオーバーの二塁打を浴びて走者一掃。2点差に詰められたところで、2番手富田に交代が告げられた。5回途中8安打7失点(自責点5)での降板。中9日で臨んだマウンドだったが、今季最多の失点数となった。

◆DeNA中川颯投手(25)が本拠地初先発も、3回10安打9失点と精彩を欠いた。プロ初勝利を挙げた4月30日の中日戦(バンテリンドーム)から中10日の先発マウンド。1回はテンポの良い投球で9球で無失点に抑えて立ち上がった。しかし2回に吹き荒れる強風の影響をもろに受けた。1死一、二塁から阪神木浪に中前適時打で先制された。さらに2死二、三塁、近本を力ない飛球に打ち取るも、風速7メートルの強風で流された。左翼・筒香と中堅・関根の間に落ちる2点適時二塁打とされた。さらに3回には無死二、三塁から佐藤輝のポップフライを遊撃・森敬、二塁・牧が見失い、中堅・関根との間に落ちる適時打となった。2死満塁からは近本にグランドスラムを被弾してこの回一挙6失点。地元の横浜スタジアムでの本拠地初先発マウンドだったが、白星で飾ることはできず「短いイニングで降板することになり、チーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と反省した。

◆阪神岩崎優投手(32)がまさかの逆転を許した。2点リードの8回に登板。代打桑原に四球を与えて、1死一塁で1番蝦名との対戦だった。カウント2-1から直球を強振された。試合序盤から強く吹く追い風にも乗り、打球はセンターのフェンスを越える同点2ランとなった。その後、2死から筒香にも1発を浴びてまさかの逆転。3回時点では最大7点差あったリードを、ひっくり返された。

◆阪神が最大7点差のリードをひっくり返され、大逆転負けを喫した。試合序盤から強い追い風が吹いた横浜スタジアム。0-0の2回2死二、三塁、近本が放った左翼への飛球はフラッと間に落ち、先制の二塁打となった。3点先制に先制し、3回にも再び近本の満塁弾などで6得点。3回時点で7点のリードに成功した。しかし相手打線も反撃。5回には京田に走者一掃の3点右越え三塁打を浴びるなど、4点を失った。2点差に迫られたところで、先発の伊藤将は降板。5回途中8安打7失点(自責点5)の結果となった。その後は2点リードを保ったが8回が誤算だった。岩崎が登板し、四球を与えて1死一塁。1番蝦名に直球を強振され、中堅フェンスを越える同点アーチを被弾。その後、3番筒香にも1発を浴び、まさかの2被弾で逆転。岡留に交代が告げられたが、勢いは止まらず4番牧にもトドメの1発を食らった。7点リードからの逆転負けは、22年開幕戦の3月25日ヤクルト戦以来。貯金は3となり、痛い敗戦となった。

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◆阪神が最大7点差のリードをひっくり返され、大逆転負けを喫した。近本光司外野手(29)の満塁弾を含む6打点の活躍がありながら、8回に蝦名、筒香、牧に計3本塁打を浴び、逆転された。壮絶な殴り合いに負け、ナイターゲームを控える2位巨人とのゲーム差がなくなった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。--つまるところ伊藤将の「そういうことやんか。初回からボール高いってお前、初回から言うてんのに」--昨日の青柳も、先発がこういう状態だとリリーフに負担が「そらそうやんか。5回もたんのやから」--カットボール系が狙われたような「狙われてるて言うかさ、ボール高いわけやからさ。初回の5球見てみい。全部高めやんか、そっから言うてんのに、高い高い高い言うてんのに。修正でけへんのやなあ」--1回下で「そんなん分からへんわ。終わったばっかりや」--セーフティーリードはない球場だと「この風やしな、みんなそら、分かってることやんか」--守備で足を引っ張って「あれな、イージーやもんな、イージーミスや」--岩崎は悪い流れ断ち切れず「まあ、でもおまえ、2点あったからな」--四球を出してしまった「そら、そうなるんやろな」--打線は近本を中心に「うん。そら、3回までに9点取っとるからな。だから、ランナーためんことよ、結局な。初球ポンポンそらな、簡単に取りにいったのをな、ランナーためるというかな」--桐敷は2日連続欠場「いやいや、まだ熱出てるからあかんよ。大阪帰ったよ」

◆阪神が、近本光司外野手(29)の満弾&6打点の猛打をもってしても、逆転負けを喫した。5-2の3回2死満塁で中川颯投手(25)から右翼スタンドに6号満塁アーチ。これが今季チーム初の満塁弾となった。2回にも左前にポトリと落ちる2点適時二塁打を放っており、2打席で6打点の荒稼ぎ。ただ、チームは8回に3本塁打をくらい、逆転負けを喫した。試合後には「数字に関して、もう6本なのか。今、別にこのままね、どうなるかわかんないけど。それに関しては別に、何も考える必要もないかなと思いますし」と冷静に話した。満塁本塁打の出た試合で阪神が負けたのは、22年4月21日DeNA戦(横浜)以来2年ぶり。小野寺が4回に代打満塁本塁打を放ったが、5回に3点を失い逆転を許す。6回裏攻撃中に降雨のためコールドゲームとなり、敗れた。なお満塁本塁打の出た試合での敗戦は、2リーグ分立後球団20度目の屈辱となった。

◆阪神桐敷拓馬投手(24)が、体調不良のため帰阪した。前日10日のベンチを外れ、この日もベンチ外だった。試合後、岡田彰布監督(66)が「いやいや、まだ熱出てるからあかんよ。大阪帰ったよ」と明かした。桐敷は開幕からここまで16試合に登板し2勝0敗8ホールド、防御率1・13。試合終盤の大事な場面を任されることも多く、強力ブルペン陣の一角としてフル回転していた。

◆阪神岩崎優投手(32)が逆転負けにつながった四球を悔やんだ。2点リードの8回に登板。1死から代打桑原に四球を与えて出塁を許し、直後1番蝦名に中堅フェンスを越える同点アーチを被弾。その後は3番筒香にも右翼への1発を浴び、まさかの2被弾で逆転を許した。「フォアボールですよね。ああいうところからホームランって、一番ダメなので。次、また頑張ります」と振り返り、球場を後にした。

◆阪神が最大7点差のリードをひっくり返され、大逆転負けを喫した。近本光司外野手(29)の満塁弾を含む6打点の活躍がありながら、8回に蝦名、筒香、牧に計3本塁打を浴び、逆転された。壮絶な殴り合いに負け、ナイターゲームを控える2位巨人とのゲーム差がなくなった。巨人がヤクルトに勝利すれば、首位陥落となる。先発伊藤将司投手(28)は大量援護がありながら、5回途中7失点で降板。「今日は特にないです」と悔しさを押し殺し、球場を後にした。8回に蝦名、筒香に本塁打を浴びた岩崎は「フォアボールですよね。ああいうところからホームランって一番ダメなあれなんで。次、また頑張ります」と猛省した。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が今季本拠地初アーチでダメ押しした。筒香の勝ち越し弾直後の8回2死、阪神岡留から左翼席へ確信の5号ソロ。「誰ひとり諦めない野球ができた。なかなかハマスタで打てなかったし、楽になった」とバットを放り投げてほえた。筒香の前で初めてデスターシャポーズも披露し「1回『あれなんだ?』って言われたんですけど、ちょっとずつ理解してもらえれば」と苦笑いした。

◆阪神近本光司外野手(29)が自身初の満塁弾を放った。5-2の3回2死満塁でDeNA中川颯の対戦は初球から3球続けてボール。2球見逃し、追い込まれてからツーシームを2球カットした。「こっちの方がちょっと追い込まれている感もあった。ツーシームを投げられるのはちょっと嫌だなと。そこはなんとか粘ろうという気持ちはありました」。8球目、甘く入ったスライダーを振り抜き、右翼スタンドに6号満塁アーチ。今季チーム初の満塁弾に、敵地に集まった虎党から大歓声が上がった。「満塁だったので必ずゾーンの中で勝負してくると思って打ちにいきました。追加点が取れてよかったです」前日10日にも右翼へ5号ソロを放ち、これで2戦連発。この日は2回にも左前にポトリと落ちる2点適時二塁打を放っており、2打席で6打点の荒稼ぎだ。チームは3回までに9-2と大量リード。近本が本塁打を打てば、昨年8月10日巨人戦から8連勝の吉兆データもあったが、8回に3本塁打を食らい悔しい逆転負け。「不敗神話」も途絶えた。それでも昨季8本塁打だった背番号5がハイペースでアーチを量産し、チームトップの6号。「もう6本なのか」と正直な心境を漏らしたが「それに関しては別に、何も考える必要もないかなと思います」と冷静だ。満塁本塁打の出た試合で阪神が負けたのは、22年4月21日DeNA戦(横浜)以来2年ぶり。ショッキングな敗戦の中でもリードオフマンの大暴れは虎党にとって救いだ。【村松万里子】

◆阪神富田蓮投手(22)が今季1軍初登板を無失点に抑えた。先発伊藤将が5回に崩れ、2死二塁の場面で登板。森敬を2球で左飛に打ち取り、火消しに成功した。回またぎの6回は伊藤光に中越え二塁打を浴びたが、生還はさせなかった。4日に1軍昇格し、いきなり緊迫した場面での好投。「2アウトだったので(登板が)あるかないか分からなかった。そんなに緊張もしなかったし、やるべきことをできた」と振り返った。

◆DeNA蝦名達夫外野手が値千金の同点1号2ランで逆転勝利を呼び込んだ。2点を追う8回1死一塁、阪神岩崎の外角高め直球をバックスクリーン左に運ぶ2年ぶりのアーチ。一塁ベースを回って右拳を突き上げ、感情を爆発させた。プロ入り後初のお立ち台に上がり「そのためにやってきたつもり。5年かかりましたけど、すごくうれしいです」と景色を目に焼き付けた。

◆阪神前川右京外野手(20)が4試合ぶりのスタメン起用に今季3度目のマルチ安打で応えた。「3番左翼」で出場。初回から先発中川颯の変化球を振り抜き、右翼席まであと1歩のフェンス直撃二塁打を放った。右方向への安打は、4月20日中日戦以来だ。8回にも山崎から中前打を放ち、好機を演出。「久しぶりに引っ張れたので、その点はよかったかなと思います」と振り返った。

◆阪神井上広大外野手(22)が2戦連続のスタメン起用に応えた。「6番右翼」で出場。3回無死一、三塁の第2打席だった。アンダースロー中川颯の内角131キロ直球を初球から振り切った。やや詰まりながらも中前にライナーで返し、三塁走者は悠々生還。第1打席で空振り三振を喫した中、安打を放つ先輩を見て修正した。「梅野さんも逆方向に打っていたし、大山さんも若干詰まった引っ張りだった。簡単にいい当たりで引っ張ることは難しいというのも頭に入れた中で、センターから右中間方向を意識してバッティングをしたいと思っていました」続く4回の第3打席でも左腕坂本の148キロ直球をはじき返して中前打。2-2からファウルで粘るなど、フルカウントに持ち込んだ7球目だった。「次のボールに集中するという意味では、3-2まで持っていけましたし。その中でヒットも出たので良かった」。今季初のマルチ安打で期待に応えた。打線が得点力不足に苦しむ中で前日10日に1軍昇格。2戦連続の先発出場で、連日の適時打となった。今季2度目の先発野手全員安打となった中でも、堂々と見せた存在感。若き大砲の躍動が、敗戦の中の光となった。【波部俊之介】

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的決勝アーチで最大7点差をひっくり返した。同点に追い付いた直後の8回2死、阪神岩崎の内角スライダーを引っ張り込んだ。確信の2号ソロは名字にちなんだ"節目"の日米通算225(つつごー)号。蝦名達夫外野手(26)の同点2ランと牧秀悟内野手(26)の5号ソロと合わせて2年ぶりの1イニング3本塁打。DeNAが2-9から逆転勝ち。DeNAが7点差以上をひっくり返して勝ったのは19年9月19日広島戦以来5年ぶり11度目。7点差以上の逆転勝ちの回数はオリックスの8度を抑え両リーグ最多で、10度以上はDeNAだけだ。11度のうち阪神戦は75年7月26日の8点差、84年5月27日の7点差、13年8月20日の7点差に次いで4度目となり、カード別では最も多い。

◆阪神岡留英貴投手(24)がダメ押しの1発を浴びた。2被弾で逆転を許した直後、岩崎に代わって8回に登板。いきなり、4番牧との対戦だった。2球で追い込むも、6球目の甘く入った変化球を捉えられ、左翼席上段へのソロ本塁打を浴びた。「なんとか次につなげられるようにと思っていたんですけど...。あそこで投げきれるか投げきれないか。実力不足でした」と振り返った。

◆誰も諦めない。DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的決勝アーチで最大7点差をひっくり返した。同点に追い付いた直後の8回2死、阪神岩崎の内角スライダーを引っ張り込んだ。確信の2号ソロは名字にちなんだ"節目"の日米通算225(つつごー)号。蝦名達夫外野手(26)の同点2ランと牧秀悟内野手(26)の5号ソロと合わせて2年ぶりの1イニング3本塁打。DeNAが乱打戦を制して勢いを加速させていく。ここで打たなきゃ男が廃る。8回2死、筒香がゆったりと打席へ。追い込まれながらも阪神岩崎のスライダーをすくい上げた。右腕を掲げ、人さし指を立てる。確信だった。大興奮のハマスタと味方ベンチが笑顔で迎える。「最後の打席はたまたま僕でしたが、全員でコツコツコツコツかえしながら最後ひっくり返せた。たまたまタイミングが僕だっただけで、今日はみんなの力だと思います」。チーム全員の勝ちへの執念にパワーをもらった。誰ひとり諦めなかった。3回終了時点で7点を追う展開。それでも4回に京田の一ゴロ、5回に佐野、京田の適時打で着実にリードを縮めた。坂本、三嶋、徳山と無失点リレーをつなぎ、8回には山崎が1死一、二塁のピンチをゲッツーでしのいだ。感情をむき出しにしながら野手を出迎え、送り出して反撃への機運を高めた。筒香も「康晃が8回抑えて帰ってきた時にベンチ、チームを鼓舞する姿は、非常に心に感じる部分がありました」と触発された。直後の8回に蝦名の同点2ランで追いつき、筒香がひっくり返し、牧がとどめを刺した。投手も野手もベンチもスタンドも一体となって19年9月19日広島戦以来、5年ぶりに7点差からの逆転勝利。復帰初戦で8回に逆転3ランを放った6日ヤクルト戦に続いて、ここぞの場面で1発を決めた筒香は「こういう試合をひっくり返すのは間違いなくチーム力だと思いますし、本当にいい勝利。表面上ではなく、間違いなくチーム力としての団結、勝利だと感じました」と言った。入団発表は午後2時25分、「おかえり225割」として225円で立ち見席が販売されるなど、名字の筒香にちなんだ"節目"。日米通算225号を決め、全員で劇的逆転勝利をもたらした。諦めない、勝利への貪欲な姿勢に勝利の女神がほほ笑んだ。【小早川宗一郎】▽DeNA三浦監督(7点差からの逆転勝利に)「よくみんな追いついて、追い越しました。ここっていうところで決められるものを、ゴウは持ってますから」DeNA山崎(5番手で登板した8回を無失点に抑えて逆転を呼び込み今季初白星)「みんなで勝ち取ったゲームだと思います。(筒香は)生きた教科書。財産として生かしていかないといけない」

◆阪神が4月下旬から守っていた首位の座を巨人に譲った。この日阪神は、デーゲームでDeNAを相手にまさかの7点差から大逆転負けを喫した。3回に打者一巡の攻撃で6点を奪い序盤に大量リードするも、先発の伊藤将司投手(28)が5回途中8安打7失点と踏ん張れず。9-7の8回に守護神・岩崎優投手(32)が2被弾するなど3失点を喫し、一気に逆転を許して今季初黒星を喫した。この時点で2位だった巨人はヤクルトとのナイターに勝ち、4連勝を飾った。阪神は4月21日から首位を守ってきたが、ついに巨人の猛追に捉えられた。

◆阪神佐藤輝明内野手がマルチ安打で復調の兆しを見せた。2回先頭でDeNA中川颯の132キロ直球を詰まりながらも左前打。「当たり良かったかなと思います」と手応えをつかんだ。4-2の3回無死二、三塁では4球目スライダーを打ち上げるも強風に流され、ポトリと落ちる中前適時打。前日10日から3打席連続安打で打率を2割に戻した。

◆阪神がまさかの7点差から大逆転負けを喫した。3回に打者一巡の攻撃で6点を奪い序盤に大量リードするも、9-7の8回には守護神・岩崎優投手(32)が筒香に決勝アーチを許すなど2被弾。今季初黒星を喫した。0・5ゲーム差だった巨人がナイターでヤクルトを下したことで4月20日以来、21日ぶりに2位となった。昼間の大逆転負けから夜の首位陥落。ショッキングな1日になった。虎が轟沈(ごうちん)した。猛攻に沸いた約2時間前には考えられない。ショッキングな光景が待っていた。9-7の8回、マウンドに上がった岩崎が顔をしかめた。1死からストレートの四球を与えた直後、DeNA蝦名に捉えられた打球は、バックスクリーン左横へ着弾。青いスタンドから大歓声はやまず最後は2死から主砲筒香に、試合をひっくり返すソロ本塁打を浴びた。今季初黒星を喫した守護神に、岡田監督も複雑な表情だった。「まあ、でも、(リード)2点あったからな」。この試合前まで防御率0・56と抜群の安定感を見せてきた左腕が、今季初被弾から初めて1回を持たずにKO。「そらそうなるやろうな」と蝦名の直前に与えた四球が分岐点だったと振り返った。時計の針を戻せば、少しずつ流れはDeNAに傾いていた。3回に打者一巡の攻撃で6点を奪うなど、序盤で大量7点リード。しかし、先発の伊藤将は味方の援護を生かせなかった。勝利投手の権利が得られる5回。2死一、二塁から佐野に中前適時打を許すと、さらに満塁のピンチから、京田に走者一掃の適時二塁打を浴びた。5回持たずに降板となった伊藤将に、指揮官の怒りの矛先が向いた。「ボール高いわけやからさ。初回の5球見てみい。全部高めやんか、そっから言うてんのに、高い、高い、高いって言うてんのに。修正でけへんのやなあ」。さらに4回に佐藤輝が悪送球で走者を出すなど、失点につながった守備のミスにも「イージーやもんな、イージーミスや」と苦言を呈した。7点差からの逆転負けは、22年の開幕戦だった3月25日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来。満塁弾が出ても勝てないまさかの黒星だ。神宮のナイター試合で2位だった巨人がヤクルトを下して4月21日から守ってきた首位の座も譲った。投打のかみ合った白星でモヤモヤを早く吹き飛ばしたい。【磯綾乃】

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的決勝アーチで最大7点差をひっくり返した。同点に追い付いた直後の8回2死、阪神岩崎の内角スライダーを引っ張り込んだ。確信の2号ソロは名字にちなんだ"節目"の日米通算225(つつごー)号。蝦名達夫外野手(26)の同点2ランと牧秀悟内野手(26)の5号ソロと合わせて2年ぶりの1イニング3本塁打。DeNAが乱打戦を制して勢いを加速させていく。筒香が横浜高校の直属の後輩・度会に厳しく、優しかった。8日ヤクルト戦(横浜)後だった。6回1死満塁の守備で飛球を落球。泣きそうなほど落ち込むルーキーに言った。「なぜ捕れなかったのかをよく考えて、自分の中で整理しよう。原因をはっきりさせて、すっきりした状態で休み明けに会おう」。もやもやしたまま眠らない。持ち越さない。筒香自身も大事にする習慣を伝えた。同時に寄り添う気持ちも忘れない。「隆輝はここにいる誰にもない力を持ってるんだからクヨクヨしてるのはもったいない。イチローさんでさえエラーするんだから」と2人ともに交流のあるレジェンドを引き合いに出して励ました。休養日の9日を挟んで10日には頭の中を整理して笑顔が戻った度会。円陣中には肩を組んで帽子のつばを真っすぐにする"イタズラ"も。度会は「(帽子は)元の型に戻しました」と苦笑いしながらも「すごくいいこと言っていただいた。ありがたい」と深く感謝。"筒香マインド"が広がりつつある。【DeNA担当 小早川宗一郎】

◆阪神のシェルドン・ノイジー外野手(29)とDeNA・筒香嘉智外野手(32)が試合前の練習中、熱いハグを交わした後、約10分、談笑した。通訳不在で英語で会話。ノイジーも手を広げて笑顔をみせるなど、リラックスムードだった。2人は2021年の米大リーグ、ドジャース時代の同僚。筒香は「彼とはロッカーが近くて。すごくいいやつで、チームのことや町、(米国での)生活のこともいろいろ教えてくれた」と感謝。「昨年、(ノイジーが)日本にきたことは知っていた。きょう会えてうれしい」と声を弾ませた。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は井上広大外野手(22)が「6番・右翼」、前川右京外野手(20)が「3番・左翼」に入った。高卒5年目の井上と、高卒3年目の前川がそろってスタメン出場するのは1軍では初。フレッシュな若虎コンビがチームを連勝に導く。阪神の先発は伊藤将。今季3度目の対戦となるDeNAを相手に3勝目を狙う。

◆米球界から5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が、復帰後初めて「3番」(左翼)でスタメン起用された。1軍昇格後は6番で起用されていた。また、前夜の試合で打球が直撃し、チームドクターの「頭部打撲」の所見を受けた宮崎敏郎内野手(35)はベンチ入りメンバーから外れた。試合前の全体練習に参加し、打撃、守備などのメニューを消化した。

◆阪神・桐敷拓馬投手(24)が2日連続でベンチ入りメンバーから外れた。球団は10日に体調不良により、ベンチ入りメンバーから外れたことを発表。この日も試合前練習から姿をみせなかった。桐敷は今季ここまで16試合に登板し、2勝、8ホールド、防御率1・13。

◆「母の日」でもある12日のDeNA戦に先発する阪神・才木浩人投手(25)は「(グラブは)使えるなら使いたい。スパイクは使おうかな」とピンクのグラブとスパイクを履いて試合に臨むことを明かした。この日、キャッチボール、ダッシュなどで調整したが、本番に備えてピンクの用具を試用した。才木は5年ぶりに古巣DeNAに復帰した筒香についても言及。2019年に対戦して2打数無安打に抑えているが「だいぶ前なので。ハマスタは狭いし、風もあるから、そこだけ気を付けて。初めて対戦するぐらい(の意識)でいいのかな、と思う」と、意識過剰にならないことを明かした。

◆阪神・前川右京外野手(20)が一回の第1打席から快音を響かせた。2死走者なしで打席へ。アンダースロー・中川颯のスライダーを捉えた。痛烈な打球は右翼方向へ。失速することなくそのままフェンスへ激突した。プロ初のホームランまであと数十センチの二塁打。記念の一発とはならなかったが、5日の巨人戦(東京ドーム)以来のスタメン起用に応えた。

◆阪神は二回、木浪聖也内野手(29)の適時打などで3点を先制した。佐藤輝、梅野の安打で1死一、二塁として木浪がこの日最初の打席へ。2ボールからの3球目、真ん中付近に入ってきたボールをたたいて中前に運んだ。中川颯からは今季4打席目で初安打。5月1日の広島戦(マツダ)以来となる打点を挙げて2日連続で先手を奪った。続く伊藤将が遊ゴロで2死二、三塁とすると、近本は高く打ち上げるも遊撃手と中堅手、左翼手の3人がちょうど届かないところにボールが落ち、走者2人が生還。ラッキーな一打で、3点差とした。木浪は「打ったのはツーシーム。2ボールだったので思い切っていこうと思っていました。先制することができてよかったです」とコメント。近本も「打ったのはスライダー。いい所に落ちてくれました。1点で終わらず、複数点とることができてよかったです」と声を弾ませた。

◆阪神・近本光司外野手(29)が三回、プロ初の満塁本塁打を放った。風の後押しも受けて、試合序盤で勝負を決定づけた。2点を加えて5―2と点差を広げ、なお2死満塁で迎えた第3打席。フルカウントからファウルで粘り、真ん中に入ってきたスライダーを捉えた。打球は外野方向に吹く強風にも乗って右翼スタンドへ。チームトップの6号満塁弾は、10日の先頭打者本塁打に続く2試合連続のアーチ。二回の2点打に加えて6打点の大暴れで勝利を大きく前進した。近本は「打ったのはスライダー。満塁だったので必ずゾーンの中で勝負してくると思って打ちにいきました。最後までなにがあるかわからない球場なので、追加点が取れてよかったです」とコメントした。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が適時打を放った。3-2と点差を縮められて迎えた三回。先頭の前川が死球、大山が二塁打で無死二、三塁とし、佐藤輝が打席へ。カウント1-2から4球目、アンダースロー・中川颯の119キロスライダーに体勢を崩された。白球は横浜の上空へと高々と舞い上がる。強烈な〝ハマ風〟に押し戻されて、追いかけた遊撃手と中堅手の間へポトリ。ラッキーなヒットで5日の巨人戦(東京ドーム)以来、出場4試合ぶりの適時打をマークした。打線はなおも無死一、三塁から、6番で起用された井上が2試合連続適時打となる中前打を放って追加点。さらに2死満塁から近本が満塁弾を放って大量リードを奪った。阪神打線は三回までに先発野手全員安打、10安打9得点の猛攻で序盤の主導権を奪った。井上は「打ったのはストレート。チャンスの場面でしたし、積極的に打ちにいこうと思っていました。最低外野フライという楽な気持ちで打席に入れたことがいい結果につながったと思います」とコメントした。

◆阪神の先発・伊藤将司投手(28)は五回途中自己ワーストの7失点で降板となった。大量リードが一転、接戦に持ち込まれた。4回までに3点を失っていた左腕は五回、2死一、二塁で佐野に中前適時打を浴びると、なお2死満塁とされて京田に走者一掃の3点二塁打を許した。ここでマウンドを降り、2番手・富田が登板。横浜スタジアムでは4月24日の前回登板で六回まで無安打投球を披露するなど好投が続いていたが、今季3度目の登板で打ち込まれ、三回までに9得点を奪っていた試合は9―7と勝敗がわからない状況に持ちこまれた。

◆阪神・岩崎優投手(32)が9―7の八回、3失点で逆転を許した。最大7点あった点差を逆転された。4番手でマウンドに上がり、1死から代打・桑原に四球を与えると続く蝦名に中堅へ2ランを浴びて同点に追いつかれる。関根は遊ゴロに打ち取ったが、2死走者なしから筒香に右翼スタンドへ逆転の本塁打を許した。ここで降板して5番手・岡留がマウンドに上がったが、牧にソロ本塁打を浴びて点差を2点に広げられた。岩崎の失点は5月4日の巨人戦(東京ドーム)以来3試合ぶり。三回終了時に9―2と大量リードしていたが、終盤に一発攻勢でひっくり返された。

◆阪神は序盤の大量リードを守り切れず、DeNAに逆転負けを喫した。打っては近本光司外野手(29)が6打点の活躍。左前に落とした二回の2点打に加え、三回にはプロ初の満塁本塁打で一気に突き放した。佐藤輝、井上、木浪にも適時打が出て序盤の3イニングで9点を奪った。大量リードをもらった先発の伊藤将司投手(28)だったが、四回までに3失点を喫すると五回、2本の適時打で4失点を喫してイニング途中で降板。接戦に持ち込まれると、9ー7の八回に岩崎が蝦名、筒香に本塁打を浴びて3失点で逆転を許し降板。代わった岡留も牧に本塁打を許し、リードを広げられた。最大7点あった差を逆転される手痛い敗戦となった。

◆DeNAが7点差を逆転した。四回から反撃し、7―9の八回に蝦名の2ランで同点。さらに筒香のソロで勝ち越し、牧もソロで続いた。5番手の山崎が今季初白星、森原が8セーブ目。阪神は投手陣が踏ん張れなかった。

◆DeNAが7点差を追いかける劣勢から逆転した。四回、五回と反撃すると、2点を追いかける八回1死一塁から、蝦名達夫外野手(26)が同点2ラン。さらに2死から筒香嘉智外野手(32)が勝ち越しソロを放ち、続く牧秀悟内野手(26)にも一発が飛び出した。試合後の筒香のヒーローインタビューは以下の通り。--ものすごい歓声「非常にたくさんの応援ありがとうございました」--ツーストライクからの一発。どんな意識で打席に立ってた「たまたま僕がその場面で打てましたけど、チーム全員で勝ち取った勝利だと思います」--打った瞬間に指を突きあげた。確信はあった?「そうですね」--前の4打席は凡退。その内容を踏まえて修正した部分があった?「ホントに酷い4打席でしたので...。前のイニングで(山崎)康晃(投手)が抑えて、ベンチでチームを鼓舞する姿を見て、僕も思うものがありましたし、皆さんに打たせてもらったホームランだと思います」--どんな思いで日々戦ってる「僕ができることは毎日全力でプレーすることだけですので、少しでもチームに貢献できるようにこれからも頑張っていきます」--劣勢からの逆転勝利「この点差を逆転して勝てたことはチームにとっても非常に大きいと思います」--ファンへメッセージを「毎日たくさんのご声援ありがとうございます。まだまだシーズンは続きますので、最後まで全力で戦っていきます。ご声援、よろしくお願いします」

◆阪神が打撃戦を落とした。9ー7の八回に3本塁打を許して逆転負け。岩崎優投手(32)が蝦名達夫外野手(26)に同点2ランを浴び、さらに筒香嘉智外野手(32)に勝ち越しソロ。代わった岡留英貴投手(24)が牧秀悟内野手(26)にもソロを運ばれて、勝負が決まった。打線は近本光司外野手(29)が初の満塁弾を含む6打点。三回終了後に9ー2で7点差をつけたが、五回途中7失点で降板した伊藤将司投手(28)を含め、木浪聖也内野手(29)、佐藤輝明内野手(25)の失策も重なり、投手陣が痛打を浴びた。岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り。ナイターで巨人が勝ったため、4月21日に立った首位の座から陥落した(成績=17勝14敗4分、観衆=3万3310人)。ーー伊藤将が「そういうことやんか。初回からボール高いってお前、初回から言うてんのに」ーーリリーフに負担が「そらそうやんか。五回もたんのやから」ーーカットボール系が狙われたような「狙われてるて言うかさ、ボール高いわけやからさ。初回の5球見てみい。全部高めやんか、そっから言うてんのに、高い高い高い言うてんのに。修正でけへんのやなあ」ーー一度、2軍で「そんなん分からへんわ。終わったばっかりや」ーーセーフティリードのない球場だと「この風やしな、みんな、そらわかってることやんか」ーー守備で足引っ張って「アレな、イージーやもんな、イージーミスや」ーー岩崎は悪い流れ断ち切れず「まあ、でもお前、2点あったからな」ーー四球を出してしまった(1死から四球後に蝦名に被弾)「そら、そうなるんやろな」ーー打線は近本を中心に「うん。そら、三回までに9点取っとるからな。だから、ランナーためんことよ、結局な。初球ポンポンそらな、簡単に取りに行ったのをな、ランナーためるというかな」ーー桐敷は2日連続欠場「まだ熱出てるからアカンよ。大阪帰ったよ」

◆DeNAが7点差を追いかける劣勢から逆転した。四回、五回と反撃すると、2点を追いかける八回1死一塁から、蝦名達夫外野手(26)が同点2ラン。さらに2死から筒香嘉智外野手(32)が勝ち越しソロを放ち、続く牧秀悟内野手(26)にも一発が飛び出した。試合後の蝦名のヒーローインタビューは以下の通り。--八回は阪神・岩崎投手との対戦。どんなことを思って打席に入った「前回戦ったときにセンター前に、去年ヒットを打ってたので、いいイメージはあったので、そのイメージをそのまま(持って)打席に入りました」--ホームランで同点という意識はあった?「全くないですけど、後ろにたくさんいいバッターがそろってるので、しっかりつなぐ意識で打席に入りました」--打ったのはストレート。狙っていたのか「そうですね、速いボールを打ち負けないよう準備してました」--2年ぶりのホームランだった。ダイヤモンドを1周する気分は「鳥肌立ってました」--打撃の状態をどう捉えてる「常にいい準備を心がけてるので、その準備がしっかりできているので、状態はいいです」--どのようにチームに貢献していきたい「とにかくベイスターズの打線をしっかり引っ張っていくような成績を残せるように、これからも頑張っていきます」

◆DeNAは11日、阪神に大逆転勝ち。最大7点差をひっくり返した。お立ち台でポーズをとる(左から)筒香嘉智、蝦名達夫、京田陽太=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆DeNAが7点差を追いかける劣勢から逆転した。京田陽太内野手(30)は二回に二ゴロ、四回は一ゴロでそれぞれ打点を挙げると、五回2死満塁の場面では走者一掃の適時二塁打。1安打5打点の活躍で八回の逆転劇へとつなげた。試合後の京田のヒーローインタビューは以下の通り。--五回のタイムリーは初球を打った。どんな思いで打席に入った「みんながつないでくれたので、積極的に初球からいきました」--試合を振り返ると、大きな意味を持つタイムリーだった「最後にこういう展開があると信じて、なんとか1点でも取れればいいかなと思って。良かったです」--タイムリーの後も気合いのこもった表情だったとうかがってる。今日の一戦はどんな思いで戦った「いつもと同じ表情なんですけど(笑)。あまり集中力を切らさずに、まだゲームの最中だったので、ああいう顔になってたと思います」--得点圏で結果を残してる要因は「要因ですか...しっかり準備できているのかなと思います」--ファンへメッセージを「明日も勝てるように頑張るので、応援よろしくお願いします」

◆DeNA・山崎康晃投手(31)が7―9の八回に5番手で登板。1回を1安打無失点に抑えると、味方がその裏に逆転し今季初勝利を挙げた。「自分のできることを精いっぱいやること。その姿が本当に形になってくれたなと思っています。必ずしも全部、全てつながるとは思いませんけど、みんなで勝ち取ったゲーム。必ず明日につながる試合だと思います」ベンチに戻ってからも仲間を鼓舞する姿に「思うものがあった」と語った筒香が決勝弾。渡米前もともに戦ってきた右腕は「やっぱり打つべく人が打って、抑えるべき人が抑えて、このチームはそうやって勝ってきた。それは何年経っても揺るがないものがあると思っている。筒香さんの胸の中に姿が映ったのはよかったなと思いますし、そういう姿を後輩にどんどん見せつけていきたい。そういう姿がチームにとってプラスになるなと感じた一日でした」と胸を張った。

◆DeNA・佐野恵太外野手(29)が今季初めて「5番・一塁」で出場。今季初の4安打をマークし「劣勢な展開の中でも集中して打席に入れたことが、いい結果につながった。内容、打球方向も悪くない。この4安打で自分自身にも勢いをつけられるようにやっていかないといけない」と語った。主将を引き継いだ筒香の決勝弾には「本当に良い場面で打つ、その集中力、一発で捉えるところはしっかりと見て、学んで、やっていきたい」とし、7点差をひっくり返す大逆転勝利に「こういう勝ち方をして勢いつけて、明日以降もきょうの勢いをそのままにゲームに入っていければ」と次戦を見据えた。

◆4試合ぶりに「3番・左翼」でスタメン出場した阪神・前川右京が、一回2死走者なしから右翼フェンス上部を直撃する二塁打。プロ初アーチまで、あと数十センチの打球だった。「久しぶりに引っ張れたので、その点はよかったと思います」。9-7の八回1死からは中前打を放って今季3度目のマルチ安打を記録。だが、七回の左翼守備で佐野の遊撃後方の打球を木浪と譲り合う形となってポテンヒットとしたことに「チャレンジできなかった。練習します」と唇をかんだ。

◆久しぶりに引っ張れた。阪神・佐藤輝は三回無死二、三塁の好機で中川颯のスライダーを強振。高々と舞い上がった打球は風に押し戻されて中前にポトリと落ち、出場4試合ぶりの適時打となった。「ラッキーでした」。第1打席は直球を左前に運び4月20日の中日戦(甲子園)以来のマルチ安打をマーク。ただ、四回は先頭・牧の打球を悪送球。痛い失点につながる今季5失策目となった。

◆先発した阪神・伊藤将が自己ワーストの7失点(自責5)で五回途中KOだ。三回を終了して9-2と大量リードだったが、四回に1失点。五回には佐野に中前適時打を許すと、2死満塁から京田にも右中間へ走者一掃の二塁打を浴び、2点差に迫られてタオルを投げ込まれた。勝ちゲームを壊してしまった左腕は「ボールが高くなって修正できなかった。たくさん点を取ってもらったのにゲームを作れなかった」とうつむいた。

◆今季1軍初登板の富田が好投した。7失点を喫した先発・伊藤将に代わって五回2死二塁でマウンドに上がり、森敬を左飛に打ち取ってピンチ脱出。「いきなりの登板だったので。そんなに緊張もしなかった」と振り返った。続投した六回は先頭に二塁打を浴びて走者を背負ったが、2年目の左腕は後続を断って1回3分の1を1安打無失点に抑えた。「ペースを乱すことなくやるべきことをやれた」と手応えを口にした。

◆阪神・木浪が二回1死一、二塁で先制の中前適時打を放ち、7試合ぶりの打点を挙げた。「2ボールだったので思い切っていこうと思っていました」。七回にも安打を放ったが、3-1の二回無死二塁での遊撃守備では、遊ゴロで飛び出した二走を三塁でアウトにしようとしたが、走者に当ててしまう悪送球もあった。今季は5失策がすべて失点につながってしまっているが、今季6度目のマルチ安打と打撃は状態を上げている。

◆DeNAは最大7点差をひっくり返して11―9で逆転勝利を飾り、連敗を2で止めた。米球界から5年ぶりに古巣に復帰した筒香嘉智外野手(32)が、八回に右翼席へ勝ち越しの2号ソロを放った。筒香が1軍に昇格した6日。ロッカールームで挨拶をすると、まさかの全員が反応なし。一瞬の静寂が流れた直後、山崎が渡米前にもロッカーで流していた音楽を爆音でかけ、主将の牧が歓迎のかけ声を叫び、それを合図にどんちゃん騒ぎになった。選手、スタッフが事前に打ち合わせた「サイレントトリートメント」。ベイスターズ流の歓迎が決まり、帰ってきた主砲はすぐさまチームに溶け込んだ。これまで面識のなかった4年目の牧は「後輩からもいじられる方なんだなって。テレビで見ていた人とまたイメージが変わってきて、すごく接しやすい」と明かした。渡米前も共闘した山崎は「生きた教科書。僕らも財産としていかないといけない」。そんな2人がこの日は勝利投手とアベック弾。グラウンドでも復帰を歓迎した。(浜浦日向)

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=はプロ入り後初めて迎える12日の母の日に、アドバイザリー契約を結ぶ「アディダス ジャパン」のバット、スパイクなど、アドバイザリースタッフ契約を結ぶ「和牛JB」のグラブなどのピンクの用具を準備して臨む。「自分をここまで育ててくれて、恩返しをしないといけないと思っている」と意気込んだ。

◆大逆転負けの中で大暴れ! 阪神はDeNAに9-11で逆転負けを喫した。八回に救援陣が1イニング3被弾し最大7点差をひっくり返されたが、近本光司外野手(29)が自身初の満塁弾&6打点と打ちまくった。10日の一回先頭打者アーチに続き、最近5試合で3本塁打と勢いが止まらない虎のリードオフマン。早くも6号本塁打とし、シーズン換算では24・5発ペースだ!雲ひとつない横浜の空に、近本が会心の一撃を打ち上げた。風に乗ったボールはゆっくりとアーチを描いて右翼スタンドへ。自身初の満塁弾は大逆転を喫して空砲になったが、打席の進め方には手応えを口にした。「ツーシームを投げられるのは嫌だなと。なんとか粘ろうっていう気持ちはありました。そのときは追加点だったので、よかったと思います」5―2と点差を広げた三回、なお2死満塁で打席へ。先発・中川颯に対し、フルカウントからツーシームをカットして粘り8球目のスライダーを捉えた。10日の先頭打者本塁打に続く2試合連発の6号満塁弾で、7点差として試合を決定づけたかに思えたが...。まさに青天の霹靂(へきれき)という逆転劇を喫し、八回の3被弾は中堅から見上げるしかなかった。二回は風にあおられて左翼手の前に落ちる2点打で自己最多の6打点。8試合連続安打と好結果を維持し、最近5試合で3本塁打と長打も止まらない。打率・279、6本塁打、19打点はチーム3冠。本塁打を打った試合で昨年8月から8連勝していた「神話」だけが止まったが、リードオフマンの枠にとどまらない大暴れで虎を引っ張る。

◆悪夢のような逆転負けの中、輝いた希望の光。抜群の適応力を見せた阪神・井上広大外野手(22)が、2日連続で存在感を放った。「真っすぐあっての投手だと思うので、それを打てたというのはよかったかなと思います」三回無死一、三塁の好機で迎えた第2打席。中川颯の初球を捉えた。二遊間を破った一打は、昇格即スタメン起用された10日から2試合連続の適時打。逆方向を意識した技ありの打撃には、思考を凝らした跡があった。「梅野さんは逆方向、大山さんは若干詰まっての引っ張りだった。そう簡単にいい当たりで引っ張ることは難しいだろうと頭に入れた中で、中堅から右中間方向を意識しての打撃をしたいなと思っていました」アンダースロー右腕の前に二回の第1打席は空振り三振。先輩の姿からすぐさま修正点を見いだし、結果につなげた。第3打席はフルカウントから左腕・坂本の直球を中前にはじき返して、3安打を放った昨年4月27日の巨人戦(甲子園)以来となるプロ2度目のマルチ安打をマークした。ライバルの思いも胸に1軍へとやってきた。快音を響かせるオレンジ色のバットは、ミエセスのもの。鳴尾浜でたまたま手に取った助っ人の〝相棒〟は手になじみ、1軍でも継続して使うと決めた。ミエセスも2軍戦で井上のバットを使い、1軍昇格を目指して懸命に汗を流している。競い合いながらここまできた。それは1軍でも変わらない。井上は前夜、ノイジーに代わって左翼へ。この日は森下に代わって右翼の先発を任された。前川を含めた両翼のポジション争い。この競争関係が、虎に襲いかかる負の流れを止めてくれるはずだ。(原田遼太郎)

◆悪夢の首位陥落-。阪神はDeNAに9-11で大逆転負け。三回終了時に最大7点リードとしたが、先発した伊藤将司投手(28)が精彩を欠き五回途中で降板。守りも2失策がともに失点につながってリーグワースト22失策となるなど足を引っ張り、最後は救援陣が八回に1イニング3被弾して散った。「先発、救援、守備」の三重苦で、4月21日から守ってきた首位を巨人に譲った。苦しさが3つも重なれば、7点差だってひっくり返る。苦投する先発、足を引っ張る守備陣の苦しいプレー。最後は救援陣がホロ苦すぎる3発を浴びて、最大7点リードからの逆転負けで首位陥落だ。岡田監督の口調も当然、苦々しかった。「まあ、でも2点(リードが)あったからな。(岩崎が四球から崩れたことに)そら、そうなるんやろな」三回終了時点で7点リードの楽勝ペースから少しずつ苦しくなり、9-7の八回に〝三重苦〟の3つ目が現れたところで、一気に大暗転した。Wストッパーの一角を担う岩崎が、1死から代打・桑原をストレートの四球で歩かせ、続く蝦名に中堅左へ同点2ランを被弾。さらに2死走者なしから日本球界に復帰し間もない筒香に右越えV弾を運ばれた。後を受けた岡留も牧にソロを浴び1イニング3被弾で屈辱の大逆転負け。岩崎も「ああいうところからホームランって一番ダメ。フォアボールです、きょうは」と自らを責めた。桐敷が体調不良でベンチ外となっており、12日もベンチを外れる。ただでさえ救援陣のやりくりは難しかった。8日の広島戦(甲子園)ではゲラが2敗目を喫したが、岩崎も今季初黒星。4月は「1・12」を誇った救援防御率が5月は「2・93」だ。逃げ切る展開ばかりは望めなくなっている-。もともとは、1つ目の苦しみ、先発の伊藤将の背信投球から乱れたゲームだった。4回?を投げて8安打7失点(自責5)で降板。10日に5回0/3を4安打3失点で降板した青柳に続いてのクオリティスタート(QS=6回以上を投げ自責3以内)失敗となった。阪神の先発が2戦続けてQSに失敗するのは5月1、3日の伊藤将(広島戦)と門別(巨人戦)以来で今季3度目。近本が満塁弾を含む6打点と爆発し、9点を奪っても勝てず。投手力を前面に押し出す虎の戦いに、ここへ来て陰りが見えてきた。

◆ウギャ~! 三回まで7点もリードしていて、なんで負けるねん!! 三回までに早々と先発野手が全員安打を放って9得点。近本なんて初の満塁ホームランを含む6打点を挙げているのに負けるかア!?と、俺がカッカして血圧が急上昇したと思うでしょう? でも、そーでもないんだよねェ。いや、半分は怒っていますよ! だけど、俺を含めて昔から阪神を見続けてきた全国の虎党は、7点リードのときに、こう思っていたんじゃありません? 「ハマスタのこのカードは、昔からノーガードの打ち合いになるから気をつけてぇや!!」「そー、特にデーゲームはどちらも打ち始めたら止まらんから要注意やでェ!!」と...。でも現実になるか~、グスン(涙)5月11日は昨年、アレ達成への出発点となった、いい日だったのだ。昨年は5月に7連勝と9連勝を飾って月間19勝(5敗)をマーク。その7連勝の1勝目の日だけに、幸先良いと思ったのに、グチグチ...。俺さ、65歳なのにプロレス映画『リング・オブ・ザ・リビングデッド』の主役で連日、老体にムチ打って撮影してんのよ...。猛虎よ、そんな俺に白星のご褒美をくれ~!!

◆「ウオッッッ、マジか!」レイアウトを担当する整理部・田中圭の叫び声が編集局に響いていた。田中圭(整理部には田中姓が2人いるので圭がつきます)は大の虎党。阪神の試合経過は田中圭のテンションで分かると言われるほど、一喜一憂するのが日常だが、この日は終面を担当。阪神が勝てば終面は競馬でいく予定だったため、油断?した田中圭は大量リードしていた阪神の試合に背を向けて競馬の紙面準備に取りかかっていた。で、編集総括の西村紳の席に現状を確認するためにきた瞬間、大型モニターに阪神の悲惨な試合が...。大騒ぎしながら、頭の中を阪神にシフトチェンジ。総括の西村も「もしもし! もしもし!」といつも以上の早口で編集局長の生頼秀基のスマートフォンを鳴らし、何度も何度も打ち合わせを敢行していた。最大7点差の逆転負けは2年ぶり。矢野阪神の悪夢の開幕戦となった2022年3月25日のヤクルト戦(京セラ)以来で、当番デスクの長友孝輔が虎番キャップとして奮闘していたときだ。長友は「あの試合も藤浪(7回3失点)があと1イニング投げていれば試合結果も変わっていたんじゃないかと思います。野球は本当に難しいですね」とブツブツ。日本列島で風が吹き荒れた一日。ちょうど1年前は7連勝でウハウハだったじゃないか。阪神祭を想定してセッセセッセと書いていた紙面コンテはモノの見事に吹き飛ばされた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
19153 0.559
(↑0.014)
-
(↓0.5)
10694
(+4)
90
(+3)
16
(+2)
19
(-)
0.229
(-)
2.280
(↓0.02)
2
(1↓)
阪神
17144 0.548
(↓0.019)
0.5
(↑0.5)
108116
(+9)
103
(+11)
21
(+1)
10
(-)
0.233
(↑0.004
2.320
(↓0.2)
3
(-)
広島
14144 0.500
(↓0.019)
2
(↓0.5)
11187
(-)
81
(+4)
12
(-)
13
(-)
0.229
(↓0.004)
2.450
(↓0.05)
4
(-)
DeNA
16171 0.485
(↑0.016)
2.5
(↑0.5)
109116
(+11)
135
(+9)
15
(+3)
19
(-)
0.245
(↑0.004
3.550
(↓0.17)
5
(-)
中日
15174 0.469
(↑0.017)
3
(↑0.5)
10799
(+4)
121
(-)
18
(-)
3
(-)
0.245
(↑0.002)
3.060
(↑0.09)
6
(1↓)
ヤクルト
14182 0.438
(↓0.014)
4
(↓0.5)
109140
(+3)
122
(+4)
25
(+1)
14
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.460
(↓0.02)