DeNA(★1対2☆)巨人 =リーグ戦5回戦(2024.04.27)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0200000002601
DeNA
0000001001511
勝利投手:横川 凱(1勝0敗0S)
(セーブ:大勢(0勝1敗7S))
敗戦投手:ケイ(1勝2敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(4号・2回表ソロ)
【DeNA】宮﨑 敏郎(2号・7回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆巨人が接戦を制した。巨人は2回表、岡本和のソロと大城卓の犠飛で2点を先制する。投げては、先発・横川が5回無失点の好投。その後は5人の継投でリードを守り、横川は今季初勝利を挙げた。敗れたDeNAは、先発・ケイが力投を見せるも、打線がつながりを欠いた。

◆巨人が13試合連続3得点以下の球団ワーストを更新しながらも、勝利を挙げた。2回に岡本和の先制ソロと大城卓の犠飛で2点をリード。7回にDeNA宮崎にソロ弾を浴びながら、1点を守り切った。チームとしてはこれで、93年と21年の球団ワースト記録12試合連続3得点以下を塗り替える結果となった。阿部慎之助監督(45)は前夜の試合に敗れ「タラレバを言っていたら明日になっちゃうから」と、意に介さず臨んだ一戦。13試合の成績は5勝5敗3分けと打線は爆発せずとも勝率5割をキープし、シーズン通しても貯金2に積み上げた。

◆DeNAが勝てば借金返済となる一戦だったが、巨人投手陣の前に1得点に抑えられ、2試合ぶりの敗戦を喫した。先発のアンソニー・ケイ投手(29)が2回先頭の巨人岡本和に左越えソロを浴びて先制されると、続く萩尾にも内野安打を許して無死一塁。オコエの右前打に一走・萩尾が二塁ベースを回って1度、スピードを緩めたが、再び三塁へスタートを切った。外野からの返球を中継した遊撃手の石上は三塁へ投げず、飛び出した打者走者のオコエを一、二塁間で挟んだ。しかし挟殺プレーのカバーがおらず、オコエをアウトにできなかった。拡大した無死一、三塁のピンチから、大城卓の中犠飛で2点目を失った。7回に宮崎の2号ソロで反撃するも、巨人のリリーフ陣を前に1点が遠く、2試合ぶりの敗戦で借金2となった。

◆巨人横川凱投手(23)が100点満点の投球で、先発では345日ぶりに白星を挙げた。初回2死三塁で4番牧を二ゴロに打ち取るなど5回3安打無失点。昨季5月18日ヤクルト戦での勝利から先発試合は6連敗中だった。阿部監督も「100点です」という投球内容を披露した横川は「ここで勝てたっていうのはすごい大きい」とかみしめた。1週間後の5月4日阪神戦は菅野が先発見込みで、再びロングリリーフ要員から先発機会を争っていく。

◆巨人が13試合連続3得点以下で球団ワーストを更新しながらも白星を勝ち取った。岡本和の先制ソロと大城卓の犠飛の2点を、投手陣が最少失点に抑え逃げ切った。93年と21年の球団ワースト記録12試合連続を塗り替えるも、この間の13試合は5勝5敗3分けで接戦を演じており、阿部慎之助監督は「ミーティングでも言ったんだけど、簡単にポコポコ打てるもんじゃない。そこをみんなで我慢してやるしかないんでね」と投打をかみ合わせていく。▽船迫(1点差の7回2死一、三塁でDeNA桑原を1球で右飛に打ち取り火消し成功)「僅差だったので、今日は絶対勝つという気持ちで投げました」▽高梨(満塁弾を打たれた翌日、6回に登板して無安打に抑え)「やられて次の日投げるのが仕事。今日はそういうチャンスを明日につなげられた」

◆DeNAが勝てば借金返済のチャンスを逸した。2回先頭、先発ケイが巨人岡本和に左越えソロを浴びて先制点を献上。無死一塁からオコエの右前打で一走が三塁へ進塁し、打者走者を一、二塁間に挟むもカバーが間に合わずにアウトをとりきれず。続く大城卓の中犠飛が決勝点となった。三浦監督は「ファーストが空いたところ。もうちょっと映像を見ながら確認します」と前を向いた。

◆DeNA関根大気外野手(28)が27日、自身のX(旧ツイッター)で悪質な誹謗(ひぼう)中傷を公開した意図を説明した。前日26日の巨人戦後、悪質なメッセージとともに「誹謗(ひぼう)中傷に関してはよく来ます。誹謗(ひぼう)中傷ってどんなのが来ているか、少し理解してもらえたらうれしいなと。僕自身としてはなんとか野球ファンの方にとって楽しめるやワクワクするなどのプレーをできるように明日からも頑張ります!」とつづっていた。関根は改めて「最近ちらほら厳しい誹謗(ひぼう)中傷があったのを聞いた。世の中の人が誹謗(ひぼう)中傷がどんな言葉かを知ることもないと思ったので、認知してもらえればと思いました」と説明した。同僚の山崎は「毎日来てますよ。使い方によっては凶器にもなりますし、それで亡くなってる人もいる。期待してくださってるファンの方もいると思うので、一部の心無いファンの影響で僕らも言葉が胸に刺さることはある。100個の(応援の)コメントより、1つの誹謗(ひぼう)中傷が残ります」と話した。

◆両手に残る久々の好感触をかみしめた。巨人岡本和真内野手(27)が4月12日広島戦以来、13試合ぶりのアーチを描いた。2回先頭。DeNAケイの真ん中150キロ直球を完璧に仕留めた。左翼席中段に吸いこまれていく打球を見ながら、ゆっくり歩を進める。先制4号ソロは、そのまま決勝点となった。「投手にすごく頑張ってもらっている。点を取って楽にしてあげたかった」と1失点と踏ん張った投手陣に感謝した。長いトンネルの中にいた。14日広島戦から26日DeNA戦の11試合は40打数5安打で長打もゼロ。打率は4割2分から2割8分9厘に下がっていた。一時は打撃3冠に立っていた主砲のバットは湿り気味だった。普段から自分だけでなく、他チーム、メジャーリーガーなどいろんな映像をチェックし、打撃について考える。その作業を繰り返し、感覚を微調整した。二岡ヘッド兼打撃チーフコーチからは「調子が悪くなればなるほど、ボールを追いかけすぎる」と指摘され、ポイントを前に置きすぎないよう修正。この日の試合前のフリー打撃後は、矢野打撃コーチとトス打撃を行った。遊びの延長線で肘の操作性をチェック。模索しながら結果を導いた。4番の立場、重責を背負いながら戦う。「試合に出る以上、何とかしないといけない。またここから頑張りたい」と岡本和。これからは打線の力で、4番の一打で、勝てる試合を増やしていく。【上田悠太】

◆巨人・長野久義外野手(39)が「1番・左翼」で出場する。20日の広島戦(マツダ)以来、6試合ぶりにスタメンに名を連ねた。6年目左腕の横川凱投手(23)が今季初先発する。

◆巨人・岡本和真内野手(27)が二回、左翼席へ今季第4号のソロを放った。0―0の二回無死、先頭で打席へ。DeNA・ケイの初球、150キロの直球を豪快に弾き返した。自身4月12日の広島戦(東京ドーム)以来の一発で先制点をたたき出した。

◆今季初先発した巨人・横川凱投手(23)が5回3安打無失点と好投。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。今季ここまでロングリリーフとしてブルペンを支えていた高卒6年目左腕。一回、四回は得点圏に走者を置いたが、要所を抑える投球で切り抜けた。DeNA打線を散発3安打に封じ、先発への抜擢に応えた。

◆巨人は二回に岡本和のソロと大城卓の犠飛で2点を先行し、6投手の継投で逃げ切った。横川が5回3安打無失点で今季初白星を挙げた。DeNAは七回に宮崎のソロで1点差に迫ったが、その後の1死一、三塁を生かせなかった。

◆DeNAは27日、巨人に1-2で競り負けた。宮崎敏郎が七回に2号ソロを放ったが、あと1点が及ばなかった=横浜スタジアム(撮影・加藤圭祐)

◆巨人が13日の広島戦(東京ドーム)から13試合連続で3得点以下となり、1993年6-7月、21年10月に記録した12試合を上回り球団ワースト記録を更新した。期間中の1試合平均得点は1・54だが、防御率は2・02。5勝5敗3分けとなった。2リーグ制(1950年以降)の連続試合3得点以下の最多記録は61年の中日、11年の横浜がマークした19試合。

◆魂の投球で、1つ目の白星をつかんだ。プロ6年目の横川凱投手(23)が今季初先発で5回無失点と好投。巡ってきたチャンスで結果を残し「ここで勝てたのはすごく大きい。去年以上の成績(4勝8敗)を残せるようにと思っているのでよかった」と?を緩めた。テンポのいい投球でDeNA打線を翻弄。3番・佐野から始まる2点リードの四回は1死一、二塁のピンチを背負ったものの、関根を一ゴロ併殺打に仕留めた。5回、89球。5投手のリリーフ投手をつぎ込んだ阿部監督は23歳の投球を「100点」とたたえた。先発枠の都合上、次回は中継ぎに戻るが、確実に爪痕は残した。「毎試合、任されたところでしっかり投げるだけ」と横川。大阪桐蔭高出身の190センチ左腕が、横浜で輝きを放った。(樋口航)

◆DeNA・関根大気外野手(28)が試合後に報道陣の取材に応じ、前夜に自身のX(旧ツイッター)で誹謗中傷を受けたことを打ち明けた理由について「こういう言葉がきているんだと知ってもらえたらいい」と説明した。Xでは家族を中傷された言葉を公開していた。いわれのない中傷について「気にしている選手もいた。どうしたらいいかを考えて、認知してもらうためにXを使った」と語った。なお、この日は「6番・左翼」で先発し、3打数1安打だった。同様に中傷を受けてきたという山崎は「関根が傷つけられて何もなかったとはいえない。心を痛めた。SNSは使い方によって凶器になる。100個のほめ言葉より1個の誹謗中傷が残る」と話した。

◆巨人・横川凱投手(23)は胸の内に秘める熱い思いを〝相棒〟に刻んだ。今季から練習と試合で使用する全てのグラブに、10個の星が並んだ刺繍(ししゅう)を入れている。数の真意は「2桁勝利。たくさん勝ちたい」と照れくさそうに明かした。普段はあまり感情を表に出さない。ただ目標を答える際は、力強く「1軍で2桁勝利」と言い切る。プロ初勝利を含む4勝(8敗)をマークした昨季までは『耐えて勝つ』の刺繍をグラブに施した。この日は今季初登板で5回無失点。幸先よく今季初勝利を挙げた。「信頼される投手になりたい」。明確な目標を持ち、今シーズンに挑んでいる。(巨人担当・樋口航)

◆巨人は27日、負ければ貯金がなくなるDeNA5回戦(横浜)に2―1で競り勝ち、首位阪神との1ゲーム差を維持した。4番・岡本和真内野手(27)が二回、左翼席中段へ4号先制ソロをマーク。主砲が本塁打を放った試合は今季4戦無敗とした。大阪桐蔭高から入団6年目の左腕、横川凱投手(23)は今季初先発で5回3安打無失点と好投し、初勝利を挙げた。初日を迎えたゴールデンウイーク(GW)をジャイアンツウイークにするべく、岡本和が豪快な一振りで勝利を引き寄せた。0―0の二回だ。左腕ケイの初球、150キロの直球を捉えた瞬間にスタンドインを確信。打球を目で追いながら一塁方向へゆっくりと歩を進めた。高い放物線を描いた白球は、巨人ファンが待つ左翼席に吸い込まれた。「打てて素直にうれしい。ピッチャーにすごく頑張ってもらっているので、点を取って楽にしてあげたい。(本塁打は)打てるに越したことはない」先制かつ決勝の4号ソロは、12日の広島戦以来13試合ぶりの一発。これで岡本和が本塁打を放った試合はここまで4勝無敗だ。

◆DeNAは好機を生かせず、接戦を落とした。打線が5安打1得点と振るわず、三浦大輔監督(50)は「もう一本というところまで形はつくれた。そこから(安打が)出なかった」と渋い表情を浮かべた。2点を追う七回に先頭の宮崎が2号ソロ。1点差に詰め寄ってなお1死一、三塁の同点機をつくったが、代打の楠本が空振り三振、1番の桑原が右飛に倒れて追いつけなかった。八回も2死から2四球でチャンスが訪れたが、関根が遊ゴロに抑えられた。1番を担っていた新人の度会(ENEOS)を8番に置いて快勝した前夜と同じ打順で臨んだが、七回2失点と粘った新外国人のケイを援護できなかった。(鈴木智紘)

◆接戦をモノにしたからヨシ...で済ませられない。巨人は大いに反省点を突き詰めるべきだね。まず先発・横川。勝ち投手になったといって、5回を投げた程度で胸を張れるものではない。九回までいけそうだな...という空気を出して交代するのと、五回でいっぱいいっぱいか...とみられて降板するのでは、チームへの影響が大きく違う。リリーフ陣にしても、ケラーは本塁打を許すし、バルドナードもまだ無失点とはいえ、2四球を献上。いつ崩れるのか、不安を残しているのが実情だ。前日26日も、戸郷が七回でお役御免。まだ早いだろう?!と思っていたら案の定、八回に6失点だもの。確かに、打線の援護は乏しい。ここしばらく、2点以内しか取れない試合ばかり。この状態はまだ続くだろう。つまり、投手陣にキツい展開も続くということよ。だからこそ、先発はコロコロ代えず、もっとイニングを投げさせるべき。実はこういう時期が若い投手を育てるチャンスなんだ。先を見越して長く、長く、だよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1393 0.591
(↑0.02)
-
(-)
11879
(+5)
66
(+4)
15
(+1)
7
(-)
0.227
(↑0.005)
2.100
(↓0.08)
2
(-)
巨人
12103 0.545
(↑0.021)
1
(-)
11861
(+2)
54
(+1)
10
(+1)
12
(+1)
0.226
(↓0.001)
2.010
(↑0.04)
3
(1↓)
中日
11112 0.500
(↓0.024)
2
(↓1)
11960
(+4)
79
(+6)
10
(+3)
3
(-)
0.237
(-)
3.100
(↓0.04)
4
(1↑)
広島
10102 0.500
(↑0.026)
2
(-)
12169
(+6)
56
(+4)
9
(+1)
11
(+2)
0.238
(↑0.003)
2.560
(↓0.07)
5
(1↓)
DeNA
10121 0.455
(↓0.021)
3
(↓1)
12069
(+1)
88
(+2)
8
(+1)
13
(+1)
0.245
(↓0.003)
3.200
(↑0.06)
6
(-)
ヤクルト
9131 0.409
(↓0.02)
4
(↓1)
12090
(+4)
85
(+5)
15
(+2)
13
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.600
(↓0.08)