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新品カメラが水没して泣く、けれど直ぐに蘇り翌日から撮影

レンズ前1cmで移るカメラ買っちゃった!

OM SYSTEM 社製 TG-7 を購入

TG7

ゴールデンウイークに向けて水中で使用できるカメラを購入。

オリンパスの子会社 OM SYSTEM 社製。

カメラの機種はコンパクトデジタルカメラのTough TG-7

レンズ前1cmにピントが合う顕微鏡モードが気にいりこの機種に決めた。

ダイビングでは耐水圧45mの専用ハウジング、PT-059プロテクターに入れて使用する。

PT059

補助光は Fish eye 社製のWFリングライト3018を購入

水中では暗いので補助光が必要。

あえてストロボではなく Fish eye 社製のWFリングライト3018を購入。

ストロボは後日必要になれば考えるとする。

今は顕微鏡モードを一番効果的に使用するにはリングライトが効果的。

ウミウシを撮りまくりたい。

リングライト

Fish eye 社製のWFリングライト3018

最大1800ルーメンの大光量。

色温度は5000~5500ケルビン(昼間の太陽光は5000~6000ケルビンなので同じ色に近い)。

耐水圧はカメラより深く100m。

57個のLED球が照射角90°で光を放つ。

1800ルーメンの最大点灯時間は45分。

動く魚の撮影はあきらめ、自然光撮影できる浅い場所だけと考える。

超接近して動きの遅いウミウシを撮りまくる。

WFリングライト3018のメリット

リングライトなら360度光があたり、ストロボ撮影のような影ができない。

ストロボと違い連写が可能。

明るいのピントが合いやすい。

小型で軽い。

まだ新品なのに6ダイブ目で水没

4月28日江之浦で初おろし撮影

ミアミラウミウシ

ゴルデンウイーク前半4月28日、Tough TG-7・PT-059プロテクター・リングライト初おろし。

荒れていた波は凪になり、透明度も8mに回復、水温17℃。

コケギンポ

ムラサキ村のムラサキウミコチョウとコケギンポの撮影良好。

5月4日は西伊豆田子で2ボートダイブ

静岡県西伊豆の田子の海、外海フトウ根は水温19℃、透明度25m。

夏の海が近づいている。

ニシキウミウシ

ニシキウミウシの顔面ドアップに成功。

顔の派手なドット模様が映える。

ハナオトメウミウシ

2本目の内海白崎ではハナオトメウミウシのドアップ顔もGOOD。

触角の模様が良くわかる。

5月5日も西伊豆田子で2ボートダイブ

午前はウミウシ狙いで外海の洞窟の入り口に潜る。

深度が浅く波がない時しか入れない。

アオウミウシシロウミウシサラサウミウシなど30匹以上を確認。

 

そしてオトメウミウシの撮影にも成功。

ピカチューウミウシ

2本目は内湾白崎の深度27mへ潜り、ピカチューウミウシ

(正式名ウデフリツノザヤウミウシ)の撮影に成功。

新品なのにカメラ水没ショック!

クマドリカエルアンコウ

深度14mの岩場でクマドリカエルアンコウを捜して撮影に成功!

と思ったら?

レンズが曇ってる!

そして水滴がプロテクターの中を流れる。

これってもしかして水没?

新品カメラ水没!そして蘇った方法

水没のショックは大きい

ガーンッッッ!

これは夢か?錯覚か?

いや現実だ~。

新品のカメラが普通水没するか~

怒りすら感じる。

ショックも大きい。

でも大丈夫?

OM SYSTEM社製Tough TG-7とPT-059プロテクターの特徴

OM SYSTEM社の Tough TG-7は本体だけで深度15mの防水設計。

万が一プロテクターに入れて水没しても、プロテクター内が絶対圧2.5気圧以下なら水没しない。

ということは水没しても水没しないカメラ。

水没の原因は髪の毛1本

ダイビング後すぐに水没したカメラをプロテクターに入れたまま、通常通りに真水で洗う。

次に表面を乾いたタオルで拭きとる。

そして裏ブタを浸水した水をこぼさぬよう慎重に裏ブタを開ける。

最後に水没した個所を捜す。

すると髪の毛1本がOリングの溝に・・・

あ~~~

昨日、やや暗い所で開け閉めした時か・・・

こうもハッキリ原因が解ったら何も言うことはない。

すべて自分が悪い。

水没後の対応

まず水没したカメラ本体TG-7をプロテクターから抜き取り、真水で綺麗に洗う。

電池ボックスとメモリーの蓋部分だけは触らず、他のスイッチは流水しながら動かし塩を流す。

プロテクターの内側もよく洗い、流水しながら全てのスイッチ部分を動かし塩を流す。

洗浄後にカメラ本体とプロテクターの表面の水滴を綺麗に拭き取る。

プロテクターの内部スイッチ作動部分は水分が残りやすいのでティッシュで紙縒りを作り吸い取る。

最後にプロテクターの蓋を開けたまま一晩乾燥させる。

蘇ったカメラ、翌日問題なく撮影

翌日、TG-7をプロテクターに入れ水中へ持っていく。

そして全ダイビングで水中撮影を終了。

カメラは曇ることも水没することもなく正常に作動。

凄い今の防水カメラは!

いやTG-7が凄い!

水没しても蘇るカメラ。

昔ならショックを引きずって泣いていた。