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 七ツ森という地名は各地にあるらしいが、ここ盛岡近郊の「七ツ森」は、宮沢賢治がこよなく愛した丘の群れとして知られる。↓このように、お椀を伏せた形の小ピークがモコモコと並んでいる。

 

 

 

 

 雪解けの時期に訪ねてみたいと思っていた。ちょうど東北に晴れの予報が出ている日曜日、何年かぶりで「七ツ森」ハイキングコースを散策してみた。

 


 

 

 

 

 

 シルエットは行程の標高(左の目盛り)。折れ線は歩行ペース(右の目盛り)。標準の速さを 100% として、区間平均速度で表している。横軸は、歩行距離。

 

 

 「小岩井」駅↓。しばらく改築工事がつづいていたが、完成したようだ。駅前広場もすっかり新しくなった。

 

 

 

 

 

 ↑宮沢賢治詩碑も、場所を移動して表面を磨いた。長詩「小岩井農場」の一節。きれいになり過ぎて、字がよく見えない←

 

 ↓「賢治の道」。小岩井農場へ徒歩で通った道。当時ここは、何もないところに鉄道が通った新開地で、利用する人のない自働車屋(タクシー)が1軒、おそろしく不味い蕎麦屋が1軒あったそうだ。蕎麦屋に入ると、ほかの客から不審の眼でじろじろ見られて、食事どころではなかったと、同行の森惣已池が書いている。


 

 

 

 ↓「丸谷地」。かつては、ここまで「小岩井農場」だった。「岩手山」が見えると絵になるけしきだ。

 

 

 

 

 

 跨線陸橋で田沢湖線を渡ると、↑「七ツ森」のひとつ「見立森 みてのもり」(三手ノ森)が見えてくる。頂上が3つに分かれていて、その2つが見えている。

 

 

 

 

 

 ミズナラ、クリ、ホオノキ、カラマツの二次林。残雪はほとんど残っていない↑。

 

 七ツ森」の丘は2列に分かれている。まず西の列を「生森 おおもり」まで南下し、東の列に移って「見立森」まで戻ってくる計画だ。↓ここから西の列に上がる。

 

 

 

 

 西の列・北端の無名峰。三角点がある↓。

 

 

 

 


 縦走開始。ミズナラ、クリ、ホオノキ、カラマツ、カシワ、ハリギリ、ケヤキなど。しだいにアカマツが増える。

 

 東列の見立森」の一部と「勘十郎森」が見える。下の建物はリハビリテーション・センター

 

 

 

 

 

 ↑勘十郎森」と「鉢森」。赤い屋根は七ツ森小学校。

 

 ↓「三角森」頂上。

 

 

 

 

 つぎの「鉢森」とのタワに向かって急な下り↓。

 

 

 

 

 ↓「勘十郎森」と「鉢森」のあいだに「紫波山塊」の山々が見える。

 

 

 

 

 

 紫波山塊」の拡大。箱ヶ森」と「毒ヶ森

 

 ↓鉢森」に登り返すスギが出てきた。

 

 

 

 

 

 

 ↓鉢森」頂上

 

 

 

 

 

 鉢森」から下りてくると、タワに上水道の配水池(地下)がある

 

 

 

 

 つぎの石倉森」は低いピークなので楽だ。

 

 

 

 

 

 生森」頂上。標高 347.9 メートルで、ここが七ツ森」の最高点。

 

 


 

 

 やっぱり岩手山」は晴れの日がいい。頂上火口の内輪・外輪がくっきり見える。

 

 

 

 

 

 岩手山」の左(西)のつらなり↓。左端の丸いのが、たぶん三ツ石山

 

 

 

 

 さらに左へ目を移すと、右から小高倉山」「高倉山」「丸森。「乳頭山」の前衛だ。

 

 

 

 

 秋田駒ヶ岳↓。

 

 

 

 

 遠く、盛岡市の南郊。手前は石倉森。遠くの山は北上山地

 

 

 

 

 

 

 

タイムレコード 20240324 [無印は気圧高度]
 「小岩井」駅[218mGPS]803 - 810「丸谷地」陸橋[219mGPS] - 836車道出会い[253mGPS] - 844無名峰・三角点[277m 279mMAP]856 - 859「小三角森」[289mGPS] - 916「三角森」[299m]922 - 942「鉢森」[341mGPS 343mMAP]945 - 955「配水池」[246m]1005 - 1015「石倉森」[297m] - 1030「生森」[347m 348mMAP]1109 - (2)につづく。