白米のご飯は、玄米から表皮、胚芽、糠を取り除いた胚乳、つまり澱粉だけになりますから、余分な物は取り除いた、糖質だけになっています。
長時間煮込むと糊の様になってしまいますから料理として色んなメニューを作るのには不向きです。
ある意味、イギリスのマッシュポテトと同じ扱いになります。
あくまでも肉や卵、魚介類に白米なのです。
ところが、玄米や雑穀や豆は色んな料理に様変わりさせる事が出来ます。
残り物の玄米ご飯がモチっとしている場合は、摺鉢ですり潰してから色んな野菜と混ぜてライスハンバーグやライスコロッケが出来ますし、ブレンダーで良く混ぜてから小麦粉や米粉でまとめてからオーブンで焼くとパンが出来ます。
ワッフルの様にもなりますし、クレープ生地も出来ます。
玄米クッキーも出来ます。
また、豆乳と味噌を混ぜて玄米クリームスープも美味しく出来ます。
里芋やかぼちゃ、人参、玉ねぎの煮物が残れば、それらも一緒にブレンダーで混ぜてから味を調えるとかなり美味しくなります。
残り物の玄米ご飯から工夫をするとライスクリームが出来て、それを凍らすとアイスクリームも出来ます。
残り物の玄米ご飯がパサパサしている場合は、炒飯が作りやすくなりますし、胡瓜やトマト、玉ねぎ、アボカド、パプリカ、セロリ、パセリなどと混ぜて、オリーブオイルにお酢、塩、コショウ、好みのハーブやスパイス加えると穀物のタボリが簡単に出来ます。
イチゴやオレンジなどの果物を入れても良いですし、バルサミコ酢やアップルビネガー、ワインビネガーを使うとかなり美味しいサラダになります。
通常玄米は粳米を炊いて主食にしますが、餅米の玄米を50%くらい混ぜて炊くとおこわが出来ます。
栗やかぼちゃを混ぜたり、小豆を混ぜて炊くと更に甘く美味しいおこわが出来ますが、甘くするとお萩になります。
パンにしても、麺にしても、スイーツにしても構いませんので、先ずは全粒穀物を使った料理をマスターする事です。
キリンは葉っぱを食べます。
牛や馬は草を食べます。
コアラはユーカリを食べます。
パンダは笹を食べます。
人間は雑食動物ですが、主には穀物を調理して食べる事によって、脳が発達して言語を使い、文化的にも文明を進化させて来たのです。
人間の集団生活も穀物の栽培から始まっています。
狩猟、採集の時代は、より人は動物の様に孤立して生きて来たのです。
どれだけ化学が発展しても、IT、AIが発達し、全てがデジタル化する未来になろうとも、人間が生き延びて行く為には穀物を主食にして生きて行くしか無いのです。
そして、穀物はモヤシやレタスの様に水耕栽培は不可能です。
肥えた大地と、綺麗な水と太陽の光が必要です。
そして、地球から噴き出ている地からの波動と宇宙から降り注ぐ天からの波動を受けて穀物は育ち、人間も天地の波動によって生かされていると言う事を忘れてはいけません。
地球人は地球でしか生きれないのです。
地球上の48億年の歴史が育む豊かな大地と、水と、火と、太陽と、月、そして無数の星達からのエネルギー。
それら全てのエネルギーを生かして、出来上がって行く料理は、人間の潜在能力が産み出す最高の芸術なのです。
芸術無くして人は生きては行けないのです。
頭がカチコチの左脳人間ばかりでは心が失われてしまいます。
人間は想像力を活かして楽しく生きて行くしか無いのです。
人間に生まれて来て良かった。
自分で生まれて来て良かった。
この時代に生まれて来て良かった。
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