クラシックの迷宮 https://www.nhk.or.jp/radioondemand/share/491_3158.html #radiru

 

 

 

 

 

こんばんは☆ニコ音譜

 

 

いつも

ご訪問頂きありがとうございます。

 

はじめましての方、

ご縁を頂きありがとうございます。

 

 

今夜のこの時間は、

こちらです↓

 

 

 

 

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クラシックの迷宮

小澤征爾研究(1) 小澤征爾と小澤開作

初回放送日:2024年5月11日

 

 

琵琶協奏曲「草原の小姉妹」から フィナーレ 劉徳海(琵琶) 、ボストン交響楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: 呉祖強/王燕樵/劉徳海(3分48秒)<PHILIPS UCCP-8014>

戦友 ボニージャックス(歌) 、春日八郎(歌)作詞: 真下飛泉作曲: 三善和気(1分48秒)<King KICG3241>

水師営の会見 平山美代子(歌)作詞: 佐々木信綱作曲: 岡野貞一(2分12秒)<ぐらもくらぶ G10031>

ペィチカ 藤原義江(歌)作詞: 北原白秋作曲: 山田耕筰(1分15秒)<日本コロムビア COCA-13172>

ハンガリー舞曲第5番 ハルビン交響楽団(管弦楽) 、セルゲイ・シュワイコフスキー(指揮)作曲: ブラームス(3分12秒)<コロムビア COCQ-84698/9>

「故都素描」から「牧童と垂柳」「故都の城門」 NHK交響楽団(管弦楽) 、陳秋盛(指揮)作曲: 江文也(6分25秒)<SUNRISE 8510>

「孔子廟の音楽」から 第6楽章「送神」 NHK交響楽団(管弦楽) 、陳秋盛(指揮)作曲: 江文也(8分50秒)<SUNRISE 8503>

交響曲第2番 ニ長調 中央楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: ブラームス(37分26秒)<中国唱片上海公司 HCD-1073>

 

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今夜のこの時間は、「クラシックの迷宮」。

 

片山杜秀さんのご講義の時間です。

 

 

今夜のテーマは、

「小澤征爾研究(1)」と題して

小澤征爾さん追悼特集、とのことです。

 

 

(1)というからには、

続きがあるのでしょう。

 

1回目の今夜のテーマは、

「小澤征爾と小澤開作」。

 

小澤開作さんとは、

征爾さんのお父さまです。

 

山梨県出身の歯科医師で、

満州に歯科医院を開設したという

そういうところから今夜の

ご講義は始まっています。

 

本日は、片山さんの

もうひとつのご専門でもある

歴史(日本の近代史)のご講義で

進行しております。

 

征爾さんを「研究」するためには

お父さまが満州に居たことを

抜きには語れないからでしょう

 

開作さんが追及していた

アジアの新しい連帯

(新民会の理想とする新しい

アジアの在り方)、

 

「新しい時代を切り拓く音楽」として

江文也の作品を取り上げられています。

 

これは、片山さん曰く「夢物語」で

「挫折」して、江文也の作品も

「忘れられてゆく」と。

 

そんな中、開作さんの3男として

生まれた征爾さんは

「親のやってきたことの中には

随分とひどいこともあっただろう」

だから、その罪滅ぼしとして

世界を音楽で繋いで行こうとする。

 

それが、北京での中央楽団を指揮した

ブラームスの交響曲第2番。

 

1978年6月。

 

「文化大革命の混乱で

長くドイツの伝統的な演奏というものからは

かけ離れてしまっていた北京の中央楽団。」

 

「それを、楽団員目一杯練習して指揮した。」

 

 

そういう演奏が、残っている、とのことで

いま放送くださっています。

 

 

1楽章の冒頭。

 

ヴァイオリンのタテが合わずに

崩壊しておりました…

 

「文化大革命の混乱」

 

の生々しい傷跡のようなものを

この崩壊した演奏から感じました…

 

でも、それ以上に、音楽として

まとめていこうとする指揮のちから

 

演奏が進むにつれて

実際にまとまりが生まれている

 

そのことに

聴いていて深く心動かされています

 

 

演奏自体は決して「いい」とは

言えない、力業なところもある

のだけれど

 

きっと長く音楽どころじゃなかった

「現実」を

 

この演奏が突き付けているようで

 

「文化大革命の混乱」

という背景を知って聴くからかとは

思いますが

 

こちらも、丁寧に耳傾けたい

 

そういう貴重な演奏です。

 

 

そして

 

後年(1990年代)の征爾さんの

サイトウキネンのブラ2に感じた

 

「清澄さ」

 

というものは、やはりこの演奏からも

感じることは出来て…

 

それこそが、「指揮者」の

存在理由なんだな…と

 

どんな状態のオケを振っても

指揮者の個性とは

出るものなんだ、と

 

それこそが、音楽家の「核」

 

なのだ、と。

 

 

そんな風に思いました。

 

 

 

今日は、こんなに貴重な演奏を

聴くことが出来て

 

番組と片山さんには

いつもながら

心から感謝です…

 

 

 

 

 

 

 

それでは…

 

今夜も放送ありがとうございます

 

どなたさまも、

どうぞよい夕べをお過ごしください☆

 

いつもありがとうございます。ニコ音符

 

 

 

 

音楽のカミサマ…恋の矢

いつもありがとう花束音譜

 

 

皆さま、ニコキラキラ

いつもお付き合いいただきまして…

 

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