岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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いつまで行けるかオーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2024

2024年02月27日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

2月17日土曜日に「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2024」に行ってきた。

今年は、私が3日くらい前に足を悪くしてしまって、大丈夫かなと思いつつも行くことにした。
いつもならJR金山駅から運動のつもりでここ何年かは歩いていたが、足の具合が分からなかったので地下鉄に乗った。やはり、当たり前だが電車は早い!会場にピッタリ10時に到着出来た。


名古屋国際会議場
天気はこんな感じでどんよりしていた。

受付に行くと2列の行列になっていた。
なんか、今回は人が多いように感じた。

帰る19時すぎには雨が降り出していたし、足がやはり痛むし、傘を持ってこなかったので帰りも地下鉄に乗ることにした。
19時には、別会場のイベントが終わったので若者がわんさかと出てきて驚いた。こんなことは、初めてである。
身体が少しでも悪いと素早く動けないので、若者の群衆が怖く感じてしまう。
以前は、オーディオフェスタは夜8時までやっていてその時にはほとんど人がいなかったと思う。



今回の1番に入ったブースは去年聴き損ねた「エソテリック」にした。
朝10時すぎで満席。
足が痛いので、立っているのが辛くなるかも!!
途中で1席空き、誰も座らなかったので、ゆっくりと座らせてもらった。


※余談ですが、メーカーの解説者が2名おられましたが1名の方の声が小さく、せっかくお話されているのにまったく内容が聞こえなかったです。
今回のフェスタについてSNSでマイクを使って欲しいとあげている方もおられるぐらいですから、マイクの検討をお願いします。


エソテリックの目玉は、プリメインアンプ F-01F-02の新製品である。
1番興味があったのだ。
プリメインアンプと言ってもかなり値段が高い!!

F-01は、A級アンプで出力4Ω 60W+60W 価格 1,980,000円

F-02は、A-B級アンプで出力4Ω 240W+240W 価格 1,870,000円

私は、A-B級が好みだが?みなさんはどっち派?

特徴
●フルバランス・デュアルモノ・ヘッドホンアンプ 付(私は、ヘッドフォーンは無しがいいです)

●ヴォリュームが固定抵抗切替式アッテネーター・モジュール「UFA-1792」で、 0.1dBという細かいステップ (1120ステップ)ができるが実用的かは分からない。ステップが細かすぎませんかね?

●エソテリック独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」
パワーアンプS-05が接続できる。

●フォノイコライザー、MM/MC対応フォノ入力(RCA)を1系統装備
(どの程度のものか分からない?)

●3バンド・トーンコントロール 付

 

このプリメインアンプには「プリアンプ専用の外部電源 PS-01F」が用意されている。
写真の細長い箱。

音が良くなるそうだが、価格が495,000円もするのだ。
プリメインアンプとセット購入すると2,475,000円になってしまうのでハイエンドのセパレートアンプが視野に入ってきてしまうのが悩みの種である。
エソテリックは、外部電源が好きだね。


スピーカーは「タンノイ Stirling III LZ Special Edition 」新製品で聴いた。
価格が1,980,000円

試聴
先ほどのプリメインアンプとの組み合わせの音だが、素晴らしい!!!
タンノイでこんな音は聴いたことがなかった。
スピーカーも素晴らしいがプリメインアンプが素晴らしいと思いたい。
エソテリックのアンプも以前とも違い、音が良くなったとの評判である。
サウンドは、粘りがあるような重厚感がある音である。
この表現は、雑誌STEREO 3月号でも評論家の先生も同じ表現をされていたので間違いがない。やはり評論家の先生も正しく評価していると改めて思った。
今回の試聴は、外部電源も付けていた。
欲しくなってしまったが、価格がどうしても200万円以上のプリメインアンプを買っていいのか悩んでいる。


次は、試聴ではなく各ブースを見学してみた。時間も無いし、身体も疲れるので。
DENON(D&M)に入ってみた。
B&Wのスピーカーにクラッセのセパレートアンプがあった。音は出ていなかった。



DENONでセパレートアンプを出してほしいのだが、生産ラインが組みにくいというお話だった。大企業は、売れるかが問題だからね。
DENONは、プリメインアンプやSACDプレーヤーの1番高い製品が、もう生産中止になったのでそろそろ新製品が出てくると期待している。
クラッセは、カナダの会社で日本生産が良いが、プリアンプがDACプリになっているし、私的にはデザインが満足していない。


DENONのアナログプレーヤー DP-3000NE
ようやくDENONから新製品が出たという感じ。
10年以上前には、ラックスマンしか良いアナログプレーヤーが無かったくらいでもっと早く出して欲しかったがアナログブームを見極めていたのだろうね。


次はアキュフェーズ
視聴時には、いつも満員である。
アキュフェーズは5~6年でモデルチェンジが出るので素晴らしい。頑張っていると思う。サウンドも昔とは違い年々進歩していると思うからアキュフェーズ嫌いな方も聴いてみた方が良いと思う。


パワーアンプだがラックの上に乗せている。
これを私がやったら電気屋さんに注意されるだろうね。
私と同じラックなので上にパワーアンプを熱のために乗せたいのではある。見た目は、落ち着ちつかないが。

今人気のパワーアンプ A-80
最近、A級アンプが流行っているがA-B級でも良いと思っている。三浦先生もA-B級のP-7500の方が好みと書いておられた。
このパワーアンプのデザインはラックマンのDー10Xよりカッコイイ感じ。
私はメーターはなしの方が良いと思う。音のことを思うと飾りなら無い方がいいのに。マッキントッシュの真似だから変えられないだろうね。

エレクトリのブース
角田 郁雄先生の講演中
少ししか聴いていないが、マジコのスピーカーでアンプがマッキントッシュだと思うが、力強いサウンドだった。



ステラ、ゼファンのブース
CH、マーテンなど超ハイエンドのブースで、高額すぎて今年は聴くのをパスした。身体もえらかったので。


CSポートのブース
部屋が逆向きで壁に囲まれていたので、やっているのかが分かりにくかった。
アンプなどがこれも高額すぎてパスした。


トライオードのブース
新しいプリアンプが聞きたかったが、どうしても会場をまわりきれなくて、聴くことな出来なかった。またの機会に聴きたいです。


ラックスマンのブース
個人的には、今回の聴きたい目玉でもあった。
別に、評論家の先生の講演を聴きたかったわけでもないが、セパレートアンプのC-10XとD-10Xが聴ける時間帯が三浦 孝仁先生 の時間しかないとのことだったので1時間じっくりと聴いてきた。
サウンドは、先ほどのエソテリックほど印象はなかったがスッキリした力強い音。この音の方が良いのか迷ってしまった。
価格は、こちらの方が値打ちの感じはある。しかし、300万円以上はする。


中央上から2段目にあるプリアンプがC-10X

1番下に「フォノイコライザーアンプ E-250」がある。これより高額な「真空管フォノイコライザーアンプ EQ-500」があったが生産終了になったので今後、新製品が出てくると思う。


今回の三浦 孝仁先生の 視聴会は、ラックスマン、ネットワークプレーヤーNT-07をメインに再生した。

三浦先生が、今回SACDプレーヤーをD-10XではなくD-07Xを指定されたそうだ。先生曰く、「D-07Xの方が良く、D-10Xを早くマークⅡを出して欲しい」と言われていた。DACチップはローム社製で同じなのになぜだろう?細かい理由は、聞き取れなかった?


最後のブース、時間はもう18時である。
SOULNOUTE
今人気なので午前中は、入れないほど満員。なので1番最後の時間帯にした。
30分前には席も確保しておいた。

※SOULNOUTEがオーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2024の内容をそのまま分かりやすくYouTube発信をされました。(2月25日)
見てみましたが、私の聞いた加藤さんのお話が全て入っていると思いました。苦労して会場に行かなくていいくらい良く出来ています。音もまあまあ再現されています。広がり感は分かりませんでした。撮影が左側のみでされてからでしょう。話声もハッキリ聞き取れます。
みなさんも1度ご覧になってください。


再生機は、新製品のプリメインアンプ A-3である。
価格 1,848,000円

これもかなり高額なプリメインアンプなので、エソテリックと競合してくる。
ほとんど部品が固定されてないので、いろいろと使い方が心配にはなってくる。このような心配は、話には出ているそうだ。

SNSなどで有名になられた設計者の加藤さん。
最後の時間帯は、空いていて1番前でかぶりつきで話が聞けた。

サウンドは、パンチのある解像度の良いスッキリした音。
60Wのパワーの確認で、打ち込み音を聴いたがパンチはあった。
いつも聴いている音源がどのような音質になるかは分からなかないので、いつか聴いてみたい。


●テストで天板の固定と固定なしの比較
A-3の天板にペットボトルを載せて固定した音を聴いた。

次にペットボトルを外し、天板が固定されていないガタガタ状態の音を聴いた。
結果
再生音楽がコーラスとヴォーカルがセンターにあるものだったが、ペットボトルが無い天板ガタガタ音の方がコーラスの響きが増しているようには聴こえた。

他にACインレットの固定なしの効果のテストもあった。




今年は、足が悪かったので例年の半部も見てない感じになってしまった。
別館の4号館も行けなかった。
年を取るとどこか身体に不調をきたしてくるのが少し怖い。
コロナ自粛で身体が弱ってしまったみたいだ。

私は、オーディオフェスタ・イン・ナゴヤは伏見の電気会館の時代からほとんど毎年きているので、いつまで来る気力と体力を保てるのだろうか?と考えるようなってきた。
欲しい機種があれば、聴きにくるとは思うが、もう新しいものを買わなければ遠ざかるかもしれない。以前は、雪が降っていても来たのに。

それにしても、オーディオ機器の値上がりなどで高額機種になってきて面白味がなくなってきた感じはするし、ブースの内容が毎年同じ感じで少し飽きてきたかもしれない。入場も予約制はもう無しでも良いと思う。

来年、オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2025は、国際会議場が工事に入るということで別会場になると伺っている。
話によると、多分、JR名古屋駅近くの「名古屋コンベンションホール」 ではないかと聞いた。工事は2年くらいかかるのだろうか?
でも、まずは自分の身体を直さなければ行けない。

では、また。








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