自分がかわいそう / 自己憐憫(じこれんびん)を手放して幸福度を上げる

  

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口瑞恵です。

御覧いただきありがとうございます。  

  

傷つくような出来事に直面する機会は、

生きていれば誰しもにあるものだと思います。。

  

大きな傷つき体験があったり、

繰り返し傷を負って蓄積されたり、

ずっと癒えない傷を抱えたままだと、

そこから更に様々な思考と感情が発生し

しんどくなっていく場合があります。

  

「自己憐憫」という感情もその中のひとつ。

  

  

  

自己憐憫とは?

  

自分を可哀想に思い憐れむ気持ち。

  

自分を可哀想に思う時とはどんな時でしょうか?

傷ついた気持ちが癒えずに、

辛さや苦しさが続き、

長く抱えている状態はとてもしんどいもの。

  

それが続いたり繰り返されたりすると、

そんな自分を可哀想に思うことがあるかもしれません。

  

傷つく理由も傷の大きさも人それぞれ

  

そもそもどんなことで傷つくのか?は、

人それぞれに違いもあります。

  

出来事の大きさは関係ないので、

「こんなことで傷つくなんて…」とか、

「いつまでも過去に囚われていて…」などと、

自分を評価する必要はなくて、

傷ついたことに気づいて、その傷を癒す。

大切なのはそれだけです。

  

他者がどうかは関係なく、

自分にとって傷になっているかどうか?

それが重要です。

強いも弱いも、良いも悪いもない。

  

  

自分の傷を知る

  

例えば、

身近な人に冷たい態度をとられたとき、どう感じるか?

これも人それぞれ。

  

自分の存在を否定されたように感じる、

自分自身を拒絶されているように感じる、

そういう場合は、

傷つき感、悲しみ、無価値感、孤独感、

不安や恐怖など、しんどい感情が湧いてきます。

それがくりかえされると、深い傷になっていきます。

  

傷つき感は、他者から言われた事、

された事で感じることもあるし、

自分の頭の中でぐるぐる考えていることが

自己否定になっていて感じる場合もあります。

  

最初は他者との間で発生したとしても、

それがトラウマとなり、

自分の脳内でも繰り返し考えてしまうということがあります。

  

無力感や無価値感、

恐怖や不安、

恥や孤独、

罪悪感や後悔、

喪失による深い悲しみ、

未来が見えない絶望、

惨めさ、屈辱感など…

  

キツい感情が消化できずに積み重なっていくと、

辛さと苦しみを抱え続ける自分がとても可哀想に思う。

  

なぜこんな思いをしなければいけないのか…不憫でならない。

そう思うことがあるかもしれません。

  

そのくらい傷ついているということです。

  

自己憐憫を手放して幸福度を上げる

  

自己憐憫は、

元には傷ついた気持ちがあって、

癒えない傷から発生するものであり、

感情のひとつです。

  

決して悪いものではないし、そう思うのは自然なこと。

  

自分の心の傷に気づくためのとても大切な感情でもあります。

  

  

  

ただ、癒えない傷を抱えたまま、

ずっと自己憐憫に浸ったままだと、

どうしても幸福度は上がりづらいので、

何とか元の傷を癒して、

手放していけたらいいなと思っています。

  

もちろん、「手放さなくてはいけない」ということではありません。

自分が「手放したいと思うなら…」です。

  

  

なぜ幸福度が上がりづらくなるのか?

  

それは、「可哀想な自分」が前提として君臨してしまうから。

誰でも前提となっている自己イメージがあり、

無意識に決定づけてしまっています。

  

「素敵な自分」ではなく「可哀想な自分」として生きていると、

自分を可哀想に思うような出来事にフォーカスして、

「あぁやっぱりいつもこうだ。」と確認することが多くなります。

  

そして、

こんなに可哀想なんだからしょうがない。

どうせこうだし…など、

あきらめ感や投げやり感が発生しやすくなり、

心のエネルギーが奪われ消耗しやすくなってしまう。

  

自分が辛くていっぱいいっぱいだと、

他者の思いを想像する余裕もなくなり、

人間関係もいまいちになりやすく…

結果、幸福度は上がりづらくなるかと。

  

  

自己憐憫を手放すためには?

  

自己憐憫を手放すためには、

元の傷つき感を小さくしていくことが必要です。

  

過去の出来事も記憶も変わらないけれど

感情や感覚は変えられるもの。

  

トラウマとなっているのは、

出来事そのものよりも、

その時に感じた感情と感覚のほう。

  

過去のものでも変えられる部分です。

  

  

今の自分に何かしらの変化をもたらしたいと思ったら、

しんどい感情を手放すためにできることに

取り組んでみるのもひとつの方法かなと思います。

  

傷を癒し、自己憐憫を手放し、

「可哀想な自分」から「なりたい自分」へ。

  

自己憐憫という感情は、

「自分と向き合い、

より良い自分へと進んでいく。

そのきっかけとなる大切な感情のひとつ」

という認識でいたいと思うのです。

  

自分自身の幸福度を上げるために

できることはいろいろあるので、

あきらめずに一緒に取り組めたらいいな…

そう思っています。

  

  

  

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