【「尖り」型マーケティング Vol.12】(マーケ戦略論) | 診断士✖️プロコーチ 村上哲也の『しなやかマーケ』 軟式BLOG                   

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第3回

STPマーケティング

not by コトラー

ーSharpnness(尖り),Target,Promotion

 

 

1.尖り型マーケの実務

 

(1)復習

 

昨年の「企業診断」に秋田先生が連載した

「コンセプト・マーケ=尖り型マーケ」は、

 

マーケティングの主流である顧客目線に

重点を置いた「最適化マーケ」に対して、

事業者の個性を基盤としています。

 

(2)◯◯といえば◯◯

 

筆者は、実務として依頼された「尖り型

マーケ」の一例を紹介されています。

 

旅館パンフレットの見直しを依頼された

案件で、企業の経営者の考えていた強みは

下記にようでした。

 

・温泉が良い

・お部屋が寛げる

・料理が美味しい

・周囲の風景が美しい

 

これらは、その旅館に「当てはまる」もの

ではありましたが、「特徴」でなかったと

書かれています。

 

同業他社10社以上のパンフレットを集め、

旅館の名前を伏せてシャッフルした時、

 

どれがどの旅館のものか、全くわからなかった

のです。

 

そのわけは、配合の違いはあれど、どのパンフ

レットにも上記の魅力が万遍なく配置され

ていたからなのです。

 

第三者がわからないものは「特徴」ではありま

せん。

 

一方、

伊豆・伊東 金目鯛の店 こころね

という宿があります。

 

金目鯛が有名な宿で、ホームページ

*「伊豆・伊東 金目鯛の宿 こころね」

https://www.cocorone.jp/

 

の1ページ目には、上記金目鯛の写真が

バーンとでてきます(^^)

 

さらに他のページもほぼ金目鯛の魅力で

埋め尽くされています。

 

温泉、お部屋のページは必要最小限で、

HPのどこを見ても、金目鯛、金目鯛、金目鯛

です。

 

この宿は、楽天の口コミランキングで、月間

星の数総合ランキングを過去4度受賞し、

伊豆地区において1位。

 

激戦区である箱根を含んだ、伊豆箱根において

も2位にランクインされたそうです。

 

「温泉が良く、お部屋が寛げ、料理が美味しく、

ロケーションも美しい」の宿よりも、

 

「金目鯛が美味しい」宿の方が選ばれている

と筆者は述べています。

 

尖ることは、魅力の数を減らして

いくこと!

 

魅力を絞り込むことで、真に伝えたいことが

際立ち、そして伝えたいことが際立ってくると

訴求力は格段に高まります。

 

「吉野家といえば牛丼」となるように、

「こころねと言えば金目鯛」と、単純に表現

できるものほど、尖りとしてはわかりやすい

のです。

 

最近の「吉野家」は「牛丼」→「牛すき鍋膳

https://www.yoshinoya.com/menu/nabezen/gyusuki_nabezen/

で、今まさに大注目を博しており、

 

一つ尖れば、そこから進化できる成功例

となっています。

 

 

 

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