人間50年〜からのリスタート

夫と娘ふたりのパート主婦。50歳で網膜症から糖尿病が発覚、その後シェーグレン症候群にも。前向いて生きたいブログです。

手の痺れ、痛み、こわばり

2018-11-20 15:29:10 | 日記
またまた間が空いちゃって^_^;

前にも書いたかもしれませんが、
今年は町内役員に加えて、下の子の小学校の役員と校下の児童クラブの町内別の会長が重なってしまっているため
冬将軍がやって来る前のこの季節(りりりは北陸住みです)なにかと行事が重なってバタバタしておりました。
この後はクリスマスがやってきて
年明けまで職場が怒涛の忙しさに突入していくのですが
今はそれまでの間小休止といったところでしょうか。

さて、いよいよ最後に残った手足の不調ですが、まずは写真をご覧ください




起床時の左手と右手です。

次に30分後




キレイな指じゃなくてすみません
よく働く良い手じゃと姫さんは言ってくださる(←風の谷のナウシカ風)
わかりやすいように親指はわざと立てています。

夏頃まではもう少しマシだったのですが、今現在力いっぱい握ってこの状態です。
朝起きて30分は右手にほとんど力が入らないので、テーブルに座って時間を潰しています。

なんでこんな状態になってしまったのか?

昨年糖尿病と判明してから、皆さんがされるように闘病を始めたりりりですが、
2ヶ月経った頃から足に異変を感じるようになりました。
足先が氷で冷やされているような痛みやピリピリとした痺れを感じるようになったんです。
痺れは一日中ありましたが、夜、横になると刺すような痛みを感じることもありました。
「あぁ、これが糖尿病性の神経障害なんだな」と思いました。
発覚時Hba1cが14.0もあり、それが3-4ヶ月で7.2まで下がったので
一過性で症状が出ることもあるとネットでみていたため、特に担当医に相談もしませんでした。
年が明け、お正月が過ぎる頃
右手の指に違和感を感じました。
足先と同じように痺れを感じるようになっていました。
しかしこれも特に気に留めませんでした。
年末年始の仕事で右手を酷使するので、
年明けに腱鞘炎のような症状が出るのは毎年の事でしたし、
それに痺れが加わっても
「そのうちおさまるんだろう」と思っていました。
「あれ?」と気にしだしたのは3月ごろ
右手の痺れはおさまるどころか、その頃には強張りやバネ指が出て来るようになりました。
本格的に腱鞘炎なのかな?と思いネットを調べ始めましたが、
腱鞘炎の場合は親指側がなるみたいでした。
更年期でも強張りやバネ指が出ることがあるという記事が目に入ることもあり、
もう少し様子をみようかな?と思いました。

だんだんと強張りがひどくなり、仕事中釣り銭が指の隙間からこぼれるようになっていきました。
さすがにこれは変だろうと感じ始めました。
で、4月の糖尿病内科受診の際に担当医に糖尿病性神経障害ではないのかと相談をしましたが、
先生は、検査結果を見る限り神経障害はでるはずがない、整形外科を受診してみたらどうですか?という話になった直後、
中耳炎になってしまいしばらくそのままになりましたが
先日も書いたように、6月に交通事故のため通院していた整形外科で
指や首のレントゲンを撮ったり、血液検査などをした結果、原因はわかりませんでした。
というか、なにもしてもらえませんでした。

その時の血液検査の結果です


痛みがあって、指がちゃんと閉じられないので日常的にとても困っていたのですが、
「様子を見ましょう」
としか言ってもらえなくて途方にくれました。

その後8月の糖尿病内科の定期検診で
担当医にその旨を報告して
「更年期でしょうか?婦人科に診てもらった方が良いですか?」
と相談したところ
「うち(総合病院)の整形外科でもう少し詳しい検査をしてもらいましょう」
ということになり、
肘のレントゲンと首のMRI、それに電気を流して反応を見る検査をしました。

が、こちらも結果は異常なしでした。

「でも痛みと強張りで仕事に支障があるんです。
なんの治療もしてもらえなくて、これからどうしていけばいいんでしょうか?」
実際、この頃には手の痛みがつらくて(五十肩も加わって)仕事を続けていけるのか不安でしようがなかったんです。

先生の答えは
「痛みには、うちでは出せませんが、町のお医者さんで痛み止めや湿布を出してもらって対処するしかないです。
それでも辛いということであれば、仕事内容が体に負担になっているということもあるかもしれません。働き方を考えるということも必要なのかもしれませんね。
ただ、整形外科としてはなんの問題もなかった、それがはっきりしただけでも収穫ですよ。」


わたしの父は50歳で心筋梗塞で亡くなりました。
その7年前に脳溢血で倒れた時にお医者さんから「10年は生きられないかもしれません」と言われていたそうです。
今からもう40年近く前のことです。
その経験からわたしはおぼろげながらも、人間の一生は50年だと思って生きてきました。
今思うととんでもない話ですけれど💦
それでも、自分を振り返る節目なのかもしれないとは思っています。

だから、整形外科の先生からそう言われた時、
「もう若い頃のようにはいかないのだ」と自分に言い聞かせるように思いました。
いつまでも体は思う通りには動かないんだ。
いろんなところに不具合が起きるのも仕方のないことなんだ。
受け入れるしかないんだ。
・・・それはとても哀しい事だけれど。


職場の上司に相談してシフトを減らしてもらい、家でも無理をする事は減らしました。
疲れたら休む、それを頭と体に叩き込もう。
今までわたしのわがままに付き合ってくれた、わたしの体を労おう。
諦めにも似た気持ちで迎えた10月の糖尿病内科受診。
担当医から
「以前関節リウマチは否定されたと言われましたが、最後だと思って、当院の和漢リウマチ科を受診されてみませんか?」と言われました。
更年期外来を受診してみようかと思っていたわたしですが、
わたしの体のことを心配してくださっていた担当医の気持ちが嬉しくて受診してみようと思いました。

数日後、初めてお会いしたリウマチ科の先生は、とても可愛らしくてお若い女医さんでした。
そこで今まで経験したことのないくらい、詳しくて丁寧な問診を受けました。

この一年、思いがけず色んな病院に行くことになりましたが
ここに来てよかった
と思えたのはここと眼科だけでした。

これから受ける検査(血液検査やレントゲン)がなぜ必要なのかという説明と
その後のことをわかりやすく話してくださいました。
外注に出す検査があるということで、結果は2週間後と言われ、
肺のレントゲンを撮り、検査用血液を5本取ったのち帰宅しました。

そして2週間後
「検査結果が出ましたので、これからひとつづつ確認しながらお話ししますね。その後これからのことをお話しします。」
先生の話し方から、なにか原因がわかったのかもと期待しましたが


どれも異常がないと言われて
「あぁ、やっぱり更年期なのか」
と諦めかけた時



初めてH↑の文字が目に飛び込んできました。

前回の問診で
ドライアイの症状がある事、
レイノー現象がある事などを考えて
シェーグレン 症候群だと診断されました。


原因があったんだ

そうわかった事がとても嬉しくて、目頭が熱くなりました。

「整形外科でも血液検査でも、異常は無いと言われて、
こんなに指が痛いのに、炎症反応が出ていないと言われて、
わたしが大げさで我慢がきかないんだと情けなく思っていました。」

口からそう言葉が出てきて、自分でも初めて気付いたのです。

わたしは哀しくて悔しかったんだ。
誰にもわかってもらえなくて。
きっと更年期で、みんなが堪えたり、乗り越えたりしていることを、
大げさに騒いでいるように思われているんだろうと。
「痛みがあっても炎症反応が出ないことがあるのもシェーグレン の特徴なんですよ」
そう言ってもらえて、やっと自分の痛みをわかってもらえた気がしたのです。


結局のところ、原因がわかってもシェーグレン 症候群は膠原病の一種なので、完治はしないとのお話でした。
服薬をしながら、内臓系の症状が出てこないか定期的に検査をして
何かあったらその都度対処していく対症療法的な治療しかできないと。

それでも
原因がわからず、どうすればいいのかと焦っていたあの日々に比べたら、大きな前進だと思いました。

糖尿病も
シェーグレン 症候群も
死ぬまでずっとわたしと共にある。

わたしがまだ若かった頃なら、きっと嘆いたと思います。
「どうしてわたしがこんな目に合わなければならないのか」と。

もちろん今のわたしとて、受け止め切れているとは言い切れません。
時には滅入ってなにもしたく無いと思う日もあります。

だけど、命が取られるわけじゃなし。

人間50年だと思っていたわたしが、これからもまだまだ生きていけるみたいだし。

人事を尽くして天命を待つだったっけ?

命の期限は自分では決められない
そんな中で生かされている毎日に感謝して
今日も自分らしく生きられることに感謝して、、、

そんな風に思えるようになったのは、
糖尿病とシェーグレン のおかげかもしれない
と思うのです。



毎回ですが、まとめるのが下手くそで
長い長いお話しをしてしまいました。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
これからも、迷い悩みながら生きている日常を報告していきたいと思います。
忘れた頃の更新になると思いますが、よろしくお願いします

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (soyo)
2018-11-21 21:57:37
最近の記事をまとめて読ませていただきました。
ブログをお休みされていた間、とても大変だったのですね。モヤモヤしていた症状が、シェーグレンとわかって良かったです。良かったというと語弊がありますが、何かわからないことには対処のしようがないですもんね。これから少しずつ色々なことが上向きになっていくことを願います。
Re:お久しぶりです (ririricat311)
2018-11-23 08:02:37
お久しぶりです^_^
コメントくださってありがとうございます!
soyoさんも新しい環境に変わられて、いかがお過ごしでしょうか?
もうそろそろ慣れてこられた頃かな?

本当に原因がわかってホッとしました^_^
なにが理由がわからないまま素人判断で痛みどめなどを飲み続けるより
専門家に診ていただきながら・・の方が安心できますから。
いろんなことが続きましたが、これから穏やかに時間が過ごせたらいいなと思っています^_^
人生って (しみ)
2018-11-25 09:31:54
本当に原因がわからない時のつらさ、大変でしたね(泣)
病気がわかったからといっても簡単に治るわけでもなく上手に付き合っていくということも楽ではありませんよね😂
でも毎日の暮らしの中で楽しいことがあり少しでも穏やかに過ごせると良いですね☺️
あーこれは私が病気になった息子に対する想いかな💕
またブログ待ってますね♪
Re:人生って (ririricat311)
2018-11-26 19:23:35
しみさん、お久しぶりです
コメントありがとうございます^_^

一生付き合っていかなくてはならない疾病と診断された時のなんとも言えない気持ちは、糖尿病と診断された方皆さんが最初に抱える感情だと思います。
この一年の間にそんなことを2度経験する事になるとは思いもしなかったのですが、割と冷静に受け止めることができたのは、以前しみさんのブログで息子さんの記事を拝見していたのもあります。
まだまだ若い息子さんにとって、またそれを見守るしみさんにとって、どれ程受け入れがたいことだろうとその時思いました。
それでも明るくしっかりと毎日生活し、ブログを更新されているしみさんを尊敬していました。
そのおかげで、こんなことぐらいで凹んでちゃダメだと思うことができたんです。
あらためてお礼を言わせてください。
ありがとうございます😊
偉そうなことを言っても、これからの長い人生、まだまだ悩んだり泣いたりすることも多いと思いますが、その都度今のこの気持ちを思い出して頑張っていきたいと思います!

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