福井県のご当地コスメは繭から生まれたセリシン成分配合のBBクリームと導入美容液!
ぐっと秋が深まってきましたね。
皆様ベースメイクの切り替えはお済みでしょうか?
すがすがしい晴れの日でも、空気はかなり乾燥してきました。この時期のお肌をうるおいで優しく包むご当地コスメを探してきましたよ!
今回はお初の福井県のご当地コスメ・コモエース。
その母体は、明治時代に福井県で創業した総合繊維メーカー・セーレンさんです。
そうです、繊維とは、シルク。つまりシルクの成分を配合したご当地コスメです。
今回はシルク由来成分「セリシン」を配合したBBクリームと、美容液をご紹介します!
精練職人の手の美しさに着目して見出された「セリシン」
昔から繊維産業が盛んな福井県。セーレンさんは、この地で絹(羽二重)の精錬業として明治時代に創業された企業です。
絹を精練する職人さんの手指が白く美しいことから、研究を始めたのだそう。そして精練工程で水に溶け出している絹の成分・「セリシン」に行きつきました。
「セリシン」の美容効果とは?
みなさまもご存知の通り、シルクはセリシンとフィブロインのタンパク質から成る繊維。
セーレンさんが独自に抽出・精製したのが「ピュアセリシン™️」です。
肌の天然保湿であるNMFに似ていることから、角層へスムーズに浸透し、うるおいを蓄えて保湿。
乾燥や湿度変化などストレスにさらされる肌を守ってくれるのです。さらに髪を補修し、ハリ・コシアップにも働くのだそう。
繊細なシルク生まれの成分は、実に頼もしい美容効果を持っているというわけなのですね!
それではリンクルリペアBBとラメラエッセンスを使ってレポ!
まずはラメラエッセンス!
今回キャンペーンとして、ラメラエッセンスのミニサイズがついてきました。この美容液も使ってみたかったのです♪(実際はメイク用スポンジもセットになっていたんですよ…キャンペーンは要チェックです)
ラメラエッセンスのキー成分は、独自保湿成分ピュアセリシンラメラ®️。角層のラメラ構造に似た成分で、うるおいの土台にアプローチして整えます。
手に取ると、トロッとしたテクスチャーで、スーッと肌に吸い込まれていきます。
表面はべたつかず、サラサラ。でもうるおった肌特有の、ふわっと柔らかくなる感触があります。
洗顔後にラメラエッセンスを塗ってから手持ちの化粧水を重ねると、しとっとぴとっとした肌ざわりになりましたよ!
そしてリンクルリペアBB!
BBクリームなのになぜ「リンクル」なの?と思ったそこのあなた!スルドイ!
そうなんです、この「リンクルリペアBB」は、シワ改善と美白※の有効成分ナイアシンアミド配合。※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
もちろん、コモエースを特徴付けるシルク生まれの保湿成分「ピュアセリシン™️」も配合されています。
しかもしかも、SPF50+ PA++++に、大気汚染物質の付着を防ぐ機能も搭載!
実際に塗ってみると…
とてもなめらかなテクスチャーで、程よくナチュラルに肌のアラを隠すのですね。
1色展開ですが、無理なく自分の肌にヴェールをかける感じで馴染んでくれます。
近年、素肌感を活かすベースメイクが増えてきましたので、そんなトレンドに合った商品だと思います✨
ファンデーションやBBクリームは、塗布している時間が長いもの。つけている間、セリシンをはじめとする保湿成分でスキンケアも期待できるのは嬉しい限りです。
地域素材に新たな機能を採用したご当地コスメ。
ご当地コスメといえば、地域素材を使い、その自然の世界観を大切にして、自然の恵みを活かすものづくり。
ずっとそう思ってきましたが、今回はご当地コスメという特性を大切にしながらも、新しい機能も取り入れる商品があるのだなと知りました。
セリシンをキー成分に、キレイの可能性はスキンケアからベースメイク、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア、ボディケア、サプリメントまで広がっています。
シルクの美しさの秘密を、ぜひ使って体感してみてはいかがでしょうか。
セーレンさんのコスメブランド、コモエースのウェブサイトはこちらです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
このブログが、あなたとご当地コスメとの出会いになれば幸いです。
秋田県のご当地コスメは秘湯の泥湯成分配合石けんとパック!
あんなに暑かった9月も過ぎて…一気に秋が深まった10月。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
秋といえば旅行シーズンですね。紅葉あり、温泉あり…風情たっぷり日本の秋にふさわしい、ご当地コスメを探してきましたよ!
今回はお初の秋田県、八幡平に位置する後生掛温泉の泥湯を使ったコスメです。
九州に住んでいる私にとって、遥か遠い東北は、旅情をかき立てる土地。
さて、どんなコスメなのでしょう?ご紹介します!
- 「馬で来て下駄で帰る後生掛」古くから親しまれた湯治場
- 後生掛温泉で名高い「泥湯」は美肌効果も!
- 秋田県のご当地コスメ「後生掛温泉おりじなる泥石けん」と「後生掛温泉の泥温泉ぱっく」を使ってレポ!
- 「遠く離れた土地の人にも後生掛温泉の恵みを楽しんでほしい」
「馬で来て下駄で帰る後生掛」古くから親しまれた湯治場
後生掛温泉があるのは、秋田県の内陸部に位置する八幡平国立公園の中。開湯から300余年もの長い歴史を持っています。
「馬で来て下駄で帰る後生掛」とは、馬の背に乗ってくるような調子の悪い方も、後生掛温泉で療養をすれば、帰りは下駄で歩けるほど回復することを謳ったもの。神経痛やリューマチなど数多くの効能があり、古くから湯治場として親しまれてきた名湯なのです。
後生掛温泉で名高い「泥湯」は美肌効果も!
後生掛温泉の泉質は硫黄泉。一軒宿で、7種類の温泉が楽しめるのも特徴です。
大きな木箱から首だけ出して温まる「箱蒸風呂」、湧き出す気泡を堪能できる「火山風呂」、自然の蒸気を利用した「蒸気サウナ」、「打たせ湯」、「露天風呂」、「神経痛の湯」…中でも、女性客に人気なのが「泥湯」なのだそう。
入浴方法も独特です。手に取った泥を、肌になじませて10分から15分ほど半身浴します。お湯の温度も、じっくり浸かれるようにぬるめに設定されているのだとか。これは魅力的ですね。九州からは遠いですが、泥湯の美肌効果は気になるな…と思っていたら…
あるじゃないですか、オンラインショップが!
後生掛温泉の泥湯成分を配合した「おりじなる泥石けん」と「泥温泉ぱっく」を見つけ、ポチりましたよ!
秋田県のご当地コスメ「後生掛温泉おりじなる泥石けん」と「後生掛温泉の泥温泉ぱっく」を使ってレポ!
おりじなる泥石けんは、淡いグレーの色合いでガチっと固め。
しっかりとした、密度のある泡が立ちます。洗顔に適したモコモコ泡ですね。
石けん素地がベースで、ベントナイトと共に温泉の泥成分(温泉沈殿抽出物)を配合。保湿成分として、グリセリンやソルビトール、オリーブ果実油などが配合されているようです。洗い上がりは、すべすべっとした使用感。もちろん、ボディにもいい感じです。
泥温泉ぱっくは、より泥湯の魅力を感じられるアイテム。
温泉沈殿抽出物を配合したカオリンベースのパックは、なめらかテクスチャー。私は特に気になる小鼻をパックして、集中ケアしましたよ。
美容成分も見逃せません。ヒアルロン酸Na, 水溶性コラーゲン, 水溶性プロテオグリカン, ポリグルタミン酸, オタネニンジン根エキス, ドクダミエキス, グリチルリチン酸2Kが配合されています。
パックで肌を密閉することにより、美容成分の浸透も期待してしまいます。落としきれていない古い角質や皮脂を洗い流して、スッキリすっぴん素肌に✨️
「遠く離れた土地の人にも後生掛温泉の恵みを楽しんでほしい」
昔むかしから受け継がれてきた、泥湯の美肌効果。それをじかに感じられる泥せっけんと泥パック。後生掛温泉eショップの方にメールでお話をうかがうと、
「泥湯は当館の名物です。この泥を配合した商品を、遠方でなかなか来館できない方にもご自宅でも使っていただきたい…という想いで作りました」
平成18年の発売から、17年にわたってじっくりと愛されてきたロングセラーなのです。
秋田の温泉に思いを馳せながら、のんびり使ってみたいご当地コスメでした。
後生掛温泉さんのウェブサイトはこちらです。宿泊の方はオンドル体験もできるそうですよ。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
この記事が、あなたとご当地コスメの出会いになれば幸いです。
ファーメンステーションさんの「リンゴだったサニタイザー」を使ってレポ!
以前、このブログでもご紹介させていただいたファーメンステーションさん。
「発酵で楽しい社会を!」をミッションに、発酵技術とその商品で循環型社会を目指す素敵な企業でしたね。
その時は、岩手県奥州市で取れたお米から作った米ぬか石けんと、アルコールスプレーの商品をレポしました。
今年の春に、ファーメンステーションさんがクラウドファンディングをなさっていたことは、5月のブログでもご紹介済みですね。
そして…随分とお待たせしました〜!
今回はクラウドファンディングのリターン品レポを写真多めでお届けします!
アップルをアップサイクル!?
岩手県は日本有数のリンゴの産地。しかし全てのリンゴが出荷されるわけではありません。不揃い、小さな傷、色付きの悪いもの…でも規格外のリンゴだって、美味しさは変わりません。そんなリンゴたちは、美味しいジュースやシードルとして活用されます。
今回のクラウドファンディングは、りんごをジュースにした後の搾りかすを発酵させてアルコールを作り、生活の中で使えるサニタイザーに活用・展開したものです。
そう、アップルをアップサイクルする取り組み!なのですね。
もぎたての甘酸っぱさが広がるリンゴジュース!
私が今回応援購入したのは「リンゴだったサニタイザープレミアムセット」。サニタイザーの他に、岩手県奥州市の岩本りんご園さんの江刺りんごジュースも入っていました。
りんごを切って現れるような、ほんのりとした淡い黄色にワクワク。冷蔵庫で冷やしているうちにだんだん沈殿してきますが、それもまた「リンゴをしっかり使っているんだな」というリアリティを感じます。
飲んでみると「美味しいっ!」と思わず声が出てしまいました。ほんのり甘酸っぱくて、スッキリとした爽やかな後味。リンゴ産地ならではの味わいが生きています。
それではリンゴだったサニタイザー本体・詰め替え・携帯用をレポ!
全成分、発酵エタノール(60V/ V%)。
でもスプレーすると、アルコールの刺激臭だけではありません。スッとする中にも奥行きのある爽やかなリンゴ由来の香りを感じます。
ドアノブやお子さんのおもちゃ、調理器具などなど…これまでは義務感でアルコール除菌していたようなシーンが、「このサニタイザーを使いたくて除菌する」そんなシーンに変わりそうな、楽しさを感じましたよ。
(ちなみに、リンゴ由来であってもアルコールですので、火気厳禁。火を扱う所では控えましょう)
カタチを変えてリンゴがめぐる、循環のストーリー。
実は、サニタイザーを作って終わりではありません。
アルコール発酵の後の発酵かすも再利用。牛や鶏など家畜たちの飼料に混ぜ込まれるのです。いつもの餌よりも美味しくなって、嗜好性が上がり、家畜たちの健康づくりにも役立つのだそう。ここまで使い切ってもらえれば、リンゴも大満足!ではないでしょうか。
これまで捨ててしまっていたものを、発酵の力で価値あるものに変える。
リンゴがさまざまにカタチを変え、価値あるものになっていく一連の流れを、プロダクトでわかりやすく学ぶことができた、今回のクラウドファンディング。
最終的には329人のサポーターを集め、応援購入総額は目標金額の501%を達成したことからも、ファーメンステーションさんの取り組みが注目されていることの現れだと思います。
ぜひ、発酵の力で生み出される魅力的な商品を、毎日の暮らしの中に生かしてみませんか?
ファーメンステーションさんのウェブサイトはこちらからご覧いただけます。
ご当地コスメ広島県。牡蠣から配合の入浴用化粧品でお風呂美人に!
梅雨に入り、湿度の高い日々が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
なんとなく気分的にパッとしないけれど、ワタクシ、ボディケアに最適なシーズンだと思っているのです。夏に入る前に素肌をツルスベにしておきたいではないですか?
そ・こ・で、役に立ちそうなご当地コスメを広島県からご紹介しますよ!
今回のご当地コスメは、広島県安芸郡海田町にある石井五商店さんの入浴用化粧品。
「瀬戸の美麗浴」です。
春に広島県に行く機会があり、広島駅のアバンセ(高品質食材マーケット)をうろうろしていた時に見つけたご当地コスメなんです。
では詳しくご紹介してまいりましょう〜!
- 工業製品から化粧品へ
- 美容効果をもたらす素材に広島県産の『牡蠣から』を
- パックで美肌になる『肌磨き粉 瀬戸の美麗』
- それでは『瀬戸の美麗』『肌磨き粉 瀬戸の美麗』使ってレポ!
- ずっと愛され続けている商品
工業製品から化粧品へ
海田町は瀬戸内海に面し、自動車工業メーカーやその下請メーカーが集積するところ。石井五商店さんも、元々は化学工業薬品の製造販売をされているメーカーさんです。
広く使用されている重曹に着目され、新たな事業として化粧品や日用品を開発することになりました。
ナチュラルクリーニングやにおい消しなどでおなじみの重曹ですが、お風呂のおともとしてもポピュラーなもの。ワークショップなどで、クエン酸と重曹でバスボムを作った方もいらっしゃるかと思います。
重曹は炭酸水素Naと表示される成分で、弱アルカリ性の性質。古い角質を落とし、つるつるすべすべの肌にする働きを持っています。
ものづくりの視点を広げたところから、石井五商店さんのコスメ作りが始まりました。
美容効果をもたらす素材に広島県産の『牡蠣から』を
先に石井五商店さんは、保湿効果を持つトレハロースを配合した『重曹風呂』を開発。さらに、海の恵みと大地の恵みをプラスした入浴用化粧品を開発します。
海の恵みとは、広島県産の『牡蠣から』のこと。
牡蠣の生産量日本一を誇る広島県ならではの地域素材です。この牡蠣からを焼成・濾過して作った高濃度カルシウムイオン水を配合することで、潤いのある肌に導いてくれるのです。
大地の恵みとは、山形県月布鉱山産のベントナイトのこと。
約1600万年前の火山灰が堆積してできた、モンモリロナイトを主成分とするとても滑らかな粘土です。そのサイズは超がつくほどの微粒子!毛穴の奥の汚れを吸着して洗い流す働きで、洗顔料にもよく配合されている自然素材です。水に溶けるとゲル状になって肌を包み、潤いを与えて整える働きを持っています。
そして、糖の一種である保湿成分のトレハロースも配合。
シンプルに、なめらかで美しい肌に導くための成分を選りすぐった、お風呂のおともが完成したのですね。
パックで美肌になる『肌磨き粉 瀬戸の美麗』
入浴用化粧品である『瀬戸の美麗浴』、もともとお湯に溶かして使うものだったのですが、お客さまから「ペースト状にして肌に塗って使っている」とのお声をいただいたそうです。
そこで石井五商店さんはテストを進め、浴用よりもさらに細かい粒子のものを2レベル開発。ボディ用と、最も粒子の細かいフェイス用の肌磨き粉を商品化したのです。
ベントナイトで肌の汚れを吸着して洗い流す働きを。プラス、牡蠣からが持つ、肌のターンオーバーサポートと保湿の働きを活かしたコスメとなりました。
お湯で溶いてパックすると、美容成分を密閉できてじっくりスキンケアが叶いますね。
それでは『瀬戸の美麗』『肌磨き粉 瀬戸の美麗』使ってレポ!
まずは『瀬戸の美麗浴』を試しました!
お風呂に投入すると、サラサラとしたパウダーがとけてうっすら白く濁ってきます。お湯そのものはサラッとした感じなのですが、お風呂上がりの感触は全身すべすべに。
次にボディ用パックパウダー『肌磨き粉 瀬戸の美麗』を使ってみましたよ!
パウダーが本当にきめ細かいので、水はスプーンで少しずつ加えないとゆるゆるになってしまいます(注意です)。
よく混ぜて、ペースト状にしてから手の甲へ。入浴時はひじ・ひざ・かかとなどごわつきが気になるところに塗って、しばらくパック。
こすらずただ5分から10分ほど待ってからシャワーでサーッと洗い流します。
本当にこれだけなのに、“肌するん”の使用感がいい感じ。
さぁ夏よ来い!って気持ちになります!
ずっと愛され続けている商品
石井五商店の代表である根石さんにメールでお話を伺いました。
「美肌の湯と呼ばれる温泉の3つの条件が、
①アルカリ重曹泉であること
②ナトリウムイオンが豊富であること
③カルシウムイオンが豊富であること
この条件に沿って『瀬戸の美麗浴』を開発しました。
当社ではあまり積極的にPRをしていませんし、拡販も行っておりませんが
気に入っていただいているお客様からリピートをいただいています」。
ナチュラルな素材の持つ良さを活かしたお風呂のおとも。
地域素材も活用されていて、使えば納得できる使用感がある。
地元の方々に長く愛されているんだな…としみじみ思えた広島県のご当地コスメでした。
石井五商店さんのウェブサイトはこちらです。
いつもお読みいただきありがとうございます!
このブログが、あなたのご当地コスメ選びの参考になれば幸いです。
届くのが楽しみすぎる!ファーメンステーションさんのクラウドファンディング
ここ2・3年で、身の回りのものをこまめに除菌する習慣が根付いてきましたね。
そのとき使う除菌スプレーから、ふわっとリンゴの爽やかな香りが漂うと、ちょっとうれしい。ちょっと気分が上がる。と、思いませんか?
しかも、それはリンゴジュースの搾りかすを発酵の力で生まれ変わらせたものなのです。
以前、ご当地コスメブログでご紹介したファーメンステーションさん。
「発酵で楽しい社会を!」をミッションに掲げる、研究開発型のスタートアップ企業です。
ブログでも書いたように、代表の酒井里奈さんの講演に行き、そこで嗅がせてもらったリンゴのエタノール(アルコール)の香りがずっと忘れられなかったんですね。
エタノールのスッとする刺激のあとの、驚くほど華やかな香りに…。
今年、ファーメンステーションさんが新たにリンゴのエタノールでサニタイザー(除菌剤)を商品化し、クラウドファンディングで応援購入を募っていると知り、私も購入させていただきました。
りんごをジュースにしたり、シードルをつくったりする時に出る搾りかす。捨ててしまえば、ただのゴミにしかなりません。
しかし…!この搾りかすを独自技術で発酵させてエタノールをつくり、除菌スプレーとして商品化すれば、価値あるものに生まれ変わります!今注目されているアップサイクル商品ですよね。
このクラウドファンディングでは、すでに目標金額を達成されていますが、まだ応援購入可能ですよ!
詳細は、こちらです!
発酵の力で、りんごの搾りかすを除菌スプレーに。「リンゴだったサニタイザー」|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
5月21日(月)までの支払い完了で、応援購入が成立します。
本当に本当に時間がないのですが(ごめんなさい!)
よかったらぜひ、みなさまもぜひリンゴだったサニタイザーを使ってみませんか?
購入しやすいトライアルセットや、サニタイザーに加えてラボを見学できるパッケージなど、さまざまなセットが用意されています。
ご当地コスメ徳島県。国産すだちがほんのり香るしっとりハンドクリーム。
皆さますっかりごぶさたしております!
インスタグラムで触れましたが、過日徳島県に出張いたしました。
お仕事なので、当然その準備にかかりきりだったのですが…。
飛行機で手にしたJALの機内誌で、ある記事が目に入ったのです。
それは、徳島県佐那河内村(さなごうちそん)の山神果樹薬草園さんの国産柚子ハンドクリームをJ-AIRで機内販売しているというもの(残念ながら私の乗った便ではなかったようでしたが)。
急に、ご当地コスメブロガーのスイッチが入ってしまった私!
仕事を終えて帰りの飛行機に乗る前に、徳島阿波おどり空港でゲットしてきましたよ。
柚子ハンドクリームもかなり魅力的だったのですが…。
今回は、徳島を代表する柑橘を使った『国産すだちのハンドクリーム』をご紹介します!
和柑橘の名産地で始まった素材づくり・ものづくり
徳島県の北東部に位置する山あいの村・佐那河内村。1000年もの歴史があり、古くから農業が盛んなところです。特に柑橘をはじめとする果物の名産地でもあります。
『山神果樹薬草園』さんの母体は、石けんやシャンプーなどのスキンケア製品で知られる松山油脂さんです。
自社商品に配合する柑橘精油を確保するだけでなく、和柑橘精油の製造工程で発生する果汁や内袋などの繊維質を使った食品も製造。さらに和柑橘の栽培・活用を通して付加価値を上げ、里山を元気にする目的を持っているのだそう。
この農園の様子を以前、経済番組の『カンブリア宮殿』で観た記憶があるのです。
国産の精油を素材から安定供給するために、徳島県の佐那河内村に農園を開き、精油を搾る。
文字にすれば1行で済みますが、柑橘の産地や搾油までできる環境を探し、農園を開き、実際に稼働させるのはとても大変なこと。
ですが、香り・品質において譲れないこだわりがあるからこそ…と私は感じました。
『草生栽培』と『丸ごと皮削り®製法』
山神果樹薬草園さんが目指しているのは、その土地に生きる植物も昆虫も共生できる生物多様性のある農園。
私たち消費者はとかく農薬不使用の農産物を求めがちですが、それは農家さんに負担を強いる側面があります。除草剤を使わない山神果樹薬草園さんにとって、草刈りでの管理は大変な労力のはず。そこで、下草を生やして管理する『草生栽培』に可能性を見出しています。土の力を養うこの栽培法が順調に進んだ先には、有機栽培、自然農法の道が開けていくのでしょう。
天塩にかけて育て収穫した柑橘は、少しも無駄にはできません。山神果樹薬草園さんでは、柑橘を丸ごと使ってその個性を大切にした製品づくりのために、精油の抽出法も追求。たどり着いたのが、圧搾法でもなく水蒸気蒸留法でもない『丸ごと皮削り®製法』でした。
その柑橘だけの香りを放つ精油を得られるだけでなく、果汁や内袋等の繊維質、種子もそれぞれ活用できる利点があります。そこで山神果樹薬草園さんではリキュールやコーディアル、お酢などの食品も製造されているのです。
それでは『国産すだちのハンドクリーム』を使ってレポ!
シンプルなパッケージ、フタを開けるとすぐ香りたつ…という感じではありませんが、手を鼻に寄せると、ほんのりとしたすだちの香りが漂ってきます。
手に取ると、こんもりとしたテクスチャー。伸ばすとしっとりなじみ、スッと浸透していきます。水分油分バランスの取れた膜で包みこむ、柔らかな使用感。
べたつかないので、すぐ家事や仕事をしたい人にぴったり!
スクワランやマカダミア種子油、シア油やユズ種子油などの保湿成分が配合されていて、とても使いやすいと思いました。奇をてらわず、誰にでも心地よく使えるベーシックなハンドクリームです。
なんといっても、すだち特有のスッキリとしてほのかに甘い香りが一番の魅力ではないでしょうか。
すだちの香りを嗅ぐたびに、徳島のことを思い出し、このハンドクリームを手に取りたくなる。
『丸ごと皮削り®製法』の精油は、素材と産地とプロダクトを真っ直ぐに結びつけるパワーも持っていると感じました。
自然の恵みを無駄にせず暮らしと里山を豊かに
山神果樹薬草園さんでは、柑橘の果皮・果実・果汁・繊維質を丸ごと使い切り、最終的に残る残さも肥料として有効活用されています。
自然の恵みをいただき、また次の恵みのために役立てる。消して費やしてしまうのではなく、豊かさが循環していくための取り組みを行っています。
私は一個人でしかありませんが、使い手として、「この商品を使うことで里山を豊かにできる」そんな商品を選んでいきたいと思っています。
山神果樹薬草園さんのウェブサイトはこちらです。
テレビ東京さんの『カンブリア宮殿』松山油脂さんの回は、テレ東BIZで視聴可能です(有料)。
トップ画面の「動画配信サービス」から入って検索できます。
いつも日本地図を使用させていただいているfuchiさんのサイトです。(いつもありがとうございます!)
今回も読んでくださってありがとうございます😊
この記事が、あなたのコスメ選びの参考になりますように。
【お知らせ】JCCWEBマガジン寄稿記事が公開されています!
かなりお久しぶりになってしまいました!
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、2月になりますが、JCC(ジャパンコスメティックセンター)WEBマガジンに寄稿した記事が公開されています。
お話をうかがったのは、佐賀県佐賀市の(株)鶴商興産 代表取締役・坂本竜一さん。食肉卸のお仕事と共に、「さがジビエ」ブランドで、イノシシのソーセージやイノシシ油の美容バームを販売されています。
イノシシ油のコスメがあるとは、正直私も知らなかったのですが…。
もともと佐賀県は鳥獣被害、特にイノシシの被害が多いところ。捕獲後のイノシシは有効活用されず、廃棄されてしまう。それは、地域の課題だったのです。
坂本さんはグループ企業のグリルレストランで、北海道などの良質なジビエを提供してきました。佐賀県のイノシシ肉の美味しさに感動したことを契機に、鳥獣被害の処理施設の方々と交流を深め、そこからイノシシ肉の加工食品やイノシシ油の美容バームを企画・販売するに至ったストーリーをご紹介しています。
美容バームを作るのは順調だったのですが、そこから先が大変だったと語る坂本さん。今もなお、商品PRは手探りの状態が続いているのだそうです。
それでも諦めないのは、「この商品を使って喜んでくれる人を増やしたい」気持ちがあるから。
「今まで価値がないとされてきたものに価値を与えたい」、坂本さんのシンプルな想いからスタートしたイノシシ油の美容バームは、地方の社会課題の解決の一端を担っていると感じました!
想像よりも軽やかで、肌馴染みの良い使用感でしたので、一人でも多くの方に使っていただきたいご当地コスメだと思っています。
JCC WEBマガジンはこちらからお読みいただけます。
さがジビエboarboarビューティバームはこちらから購入できますよ。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!