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ロシア軍が部分停戦の合意後も、ウクライナのエネルギー施設を攻撃

ロシア軍が部分停戦の合意後も、ウクライナのエネルギー施設を攻撃
X_Katerina Horbunova

ロシアは先日、アメリカと交渉し、部分的停戦で合意したが、その後もウクライナのエネルギー施設などを空爆しているという。

 

「何も変わっていない」

 

ロシアのプーチン大統領は3月18日、アメリカのトランプ大統領と電話会談を行い、ウクライナのエネルギー施設やインフラなどを空爆しないとする、部分的停戦に合意した。

 

しかしウクライナのゼレンスキー大統領は3月20日、EU議会での演説で、部分的停戦合意後も、ロシア軍がウクライナのエネルギー施設を空爆していると指摘、次のように述べた。

 

「昨日(19日)の夕方、ロシア軍による新たな攻撃が、我々のエネルギーインフラを襲った。ウクライナでは毎晩、この攻撃に直面しており、それは皆さんもご存知のとおりだ。プーチン大統領は攻撃を停止する用意があると語っているが、何も変わっていない」

 

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ロシアの軍用飛行場が大爆発

 

またロシア軍は3月20日にも、ウクライナ中部・キロボフラード州の都市、クロピブニツキー市を空爆。この攻撃により、子供4人を含む10人が負傷し、民家や高層ビルなどの住宅も被害を受けたという。

 

ウクライナ南部のオデーサもロシア軍の攻撃を受け、3人が負傷、アパート1棟とショッピングセンターが破壊された。

 

 

ウクライナ空軍は、夜間にロシア軍が発射したドローン171機のうち、75機を撃墜し、さらに63機は電子戦により「ロスト」されたと発表している。

 

一方、ウクライナ側もロシアの軍事施設を攻撃しており、サラトフ州エンゲルス地区にある軍用飛行場で大規模な爆発と火災が起きたという。

 

 

サラトフ州はこの攻撃により、非常事態を宣言。数棟の建物が損傷し、10人が負傷したと明らかにした。

 

ロシア国防省も20日、ウクライナ軍が夜間に国内6地域を攻撃したとし、ウクライナの「無人航空機」132機を破壊したと発表。そのうち54機はサラトフ州に向けられていたという。

 

イギリスのスターマー首相は20日、ヨーロッパ各国の軍関係者による会議で、プーチン大統領が裏付けのない停戦協定を破ることは「確実だった」と述べた。(了)

 

出典元:Sky News:Volodymyr Zelensky tells EU summit ‘nothing has changed’ as Russian strikes continue on Ukraine’s energy infrastructure despite ceasefire agreement(3/21)

出典元:Aljazeera:Russia-Ukraine war: List of key events, day 1,121(3/21)

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