ごぶさたですた。
あと少しで終わるはずだったこのブログでしたが、完結しないまま ながーーーいあいだ投稿もせず、放置プレイ
申し訳ござらん
ということであと少しだけ書きます。メリークリスマス(昨日だっけか)
ごぶさたですた。
あと少しで終わるはずだったこのブログでしたが、完結しないまま ながーーーいあいだ投稿もせず、放置プレイ
申し訳ござらん
ということであと少しだけ書きます。メリークリスマス(昨日だっけか)
2005年ゴーイングメリーの最終日
オレは体調不良で会社を休んだのでした。
交代の船長が無事にメリーの最後を締めてくれた。感謝です。
メリー冒険の最後の最後という事で沢山の風船🎈を飛ばして別れを惜しんだみたいで、オレ最後の航海に立ち会えなかったが、お客さん始め船員やスタッフ達も盛りに盛り上がり感動したと聞いて嬉しかった。
メリー冒険の中頃からか、もうすぐメリーが今年で…最後…終わる…と思ったら
心と体がムズムズソワソワし始めたのを覚えている
多分メリーに係わった全員がそんな気持ちになったと思う。
今まで乗船してくれた全てのお客さんに感謝の思いとゴーイングメリーに関われた事への感謝なんかも有りまして、お笑いコスプレの時と同様に、なんかしたい、という思いが益々強くなっていった。
って事で、シャボン玉
派手な事は出来ないけど、地味なシャボン玉を派手に飛ばそう。地味だけどいっぱい飛ばせば、それなりに効果は有ると思ったから
そこで、オレの使いっ走りの五村くんを呼んだ。彼はオレのタバコを買いにアメリカだかドイツにまで行った事がある(自分の勝手な解釈)それ以来彼をパシリと呼んだ
パシリに「自動シャボン玉製造機」の製作を依頼すると「今からアキバ行って材料仕込んで明日持ってきます。」ほんと頼りになります。
なんせ彼、五村くんは当時、東京大学の三年生で、
テレビ番組の「鳥人間コンテスト」だかに手作り飛行機で出場した東大チームの一員なのだ、
だから自動シャボン玉機なんて、お手の物なんです。
でも、彼が翌日、持って来た物は相当改良の余地ありですた。
っていうか使えなかったので、試行錯誤の結果
団扇の骨の部分をシャボンに浸し扇風機で押し出す古代からの手動システムを採用( ゚Д゚)
船員たちが交代でシャボン玉を飛ばしたという。。。 大変ご苦労様でした。m(__)m
なぜ東大が鳥人間コンテストで成績が良くないのかゲセました。wwww
東大生をパシリに使うオレは水高出(-ω-)/
メリーの前方から大量のシャボン玉が飛んできたら皆んな喜ぶよきっと。。大正解!
それから会社に大量の風船とそれを膨らませるガスボンベを頼んだ。。これも大正解!!!
この時はゲンさんが担当です。二刀流です。www
つい最近すごく驚いたことがあった。
前の会社で後輩だった移送多くんから電話がきた!「今日横浜の運輸局に行って、そこの方と話をしていたら、その人は前に東京で船舶検査官をしていて、なんとゴーイングメリーの検査を担当したことがあったそうです。」
「えぇぇぇぇー!!」
オーマイ画 その方は、このブログの「第8話マザーシップってかー」に登場する検査官ですた。
奇跡に近い偶然です。いや必然か。なぜなら、運輸局の検査官は全国移動が多いと聞いています。人数も多いでしょうし、そして、この方も現に部署が変わっていました。そこえ、オレの後輩がたまたま用事で行き、そこで話をしていた相手の方が、じつはメリーの担当検査官だったって( ゚Д゚)
15年前の話をいまブログに書いていて、そして今、知りたかった。ある事が。。。。。。
当時オレは初物尽くしの2003年ゴーイングメリー誕生に際し、造船所で、えらくシンドイ思いをしていた。
そんなオレの味方は横浜たそがれの機関長ただ1人だった。そこえ、颯爽と現れたのが正義の味方の検査官でした。
忘れもしない、あの人は、オレの前に現れた魁傑ハリマオそのものでした(^^) あの節は大変お世話になりました。
オレはその移送多くんの電話で、どうしても知りたかった事があった。それは、魁傑ハリマオさんの出身地です。
忘れもしない、って言ったけど、すんませんm(__)m 忘れました。
「第8話マザーシップってかー」で検査官の方の出身地を「隣町」と書いたんだけど、確かオレと同じ「石巻出身」と言った?隣の町だったか定かでなくて、記憶があれですた。
隣町っていうだけでも噓っぽいストーリーなのに同じ町の出身って、、、
なので100っ歩譲って隣町にしたんです。だから。。。
「その人は、オレのことを知っていたかなー」
「ハイ!ゴーイングメリーのことをよく覚えていて、船長の出身が偶然にも同じ石巻だったんだよ、と言っていました。」
キャホーーー!!!
原作者の尾田さん(先生とは言わない)を始め麦わら海賊団のクルーが全員お忍びで乗船してくれますた。各ブースに立ててあった額に入った各クルーの説明書きに、それぞれ皆さんがサインを残していってくれた。粋ですね
お忍びとは言っても尾田さんの乗船日だけは前もってオレらは知っていた。(何便に乗船するかは、知らない)
オレ遠くからでもいい、ワンピースの原作者を拝見したかった。
だから尾田さん探しの協力願いを全船員に通達した。ただ、尾田さんの顔を誰も知らないズコ
でも、オレは大体の見当はついていたので
全船員にトランシーバーで指示をだす
「全員に告ぐ!尾田さんは必ずナミかニコロビンに似た美女を連れている、若しくは両方だ。そして、その美女にぜんぜん不釣り合いの男、そう!それが尾田さんだ!!!見つけたら連絡せよ!繰り返す…」って事で、その日のメリーは一時、警視庁捜査1課に(^^)…
お客さんが乗船する際オレは操舵室にいて船員からの連絡を待つ。
「船長ーこの人違いますか?美人を連れてますよ」操舵室から双眼鏡で覗く…
「こちら七曲署、違うくねー男の人のバック安っぽ。尾田さんは、ブランド物のバックだぜ」
「船長ーナミさんがいます!」
「ちみはまず目医者に行きなさい」
それから次つぎと情報が入っては来るが・・・
どれもガセねたばかり、こんなものまであった。
「ニコロビンだおーー!」
「あんね良く見てみー2丁目よ、その人」
「二丁目?どこの」
「いいよもー」そんなこんなでお笑い捜査線は続いていたが。。なんともうとっくの昔に犯人は、いや原作者は、誰にも気づかれずにメリーをトンズラ、いや下船されていたのでした。
マストに尾田さんの指紋がベッタリ、いやルフィの絵が残されていたズコ
どっかのブログで、メリーに乗船した際マストに落書きがしてあって、それが、とても上手だったと書いていたハハハ本物だよ
それにしても、今から来年のゴーイングメリーに乗る事を楽しみにしているサンジとゾロ
オレ心配と同時に気が滅る
この日のメリー最終便が台場に到着、タラップから肩を怒らせ颯爽と降りたサンジとゾロに「じゃあ元気でな」と元気が無いオレが言う
彼らは来年も必ずメリーが来ると信じているが、それは、絶対に無い(フジの渋へ氏から直に聞いた)事で、わざわざ東京の大学に入れたとしてもメリーが台場に現れない現実をどう受け止めるのか
彼ら人生掛けてるし相当キツイだろうなーと人生をかけた事が無いおじさんでも察しがつきます。
そこで、ある集まりを思い出したオレは、その集まりに彼らを誘ってみた。
それはオレが思いついたゴーイングメリーロスの憂さ晴らし的なもので
皆んなで船を貸し切って遊ぶチョッとしたワンピース好きのオフ会みたいな集まり
「もし来年東京の大学に入ったら2人で来いよ!その姿で」
サンジとゾロは喜んで「行ぎぃだぁいぃ」と言ってくれたのでオレも少しだけ元気が出た。
貸切船でのひとコマ チミもサンジとゾロに土下座しる!!
うわぁー凄い!だの何だのと操舵室の中で、はしゃぎまくりのサンジとゾロ
普通の若い女性に戻っていた。
さっき、なぜオレに謝ったのかを聞いてみた。
「迷惑だ!止めろと言われるのが怖かったんです」
コスプレしていると時々そんな事を言われるらしい、コスプレも大変なんだとなーと思いますた。
「分かった!」なるほど、だからレイヤーはメリーに乗船する時、ニコロビン以外は下向き加減でなー了解すますた。
「私達静岡から来ているので。。」そうか、わざわざ静岡から出て来たのに止めろって言われたら、そりゃ相当ショックだよなー
オレの顔が怖いからブルっていたんでなくて安心した。hahahaha
hahahah。。。「えっ!そんな遠くから来たの?」
そんなんで驚いちゃ困るってよー(-ω-)/
九州から来ている人もいますだってよー(-ω-)/
日本全国から来ていますって本当かよー! この世界マジで怖ぇ(._.)
少し落ち着いたのか、それから自分達の事を話し始めた。
2人はまだ高校3年でアルバイトしたお金でメリーに乗りに来たことや、2便しかチケット取れず、この航海が最後の乗船になる事、来年東京の大学に入る事、そして、その大学に入る理由を聞いてオレは驚愕した。。
なんとゴーイングメリーに乗る為だけに東京の大学を選んだんだすと。ポカーン
怖い!とっさにそう思った。どうしようか...言うべきか言わない方がいいのか迷っていた。
「来年やらねーよ メリー 残念だけど」心を鬼にして言っちまった。(ナマハゲだけに)
すかさず彼女らも言った「絶対やりますよ」2人はハモりながら明るく返してきやがる(>_<)
さすがは海賊、ポジティブです。
「わかったガッテン承知の助平!」貴重な時間をオレに付き合わせて本当すまん。
操舵室を見せてもらったお礼を言っていたが、イヤイヤーこんなにお客さんを楽しませてくれた君達に、逆に感謝のオレです。
お詫びに「思いっきりコスプレを楽しんで、出来れば最終便まで乗っていて欲しい」とお願いした。
もう少しだけメリーに乗れる事に、サンジとゾロはサンジとゾロではない方で喜んでくれた。
そして操舵室のドアを開けて出て行く瞬間、カッチョいいサンジとゾロに戻っていた。
変わり身が、はやい事 はやい事( ゚Д゚)
凄いレイヤーが居るなーと感心していました。
サンジとゾロだ
バギーとゲンさんとモージを連れてきて、皆んなで彼らに土下座したくなった。
乗船客に人気で写真撮られまくっている彼らをオレは有り難く思って遠目から見てた。胸を張って颯爽と船内を闊歩する2人を何度か見かけた「かちょいいー」
そして操舵室の窓のカーテン越しに2人のパホーマンスをチラ見していたらゾロと目があった。2人とも女性だった。
それよりも「アレ!…変」
さっきまで子供達に囲まれていたゾロに殺気というか強いオーラを感じたが、オレと目が合ったとたんオーラが消えた。
そして、サンジと一緒にその場を逃げる様に離れて行った。「えっ!オレが怖いのか?まだナマハゲってるのかオレ」しどい、シド過ぎます。デリケートなオレの心は傷ついた。
暫くして今度は二階の通路で彼らとバッタリ会った。この時もオレを見て2人はきょどった。それまでは、威勢がいい兄ちゃん達が急にだよ。。。
オレもきょどったが。。。
それでも優しく話しかけてみた「ありがとうね」本心だった。
そしたら彼女らは一瞬「えっ!」って顔してから「すいません」と謝ってきたので驚いた。
「なぜに?」
それを聞きたかった。そこで立ち話しも何だから「操舵室行って見ない?」と誘ってみた。
きょどりまくっていた2人は
「行ぎぃだぁいぃ」と驚くほど元気になり大変喜んだのでした。
オレ、シャイなんで女性は苦手ですが、この2人は男そのものなのでフラットに話せた。
いつしか3人ともきょどりが消えていた。つづく
2005年はこれと言ったエピソードが少なかったような。。。記憶があれです。
なので、このブログもまもなく終わる事になります。ラストスパートです。
この年2005年でゴーイングメリー号の冒険は終わると決まっていたのでこちらもラストスパートって感じで毎日航海していました。
2004年と大きく違うのはモームが居ない事だった。予算の縮小ですかね(._.)
メリーをモームにギリ近付けた演出が1つ減った事でオレは少しだけラクをしたが寂しい気持ちでござんした。
船内は各ブースに別れて、麦わら海賊団の各自のエピソードがパネルなどで展示されていた。
全体的には昨年と変わりない感じでしたが乗船人数は年を追うごとに増えていた。
コンビニでもチケットが買えるようやになったけど、その分乗りたくても乗れない人が続出した。チケットは直ぐにソールドアウト、ダフ屋が出没する事態になっていやがった。
今年は、乗ることをあきらめたけど、来年こそは絶対に乗るゾって人を見かけた。
今年が最後とオレ言えなくて、、、
ある日、1航海だけフジテレビの貸し切りがあって、フジテレビのお偉いさんやテレビで見たことあるアナウンサーも乗船した。もちろん渋へ氏と水戸泉さんもいた。総勢30人から50人はいたろうか、普段の航路を走っていて、レインボーブリッジ付近でオレは渋へ氏に連れられて屋上デッキにいった。フジテレビの社員の方々も全員デッキにいて景色を眺めていた。オレ一番前の手摺に持たれていた社長さんに挨拶に行ったいた。
身体の小さい社長さんが海を見つめながら言った。「これは、いいなー」小さい声で、確かにおっしゃった。「だったらヤレよずーと!」とオレは言えないー悔しいけどオレにも家庭があるー
来年のゴーイングメリー号の冒険に期待した人は、大勢いたと思う あの日のサンジとゾロも…
2004年ゴーイングメリー号の冒険も無事に終わり江東区砂町のIHI造船所へ回航しました。
造船所の岸壁に係留して数日待機との事で、毎度お馴染みの無気力ぶり、すっかり抜け殻状態のオレ、でも昨年みたいなメリーとの別れの悲壮感は無かったと思う。
この時、既に来年もメリー冒険は有ると知らされていたからだと思うが、記憶があれです。
昨年はそれに加えて後悔の念というものまでオレにはありまして、なんか色々と滅茶苦茶な精神状態でありました。だけれども無事にやり遂げた達成感は半端なかた。
今回は別れの悲壮感も悔いも無ければ達成感までも昨年よりイマイチ感じられない
それでも心地よい無気力感、脱力感にオレは浸ってしばらくは何もせなんだ、したくなかった。
「お笑いコスプレ」や大砲撃ちまくり祭りなど、人がどう言おうと今回はオレ自身ゴーイングメリー号の冒険をめーいっぱい楽しむ事が出来た。
悔いは無い!悔いはない? いや、まだだ、やり残したことがある。それは。。
「メリーヘッドに座る」
そこはゴーイングメリー号のキャプテン-ルフィの席だけど。。
オレはいきなり白昼夢を見た。
何やらルフィとオレは二人だけの約束をしていた。
オレ「なぁーいいよなぁ」
ルフィ「ダメだ」
オレ「けちくせー事言うなや」
ルフィ「ぜったいダメだ」
オレ「メリーヘッドに座らせてくれ、お願い!」
ルフィ「しょうがねーな、お前だけだぞ」
オレ「分かった。約束しる」…
いつもオレの視界を妨げていたメリーヘッド、、嫌でもメリーヘッドの後頭部を見続けながら去年も今年もゴーイングメリー号の航海をして来た。「あの頭の上に座れる」
という事でさっそく梯子を持ってきて、ゆっくり慎重にメリーヘッドに上がっていきますた。
恐る恐るメリーの丸い頭に上がった。
意外に広い大人3人位は座れる、下を見た。海面まで5m以上ありそうだ、ちと怖いけど…なんとも心地がいい、ルフィが座るのも良くわかる、そして、ここに神聖な雰囲気も感じた。。そんな事を思いながら長い時間その場で戯れていたその時、携帯が鳴る!
「船長、メリーに別れの挨拶をしたいので今からドック行ってもいいですか?」世話になったスタッフからだった。オレは正門まで迎えに行ってやりますた。女性が1人に野郎が4人全員20歳前後の若者たちです。
静かに係留しているメリーに、昨日まで乗っていたスタッフ達は色々と思う所もあるのでしょう。全員辛気臭い顔で乗り込みます。
各自、自由に写真を撮ったりしていた。あっ...「やべー‼︎」
メリーヘッドに梯子を掛けたままだった事に気付く、が時既に遅し、「船長🤩」「…いいよ😢」
仕方がありません世話になったスタッフ達ですから。。
そして、夕暮れまでメリーヘッドから降りようとしない若者達だった。ルフィすまん🙇♂️
初めてメリーヘッドに上がった時のその場に感じた神聖さオレの感と言いますか感覚は正解だった。
なんと、そこは縁結びの神様が鎮座していたのでした。
数年後にオレは結婚式に招待されました。そうですメリーヘッドに上がった唯一の女性スタッフと4人の野郎スタッフの1人が目出度く結ばれたのでした。めでたしめでたし
したい。したい。下の大砲を何とかしたい。と思った日のほんの少し前
それは、本格的な冒険が始まる前、台場試験運転時の事です。
試験運転とは言っても初めてづくしの昨年とは違い、改めて確かめる事と言えば大砲の弾の出かたを知るくらい
暇なのでメリーが台場の桟橋に係留中に陸の台場券売所方面めがけ大砲を撃ってみた。下の大砲の弾(水の魂)の確かな到達距離を知るために(沖で大砲を撃っても飛距離が分からない)ってのは二の次で本当は好奇心です撃ってみたかったのです陸に
でも、責任者のオレが安全の確認と大砲の犠牲(好奇心好奇心)にならねばとメリーから降りて球が飛んで来るであろう場所に立ち、チョット怖えーけど的になった。「さーこい!」(-ω-)/
通行人がいないか注意して。
「撃てー」とトランシーバーで指示した途端もの凄い水の弾がオレの方へ。。危ねー思わず逃げますた。イヤこれはアカンやつだ!!!周りにいたギャラリーは大喜びでしたが「これはアカン辞めや」30m位だった。距離が分かったから、お終いにしようとした時
陸のスタッフの女性が「私も~お願いしてもいいですか」えっやるの?マジで?「逃げ遅れたらズブ濡れよ」構わないと言うから希望通り濡らしてやりませう。
そしたら、何と彼女はその場を1ミリも逃げようとせず結果ズブ濡れでヘラヘラ笑って
「サイコー!」なんて叫んじゃう...逃げたオレの立場は?
「私もお願いします。」「私も」「私も」「じゃーどうぞ」ダチョウクラブかい!
次から次と上島竜兵いや勇者が まー本当に面白いマジ楽しかった。
これ一回ナンボで金とれ、、、
そうですギャラリーの子供まで混じって大騒ぎ。。なので何度も撃ちまくりますた。て事もあってオレは球の距離感はしっかりつかんでいた。
これだ!
乗船待ちのお客さんに大砲の弾を撃つ!
本当は台場の入り口付近で大砲を一回撃って、はいご苦労さんの大砲を桟橋付近でもう一度撃つ、
でも、大砲の弾を飛ばしてお客さんに当てて濡らしてでもしたらオレの首も飛ぶ
ここは慎重にならざる負えない
メリー乗船待ちのお客さんは海側デッキ通路に並んでいるから当たるギリギリの所の海面に弾を落とす、すると並んでる待っているお客さんはビックリ大喜びってな仕組み
これは絶対受けるが、下手こいたらオレの首も…オレの首とお客さんを喜ばせるエンターテーメントとやらと金鳥とスリルを天秤にかける簡単に金鳥の方に傾いた。(軽い首)
覚悟が決まりますた。
さっそく試してみる
いろいろ着桟態勢で忙しいのに、また一つ作業を増やす愚か者
一生懸命に目で陸との距離を測ります。さん橋付近でも絶対に届かない距離の場所から1発撃ってみた。「あー怖い」だって初体験だもの…お客さんの反応は?えーって感じで驚いていた。
桟橋付近で一発
そしたら機転を利かしたんでしょうね、陸から何やらハンドマイクでスタッフの声が
「海軍大砲の準備いいか?撃て」陸の飾りの大砲と思っていた物から音と煙が出てくるし、乗船待ちのお客さんも「撃てー」って叫んでるし。。なになに何なのこれ?
恥ずかしながらボンクラ船長はその時、初めてそんなストーリーだった事を知ったのでしたへへへ
それ以来、毎回大砲の水玉をお客さんの目の前に落としてやりましたよ
そして毎日、石鹸できれいに洗っていました首を('ω')ノ
2004年は台場が海軍基地という設定で大砲も据え付けてあった。それでメリーが台場に近づいた頃合いで海軍の大砲と麦わら海賊団の船首にある主砲とで撃ち合い 戦うという設定だったんだ
海軍の大砲
変な話だけどオレ、キャプテンをしていながら、そんな事になってんの正直チットモ知らなんだ
陸にある大砲なんかも、ただのオブジェと思いきやちゃんと音も煙も出るんだなあー知らなんだ。もちろん、大事なことだからフジテレビの渋へ氏からは説明を受けたはず、でもオレちゃんと聞いていなかったのだろう(ひと事みたい)ー
冒険の設定を船長のオレだけが知らなかったという珍事でした。
それでも無難に事は進んでいたわけだから、なんの問題もないんだが、でもオレ的には天を仰ぎたくなる位に悔しかった。たった30日間しかないメリー冒険の初めの数日間をもったいない事をしたなーって気分でありました。常に自分には優しいオレですがね、この時は自分を責めました。
まず、その事(設定)をオレがわっかた時のことを説明します。
それは、暑い日でした。デッキ上の大砲は、お客さんを濡らしてキャキャ楽しませていました。初めは、ただ一発風下に撃つだけのデッキ上の大砲を、ウケを狙い、わざと、真逆の風上に向けて撃ち、戻って来た大量のミストを活用して、濡れるスリルと、涼しさをお客さんに提供したのは、この私です。
そして、予想通りにウケた。それは、お客さんを楽しませようとオレが勝手に始めた事です。あまり大きい声では言いたくないが、オレが勝手に始めた事です。。。
そのことに味を占めた馬鹿なオレは、下の大砲(主砲)も…
下の大砲は台場の桟橋から遠く離れた所でルフィの「海軍だ撃てー」の合図で一発撃って終わっていた。
それに合わせて陸の方で海軍が大砲を撃って騒いでんの、余りに遠くて聞こえなかった。だからオラしらなんだ。
上のデッキの大砲と同様に下の大砲もただ撃つだけではなく何かしら有効活用したい。したい。したいー。 つづく
オレ出る釘は打ちます。
彼らは有頂天になっていました。自分達の人気に(キャラクターがですがね)。
でもオレは「お笑いコスプレ」に飽きた。奴らのことを思うと全面的に辞めるには忍びない
そこで、朝のメークを一時中止して様子を見ることにしました。
あさ台場に着いても俺は操舵室から出なかった。もちろん機関長にも事前に話はしていたから、彼らは放置された。
そんなことを知らない彼らは、まだかまだかと待ちわびているアレアレときょどります。
きょろきょろと誰かを探している様子が笑えます。
そのまま1航海だけ放置しました。
「パニくってるパ二クってる」まるで餌を貰えないアホウ鳥。。。
「ジュテーム」!
唐突ですが、真っ赤な頭のジュテームさんのその後
俺の別れの挨拶をジュテームは、大人しく頭を上げ下げしながら聞いていた。「船の近くにいれば腹一杯このイカ食わしてやっからな」最後のイカを口元に持って行きパクっと食べる瞬間
サーッと引きフェイント、(-ω-)/
騙されたジュテームは首を横に振りながらアレアレアレと軽いパニックに、、、これはまるで放置プレーされた奴らに。。。
あれ!ヘンまた戻っちゃいました。
また唐突ですm(__)m ジュは頭が良いから必ず戻ると確信していました。だって労せず餌が食えるんですから、アホウでない限り…という事でジュの重い体を抱っこして海に投げ込んだ
ジュはしばらく海に浮かんだ状態からダダダダーと船の進行方向とは逆の方向へと水面を走り出しました。
かっこ悪い滑走です笑えますハハ と思いきや羽を広げ空中に飛びたちました。そして一直線に船から離れて行きます。わき目も触れず、後ろを一度も振り向かずに、その姿はまるで俺から一目散に逃げているようだ!
そして水平線の向こうに消えていきました。「ジュテーーーム!」やっぱりお前は、お前は、、、
アホや
それ以来アホウ鳥の群れを見る度に頭の赤いアホ鳥を探しましたが、一度も見かける事は御座いませんした。あんなに信頼しあえた仲間なのに。。。「朝日が昇る前のかけた月をアホウも見てるかな…」
少しだけ「鶴の恩返し」を夢見たオレはアホウだす
毎朝恒例のバギーとゲンさんとモージの作成を思うところがありまして、1航海だけお休みにした日がありました。その訳は後ほど
ところで、初めてここに無理やりブッ込んだモージはクリスちゃんが担当しました。クリスチャンと言っても彼キリスト教徒ではないです。彼は振る皮ちゃんと果糖ちゃんと同じ歳位の若い船員です。彼は社員じゃないけど何故だか船員してました。キリスト教徒でも社員でも無い船員のクリスチャン
オレは差別は嫌いです。
なので社員じゃ無いクリスチャンも「お笑いコスプレ」の仲間に入れてやりました。
彼にはオレの伝家の宝刀「目出し帽」をかぶらせようかと思っていのたが、機関長はバギーの仲間の「モージ」にしようと言うのでクリスチャンには、かわいそうだが
「汝モージを給わすアーメン」
彼らは予想以上に人気がありまして気分はあげあげのハイテンション!特に若い女性には、進んで自己をアピールする為か凄く人気がありました。
なんか勘違いしていませんかチミ達?
人気なのは、バギー船長であり、ゲンさんなんだよ、そしてゴーイングメリーがあって初めて成り立つそのクオリティーの低さなんだよ
だからさーバギー頼むよ
その姿のままでマック行くかなーフツウ、、勘違いも甚だしい…ねえーマック行く?
ジョイマンの「ラップで○○しようよー」ウワー変なのがキターみたいな…当然言われるわなー
テロだ猥褻物陳列罪だでお巡りさんにとっ捕まらなくてマンズマンズだぜまったくー
その根性は認めるがね、しかし、マック行くかなー行くなら行くとオレに言ってよマックエアー頼んだのに('ω')ノ
手乗りアホウ鳥
たった3日間だけどスッカリ俺になついてくれた。
こんなバカでかい鳥を手乗りにして飼うって事は、娯楽の少ない船乗り生活の中で貴重な楽しい思い出になりました。
名残惜しいけど「ジュテーム」を空に返します。
誰がつけたか知らないが、アホウ鳥って名前しどくねー余りにも可愛そう
だから釣ったその日に名前をつけてやりました。横浜訛りの鳥だったからチョット洒落た名前を付けようとしたが日本語だとどうしてもアホウ鳥になっちまう( ゚Д゚)
だから、こじゃれたフランス語にした。
当時フランス語はあまり知らなくて「ボンジール」「ダーバンセレスカドンマダーム」「アザブジュバーン」「ケツカセケツカセ」位しか知らなくて、ちょうどその時、船のビデオで沢田研二がジュテームなんたらって歌っていたから「ジュテーム」と命名
俺はガキの頃レース鳩を飼っていました。鳩は愛情を注いだら1,000km離れた家まで戻ってきます。俺たった3日だけどジュテームには相当愛情を注ぎました。だから必ずジュテームは戻ってきます。
そしたらたらふく鯖やイカを刺身でくれてやるから
そう思ったら、このまま放鳥できません。なぜならジュテームと同じ顔したアホが常に数十羽、船の周りを飛んでいるから。戻ってきても区別がつかないから。だったら印を付けよう。ペンキを塗ろう!船にはペンキ売るほどあります。
赤いペンキ(水性なので消えます)でジュテームの頭を塗る作業。。。そうですこの作業ががが、、、あー長かったやっとメリーの場面に繋がったよ
彼等を変身させるためのペイント作業中に、これと似た様な作業を過去にした事を思い出す。
それは、第三者から見れば、いじめや虐待に見えたというところも似ていた。そして、両方とも愛情があってというところも
話は逸れるけど素晴らしい物語なので、その昔やった似た様な作業とやらを、ここに記します。
それは、俺が若かりし頃、マグロ船に乗ってた時の話です。
マグロを釣る餌はイカと鯖でした。次々に海中から上がってくるマグロが掛かっていない縄の空針に付いている餌を外し、海に捨てて行きます。その数は大変な数になります。
その捨て餌を食いにアホウ鳥(カモメの化け物みたいな巨大な鳥)が群れをなして船に付いてきます。
名は人間が接近しても地表での動きが緩怠で、捕殺が容易だったことに由来する
その時はマグロが全然釣れなくて空針ばかり上がってきた。
こんな事は全く無い事なんですが、俺がその空針のマグロ縄を引っ張っていた時に突然アホウ鳥が急降下してきて、釣り針に付いている鯖をパクっと食いやがった。
俺アホウ鳥を釣っちゃいました。
アホウは余り羽ばたかない鳥です。そのままゆったり上空に上がっていきます。
凧あげだ!
ほとんど凧あげ状態、そのまま急いで船の後部デッキに回った。
後部デッキで、滅多にと言うか最初で最後の経験だろうから、しばらくアホ上げを楽しんだ。それからゆっくりと縄を引き、船にアホが近づい来たところで縄をうまく操りデッキに無事に着地させた。
怖いけど急いで釣り針を外しにかかって思った。こいつは…アホや
口ばしで突かれるのを覚悟していたが、以外やキョトンとしたまま俺を見ているだけで俺を全く怖がらない
今まで色んな鳥を飼ったけどこんなの初めての経験「可愛い」釣り針を難なく外して傷口を確認血がチョット出てるだけだったから消毒してハイおしまい、
さーてと、逃してやろうとしてハッと気付いた。針を外してもキョトンとしたまま首だけ動かす仕草、こいつ飛べないのか。。。
鳥好きの俺にはなぜ飛べないのか直ぐにわかった。
飛ぶための滑走が出来ないからだ、水かきの足で水面をしばらく走ってから飛び立つ水鳥は鳩などの様にその場から飛び立つ事が難しいのだ、ましてやこの巨体 「飼おう!」
飛び立って海に帰っていかないお前が悪いのだから
早速餌のイカを持って来て食わせて見た。すげー一気飲み「美味いか」「うめっぺおー」首を何度も振って喜んでいる「鯖はどうよ」俺の手から直で取りまた一気飲み「やっぱ鯖は刺身だなおー」面白い奴だなチミは(^^)