苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

京丹後の海辺を走る絶景林道 5/11



最近話題のこんなオブジェ、みなさんご存知ですか?



これ連休中に設置されたようなのですが、実は先週の早朝に出会った時は、てっきり本物だと思っていました。
その時は数台のグループの最後尾を走っていて、まだ薄暗かったので驚きの方が先だったのですが、帰り道にまた見ると同じ姿勢だったのでやっとダミーだと気付きました。



なんでもエムクラスガーデンというアニマルオブジェなどを手がけてきた会社が、その敷地内に交通安全を願って作られたそうです。
これ警察官2体は人形ですが、パトカーは実車で、側面にはPOLICEではなく『PEACE』とペイントされています。
やりますよね〜、これだけ話題になったらかなり会社の宣伝にもなるでしょうし。
そうそう、場所は国道176号線の兵庫県篠山駅の少し南にあります。



さて、今回はいよいよ来週に迫ってきたグループ探索ツーリングの下見の残り分調査。
そしてそれが済んだら、あとは舗装路メインで、のんびり海を楽しむつもりです。



それにしてもこのエリアの林道のエントリー区間はどこも穏やかで、その先に期待が膨らみます。



まあしかし、現実はそう甘くはなく、今回も大半はすぐに道が消えてしまうものばかりです。




アナタノメニハコレガミチニミエマスカ?
古道というのは、大抵の場合麓では沢と並行していることが多いです。
それが災いして、度重なる大雨で道が消えてしまうことが、古道ではまあ当たり前のことです。



歩いて行くとかすかに残るその踏み跡。



それをしらみつぶしに当たって行くのが、古道廃道探索だと言えるでしょう。



ここもまた途中で道が消えていましたが、ハイカーさんが残したピンクリボンが、確かなルートだということを証明しています。



でも徒歩ならば行けても、バイクではここも無理なようです。



お次は杉、檜の森から。
この時期、こんな森を走っているととても良い香り・・そう線香の香りそのものが漂ってくることがあるのです。
線香の材料のひとつには杉の葉を使うそうですから、それは当然なのでしょう。
線香は心を清めるという役割もあると聞いたことがありますが、まさにそんな気分にさせてくれます。



ここは細い倒木があったので簡単に処理。



しかし、すぐその先に難所が現れるのも林道あるあるです。
でもここは見込みがありそうなので、あえて一人で無理をせず、グループで来た時の楽しみにとっておきましょう



その支線も探りましたが、これは明らかにノーチャンスかな。



しかしその手前にあった、たぶん大したこと無いだろうと思っていた林道が意外や意外!



大きく開けたところからさらに道は続いています。



う〜む、これは更に見込みアリの物件です。
これはもう少し奥まで探っておこうかなと思っていたのですが、昼に近づいてきたので、混雑を避けるためにお目当ての店を目指します。


店に到着すると、先客2組はいましたが、意外にひっそりしています。



とりあえず待たずに座れてよかったなと思いながら、カウンターで板前さんの包丁さばきを見ていると、なんか雑っぽい。
出てきた刺身定食も見た目はやはりイマイチ・・
一切れ食べてみると『なんだこりゃ!』と感じるほど旨味が無く、汁もぬるい。
ここ久美浜は漁港でもあり、景勝地として宿は多いのですが、海鮮料理が食べられる店が嘘のように少なく、やっとネットで見つけたのですが、こんなレベルだったらスーパーで買った方がまだマシではと思うほどでした、やれやれ。




モヤモヤしながら表に出れば、すぐそこには美しい白砂の浜がどこまでも広がっていて、そんな気持ちを晴らせてくれます。



オフロードバイクを乗り始めてから、山の魅力にあらためて引き込まれてきましたが、若い頃から40代あたりまでは海でばかり遊んでいました。
そのせいもあって、やっぱり無性に海が恋しくなるのですが、真夏の人の多い風景や雰囲気は避けたいので、この時期か秋がベストなんですよね。



今日は空も晴れ渡っていながら、風も強いので暑さは感じられなく、最高のコンディション🎵
これは久美浜の東の端です。
ここから京都網野町まで可能な限り海岸近くの道を辿ろうと思っていました。




小さな漁港に立ち寄ってみると、その裏から何やらダートがあったので入って行くと・・
『うわっ、林道が続いている!』



こういう時は本当に身軽なトライアル車がその本領発揮します。
排気音も静かなので、もし誰かに出会ったとしても眉をひそめられるようなこともありません。



それにしてもなんとラッキーなことでしょう!
水辺からの高低差は10mほどで、景色を遮るものもなく、岩壁をトレースしている道なんて、これまで舗装路以外で出会ったことがありません。



若狭にはロング基幹林道が海の見える林道として有名ですが、かなり舗装化が進んでいて、海からの距離も結構あります。
この近くにも大江山周辺の林道から、天橋立が見えたりしますが、ここまで海に接近できるものではありません。



まるで夢のような林道で、止まって写真ばかり撮っていたので全然前に進めませんが、果たして抜けられるのか?



おーっ、隣の漁港が見えてきました!これはもう確定でしょう。



やりました!抜けられました!
あとで地図で確認すると、その距離は全長3kmにも満たないショートですが、その価値は僕にとってダイヤモンドクラス🎵
昼飯の件もこれですっかり帳消しです。



更に海岸線を進み、京都網野町の鳴き砂で有名な琴引浜に到着です。
全長1.8kmにわたる白砂青松の景勝地で、国の天然記念物・名勝にも指定されています。



なのでこちらはどうあがいても砂浜にはバイクで立ち入ることはタブーですが、こんな良い海辺の草原がありました。
海水浴客が多い時には、ここも立ち入ることができないでしょうが、今この時期はこんな美しい場所に人はほぼ皆無だなんて、もしもこれが関東だったら信じられないことでしょうね。


その美しさに、ついセルフシャッターでパシャリ。



柴山と並ぶ高級ブランド蟹で有名な間人(たいざと読みます)の港の間には、こんな岩礁地帯の撮影スポットも見つけられました🎵



先端まで進むのはちょっとだけ度胸とテクニックが要りますが、これもオンロードバイクでは絶対にマネができないこと。
スピードが出ない?シートがプアで尻が痛い?それがどーした!



実はこの網野町に来たのは、もう一つの目的がありました。
それは僕がまだ20代の頃に同じ会社で働いていた仲間が、実家のバイク屋さんをこの網野で継いではずなので、その彼に会うこと。
それは実に40年ぶりの再会になり、店の奥から現れた時は一瞬他人かと思いましたが、やっぱり本人で元気に忙しく商売をされていました。
積もる話を色々としながら、地元民ならではの美味しい海鮮の店の情報も聞き出して、次回こちらに来る時はもう間違いを犯しません。



さあ、まだ陽は高いので、もう少し下見ルートの残りを探ってみましょう。



ここは午前中に行った、あの可能性の高い林道の手前にあった別な林道で、その入り口の標柱には全長790mと書いてあったので期待はしなかったのですが・・


これも良い意味で予想を裏切り、1kmを超えてもどんどん奥に進めて行けて、しかもかなりのグッドコンディション、素晴らしいダートです。



倒木や崩落もほぼ皆無に近く、路面状況は理想的です。



新緑に木漏れ日を浴びて雰囲気も最高🎵



3km、4kmを過ぎてもまだ続き、峠の頂点を過ぎて下り基調に変わってきました。



こうなってくると、期待と不安でもうドキドキ。
完全に抜けられるかもという大発見への期待と、もしここで何かあったらどうしようという気持ちが交差してくるのです。



そして結果は・・・
ザンネーン!結局5kmほどでプッツリ終わってしまいました。
あとで地図で確認すると、もうちょっとで抜けられそうだったのですが・・。
まあそれも林道探索では日常茶飯事。
どーしてここで終わらせたの?ってことが数え切れないほどありますが、往復10kmを楽しめたので良かったと思いましょう。



それにしてもこのエリア、たとえどんなにショートでも入り口には立派な標柱が立っています。
自治体によっては全く見られないことも多いですが、オフローダーにとってはこれを見つけること自体も楽しみのひとつです。



帰路の途中にはTKGで有名な但熊のお店がありますが、僕はわざわざ店に入って、しかも並んでまでとは思いませんが、卵の自動販売機があったので買ってみました。



Lサイズ12個で430円、これでプリンでも作ってみようかな。


さあ、そして今シーズンのグループツーリング第二弾は準備万端に整いました!
あとは天気が良くなることを祈るばかりです。


近畿北部の林道真空地帯を探る  5/3


5月の本当に爽やかな良い季節になってきましたね♪
普通のオフローダーならば、それぞれ好きなフラット林道や憧れの絶景ポイントを目指すことが多いと思うのですが、どうも新規開拓の面白さにどっぷりとハマってしまった僕は、今月後半に控えているグループ探索ツーリングの下見に行ってきました。
とにかく気温が日中30度を超えてきたり、湿度が高くなってくると、探索はまさに修行のようなものになります。
それに今はまだ草が伸びていませんが、これが生い茂るようになったり、虫が増えてくるとさらに厄介。
そう、今こそがチャンスなんです!



そしてやって来ました、場所は兵庫県北東部あたり。
今回はネタバレになってしまうのをかわす意味でも、地名などはいっさい書きませんので悪しからず。
昨年に一度だけ来たことがあるのですが、その時は大きな成果は得られませんでした。
しかし諦めずにリサーチを続けているうちに、幾つもの可能性を秘めたネタが浮き上がって来たのです。


そんな中で、目標は東西に広がった峰を、3本ある古道のどれかで峠を越えて完抜けすること。
そしてその峰の中にあるひとつの山頂アタックを成功させることです。



この辺りの山々はせいぜい500〜600mくらいの標高なので、林道の入り口ものんびり穏やかで、いきなりガーンと登りになることもなく、きれいなグリーンカーペットの道が広がっています。



ま、しかし植林の手入れだったり、伐採も全く行われてはなさそうで、道には倒木が多くそれなりの荒れ方。



ソロで下見の時は、そんな倒木を切ることはあまりせずに、その先はある程度歩いて様子を確認しておく程度にとどめます。



2本目、こちらもやはり穏やかで美しいエントリー区間です。



気持ちイイですね♪
いろんな鳥の囀りが聞こえてきたり、地面にはお子ちゃまサイズのトカゲがウロウロしています。



ただこれも倒木が行く手を阻んでいます。


これぐらいならば、一人でもなんとかなりますが。



これぐらいになると、ちょっとシンドイ。


3本目はさらに穏やかで幅員も広いフラットダート🎵
机上でのリサーチでも、この道は完抜けの可能性が大の道です。



緑のトンネルが続いていて、なんとも言えない良い香りが漂っています。



こんな空間に包まれていると、オフロードバイクに乗っている喜びを実感します。
僕のことですから、もしもバイクに乗っていなかったら他のアウトドアスポーツをやっていたと思うのですが、こんな楽しさや気持ちの良さは、他で味わえたかどうかは疑問です。



この道はいろいろと支線もあって、どの道も素晴らしかったのですが、突然プツンと終点になってもそれが不満にはなりません。



よしよし、リサーチ通りのポイントを見つけました。
本番では最後に反対側からここに抜けて来ることが目標です。




ミニ滝がありましたが、そろそろ雪解け水は枯渇して、水量は減ってきたようです。



ここもリサーチであったルートでしょうが、バイクではやめておいた方が良さそうです。



この日、展望がスパーンと広がるような場所にはほとんど出られなかったのですが、空気が澄んでいて山々のシルエットがくっきりと見えていました。


おや、なにやら広い空間に出ました。
道は前方と左、さらにその中間の計3方向に伸びています。



真っ直ぐに進むと、これがまた本当に新緑が美しく、素晴らしい道がありましたが、残念ながら行き止まり。



真ん中の道は見込みが薄いとスルーして(でもやっぱり確かめておくべきだったの後悔もあり)、左の道を進むとこちらは素晴らしいグリーンのカーペットが敷き詰められています。



さらにその道を下っていくと、まだ比較的新しいカーブミラーが次々に現れてきます。
ん、どうしてかな・・・と思って地図を見直してヒラメキました。
その場所はトンネルの真上あたりを通っているのですが、もしかするとこの道は、そのトンネルができる以前の旧道ではないかと!?
しかし地図上では存在していなかったので、その方向に抜けられるとはあまり期待はしていなかったのですが・・



お〜っ、やりました!!
やはり仮説が正しかったのです!
害獣ゲートがありましたが施錠はされておらず、侵入禁止にもなっていません。



嬉しいなー!たぶん地元のオフローダーなどには知られていたのかもしれませんが、ネットなどでいくら調べてもこのルートに関しての情報は皆無だったので、新規林道発見の自己レコード21本目としてカウントしておきます。



嬉しくてデレデレとしながら、リサーチしていた食堂が臨時休業(最近多いな)だったので、そのまま惰性で走っていると海まで出てしまいました。
写真を撮ることは忘れてしまいましたが、その途中の里山も本当に美しく、普段とは違う新鮮さに溢れています。



なんとかランチ難民は逃れて、午後はとある野外活動施設のバンガローなどが立ち並ぶエリア奥の調査から。
余談ですが、最近キャンプ場は盛況なところが多いですが、こうした林間学校などで使われるような施設はほとんど廃れていますね。
これもやはり少子化の一環ということなのでしょうか。
ただそんな施設の奥には名もしれないダートが多いことは、経験上感じています。



ここも主に支線が3方向に伸びていて、各ルートでいろいろありました。



その中には、こんな広大な伐採地もあって、まるでレースの周回コースのようになっています。
ネットがなかったらもっと良い景色となっていたのですが、これはこれでもしコントロールミスをしてもネットに引っかかって崖落ちは防いでくれそうです。



こんな分岐、大好きなんですよねぇ🎵
いつものように『迷ったら左』からなんですが。



しかしちょっぴり持っていたこの道への期待は裏切られ、終点なのか、古い崩落なのか、区別がつかなく終わりました。



さあ、そして最後の本命ルートを探りましょう。
ここは二手に分かれていて、一方は峠を越えて午前中に探った道に合流するルート。
もうひとつは、やはり午前中に確認した山頂ルートに合流して抜けるルートです。
前者は入り口付近に古い手彫りの道標があったので、昔は旅人たちが通っていたことは間違いないのですが、果たして現在の状態がバイクで走れるかどうかです。



ここには史跡に指定される落差が大きな滝もありましたが、やはり水量が少なく迫力はありません。



山頂に進む道はできればピークまで一人で行ってみたかったのですが、倒木が現れてきたので諦めます。
次回の参加予定メンバーの皆さん、前回とは違って倒木処理は最低でも10箇所はあるのでそのつもりで頼みます。



氷ノ山や神鍋界隈に比べれば水源は少ないですが、美しい沢はやはり良いですね。



最後に峠を越える古道を確かめます。



こちらも倒木は多めですが、人数が揃えばなんとかなるものがほとんどなので、グループで来れば心配はないでしょう。



倒木よりも道が完全に分断されているような、大きな崩落さえなければ何とかなる?よね。




というわけで、結論から言えば新規完抜けフラット林道の1本発見と、3本の峠越え古道は、今回の確認の範囲では可能性が充分に残されています。


当日は泣きを見るのか?それとも歓声に包まれるのか?
いずれにせよ、そう簡単ではなさそうなので、参加予定のドMの皆さんは楽しにみしておいてください。
あ、フラット好きのK2さんにも、きっと気に入ってもらえると思いますよ、タブン。
それと現在療養中の🐟屋さんも、次次回のご参加を期待していますね。


但馬を歩く・秘境オッパセ浜と古道小城越 4/28

GWに突入しましたね。
まあ僕はそれほど恩恵を受けないのであまり関係はないのですが、ほんの3日前にも訪れた兵庫県北部の香美町香住にやって来ました。
香住から東の海岸線には三田浜〜鎧漁港〜余部と並んでいるのですが、その三田浜と鎧漁港の間にはショート林道がありよく走っています。
ところがその林道にはしばしば普通車が入って来て、途中の支線分岐のところに駐車されているのです。
そしてその支線途中で時々カメラを持った人と出会うことがあり、一体何を撮りにどこへ行っているのかすごく不思議でした。
それがひょんなことから理由が分かったのですが、その支線の先に国指定天然記念物『鎧の袖』という岬があって、それが人気の撮影スポットだということ。
さらにその手前には人跡未踏?絶海の?・・ではないですが、手漕ぎカヤックくらいでしか上陸できない美しい浜が広がっているようなのです!
それを知ったのは1ヶ月ほど前のことですが、もう行きたくて居ても立ってもいられないくらい・・



というわけで、よく晴れた日曜日にいざ実行に移します。
三田浜から歩いても行ける距離ですが、浜に車を停めて片道2.5kmほどの林道はバイクで走ります。
怠け者の言い訳ではありませんが、林道って走るのは面白いですが、歩くのって退屈なんですよね。
いつもならば身を守るオフロードブーツがお約束ですが、このバイクに乗るのにお気に入りのKEENターギー・トレッキングシューズを履いたのは初めてでした。




やはり今日も3台ほど車が停められているのを横目で見ながら、林道終点まで到着します。
前回来た時に確認しましたが、バイクの前の土が盛り上がった向こう側に、崖を下る踏み跡があります。



傾斜はかなり急ですが、思っていたほど距離はなく、あっという間に海岸が近づいてきました。
この数年、近所の六甲山系マイナー登山道を歩いていたので、それに比べればら〜くらくです。
(ただし山歩きに慣れていない方は真似しないでください、トレッキングシューズは絶対に必要です)



到着!バイクを離れてからほんの15分くらいでした。
波に削られた丸い石に覆われた素晴らしいゴロタ浜です♪



先日に比べるとまるで波が無い鏡のようなベタ凪なので、水の透明度が際立ちます。



こちらが東方向で、この岬の向こう側が三田浜。
そこにはシーカヤックのクラブがあるので、岬を回って来るツアーもあるそうです。



こちらが西側端にある景勝地『鎧の袖』。
高さ約70メートル、幅200メートル、傾斜角70度の切り立った崖で、崖のほとんど全部が柱状節理の著しく発達した流紋岩からできており、火成岩の構造としてはとても珍しいものだそうです。
柱状節理と板状節理が交わり、鎧の縅(おどし)のようにみえるために鎧の袖の名が生まれたとのこと。



美しい浜ですが、どうしても漁具やプラスティックゴミの漂着物は目に付きます。
これも韓国から流れて来たのでしょうか。



浜を歩いていると上の方から音がするなと思っていたら、大きな岩が落ちて来ました!
危ねー!鹿か何か動物が落としたのか?それともハイカーさんか?



水の中に生き物はいないかと見ていたのですが、見つけたのはこのフグくらい。
そりゃこれだけ凪だったら、大型魚に小さい生き物は見つけられやすくなってきて危険なので出てこないでしょう。
フグはそういった天敵がいないから呑気なもんです。



崖の間から水音がするなと思っていたらミニ滝がありました。
ごく稀に海に直接注ぐ滝もあるそうですが、これほど波打ち際に近い滝も珍しいのでは。



歩いて鎧の袖まで行ってみたいと思っていたのですが、手前からそそり立った岩壁が続き、ロープが架かっているものの、それは頼りないほど細く、しかも垂直にかけられています。
せめて横(並行に)ロープ架けてよと思いながら、ボルダリングをやったこともないので、ここはリスクを避けて諦めます。




でも長さ1kmほどの、この絶景の浜を独占できて満足でした🎵




沖では漁師さんが小舟で何かの漁をしていました。
長い竿を使って海底を探っていたので、サザエかアワビかな?



冬の山陰日本海は暗い日が多く波も高いですが、春から秋にかけては本当に穏やかなのです。



浜のすぐ近くには大好きなタニウツギが満開でした。



さて、それではお隣の鎧漁港に移動します。
その理由は・・・



この2週間ほど飾られている鯉のぼりです。
最近、各地でこういったことが行われていますが、少子化のために各家庭で飾らなくなったからなのでしょうね。
こういうの、何か呼び方ってあるのでしょうか?
「鯉のぼりの連団?」



これが今日のベストショット♪(バイクを入れた)



普段はひっそりとしている小さな漁港も、今日は多くの人が訪れていました。
おかげで細い道では車のすれ違いができずに往生しています。
やっぱりバイクで来て良かったな。





香住に早めに戻り、先日は残念ながら臨時休業だった店に滑り込みました。
特別に頼んで、炙り海鮮丼のネタで刺身定食を作ってもらいましたが、白イカやノドグロの炙りも3切れ(普通の刺身は1切れ)入ってお値段1850円!
バイ貝や鯵の南蛮漬け、それに小鉢が2つも付いてですから超リーズナブル。
それにしてもこの日の他のお客さんは、みんなオンロード系のライダーばかりでした。
そろそろこの店も知られてきてしまったのかなー。



食後はいつもの浜で豆を挽いてコーヒータイム。
車で来ると、これができるのが最高🎵



午後はそこから神鍋渓谷に移動しました。
理由はこれまでに3回チャレンジしながらも失敗に終わった古道・小城越の再リサーチです。
以前は小城側から半分以上進みながらも、その先の状態がとても不安だったため、最強のメンバーで臨みながらも途中で引き返しました。
またその後も麓側の稲葉(いなんば)集落から登る試みるも、これまた傾斜が強すぎて失敗。
それでもどうしても諦め切れない(シツコイ!)僕は、リサーチを重ね、最後に徒歩で登る手段を選びました。


車を停めて歩いていると、反対方向からWRに乗ったオフローダー4人組が!
その前にX(ツイッター)で見ていたのですが、お友達のMondoさんグループとバッタリ遭遇です。
会えたら良いなと思っていたらその通りになりました。



公園となっている神鍋渓谷の堰き止められてできた池で何やら波紋があり、よく見れば蛇がのんびり泳いでいます。
じっと見ていたら、途中で止まってポカ〜んと浮いていました。
気持ちイイんかい?



再調査した古道としてのルートは二の滝がある東家の横から入ります。



すると確かにそれらしき道があります。



進んで行くとまた別な堰があり、同じくらいの池があります。



こちらには大きな紅白の錦鯉が泳いでいます。
付かず離れず仲良く寄り添っていましたが、誰かが持ち込んだものでしょう。
きっと環境が良いのでここまで育ったのでしょうね。



ここにはだいぶ前に来たことがあったのですが、その先で沢が道を分断していて諦めましたが、今見るとなんとか越えられそうです。(僕の感覚がマヒしてきたのか?)



地理院地図やGoogle mapで見ても、この辺りはまだ実線で描かれているくらいで、車でもすれ違いができるほどの幅員で渓流に沿って伸びています。



その渓流は上流に進むにつれて美しさを増していきます。



ミニ滝も次々と現れてきます🎵



平べったい岩の渓床も多くあり



滝、そしてまた滝



もうこの頃になってくると、このルートをバイクで征服するなど、どうでも良くなってきました。




どっちにせよ、ここまで進んで来るのに何本もの倒木を処理しなければなりませんし、キャンバーも強く、深く積もった落ち葉の下はジュクジュクになっているところも多々あります。
それはトライアル車では最も苦手なコンディションですし、エンデューロタイヤで掘り返すのも避けなければなりません。



まだまだ滝は続き・・



巨木は凛としてその存在を誇っています。



青もみじは美しく・・



青かえでも負けじと輝きます。



山深い但馬の中でも一級品の森です!



何度も渡渉しなければならないのですが、滝はまだまだ続きます。



そして全行程の半分くらいのところで現れた滝で、道はさらに厳しくなりました。
矢印がそれですが、ここはトライアルのトニー・ボウか、ハードエンデューロのジャービスクラスでないと無理でしょう。
ここで満足しながら諦めがついて引き返しましたが、すぐ先に支尾根が見えていたので、以前一番奥まで進んで引き返した地点はもう目と鼻の先だっただろうと推測します。
ここに入山したのは昼過ぎだったので、またいつか朝から出直してこの自然を満喫するのも良いかもしれません。





兎にも角にも、美しい但馬の海と山と川に、この日は酔いしれました🎵



山藤がいたるところで咲き



赤もみじノムラモミジも、その美しさのピーク半年も前からすでに準備万端。



ついでにですが、この古道は先ほどの谷間ルートと、もうひとつ支尾根を伝うルートがあり、その麓側出入り口も確かめましたが、こちらはその入りっぱなから到底無理なことが判明して、99%?諦めがつきました。
そう分かると、以前に下りで強行突破しようとせずに引き返して本当に良かったと思います。
あのまま進んでいたら地獄を味わっていたかもしれません。


(レーサー組の皆さんへ業務連絡:ここはNTT専用道入口の左から入る作業道の入り口、さらに左から沢を渉るルートで、よく見るとハイカーさんが残した目印があります)




しかし本当に楽しかったなあ🎵
そして自然の美しさに感動しまくりの一日となって、こんなコンディションの良い日に、バイクにほとんど乗らなかったことに一滴の後悔もありません。



僕の大好きはシャガの花も今が見頃となっていました。
さて、次の探索企画に向けて新たなリサーチを始めましょう。



テナシウォンでグループツーリング🎵 4/25


以前にも一度お借りして丸一日乗ったテナシウォン TENACI-WONG TWJ200L ですが、今日はその輸入元エトスデザインの近藤会長、社長(ご長男)のお二人の他、お馴染みのTOM'S代表吉川さん、テナシウォンのユーザーで元トライアルIBの宮本さん、さらにSHERCO繋がりの辻本さんという、近藤社長を除くと平均年齢70歳というメンバーです。
昨年も一度企画をしていたのですが、残念ながらその時は雨でキャンセル。
近藤さんの忙しいスケジュールを間を縫って、なんとかかこつけたこの日は絶好の快晴に恵まれました🎵



マシンはテナシウォン TENACI-WONG TWJ200L3台 、150Aとさらに発売前のの125Aも勢揃いの計5台とSHERCO TY1台。
いつもの場所で準備をしていると、地元の林業か園芸関係の軽トラックに乗ってこられた方が『オハヨウゴザイマス!』と声をかけられてきて、一瞬何かクレームかなと思いましたが、実はかつてこの近くの万場スキー場で行われていたエンデューロレースにも出られていたライダー経験の持ち主であったことが分かり、ほっと安心してとても嬉しくなりました。
ここにいつもオフローダーが集まっていることはご存知だったけれど、見慣れぬバイクが並んでいて、初めてお声をかけてくれたそうです。
結構そういった方が山で働いていることは多く、これまでも何人の方ともお話ししましたが、やっぱり共通するのはバイクが好き、山が好き、自然が好きということなんですよね。



そんなこともありながら、まずはすぐ目の前の万場スキー場の中を抜ける林道を駆け上がります。
いつ来ても、神鍋高原は駐車場からすぐに林道が何本も、多方向に伸びているというのが嬉しいことです。
ざっと挙げれば、名色、羽尻、万場(神鍋蘇武)、大山、三原水口、水口、村岡神鍋とお好み次第です。



真ん中の黄色いジャケットがテナシウォン 125Aに乗る近藤さん。
かつて1977年から1979年にかけて、HONDAに乗り全日本トライアルチャンピオン三連覇を成し遂げ、事業でもバイク用品店サイクルワールド、さらにMontesa、TRRS、TENACI-WONGの車両や用品の輸入販売と手広く展開されている、トライアルの世界では神様とかレジェンドと呼ばれてきた方ですが、ご本人は『もう今は仏や〜』とボケをかましています。



そこから奥神スキー場の頂上まで登ります。
家からの途中、三田市周辺は物凄く濃い霧が出ていながらも、残念ながらこちらでは期待していた雲海は見られずでしたが、雄大な風景は十分に楽しめます。



こういう場所に来るとイキイキとするのがTOM'S代表の吉川さん。
今も現役のトライアルライダーとして活躍しているので、技術も体力もピカイチですが、かつては近藤さんとは師弟関係だったそうです。
お二人の会話を聞いていると、今もその関係が垣間見れて思わずクスッとしてしまいます。



バイクショップのオーナーさんは、その趣味が昂じてなられた方が多いですが、古希を過ぎてもなお、実際に乗り続けているのはとても稀だと思うのですが、吉川さんのバイクに対する熱量にはいつも感銘を受けます。


舗装林道妙見蘇武線を少し移動して、ダイナミックなつづら折りの粟ケ尾林道を降ります。
ご多忙と体調から、近藤さんは近年ほとんどバイクに乗ることは少なくなったそうですが、本当に久しぶりの林道ツーリングということで、走り出しから『気持ちええな〜!』と満面の笑顔です。
地元兵庫県内ではあるものの、お若い当時は練習やレースに勤しみ、またかつては南部から北部に行くには交通の便が悪かったのもあって、ほとんどこの辺りは走られたことが無かったようです。



この粟ケ尾林道は昨年と全く変わり無し、災害にも強い頑丈な林道です。



一旦国道に出てから、2本目は用野和佐父林道。
前日までの雨の影響で、かなりのウエットも予想して、冬場の積雪の影響も懸念がありましたが、用野側からは全く問題なし。



ご長男の社長、正博さんは本格的にトライアルを競技としては参加されていなくとも立派なライセンス保持者。
この日はお父さんのアシスト役としても参加してくれましたが、流石に安定の走りです。




林道に入れば先頭を代わってもらう吉川さんは、まさに水を得た魚のようです。



和佐父側にかなり近づいたところで倒木あり。
僕が初めて走った7、8年前にも、確か同じような場所で同じような倒木がありましたっけ。



最後の沢沿いのコンクリート舗装区間にも小さな崩落がありましたが、手でも動かせるほどの岩だったので問題なく通れました。


さて、ここを出たところでその先のルートプランはふたつあり、ひとつは本谷林道から池ヶ平林道を繋げるフラットルート。
もうひとつは以前はそれ以上にフラットだったものの、昨年の台風で一部区間が崩壊した宮神山田林道と本谷奥林道のチャレンジルート。
なにせその崩壊区間は、その南北両側までは確かめに行ったものの、僕自身もまだ踏破したことはありませんでした。
それを説明して提示すると、吉川さんの強い要望で後者を選択!



宮神側から降って来ると、山田集落のある北出入り口の1kmほど手前から、そのトライアルセクションのような荒れた区間が始まります。


山側から沢に土石流が押し寄せてきて、道が分断されたところから始まり・・



しばらくは干上がった川底のような区間を走ると・・



大きな落石だらけの路面に激しく路肩が崩落した区間。
ソロでは絶対に近づきたくはないところですが、これだけベテランが揃い、ラインを確保して進めばリスクも最小限に防げます。



気温が上がってきて汗も出てきましたが、思っていたよりもスムーズに通過できてラッキーでした。
ただ自治体の被害調査は行われているようなので、復旧工事が始まると少なくても2、3年は通れなくなってしまいそうです。
お好きな方はお早めに楽しんだ方が良さそうですよ。




そんな訳で、無いアタマを絞って企画したプラン前半はここまで大成功🎵
昼食は皆さんもとても楽しみにしていた香住港の海鮮料理ですが、定休日でないことをリサーチしていたのにも関わらず、馴染みのお店の第一候補も第二候補も何故かお休み。
そこで僕自身は未だに利用したことが無かった『旬菜dining膳』は開いていたので、そちらに入店。
店内も広くゆったりで、『ホタルイカのかき揚げと刺身定食』をいただきましたが美味でした♪



昼食後の一服は、これもふたつのプランのうち、穏やかな砂浜か、断崖絶壁の丘の上の場所を提示しましたが全員一致で後者を選択。


朝のうちはあった雲もすっかりと無くなり、空と海のブルーと白波のコントラストが最高です。
前日までの雨で空は澄み渡り、カラッとした空気と程よい気温、こんな良いことがすべて揃ったコンディションは、頻繁にこの地を訪れている僕にとっても数年に一回あるかどうかのことです。
この日の同行の皆さんはとてもラッキーでしたね。



その後も少し離れた波打ち際に入れる入江で撮影タイム。



ここは出入りがちょっと難しいので、慣れないと苦労します。



山には八重桜や山藤、それにシャゲやつつじなどいろんな花が咲き乱れ、さらに新緑がとても綺麗でした。
ソロだったら写真を撮りまくっていたでしょうが、今日はこの一枚だけ。




午後の後半は柴山裏から三川東のスペシャルルート。
土管セクションも通るライダーが増えたせいか、当初よりもだいぶ楽になりましたが・・



ちょっとしたトラブルや、軽い転倒も数回ありながら、最後のガレ区間も無事に通過して、締めくくりはは三原水口林道のフラットで。
ここでは唯一SHERCOでご参加の辻本さんが3台のテナシウォンを入れ替わって試乗しましたが、それまでのちょっとお疲れの様子から、生まれ変わったように活き活きとしていたのが印象的です。



この日の僕はテナシウォン150Aを貸してもらっていたのですが、そのまま洗車もせずにお返しさせてもらいました。(ウエアとブーツだけ洗えば良いというのはとっても楽!)
あとは近藤さん親子が手慣れた様子で積み込み完了。
大きな功績を残された父親を持ち、その事業も継承されるのはプレッシャーも相当大きいだろうと察しますが、お二人の関係はとてもほのぼの素晴らしく感じました。


テナシウォンは150もとてもバランスの優れたマシンで、200と比べてもなんら遜色のない仕上がりでした。
強いて言えばトップスピードの違いくらいですが、それもセッティング次第でしょう。
200に比べるとお買い得価格なので、予算が限られる場合でもこれは良い選択なのかもしれません。
125でもすごくトルクがあり、SHERCO TY125のノーマルに比べるとかなりパワフルです。
原ニになれば、さらに維持費も節約できますね。
それにやや華奢な部分があるSHERCOよりも、そのまま素でもガンガン気楽に乗れる頑丈な造りだし、航続距離も断然長いので、こういった林道ツーリングにはぴったりだと感じます。
あとはデザイン、カラーリングの好み次第ですが、今は国産トレールの選択肢が少ないなか、街乗りからアタック探索ツーリングまで、存分に使えるバイクではないかなと思いました。


このブログを書いている時(その翌日)、SHERCOでご参加の辻本さんも試乗していっぺんに気に入ったそうで、早速京都に足を運んでTOM'Sで購入を決めてこられたとの連絡がありびっくりしました!


ともあれ、最後は皆さん一緒に温泉で汗を流してスッキリ🎵
僕自身トライアル界の大御所をお招きしての大役を、なんとか果たせてほっとしました。
それにしても基本は皆さんバイクが大好き、自然が大好き!
幾つになろうと、それは変わりありません。


今年最初のグループツーリング、午前は楽園、午後は・・?4/14

昨年から一緒に走り始めたレーサー組の皆さんとは半年以上ご無沙汰でした。
秋は皆さんイベントやら海外ラリーやらお忙しく、僕は最近冬にバイクは乗らないし、やっとご一緒できる機会ができました。
空はスキっと晴れ渡り、絶好のツーリング日和です。



この日はまず7人でスタート。
koma2さんは午前中に地域の行事があり、RYOTAくんは家から自走でスタートするなりのメカトラブルで、やはり午後からになってしまうとのこと。
まあどちらも家から比較的近いので、それもアリってところですね。
それとあにぃさんはこの日、芦屋ファンランというランニングイベントに参加で、こちらには来られずとても残念でしたが、無事完走だったそうでオメデトウゴザイマス。



さあ行くぜぃとスタートして、最初のコーナーを曲がったところで振り返ると後続が来ない・・・えっ?
少し引き返すとK川さんが何やら作業中で、聞けばブレーキから煙が出て効かなくなったと!
まあそれはちょっとした調整ミスですぐに直りましたが、何やらこの日の波乱の幕開けのようでもありました。



しかーし、そんな嫌な予感を吹き払うように、最初の1本目の未踏林道はあれよあれよと言う間に完抜けです!
やっぱりレーサー組の人達の走破能力は非常に高く、躊躇なく進むので仕事が速い。
そんな訳で途中の写真は1枚も撮れず、皆さんは冷静でしたが僕ひとり新規完抜けに感動していました。




この日はそのレーサー組にはヤマチャンも初参加してくれました。
お会いするのはこれで2度目なのですが、前回は訳あってなんとノーマルカブで林道を爆走するという離れ技を見せてくれた抜群のキャラの持ち主です。
kazuさん、動画をお借りしま〜す

【セロー225 vs スーパーカブ90】 サンダル林道暴走ニキ出現



さて途中までは残念ながら舗装されてしまっていますが、現在もなお延伸工事中の基幹林道の奥にはお宝が眠っているという情報があり、その場所に向かうと・・



お宝というのは、なんと初代TOYOTAハイエースです!


原型はおそらくこのタイプかと思うのですが、発売開始は昭和42年とのことで、それから20年使用されてから廃棄されたと仮定すると、この場所でだいたい40年近く眠っていたことになりますね。



ボディは錆だらけでひしゃげていますが、ワイパーアームやドアハンドルなどメッキ部分は結構綺麗で、ガラス部品も美しさを保っています。



ナンバーはもちろんありませんが、ディーラーステッカーは石川トヨタとありました。
ここに放置したのは廃車費用をケチってのことでしょうが、しかしなぜこんな山奥のこの場所に?



ともあれ、僕自身のこの日の目的はこれでほぼ満たされたのですが、探索好きの皆さんにも満足してもらえるように、とりあえずその奥の行けるところまで行ってみます。



その先は思っていた以上に深く伸びていましたが、途中で嫌な倒木が道を塞いでいます。
T橋さんとS川さんは、なんと前日に六甲連山縦走をやっているので体力温存。
K川さんはフレッシュなコンディションと、持ち前の探索スキルで一人偵察を行なってくれました。
それにしてもいつも度胸がいいなー!



往きは嫌らしい間隔で並んでいた倒木に苦労されていたので、戻って来る時には楽になるように1本はカット。



無事に難なく戻って来られました。
先の様子はちょっと無理かなということで、やっぱりここで引き返します。
この林道は反対側からも工事しているので、なんとか繋げることができれば面白いルートになるのですが。



午前の部、最後は美しい渓流沿いの、まるで楽園のようなフラット林道。



まだ山の斜面にもあちらこちらに山桜が咲いています。



ちょっと但馬では珍しく、蛇行せずにゆったりと流れ周囲が開けた渓相なので、のびのびとフライロッドが振れそうです。
ソロだったら、絶対にどこかで川に入って写真を撮るのですが、皆さんをあまり待たせるのは気が引けるのでこの日は自重。


そんな感じであっという間に3本の林道とプラスワンを爽やかに楽しみました。
koma2さんがいたら、きっと喜んでいたのにね〜と話していました。




昼食を挟んでRYOTAくんとそのkoma2さんが合流して午後の部がスタート。
ここからはいずれも2度の下見をした場所になりますが、まだ一人では解明できていないルートばかりです。




いきなりの倒木に大きな身体を折り曲げて苦労しているのはkoma2さん。
僕からの誘いということで、すべて爽やかフラットを期待していたようなのですが・・




その先の尖った岩がゴロゴロしているガレ場にも苦戦の連発。
ご本人曰く、すでにこの時点で80%の体力を使い果たしたとか。


すっかりとトライアルライダーとなったまこっちゃんは、トリッカーの低速トルクを活かし、あまり苦労せずに通過しますが、この岩でタイヤが裂けてパンク!



取り敢えず一人で直して後で合流しますということで、まこっちゃんを残して進むと、その先ではヤマちゃんが同じようにタイヤのサイドウォールが裂けて修理中!
恐るべし魔のパンクゾーンです。



それぞれ手こずりながらも、なんとか修理して再スタートしたものの、午後の最初はその先でジ・エンドとなり、次の探索へ。
先頭グループはここでも難しい沢渡りはあっという間。


遅れまいとkoma2さんもそれに続き・・



最近セカンドバイクとしてのTLRを手に入れて、久しぶりに参加してくれたMondoさんも頑張っています。



まこっちゃんにとって、これくらいの倒木越えはおちゃのこサイサイ。


その先は二股に道が分かれていて、どちらが抜けられる可能性があるのかを探りますが・・。



本命っぽい道の先はガレた沢沿いになって無理な様子。
残念!ここはけっこう可能性を感じていたのですが・・。




フラットを諦めきれないkoma2さんは、イゴイゴせずに済んでほっとしたようです。



しかしまだネタは残っているのですよ。



ここも前回の下見ではかなりの望みを持っていました。



しかしいい所まで行きながら、GPSで確認するとあと500mくらいで抜けられるかという場所で大規模崩落!



少し戻り、別な支線を探ってみます。



こちらは倒木&倒木で最後はやはり行き止まり。



まあでもこの日、切らなければならなかった倒木はごく少なく、押したり引いたりもなく体力的には楽な一日でした。



残念ながら午後は新規完抜け林道の発見には至らなかったですが、パンク修理中にも冗談を言い合ったり、ワイワイと楽しい一日となりました。
最後は絶景ポイントでリフレッシュ🎶



360度パノラマ風景に、鉄塔や送電線も目に入らないのがサイコーです!
陽もどんどん長くなってきていますね。
この場所は全員に喜んでもらえたようです。


さて、最後に改めて本日の参加者の紹介です。


まずはハスクのヨンゴーマルを乗りこなす、オフ一筋のK川さん。



六甲縦走を余裕でこなす、アスリートS川さんはKTM150。




同じくKTM150に乗るT橋さんは、S川さんと共にアジアクロスカントリーラリーAXCR上位入賞者でもあります。



YZ250FXに乗るkoma2さん、次は思いっきりフラットを走ってください!



別名グルメバカマスターやまちゃんは、噂通りの楽しいヒトでした!
ぜひまた次回もご一緒に!!
愛車はKTM250。



トリッカー改で、パンクと最後にはエンジン不調にも見舞われたまこっちゃんでしたが、完走できてヨカッタ!



コワイ人達との初対面にビビっていたMondoさんでしたが、ほとんどコケることも無く、振動でヒビも入ったフロントフェンダーも最後まで保ちました。
ツインショックのTLRもいいアジを出しています。



昼から参加のRYOTAくんはせロー225。
いつものように献身的にヘルプに奔走、そしてたくさんの写真を撮ってくれて、今回のこの記事中の画像にもたくさん使っています、ありがとう。



そしてワタクシ苦楽園でした。
このエリア、まだやり残したことがあるので、またご協力お願いします。
いやー、やっぱりこのメンバーは楽しいわ🎵