はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

TVやネットで

 

強迫症のお話を見聞きしたとき

 

『あ、私もそうかも…』

 

と感じる人は珍しくありません。

 

 

 

 

強迫症というのは

 

不合理で過度な思考(強迫観念)

 

それに伴う反復的な行動(強迫行為)

 

悩まされる疾患です。

 

 

 

 

具体的な症状として

 

『鍵の閉め忘れが気になって何度も確認』

 

『汚れが気になって何度も手を洗う』

 

などはよく紹介されていますね。

 

 

 

 

実際には

 

このような症状で

 

どこまで日常生活に

 

弊害が出ているかが

 

診断には重要なのですが…

 

 

 

多かれ少なかれ

 

普段の日常生活のなかで

 

『鍵の閉め忘れが気になって何度も確認』

 

『汚れが気になって何度も手を洗う』

 

ような時もあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

だからこそ

 

それらの症状を知った時に

 

心配になってしまう気持ちも

 

分かります。

 

 

 

 

その心配を抱えて

 

実際の病院に来る人もいて。

 

 

まず、そのような人には

 

パドゥアスケール

 

やってもらうことが一般的です。

 

 

 

 

すでに強迫症で

 

受診されている人なら

 

初診の頃にやった記憶が

 

あるかも知れませんね。

 

 

 

ちなみに

 

パドゥアスケールは

 

こちら から確認できるので

 

良かったら参考にしてみて下さい。

 

 

 

60個の質問に対して

 

0~4点の範囲で

 

答えてもらいます。

 

 

 

 

その合計点が

 

もし70点以上であれば

 

強迫症の可能性が疑われます。

 

 

 

 

ただし

 

うつ病などの他の疾患でも

 

高得点が出ることも多いので

 

このパドゥアスケールの結果だけで

 

強迫症とは診断はできません。

 

 

 

 

あくまで

 

”入り口”という感じですね。

 

 

 

 

 

 

また、すでに


強迫症を治療している

 

患者さんが気になる疑問に

 

『自分はどれくらい

 

良くなっているのか』

 

というものがあります。

 

 

 

 

治療の効果を測るときには

 

Y-BOCSが使われることが

 

一般的ですね。

 

 

 

 

Y-BOCSは

 

こちらのサイト から

 

確認ができるので

 

良かったら参考にして下さい。

 

(サイト内の”診断テスト‷という名称は

 

不適切な印象はありますが…)

 

 

 

 

ちなみに、Y-BOCSは

 

”重症度を測る尺度”

 

と紹介されることが多いです。

 

 

 

 

しかし

 

臨床の現場では

 

定期的に測定をすることで

 

治療がどれくらい上手くいってるかを

 

確認するのに活用されますね。

 

 

 

 

強迫症の治療は

 

別の記事でも紹介したように

 

薬物治療だけではなく

 

行動療法も必要であり

 

なかなか時間がかかります。

 

 

 

 

 

なので治療の最中に

 

『本当によくなっているのか…』

 

と不安になってしまいます。

 

 

 

 

治療のプロセスが

 

数字で確認できるのは

 

モチベーションにつながるので

 

うまく活用したいですね ^^


 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

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今回は

 

五月病のテーマで

 

取材をしてもらった記事が

 

公開されたので紹介します!

 

 

 

 

詳細な内容は


記事をみてもらうことにして…

 

とても楽しい取材現場だったことが

 

いちばんの思い出になっています(笑)

 

 

 

 

取材の終了後に

 

テンションが上がったまま

 

このポストをしていました ^^

 

 

 

今、振り返ってみても

 

取材のメンバー達が

 

初っ端から


最高の雰囲気を作ってくれて

 

初対面なのに

 

『みんなで力を合わせて

 

”いいもの”をつくろーー!』

 

みたいな方向性が良かったなぁ。

 

 

 

 

最初から最後まで

 

リラックスできる空気で

 

肩の力を抜いて

 

かなりリアルな本音で

 

色々と話ができました ^^

 

 

 

 

とくに記事のなかで

 

①『会社や家族、友人が病気の兆候に

 

気が付くといったケースもある?』

 

 

②『私の本業と副業について』

 

に関しては、超重要!




ぜひ読んでください ^^

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

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発達障害や知的障害のある

 

子供をもつ親からの相談として

 

『子供が、学校でカッとなって

 

衝動的に同級生を殴ったり

 

学校のモノを壊して大変…』

 

という相談は珍しくありません。

 

 

 

 

あまり世間的には

 

話題にはなりませんが

 

同じ悩みをもつ親御さんも

 

少なくはないでしょう。

 

 

 

 

そのたびに

 

親が相手の家までいって

 

謝罪したりするのですが…

 

 

それだけではなく

 

"弁償"が必要な話もあるので

 

出費もかさむとのことです。

 

 

 

 

ただ、この話は

 

決して子供(未成年)だけではなく

 

知的障害の成人や認知症の人が

 

公共や他人の物を壊すケースも

 

あるわけです。

 

 

 

 

では

 

そのような時に

 

精神疾患で

 

責任能力がない成人が

 

民事的なトラブルがあった時も

 

家族はどこまで

 

責任を持つ必要があるのでしょうか。

 

 

 

 

『本人がやったことなんで…』

 

と言って、知らん顔をする人も

 

いそうな話ではありますが…。

 

 

 

 

あなたが

 

何かを壊された側の被害者なら

 

『いや、家族が弁償してよ…』

 

と思うこともあるでしょう。

 

 

 

 

さて

 

”家族だから”

 

という理由で

 

どこまで責任があるのでしょう。

 

 

 

 

そこで

 

知っておいて欲しい原則は

 

民法上のお話では

 

精神障害などで


責任能力がない人が

 

起こしてしまった損害は

 

”監督義務者が賠償責任を負う”

 

ことになっています。

 

 

 

 

監督義務者とは

 

たいていの場合が

 

親とかパートナーですね。

 

 

 

 

ただし

 

その一方で

 

『損害を起こさないように

 

監督義務を十分に果たしていた場合は

 

賠償責任を負わない』

 

とも規定されています。

 

 

 

 

つまり

 

裁判になった時は

 

結局のところ

 

”どれだけ監督義務を果たしていたか”

 

が争点になるようです。

 

 

 

 

 

 

法的な側面からすれば

 

このような扱いですが

 

 

医療や福祉の側面から見れば

 

精神疾患を家庭でケアする人に

 

賠償責任が発生するならば…

 

 

正直な話を言えば

 

関わりたくなくなる人がいても

 

おかしくはないでしょう。

 

 

 

 

精神疾患の子を持つ親や

 

夫が認知症になった妻などは

 

これからもずっと

 

緊張感のある生活が続き

 

疲弊するリスクがあります。

 

 

 

 

もう患者さんと

 

関わりたくない理由から

 

ネグレクト状態になる

 

可能性もあります。

 

 

 

必要な通院も放置したり…

 

行政上の手続きをしなかったり。

 

 

 

 

もちろん

 

それによる

 

不利益を受けるのは

 

患者さん本人になります。

 

 

 

 

責任を負いたくない思いが

 

強くなりすぎて…

 

 

患者さんが

 

トラブルを起こさないように

 

家から出さないような

 

監禁事件にまで発展するリスクも

 

あることでしょう。

 

 

 

 

とはいえ

 

被害者がいる限りは

 

司法の判断を

 

甘くするわけにも

 

いかないでしょう。

 

 

 

 

たしかに

 

『精神疾患の患者さんを

 

地域の皆で支えましょう』

 

とは言うものの…

 

何かトラブルがおきたら

 

結局は、”監督義務者”

 

責任を取らずを得ないです。

 

 

 

 

もちろん

 

だれもが寛大な心を持って

 

生きていくことが理想ですが…

 

 

今でできることは

 

行政の対応だけでなく

 

民間による保険

 

もっと手厚くすることでしょう。

 

 

 

 

一般的には

 

だれかをケガさせた時のための保険は

 

個人賠償責任保険

 

存在しています。

 

 

 

 

聞きなじみがない保険

 

かもしれませんが…

 

 

これは

 

自転車保険の一部にも

 

組み込まれている保険なので

 

実は多くの人にとって身近。

 

 

 

 

しかし

 

当たり前の話ですが

 

この保険は

 

わざと人をケガさせるなどで

 

損害を与えた場合は対象外で

 

保険金は出ません。

 

 

 

 

それでは

 

知的障害の人が

 

スーパーの棚を壊したら…

 

 

統合失調症の人が

 

隣家のドアを蹴って凹ましたら…

 

 

『それは”わさと”なのか?』

 

の判断の難しさが生まれるでしょう。

 

 

 

 

とは言うものの

 

最近は知的障害者など

 

精神疾患を持つ人を

 

対象にした保険も

 

耳にするようになりました。

 

 

 

 

今後はこのあたりが

 

広がっていきながら

 

損害をカバーすることが

 

現実的な対応になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

ちなみに

 

今回の記事は

 

キレイごとではなく

 

現実的なお話をしました。

 

 

 

 

しかし決して

 

忘れないで欲しいのは

 

『一般の人に比べて

 

精神障害者が暴力を

 

ふるやすいことはない』

ということです。




たしかに

 

精神障害者の人が

 

センセーションな事件を

 

起こした報道を

 

見聞きすることもあるでしょう。

 

 

 

 

そのためなのか

 

『精神障害者って怖い…

 

あぶない人なんだ…』

 

とレッテルを貼って

 

勘違いされやすいです。

 

 

 

 

しかし

 

2023年版の犯罪白書では

刑法犯に占める

 

精神障害者の割合は0.8%

 

 

 

 

さらに

 

令和5年版の障害者白書での

 

精神障害者の全体数としては

 

人口千人あたり49人です。

 

 

 

 

今回の記事は

 

『責任はどこにあるのか?』

 

について書いてきましたが

 

これらのデータをから見ても

 

精神障害者が

 

粗暴な犯罪におよぶ割合は

 

むしろ低いことは忘れないで下さい。
 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

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