【選挙】衆議院補欠選挙で岸田自民惨敗

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2024年4月28日 東京15区島根1区長崎3区衆議院補欠選挙

選挙

補欠選挙は3区とも立憲民主党の候補者が当選しました。投票率は、東京15区は40.70%、島根1区は54.62%、長崎3区は35.45%と過去最低の投票率となりました。

島根1区

自民の黒星

島根1区は、自民党が長らく「保守王国」とされてきました。1996年に小選挙区制が導入されて以来、前衆院議長の細田博之氏が連続11回で議席を独占していました。しかし、4月28日の衆院3補選では、立憲民主党の亀井亜紀子氏が自民党新人の錦織功政氏を退け、2回目の当選を確実にしました。これは自民党にとって島根の小選挙区で初の黒星となりました。

共同通信の電話調査によると、自民支持層の6割弱、公明党支持層の5割しか固め切れていないとされています。この結果からも、島根1区での自民党の人気が揺れていることが伺えます。

亀井亜紀子氏はどんな人?

  • 生年月日: 1965年5月14日
  • 出身地: 東京都(本籍は津和野町)
  • 2007年:参議院選挙で初当選(島根選挙区)
  • 2017年:衆議院選挙で初当選(比例中国地方)
  • 現在:立憲民主党島根県連代表、立憲民主党島根1区総支部長
  • 趣味: スキー、音楽鑑賞、ピアノ、食べ歩き、神社仏閣巡り
  • 座右の銘: 「人間万事塞翁が馬」

自民が全敗した理由

政治資金規正法違反事件の影響

3補選は、自民派閥による政治資金規正法違反事件後初の国政選挙でした。この事件は「政治とカネ」が最大の争点となり、自民党に厳しい目が向けられていました。

自民党は東京15区と長崎3区で不戦敗を喫し、島根1区では新人候補が立憲民主党の元職に2万5000票近い差をつけられました。

島根1区では自民党の候補者が敗退するのは初めてのことであり、補選の結果は「政治とカネ」を巡る問題に対する国民の反発を浮き彫りにした形となりました。

自民党・茂木幹事長は「非常に厳しい結果だと考えております。率直に時間はかかると思いますが、国民の信頼をもう一度回復できるように努めていきたいと思います」と語っていた。

劣勢の織り込み済み

選挙期間中から自民党は劣勢が伝えられており、全敗は既に織り込み済みだった可能性があります。

自民党内の混乱

自民党全体の責任で党内でガタガタしている余裕がなかったことも影響しているかもしれません。

岸田文雄が首相をやめる可能性は?

政治的な圧力

岸田首相は、内閣の支持率や党内の評価に基づいて判断を下すでしょう。もし支持率が低下し、党内での信任を失った場合、首相を辞任する可能性があります。

政策実現の難しさ

岸田首相が掲げた政策を実現するためには、党内の協力や国会での法案成立が必要です。もし政策実現が難しい状況に直面した場合、首相を辞任することも考えられます。

党内の動向

自民党内での派閥の動向や党員の意向も影響します。党内の不満や対立が高まれば、首相の辞任圧力が高まる可能性があります。

党内には「岸田首相が局面打開のため茂木幹事長の交代を含む人事に踏み切るかが焦点だ」との見方が出ています。

内閣支持率と今後の焦点

岸田文雄首相の内閣支持率は低迷しており、今後の政局の焦点は、今国会中に衆院解散に踏み切ることができるかどうかです。自民党は総裁選を控えており、首相が衆院解散を実施する可能性が注目されています。

立憲民主党が解散を要求

立憲民主党の泉健太代表は、4月28日の衆院3補選での全勝を受けて「自民党の政治改革案が進まないようであれば、信を問わなければならない。早期の衆院解散を求めたい」と述べています。

また、立憲民主党の安住淳国対委員長も、自民党派閥の政治資金問題を受けて「与党がガバナンスを失い、政策遂行能力が全く欠落している。日本を前に進めるため、出直し解散をした方がいい」と述べ、岸田首相に衆院の解散・総選挙を求めています。