2025年4月9日

中日・柳にいつまでやられてるの? 拙攻とはこのこと


4月9日(水)、中日戦(バンテリンドーム)、3対

昨日は延長12回1対1で勝てなかったなりに、小園海斗の好走塁で7回に追いつく、リリーフの無失点リレーと、見どころはあった。

今日はいいとこ、ほぼなかった。7回、鈴木健矢がわずか9球で三者凡退したのを見ることができたくらいかな。

2回に1点先制され、8回追いつき、完封負けを免れたのは昨日に続いてちょっとよかったこと。でも、再三のチャンスで腰砕けブルース。


柳裕也7回無失点(かくいう柳も白星には恵まれなかったが)。どんだけ打てないの。何年このままの状態なの。時間が止まってる。

チャンスは再三あった。2回、野間峻祥ヒット、ファビアンフォア、菊池涼介ヒットで1アウト満塁。でも、8番大瀬良大地、9番會澤翼でどうしろと。なんだ、8番大瀬良って。大瀬良に期待するのも酷です。空振り三振。

9番會澤翼も凡退。今日、打率1割切りました。坂倉将吾離脱の今、石原貴規ひとりに荷重させるわけにはいかないが、いっそ磯村嘉孝の方が打撃に気持ち期待できそうな。

大瀬良のときは會澤だが、打ってくれる人がスタメンの方がよくないですか?

というか、セ・リーグ、いいかげんDH制導入してほしい! この8番9番に打席が回ってきたときの脱力感たら、なかった。


2回、細川成也2塁打、村松開人のタイムリーで、1点先制される。それ以外、ピンチなし。大瀬良6回1失点、また報われなかった。長い旅路が続きます。

3回、小園2塁打、昨年みたいに、「小園が打ちやがったので」の連動はなく、今日4番の末包昇大は空振り三振。

6回、小園フォア(小園の出塁率は岡本和真に次いでリーグ2位)、末包のサードゴロで、2塁へ進むも、ここ止まり。


7回、大瀬良に代打・林晃汰。は、空振り三振。それなら會澤にも代打を〜。え〜、続行。サード石川昂弥の悪送球で出塁しましたが、代走・中村奨成出すなら・・・(代打を・・・)。

8回、柳に代わって、昨日12回を投げた勝野昌慶。矢野雅哉フォア。お。小園2塁打でノーアウト2塁3塁。ここで長打が出ればなと思う。

末包ファーストゴロの間に、矢野がタイミングをずらしてホームイン! 同点に。ここで小園が中途半端な走塁で、2塁タッチアウト。チャンスの芽をつむ。なんだったんだ、あれは。ボッ!(噴火)


8回、ハーン。ヒットに進塁ゴロに暴投で、2アウト2塁3塁。代打・ブライト健太のフェンス直撃2塁打で、3対1に。

連日、延長戦でリリーフ疲弊させるなら、もう今日はこのまま終わってほしいとさえ思った。

9回、松山晋也。来たー。んが、ファビアンと菊池が連打! ノーアウト1塁3塁で、石原は空振り三振。いーしーはーらー。


ここで、代打・堂林翔太。菊地代走に羽月隆太郎。ベンチメンバーを見ればここは堂林と想定できたが、堂林が打席に立つと、脱力してしまうのはなんでだろう。全然こわくない。

オープン戦で結果を出して新井さんの期待を担った堂林だったが、オープン戦と本番は別物とは新井さん自身が言っていたこと。そろそろ目を覚まして、新井さん。

堂林空振りでランエンドヒット失敗。一度セーフ判定された羽月の盗塁はリクエストで覆る。最後は堂林の空振り三振で試合終了、この既視感。

DeNA戦に3タテの勢い(とはいってもDeNAにいただいた勢いでもあったが)をまたも中日にかき消されるとは。

首位巨人からDeNA・カープ・中日の4位まで、1.5ゲーム差。また団子状態。でも今ならまだ間に合う。明日、1勝。
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延長12回1対1をかき消す珠玉のリリーフリレー、締めはルーキー岡本!


4月8日(火)、中日戦(ぎふしん長良川球場)、延長12回、1対

中日戦名物ロースコアゲームで今年も幕開け。昨年だったら、愛想尽かしたと思う。でも、この日はそうならなかった。

新外国人先発が1失点ずつ、からのリリーフ無失点リレー。とりわけリリーフ陣が素晴らしかった(中日も)。

ともに打線は冷え冷えだったが、7回、小園海斗の好走塁で同点にこぎつけた。攻撃面でも互角の試合だった(それでいいとは言わないが)。


ドミンゲスが初登板。中日先発・マラーはメジャー54試合登板、年棒1億。ドミンゲスはマイナー出身、7750万円。

なにかとお安く済ませたい球団のことはさておいて、肩書きのない無名の選手で勝ってスカッとしたい判官贔屓スイッチも入った。応援したくなります(ファビアンやモンテロも)。

193cmと長身。ターリーと同じだ、大きいぞ。行け〜。あら、マラーは201cmとさらに大きかった。


1回、先頭打者・岡林勇希に3球連続高めのボール球。はわわ。しかし、フルカウントに持ち込んで空振り三振、三者凡退。

終始大崩れすることはなく、なんとかなってしまうという不思議な投球。カープ以上に冷え冷えの中日打線だからこその結果かもしれないが、私はどすんと構えて見ていた。

2回、ブライト健太とカリステに連続フォア、板山裕太郎にもフォアで、1アウト満塁。細川成也ショートゴロで1点先制。フォア3つはよろしくないが、最低限でとどめた。逆に中日の方が満塁で1点という歯痒さがあったと思う。細川6番、調子悪そうです。

6回にも、ツーアウト1塁2塁の得点圏で細川セカンドフライ。

ドミンゲス6回1失点打たれたヒットは1本だけ。人のことを言ってる場合ではないが、中日も大概にしなはれです。6回の打席ではショートゴロ、バットに当たって嬉しそうだった。なんかフランスアを思い出してしまった。


7回、小園ヒット。堂林翔太バント、マラーが1塁送球している間に、小園好走塁、3塁へ。末包昇大の打球がマラーの足に当たって、内野安打に。その間、小園ホームイン! 1対1に

8回、菊池涼介ヒット、石原貴規バント、代打・野間峻祥がフォア。二俣翔一の打球は細川成也に追いつかれてしまう。菊地タッチアップで、2アウト1塁3塁。

マラーはここで降板。8回途中1失点、ヒット4本。齋藤綱記は矢野雅哉フォアで、満塁。

得点圏の小園はセカンドゴロ。中日打線と合わせ鏡のようなスッキリいかなさ。


島内颯太郎ハーンと来て、9回ウラ栗林良吏。また同点の場面で栗林。これは勝てないパターン。でも、ここのとこ不安定だった栗林、三者凡退とつないだ!

9回10回、中日が松山晋也、マルテで三者凡退とくれば、こちらは10回、塹江敦哉が今日はワンポイントじゃない、三者連続三振!

11回、清水達也、2アウト2塁で堂林翔太。代打・田村俊介は〜。ロマンなく、堂林見逃し三振で3アウト。

4月6日、DeNA戦で田村を4番に置いたカープベンチ。あれはやっぱり思いつき、はったりだったのか?

マラーはサウスポー。右左対策で外したのは容易に考えられることだけど、やっぱり腰を据えて育てる気はないってこと? ファーストでの好守備にはありがとうですが、堂林を外しても「痛み」にはならないと思いますが。むしろ点の取れないことが痛み。4番は末包やファビアンでも。


そっちがそう来るならこっちはと、カードの切り合いを見ているよう。11回ウラ森浦大輔、こっちも安定の三者凡退だ!

12回、勝野昌慶にも封じられ、勝ちは消えたが、負けは消えてない。最後の投手は・・・ルーキーの岡本駿。やったー、来たー。

新人にはプレッシャーのかかる場面。でもなんだろう、このやってくれる気がする安心感。

細川ヒット、代打・中田翔フォア、2アウト1塁2塁で代打・上林誠知。緊迫した場面も、最後は空振り三振!

打線は煮え切らなかったが、相手投手もよかった(で終わっていては始まらないが)。

でも、ドミンゲスに初運転に始まり、珠玉のリリーフ無失点リレー。それを最後、ルーキー岡本でドライブ終える、いい景色を見せてもらった(打線は打線は〜?)

2025年4月7日

野球は失敗のスポーツ


タイトルの、「野球は失敗のスポーツ」。これは、スポーツライターの生島淳さんが数10年前に読んだ、アメリカのライターが書いたベースボールエッセイに出てきた言葉だそうです。(「まとめて! 土曜日」3月29日放送、TBSラジオ)

野球ってうまくいかないことの方が多いから、失敗のスポーツだと。打者なら、打てて10回に3回(約3割)。

チャンスの場面でヒットが出ない、守備のミス、牽制アウトに盗塁失敗、盗塁フリーウェイ、暴騰・・・こういう場面を見ると、ネガティブな方にボルテージが上がることがある。

でも、菊池涼介だってエラーする。大谷翔平だって毎回打てるわけじゃない。百発百中とはいかない。野球っていろんなことが起きる、そういうスポーツ


だからってミスしていい、負けていいってわけではない。プロの選手なら、お金を払って見ている人に文句言われても仕方ないところはある。

でも、143試合、全部勝つのは難しい。リーグ戦は、勝ったり負けたりが積み重なるもの。

今季はそんな感じで少し冷静に試合を見てます。カープの、優勝を目指さないプロの球団としての姿勢には興醒めしていますが。

そう心得つつも、やっぱり応援しているチームが勝つと嬉しい。ふっふ〜。先週末はDeNAに3連勝。相手投手との巡り合わせや相手エラーに助けられたりもしたけれど(カープにも痛いエラーはあったけど)。


DeNAは現時点でリーグダントツの失策「9」。昨年も「96」とリーグトップ(ちなみにカープは今「3」、昨年「66」で、いい方)。

昨年のソフトバンクとの日本シリーズで、好守備を見せていた牧秀悟。あのときは身体がよく動いたと話してました。特別な空気の中で集中力が自ずと高まっていたのか。そんな牧も、カープとの3連戦では魔法がとけたように・・・。

三浦監督は「切り替えて来週またやっていきたい」と言っていた。ん? なんか聞いたことあるぞ。(「サンスポ」) 


大谷だって毎回チャンスで打てるわけではないと書いたけど、4月2日、ブレーブス戦で劇的なサヨナラホームラン(4月5日、DeNA戦の田村俊介もドラマチックだった)。

この日は大谷のMVP記念ボブルヘッドが来場者に配布された日。打席に立ったとき、観客席から「ボブルヘッドデーだからホームラン打てよ」という声が聞こえたらしい。(「full-Count」)

たまたまとはいえ、その声に応えた大谷、すごすぎる。

毎打席打つのは無理。でも打ってくれたら、こんなに嬉しいファンの気持ち、わかってプロ野球選手のみなさん。


今永昇太もがんばってます。DeNA時代も手強い相手だったが、メジャーでここまで通用するとは。黒田博樹のように、いろいろ考えて工夫して、アジャストしているんだろうなって思う。

この今永、ファンやメディアを喜ばせる表現も上手い(DeNA時代はどうでした?)。

4月4日、開幕7連勝していたパドレスの連勝を止めた今永は、試合後の会見でこう言った。

「ブルペンに向かうときもすごい大歓声をくれましたし、伝統のあるユニホームを着てますけど、やはりあの歓声っていうのはもう1枚鎧(よろい)を着たような気分にさせてくれるので、本当にファンの方に感謝します」(「日刊スポーツ」)

もう1枚鎧を着たような・・・なんて気の利いた表現。こういうところもアジャストしてると感じる、応援したくなる。


ふぅ。開幕してからカープ戦に集中していたので、その間、気になってたあれこれを書いてみました。

明日から中日戦。先週末の喜びを持続したいわ〜。DeNA3タテがマユツバものでなかったことを証明できるかどうか、真価が問われます。

完封負けはもう見飽きたからな!(捨て台詞)
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2025年4月6日

カープ、DeNAに3タテ! 打線好調の鍵は末包が握ってる?


4月6日(日)、DeNA戦(マツダスタジアム)、対6。カード3戦目にして初の3タテ! 勝率も5割に

1週間前、阪神打線をカープ打線のようにしてしまった森翔平。すなわち、「近本って、いた?」「サトテルいたっけ?」と、打者の存在感をすっかり消していた。

その投球を再現してくれるか。あとは体力。阪神戦では7回途中無失点も、6回から疲れが見えていた。

それなのに、そんな森の状態より、「球数」と「安打数」を目盛りにして8回まで引っ張ったカープベンチ。ピンチを招いてヒヤヒヤになってから交代させた。

今日の森もテンポのいい投球、3回までオール三者凡退。この調子で行けば、今年の勝ち頭の一人になってくれるのではと期待が高まる。問題は体力。


オースティンが下半身のコンディション不良のため、登録抹消。それでも今日も、取ったり取られたりの展開に。

2回、5番末包昇大ヒット、6番ファビアン2塁打、ノーアウト2塁3塁で菊池涼介はボテボテのゴロ、ランナー動けず。石原貴規のタイムリーゴロで、最低限の1点先制

3回、末包タイムリー、ファビアン2点タイムリー、菊地タイムリーで、5対0!


3回までノーヒットだった森。5回、佐野恵太、松尾汐恩、蝦名達夫の3連打で5対2度会隆輝のタイムリーゴロで、5対3。昨日同様、やられっぱなしにならないDeNA打線。

6回2アウト1塁2塁で森浦大輔に交代。え、森浦⁈  昨日、イニング跨ぎしたから、今日はベンチ外かと思ってた。

森浦は松尾を1球でレフトフライにしとめて、ベンチに戻る。その佇まいに落ち着きと軽やかな貫禄を感じる。1年目、華奢で、ちょっと挙動不審な可愛さが持ち味だったのに。

この頼れる感じ、危険です。「困ったときの森浦」と頼りにされ、登板過多にならぬことを願います。


森は5回2/3を投げて3失点で、2勝目。もう少しタフさがほしいなり。

8回、ハーン。牧ヒット、宮﨑ヒット、佐野タイムリーで5対4。オースティン不在でも、じりじり来ます。

今日勝って、3タテしたい。舐められてるカープを払拭していきたい。

8回裏、途中出場の大盛穂の2塁打も出て、1アウト2塁3塁とチャンス到来。大盛、数少ない打席をいかしてる。野間内野安打で1点追加、矢野雅哉タイムリーで7対4。野間が今日も仕事した〜。


9回、昨日5失点の栗林良吏
。いきなり海老名に2塁打。森敬斗の3塁打で7対5山本祐大のサードゴロで7対6。じりじりが止まりません。

と、下位打線に打たれたが、梶原昂希空振り三振、牧ファウルフライで、3アウト。

「勝てたのでよかったが、打たれたことには変わりないので、しっかりしないといけない」と、栗林。でも、打たれてもちゃんと勝てた。よかったです(岡田明丈で)。


昨日、劇的な延長11回サヨナラホームランを打った田村俊介。打った選手を翌日スタメンで起用しないは近年のカープあるある。まさか外してこないだろうな? いえ、ど真ん中の4番でした。

新井さんは試合後、「4番目」と言っていた。懐かしいな・・・。ちゃかさなくてもいいと思う。

これは勢いによる思いつきなのか。次の試合はどうなのか。腰を据えて経験させるつもりなのか。でも、末包昇大とファビアンもいい感じです。

DeNA先発は右投げの平良拳太郎だった。もしサウスポーだったらどうしていたんだろう?(外さないよね?)

2021年、鈴木誠也が新型コロナで登録抹消されたとき、林晃汰が4番に抜擢されたことがあった。4番になったとたん、なかなかヒットが出なかった記憶が。

あのときの林も20歳くらい。21歳の田村、あんまり打順は気にしないで、のびのび打ってくれるといいな。今日は内野安打1本。


来週は、中日との3連戦。昨年の3試合連続完封負けのリベンジはできるか? 

低得点体質だったカープが、昨日今日とDeNAと点の取り合い(取りこぼしたチャンスもあったが)。

昨年も、末包が1軍昇格して、打線が動き始めたことがあった(あの時期、小園海斗との連動は素晴らしかった)。昨年9月の大失速は投手陣の疲弊だけでなく、末包の打撃不振の時期とも重なっている。

この週末も、末包(とファビアン)の好調が勝利の鍵の一つになっているような。

カープ、新しいステージに進めるか?(いや、今までが低いところにいすぎたんですけども)

2025年4月5日

床田と東でまさかのハイスコアゲーム、森浦の熱投が田村のサヨナラ弾を呼んだ!


4月5日(土)、DeNA戦(マツダスタジアム)、対7。延長11回サヨナラ勝ち

床田寛樹 vs. 東克樹のマッチアップがこんなハイスコアゲームになろうとは。

7対7の11回裏、出てきたのはマツダスタジアムでめっぽう強い山﨑康晃。だったが、代打・田村俊介が振り抜いた初球がスタンドイーン!

久しぶりに、ベンチから飛び出し、飛び上がる新井さんを見た!(昨年終盤はこういうのなかったから・・・)。


DeNA相手に追いつき追い越され、サヨナラ勝ちするとは。これはカープなの、カープなの?

昨日は勝ったのに爽快感は少なめ、お立ち台に立った森下暢仁、野間峻祥、田村のトーンも低め。「明日は明るいヒーローインタビューが聞きたい」と書いた昨日でしたが、まさか本当にそうなるとは。

サヨナラの瞬間の心境を聞かれ、「最高です」ではなく、「ヤバいです」と言った田村。今どきの子はそうなるのか〜。


1回、オースティンの2点タイムリーで先制される。また体がだるくなりそうな幕開け。

だったが、3回、4番堂林翔太が2塁打(牧秀悟がボールをこぼした隙に3塁へ)。末包昇大がフェンス直撃タイムリー菊池涼介タイムリーで、早々に2対2と追いつく

4回、末包が2ラン! 4対2に。

すると床田も目に見えて投球のテンポがよくなっていった。やっぱり味方の援護って大きい。床田7回2失点、今日は報われるでしょうか。


8回、4月2日のヤクルト戦で3失点したハーン。先頭打者の梶原昂希ヒット。ヒャッとなったが、牧のセカンドゴロを菊池涼介がダイビングキャッチからのグラブトス、2塁タッチアウト! 佐野恵太は併殺。

菊地の好守備が出て、ハーンが生き返ったように見えた。床田といい、ハーンといい、投手と野手が呼応しあっているこの感じ。野球を感じて静かに感動。

8回、宮﨑敏郎が2度打球を逸らすという、マツダの天然芝マジック?も出て、カープ2点追加、6対2に。

2点リードのセーブシチュエーションで9回・栗林良吏となるつもりが、嬉しい誤算で4点リードになった。


4点リードで栗林を出したくないな〜と思ったが(同点の9回もですよ)、肩を作っていたのは栗林だけ。そのままマウンドへ。

やっぱりセーブシチュエーションでない場面の栗林はやめておけばよかったのにという結果論に。フォアと3連打で2失点。フォアで満塁つくって、塹江敦哉に交代。

2試合続けて不穏な空気を醸し出していた塹江だったが、梶原空振り三振で2アウト、よし。ワンポインで、島内颯太郎に交代。

う、牧にフォアで押し出し。佐野恵太2点タイムリーで、6対7逆転される。やっちゃった。というか、栗林が自責5なんだが。


でもここで終わらなかった。9回裏、代打・野間峻祥ヒット! 今日も仕事した〜。代走・羽月隆太郎は盗塁決めた!

ノーアウト2塁で會澤翼がバントの構え。こんな圧を感じるバントの打席を初めて見た。入江大生は會澤にデッドボール。

石原貴規も磯村嘉孝も出番を終えて、残る捕手は・・・いざとなったら中村奨成だ! という面白い展開にはならず、會澤続行。

ノーアウト1塁2塁で、二俣翔一もバントの構え。4月2日のヤクルト戦で、バントのファウルチップが顔面を直撃した大きなアクシデントがあったばかり。 恐怖もあっただろうに、しっかり決めて1アウト2塁3塁。

矢野雅哉のセカンドゴロで、7対7、同点に


9回に3投手投入して5失点したカープ。10回は森浦大輔。この森浦が素晴らしかった。主軸ではないとはいえ、三者連続三振11回も続投

イニング跨ぎによいイメージはないのだが、戸柱恭孝と京田陽太を連続空振り三振、梶原をゴロで仕留めたる。これは森浦を勝ち投手にしなくては!(島内のもらい勝利パターンみたいなのではなく)

それが、田村のサヨナラ弾でかなった。もちろん森浦は田村と一緒にお立ち台に立ちました。たぎる若い田村とは対照的に、森浦はいつもの控えめな可愛らしいモード。でも、ものすごく頼もしかったです。

3カード目にして、やっと勝ち越し。新井さんは試合後の会見で、そういう数字に今はこだわらず、目の前の一戦一戦をと言っていたけれど、嬉しい。(「デイリースポーツ」)

地道な勝ち越しと連敗しないことは、優勝への基本プランだから。
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2025年4月4日

森下初白星! DeNAの自滅もあって大量得点、トーンダウンのお立ち台


4月4日(金)、DeNA戦(マツダスタジアム)、対2。

勝ちました。森下暢仁に初白星。連敗止まってよかった。

数字だけ見れば、まるで打線が爆発したかのような大量得点。その実、相手投手のフォアとデッドボールによる押し出しの3点が上積みされたもの。

そのためかどうなのか、お立ち台に立った森下暢仁と野間峻祥と田村俊介のトーンが低かった。スタンドのお客さんの声援も心なしか圧が弱かった。

粉飾されている感はあるが、総得点が増えて少しだけ(ほんの少しだよ)見栄えがよくなった。なんでもいい、これをきっかけにして、弾みをつけていきたいものです。


開幕後、負けなし(引き分け1)のDeNA。しかも金曜日は開幕投手対決。東克樹か〜、厳しいな。と思っていたら、石田裕太郎(東は明日に)。

石田と言えば、昨年6月、マダックス達成。東でなくてよかったとは言えない相手。

今年の「超プロ野球 ULTRA」(日テレ系)の的当て競争でもパーフェクトを達成していた。ちなみにこのとき、森下が次点。最後の1球を暴投してパーフェクトとはならなかった。

石田は3回までオール三者凡退。かたや森下暢仁は、3回、相性のいい牧秀悟に先制2ラン。この既視感。さよう、阪神との開幕戦での佐藤輝明に続いて、また2ラン。


本日、セカンドは小園海斗。新井さん、ついに打率の低い菊池涼介動かしたか。それとも単なる休養日か。ともあれ、小園のエラーが出て牧のホームランが2ランになってしまった。ここは小園、取り返さねば。

4回、小園が内野安打で出塁。4番堂林翔太が2塁打で、2アウト2塁3塁! ここで、今季初スタメンの野間峻祥。なぜ野間が5番? DeNAのスタメンと比べ、こわくなーい。

と、ディスった私をお許しください。野間が同点タイムリー! ファビアンもヒット! 今季初スタメンの田村俊介セカンドゴロが牧のエラーを誘って、逆転タイムリーに! 石田から5連打。

「0点に抑えなければ勝てない」と思わされがちな森下、少しはラクになっただろうか。DeNA打線相手に1点リードでは足りないが。


5回、佐々木千隼から會澤翼今季初ヒット! も、二俣翔一併殺崩れ。矢野雅哉空振ってヒットエンドラン失敗。ランナーなしになって矢野2塁打。

と、チグハグ打線だったが、小園2塁打の間に矢野ホームイン!(リクエストで判定覆る) 4対2に

6回、ボーナスポイントが待っていた。オープン戦で見て、雰囲気感じていたドラ2の篠木健太郎から、ファビアン2塁打! 田村進塁ゴロで、1アウト3塁。

続くピッチャーの森下にストレートのフォア。しかも頭部近くの球ばかり。危なげ。でも森下、避け方うまかった。會澤デッドボール、二俣フォアで、押し出し


ここでやっとDeNAベンチ動いて、(中川)颯に交代。でも、急遽登板の颯、矢野デッドボールで、もう1点小園フォアで、さらに1点

1アウト満塁で堂林がタイムリーゴロ、一挙4得点で8点目

これもレッキとした得点。でも、6回、満塁でファビアンはショートフライ。7回も満塁で、小園空振り三振。

スカッと大量得点できないところがいかにもカープらしくて、あのトーンダウンしたヒーローインタビューにつながったのかな。


森下8回2失点。2戦続けて2ランに本人は満足してないと思うけど、調子がよくないなりに今日もお仕事。エラー絡みの2失点のため、自責はゼロ。

今日のDeNA、6回篠木の登板中、ブルペンでは誰も準備しておらず、ほぼノー準備でマウンドに上げられた颯が気の毒だった。記録は自責ゼロとはいえ。快進撃を続けていたDeNA、こんな雑なことするの? ちょっとびっくり。

明日は床田寛樹と東。見応えある試合になって、明るいヒーローインタビューが聞きたいです。

あ、野間は同点タイムリーを打った打席での心境を聞かれ、「死んでも打たないと」と言っていた。軽いな。そんな簡単に「死」という言葉を使うとは。毎回、そんな心境で打ってくれていいんだよ。
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2025年4月3日

もし監督が別の人だったらとまで考えた、マダックス達成の小川に2安打


4月3日(木)、ヤクルト戦(神宮球場)、3対

試合が終わるの早かった。思わず死亡確認する医師のように時計を見た。18時に始まった試合は20時15分頃に終了。お願い、息を吹き返して〜。

小川泰弘に完封どころか、マダックスを達成されてしまった。92球、無死球、被安打2(石原貴規とファビアンだけ)。

カープの冷え性、慢性です。これはじっくり体質改善しないと治らない。でも、カープベンチと球団にはその意志を感じない。なのでファンの気持ちはしらむのです。


ふと思いを馳せてしまった。もし、監督が別の人だったら、今いるカープの選手の中で、誰を1軍にし(適宜入れ替えするとして)、どんな打順を組むんだろう。

モンテロが左わき腹の肉離れで離脱、4番に抜擢されたのが堂林翔太。堂林はオープン戦で好調だったし、それを評価するのはまっとうなこと(小園海斗はオープン戦は低調でも開幕後は別ものなところを見せている)。

でも、聞いてみたい。他球団の監督だったら、誰を4番にするのか。堂林を起用するのか(するかもしれないけど)。ただ、なんなんでしょう、この士気が高まらない感じは。


今日も昨日も勝てなかったのは、堂林のせいではないです。ただ、そういう士気が高まらない選択をする監督の意向は、チームとファンにも伝播する。

選手層が厚いとは言えないカープだけど、この限られた中でも、別の人が指揮をすれば、また違った野球(風景)を見せてくれるかもしれない。と、見てみたくなる。

新井さんで優勝するのは難しいと、開幕まもないのに思ってしまう。だって、昨年と基本路線は変わってないから。点を取りに行くことより、會澤翼や菊池涼介らにもこだわっているし。まだ1週間、様子見でこれから変化があるかもしれないけれど。

今日2安打で、ほとんど誰も打ててない。それでも一矢報いたい9回、代打・野間峻祥のコールを聞くと、昨年の「代打・田中広輔」に近い空気を感じる。あぁ、監督はそういう選択を続けているんだなって。

最後、矢野雅哉に代打・田村俊介を送ったことには、まだ救われた。矢野の打撃は今のとこ、昨年の前半の状態。期待の田村もショートゴロで終わったが。


小川と呼応するように、3回まで好投していた玉村昇悟。4回、長岡秀樹、サンタナ、オスナ、茂木栄五郎の4連打で2失点。2失点でとどめたとも言えるが、打線が冷え冷えなので。

6回、我らが鈴木健矢がセ・リーグデビュー。こんな2点ビハインドで出すのか。

6回はファビアンの好守備も出て、無失点。よしよし。7回、中村悠平にフォア、好調の赤羽由紘タイムリーで、3点ビハインドに。う。

8回、ドラ3の岡本駿が中軸相手に無失点。プレッシャーのかかる場面でないとはいえ、この岡本の安心感・安定感といったら。もっと別での場面でも経験してもらっていいのでは?


昨日、打席で自らのファウルチップが顔面に直撃して途中交代した二俣翔一が、フェイスガードをしてスタメン。これがいいことなのかどうかわからないけど、元気そうに走っていて、少し安心しました。

昨夜、都内の病院で処置。前歯の上下計8本の歯にダメージがあり、脱臼を起こした前歯はワイヤー固定。欠けた歯はくっつけ、口内の裂傷もあり、8針縫ったという。(「デイリースポーツ」)

口の中のことなので大丈夫と本人が志願してのことらしいが、思い切った守備とか大丈夫なの? 食事も不自由なようで、体力面も心配。

開幕スタメンに抜擢された二俣にとっては、今が頑張りどき、骨折隠して試合に出続けた選手のエピソードにも事欠かないプロ野球の世界。でも無理しないでね(させないでね)。


まだ開幕したばかりだけど、昨年と地続きの行き詰まり感を感じます。あれをやったらどうでしょう?

昨年、DeNAは日本シリーズで2連敗した後、選手だけでミーティングをやった。

その記事を見て、秋山翔吾は「チームに声をかけたりとか、集めてとかもなかった。選手で集まって、よし、このメンバーで最後までがんばろうって言うだけでもよかったと思う」と、振り返っていた。

もう繰り返すまじ、昨年9月の惨劇。