信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂農業未来創りプロジェクト会議&高津屋森林公園管理組合総会&大日向上空からの風景

2024年04月25日 | 生坂村の会議
 4月25日(木)は晴れて日差しが届き、昼間は過ごしやすくなりました。
 午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、今年度も色々な生坂農業に関して、皆さんでご協議を頂く訳でございます。今日も事務局から説明がありますが、道の駅いくさかの郷はお陰様で、3月までの令和5年度の売り上げが順調に伸びまして、開設以来一番の売り上げで、かあさん家も同様でありまして、皆様方には感謝を申し上げる次第であります。

 今日の信毎と市民タイムスも掲載されていましたが、27日土曜日には道の駅いくさかの郷及びハンガリー村開設5周年記念式典を開催いたします。27日・28日と色んなイベントを考えて頂いておりまして、多くのお客様で賑わうのではないかなと思っております。
 また、6年度に向けてしっかりと、皆様の力を頂きながら道の駅いくさかの郷を盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いを致します。
 それから、松本係長をはじめ振興課の皆さんで地域ぐるみで話し合いを進めて頂いており、最適土地利用総合対策という国からの交付金を頂いて、各地区で地域ぐるみの話し合いで農地をどうしていくかという事で、構想を練って頂いております。

 条件の良い所、悪い所がありまして、農地はどうなっているか地域の皆さんが改めて再確認をしながら、今後どうすればいいかという話し合いを進めて頂いております。
 やはりそこで耕作している皆さんで農地を守っていくという事が大事であると思います。行政ばかりに頼むのではなく、生まれ育った土地を皆でどうにか維持管理をしていく、そして農地保全、農業振興につなげていくという事が大事であると考えております。これから話し合いや意向調査をして、今年度中に地域計画を策定しなければなりません。そういう点でこの生坂農業未来づくりプロジェクト会議でも、生坂農業の将来について検討協議をして頂きながら、生坂スタイルの農業を構築してまいりたいと思いますので、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げるなどの挨拶をさせていただきました。

協議事項
 道の駅いくさかの郷について
2月農林水産物直売所収支について
2月の月別収支は歳入が4,541,485円で、歳出は4,202,855円で収支は338,630円のプラスとなり、荒利高が834,500円で粗利率20.0%になった。
 3月の売り上げは3,220,816円で昨年度対比93%、集客数4,133人で昨年度対比97%だった。3月は雪が降り天候が悪く、売り上げや集客数が伸びなかった。
 4月についても昨年に比較して売り上げが伸びず苦戦している。これは山菜の出荷が遅れているのが影響している。直売所の売り上げは農産物等の出荷量が影響するので山菜や農産物の出荷量を増やすように取り組んでいく。
 また、道の駅の駅長とやまなみ荘の副所長を今年度から兼務していくので、やまなみ荘と連携して売り上げを増やしていきたいと説明を行いました。
次に、5月の営業カレンダーについてと5周年イベントの内容について説明しました。

かあさん家
3月の売り上げは食堂が1,282,664円、来店者数が1,393人で、おやき販売1,268,650円、来店者1,220人で直売所の売り上げが2,548,190円となり、合計が5,099,504円となった。
 3月は雪のため停電休業等で売りあげ伸びなかった、しかし1年通してしては売り上げが伸び全体の売り上げは63,102,千円となり、特産品開発部では全体で初めて80,000千円を超え81,000千円となったと説明がありました。
意見と質問はありませんでした。

  1. 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について
 地区での話し合いについては各地区で1筆ごとの状況を図面上に検討して将来の目標を検討している。今後地域での話し合いについての日程で4月9日(火)に予定している本村太郎、宇留賀1地区から4月21日(日)の下生野地区までの11地区の日程について説明を行いました。

主な意見と質問の概要については
・現状を把握して色別に図示しているのかと質問があり、地目や現況について把握してその状況により図示していると説明しました。
・県下の状況はまだ事業の対応が進んでいない自治体もあるとの事を聞いている。当村は進んでいる方だが、村内の条件不利地はどうなっているかと質問があり、耕作条件が悪く原野化している農地は非農用地化していくと説明しました。また、非農用地化している個所は、北部地区の山沿いが多くなっている。担い手の状況は、5年くらいを目標に検討しているが、条件不利農地は担い手が不足している状況と説明がありました。

 私から、平成23年度から生坂農業未来創りプロジェクト会議を行い、各地区での農業懇談会の中でぶどう団地化や農地の面積拡大等意見が出て、このプロジェクト会議で検討し、県営中山間総合整備事業を実施して農業振興につなげてきた地区もある。今後の生坂農業をどのようにしていくか皆さんの意見をお聞きしたいと依頼しました。
各委員の意見として
・大日向地区はぶどう団地化、圃場整備事業を行い活気づいている。農業公社での受託は10年前と変わっていないが、今後はどうなるか懸念している。農地の状況で耕作していく農地と非農用地を分けていくことが必要と思う。
・耕作できない方は集落内で耕作を行ったり、不在地主の対応については、地域ぐるみの取り組みが必要ではないか。

・生坂村は県下で農業公社や新規就農制度でモデル地域と評価されている。今後は地域計画の中で担い手の確保等必要となっている。稲作で収入を得ていくのは小規模経営では難しいので半農半Xも考えればどうか。
・ぶどう栽培はここ数年良い状況が続いているので今後もぶどう園を増やしていけばどうか。また、Uターン者や就農する農家の住む住宅の確保も必要と考える。ぶどう栽培には水が必要なので水を確保する為の検討が必要ではないか。
・東京電力で管理している草尾ラインの水の利用方法について水利組合と東京電力と検討をして対策を講じることが必要。また、今後水田についても耕作できない方が増えていくことが予想されるので、地域計画の地域での話し合いの中で、そのような水田を把握して、今後ぶどうなど少ない面積で高収入に結び付く様な作物に転換していくように対応していけばどうか。また、そのような農地について村内でも法人化した経営体があるので、法人化した経営体に集約していくのも良いと思う。
・移住者等で農地を利用したい人にマッチングしていけばどうか。また、有機栽培やオーガニック栽培についても取り組んでみてはどうか。

  1. その他
 JA松本ハイランド生坂明科支所地域農業振興について、生坂支所の営農スケジュールで、5月3日(金)の春まつり苗もの市から、5月31日(金)第1・四半期決算棚卸であぐり資材センター川手休業について、また5月中旬に予定している小梅出荷目揃い会から7月上旬に予定しているジュース用トマト出荷目揃い会の日程について説明を行いました。他に、5月の繁忙期には土日祝日もあぐり資材センター川手の営業を行うと説明しました。

 今後も、最適土地利用総合対策を活用し、地域ぐるみの話し合いによる最適な土地利用構想の策定を進めていき、話し合いや意向調査の結果を生坂農業未来創りプロジェクト会議で検討協議し、各区の特色を活かした生坂スタイルの営農パターンを構築してまいります。

 午後6時からは、令和5年度高津屋森林公園管理組合定期総会が開催されました。
 開会に当たり、一ノ瀬組合長から、当公園管理組は発足して、今年度で25年目となりますが、長野県から里山整備、利用地域として、2008年に県下で3番目に認定して頂き、今年で認定16年目となりました。現在26名の組合員で森林整備と公園の環境保全を行っております。
 高津屋森林公園管理組合は、村の森林環境保全の中核施設として、地域住民との協働により森林公園周辺の草刈りや展望台周辺の支障木の伐採作業を行い、環境整備を進めております。
展望台からは北アルプスの常念岳や爺が岳、鹿島槍等壮大な北アルプスの展望を臨むことができます。また、森林公園の山菜園で収穫した山菜や椎茸等の林産物は、生坂道の駅で販売して収益と産業振興を推進しております。

 令和4年4月からはオートキャンプエリアを追加し、令和5年度にはキャンプエリア利用者が255名ありました。またコテージの利用者がキャンプエリアを利用して、バーベキューを楽しんだ方も増えておりますし、コテージのお客様がキャンプ場を利用する方もおり、キャンプエリア新設により相乗効果が出て、売上が増えております。
  令和5年度の高津屋森林公園の4月から11月までの利用者数は、1,789名、売上額335万円と開設以来過去最高額となりましたなどの挨拶をされました。

 議事は、令和5年度事業報告並びに収支決算の承認、令和6年度事業計画(案)並びに収支予算(案)については、原案通り認められました。


 来賓祝辞として、私から高津屋森林公園は多くの資源がありますし、キャンプエリアも整備をして、オートキャンプなどの新たな取り組みも始めております。行政としては管理組合の皆さんと協議をしながら、様々な対応もしっかり進めてまいりたいと思います。
 当村の観光資源の高津屋森林公園は、私も時々登ってドローンを飛ばして、素晴らしい景色を眺めていますが、その良さを村内外に広めていきたいと思います。今後もしっかり発信をしながら、この高津屋森林公園を盛り上げていきたいと思いますから、引き続き管理組合の皆さんとしっかり連携をしながら、行政も良い事業があれば取り入れていきたいと思いますので、組合員の皆さんには引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますなどとお祝いの言葉を申し上げました。


太田議長からは、キャンプエリアにお客様も来ていただいておりますし話題も出てきております。私も毎年コテージの方を利用させて頂いて、仲間や県外の友達とも利用しましたが、皆さんは本当に感動しています。
また、キャンプ場も私が関わり整備しまして、他のキャンプ場にはない静けさが売りにできる施設だと思っています色々自然のポテンシャルが高い高津屋は、まだまだ伸びる可能性があると思います。
 組合員の皆様のお知恵やお力添えを頂いて良い空間を作って頂きたいと思います。議会の方としましてもできる限りのご協力とご支援をさせて頂きたいと思いますのでご協力の方よろしくお願いいたしますなどとお祝いの言葉を述べられました。

 松本地域振興局林務課普及係 横山担当係長からは、当公園管理組は発足して、今年度で25年目となり節目の年を迎えられおめでとうございます。また、里山整備、利用地域として、今年度で認定16年目ということですが、県としては20弱の地域を認定しましたが、今は約半分ぐらいしか活動していない中、高津屋森林公園管理組合の皆さんは、ずっと活動されていることに敬意を表したいと思います。また開かれた里山の取組もされており、一般の方との交流も盛んとのことですので、それぞれ事業につきましてもご協力できることもありますのでよろしくお願いいたしますなどとお祝いの言葉を述べられました。

 続いて、眞島振興課長と日岐係長もお祝いの言葉を述べられ、久しぶりに折詰と飲物で意見交換会も行われ、森林の里親制度などについても話し合いをしました。

 生坂村の大切な観光資源である高津屋森林公園のために、当管理組合の皆さんと行政が一緒に力を合わせて、情報発信、イベント、里山整備など、様々な取組を行い、高津屋森林公園を盛り上げていきましょう。

大日向上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、大日向南平のぶどう畑に行き、雨上がりで新緑が鮮やかな風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園で園庭開放、小学校で児童会・外国語、中学校で生徒総会、民生児童委員協議会定例会などが行われました。



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