「悲嘆」から「回復」の5段階 後編 | 離婚からの立ち直り

離婚からの立ち直り

公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつからの立ち直りカウンセラー原 つよしです。

 

前回の続きです。

離婚後から回復期までの心理状態5段階です。

第1段階 

相手を失ったときの最初の感情。「これは自分に起きたこではない」「しばらく待てば相手は戻ってくる」と否定をしたり、あるいはショックのあまりなにも感じなくなり、怒りまで押さえ込んで、複雑な感情も否定する。

第2段階 

愛情関係が終わったことを認めはじめ、怒りがめざめかけてくる。怒りを内側に向けると気分が悪くなり、他の人にも腹を立てるようになる。
 

第3段階 

愛情関係が終わったことを認めながらも、よりを戻そうとする努力をしたりする。

孤独と不幸から逃げたいばかりにもとのさやの収まるか、新しい愛情関係を求めようとする。

 

第4段階

元の愛情関係に諦めをつける段階。この時期には、「人生に意味があるのだろうか」というような深く考えてしまうことが多い。自殺を考える瞬間もあるかもしれないが、それは夜明け前の暗さに似ている。

 

第5段階

愛情関係が終わったことを認め始める段階である。過去の関係の回復に力を注いでも意味の無いことを理解する。個人的に充実した自由と自立に向けて歩き出すことができる。

本には、「新たな愛情関係に入るためには、とても大事な経験になる」と書かれています。

 

私自身の経験や相談者さんとのカウンセリングを通して感じることは、強く抱えてしまう感情は人によって違いますが、回復までは様々な感情がいったりきたり、落ち着いたり、激しくなったりを誰もが繰り返します。

 

人それぞれの考え方や生き方があると思いますが、様々な感情に押しつぶされながらも、向きあい、受け入れることをしていくことが、新たな人生を歩むうえでの力に変わることは間違いないです。

 

 

 「離婚うつ」「喪失体験」「依存症」

  

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