4月があっという間に過ぎようとしているなと感じます。

 

自分自身が感じている事は、ロックダウン前より、気持ちの上ではホッとしていて、むしろストレスが減った。という事です。

混雑したスーパーで感染してしまわないか、ロンドンへ通勤していた家族が感染して持ち帰ってくるのでは、という不安が減った事が大きな要因だと思います。

この1ヶ月で家を出たのは2回病院へ行っただけ。自分と家族が自宅勤務していれば感染していないという確信が持てますし。

 

 

ロックダウンとはいえ、買い物やウォーキングには出かけて良いので、日本と条件があまり変わらないイギリスですが、

大きな差は、ロンドンの電車の利用者が95%減、自宅待機を守っている人が大半、という点でしょうか。(天気が良いと公園やビーチに出かけてしまう自分本位な人もちらほらいる様ですが...)

 

スーパーの実店舗は入場制限があって、一度に店に入れる人数が限られていて、お互い2メートル以上距離を取る対策が取られています。2メートル開けて並ぶので、列は長い事もある様ですが、さほど待たずに入れたと私の周りでは言っていました。

 

ネットスーパーも配達車が相当増やされた様で、ここ数週間は、注文も普通に出来る様になり、店に行くよりは安心と思って使っています。

指定時間に配達してくれ、配達員さんとはインターホン越しに挨拶して、マンションの扉の前に置いていってくれます。

人々の為に出勤して実働してくれている方々には頭が下がります。

 

在宅勤務のできない医療関係者やインフラ、食品製造販売、配送などの方は通勤せざるを得ませんので、一人一人が外出を8割減らしただけでは、全体は8割減らせないんですよね。サラリーマンは皆自宅勤務、レストランやパブも持ち帰り・宅配以外は全部営業中止です。

95%減には驚きましたが、やはり政府が8割の収益・収入保証を打ち出したのは大きかったなと思います。それでも苦しい方や不安の大きい方はたくさんいると思いますが、銀行からも連絡があり、当面の生活費の無利子貸し出しや、住宅ローンが払えなかったら、支払いのホリデー(免除では無いがロックダウン中の支払いをスキップ出来る)制度の案内があったり、民間のサポートも大きく支えているなと感じます。

 

日本は数週間前まで、イギリスの10分の1ほどしか検査をしていなかった事や(ようやく8分の1程度になったけれど)、3月に入ってから異様にインフルエンザの死者数が増加している事も不安要素。東京や大阪の病院に勤める友人は、すでに結構前から、もうICUから溢れてる、どんどん緊迫感が増してる、キャパオーバーになりそうと言っていたので、とても心配。

 

仕事をしなきゃ、生活費を稼がなきゃ生きていけない、と思うと思います。でも、死んだら何もかも終わりですから。そして、自分だけではなく、人も感染させて死なせるかもしれないという認識がすごく必要です。

日本の多くの方が自宅に居て安全に過ごされます様に。