今、医療現場で働いている妊婦さんは、もうずっと前から、毎日心配しながら出勤していた事と思います。

スタッフ同士の中では、2月からすでに妊婦は来るべきじゃないと話し合っていました。

が、政府の指針が出るまでは病院上層部も動かず、妊婦も普通に仕事をしていました。

 

イギリスでは、ロックダウンの発表がある1週間前に、高齢者や持病のある人、妊婦は12週間自宅に留まる事。という方針が出され、そこで私の勤める病院も、妊婦を出勤させない事が決定されました。イギリスのほとんどの病院は国営なので、やはり政府の指針というのは大きかったと思います。

 

妊婦は、

ー 免疫力が低下しているので感染しやすい。(胎児を異物として排除してしまわないよう、体が免疫力を低下させている為。)

ー 感染しても使える薬が限られている。

ー 胎児への影響が不明。

など、リスクが高いので、政府が妊婦を特に注意しなければならない人に含めた事は評価出来ると思います。

(ボリス首相の婚約者が妊婦だったのも、彼らに気づかせる事ができプラスに動いてたんじゃないかなとも思ったり)

 

ナースの同僚は普段通りの仕事はできず、家で可能なことと言えば、オンライン講座を受講したり、溜まっているペーパーワークをしたり、論文読んだりと、出来る事は限られていても、今は、命を守るかどうか、という事が唯一のポイントだと思うので、自宅勤務以外に選択はなかったと思います。

 

他の職種はオンライン診療になっています。

管理栄養士や、理学療法士などもです。

 

日本の妊婦さんも、安全に過ごせますように。