”ニュースな街に住んでみた”ということで

韓国ソウルの下町”龍山”に5日間住んだ剛くんと柳澤さん。

韓国に先乗りした柳澤さんが見つけてくださった物件のセンスの良さに大興奮し

はしゃぐ剛くんがすっごく可愛いと共に

これだけ喜んでくれると選んだ柳澤さんもカナリ嬉しかっただろうなぁとほっこり。

更に柳澤さんと広い部屋の譲り合いをする姿にも笑顔ニコちゃん

 

それから早速食材や生活用品の買い出しに出かける剛くんと柳澤さん。

韓国のおすすめ食材をテキパキとカゴに入れていく剛くんと

完全に買い物に付き合わされているお父さん状態の柳澤さんの関係に草w

2日目の料理の際に、柳澤さんが全く料理が出来ない方だと

ナレーションの近江さんがおっしゃっていたので

買い物時にはこういう構図になっちゃいますよね。

更に途中でアイスクリームを買いに来た少年と会話する剛くんの姿に

韓国語の勉強から離れて結構経つと思うけど、

まだまだ韓国語での会話は支障なく出来るんだなぁと感心。

これだけ残っているのは、しっかり学んでいたからこそですよね。

最後に「風邪引かないようにね」と声を掛ける所も

剛くんのさりげない優しさが出てていい場面でした(^^)

 

スーパーからの帰りに米軍基地を発見。

色々と柳澤さんに説明していただきましたね。

見た感じ基地の外で問題なさそうな場所なのに

関係者の方に「ここから離れて」「この先はダメです」と言われる姿に

それだけ緊迫感がある場所なのかなと思いました。

今現在はカナリ融和ムードが漂ってますが

撮影が行われた1月下旬はピリピリしてましたもんね。

 

1日目の晩御飯は食堂で食べることにした2人。

焼肉凄く美味しそうだったなぁ。

ただ、それよりも私が気になったのは

焼肉を焼く鉄板に、汁物が設置されていたこと。

日本ではああいう鉄板見かけませんよね。

食事中、実は今回の旅で

「新しく出発したこともあり、忘れていた情熱を思い出し、自分を見つめ直す」

という裏テーマを持ってると話す剛くん。

10代、20代、30代、40代と、それぞれの年代で

それぞれの情熱を持って過ごしてきたんじゃないかと思うんだけど

新しく出発したということもあって、初心で感じていた情熱を取り戻したいんだろうね。

その裏テーマ、5日間の間に見つかったかな?見つかってるといいな(^^)

 

2日目、剛くん、柳澤さんそれぞれ別行動。

剛くんが歩いていると、「チョナン・カン シ」と声をかけてきた人が

思いっきり仕込みの人でワロタw

さすがに偶然

「大阪で過酷な日々を生きる在日韓国人の物語を演じる劇団の人」

が、声をかけてくることはほぼ無いでしょ^^;

北朝鮮に対しての思いを聞くのは良いけれど、

こうして露骨に視聴者の反韓感情を煽る方たちを

仕込んでまで入れてこられると正直良い気持ちでは見れませんでした。

韓国の方の北朝鮮との統一を望む一方、

不安も多くて心配という気持ちは分かるだけに

視聴者の反韓感情を煽ることなく、自然な形でこういう主張を引き出した方が

視聴者の心にすんなり気持ちが伝わったんじゃないかなぁと思いました。

 

その後剛くんと柳澤さんは合流し、日本が韓国を統治していた時代に作られた

京城護国神社へ続く階段であった「空の階段」を登ることに。

108段というのはやはり煩悩の数だからなんですかね?

護国神社といえば、英霊を祀る神社ですから

韓国の方にとっていい気持ちになる階段ではないのでしょうが

こうして残しているというのは、剛くんが言うように韓国の方の「強さ」であり

また「良いことも悪いことも歴史として残していこう」という

気持ちの現れなのかなと思います。

 

街から帰り滞在するアパートに帰りリラックスしてギターを弾く剛くん。

そんな時に柳澤さんが単独行動の時に出会った

失郷民のおばあさんたちからテレビ出演を断る連絡が。

辛い思い出を思い出すことも、

日本のテレビに出演してそれを話すことで誤解されるんじゃないかという気持ちも、

そして約束したのに断られた柳澤さんの悲しみも分かるだけに辛い場面でした。

 

少し暗い気持ちになった所で、まったりムードの夕食作りのシーンに。

楽しそうに料理を作る剛くんの姿、

そして出来上がった料理を柳澤さんと美味しそうに食べる姿に癒やされました!

あのお鍋、正直1日目の焼肉よりも美味しそうだった(^^)

 

3日目。

この日も単独行動の様子。

市場に入っていく剛くんですが、カナリ寂れた様子の商店街に私もビックリしましたが

失郷民の子供という方にお話を聞いていくうちに

朝鮮戦争時に北朝鮮から逃げて来られた失郷民の方々が亡くなられたり、

その失郷民の子供世代の方々が他の場所に出ていってしまった結果

こういう商店街になってしまったのかな。

それでも、逆に他の場所から若い方が来られて店舗を持たれたりする様子もあって

一度寂れてしまった商店街も、まただんだんと生まれ変わって

新しい文化が栄えていくんじゃないかなという希望を感じました。

 

続いて失郷民の方の心の痛みを歌う歌手のレコーディング場所に行った剛くん。

曲に合わせてダンスする剛くんに和んだw

失郷民の方の心の痛みを歌うということは

なんとなく失郷民の方の子供さんが歌われているのかなと思ったんですが、

歌われるペス・ミキョンさん自身も北朝鮮から脱北された方でしたね。

北朝鮮の曲である「イムジン河」を北朝鮮で歌えないということもビックリしましたが

その歌をどうしてもアルバムに入れたいというペス・ミキョンさんの

故郷への想いもを凄く感じました。

「歌の力って何でしょうか?」と剛くんが聞いた時に

「嬉しい時は嬉しいと表現し 悲しい時は悲しさを伝えることが出来る」

と答えたペス・ミキョンさん。

歌に限らず、言葉でも、嬉しいときには嬉しいと表現し、

悲しいときには悲しいと表現できることって

当然というか、普通のことに思えますが

それを出来ない場所もあるんだなぁと思うと、複雑な気持ちになりました。

 

その言葉を受けてなのか

滞在するアパートに戻って、新しい出発の際に

全部それまでやってきたことをそこに置いてきたと話す剛くん。

確かに

「失うものもあれば得るものもある」

「何もかれもというわけにはいかない」

といえども、大切なものが多すぎてやはり全部置いていくというのは

カナリ厳しい決断だっただろうと思うと辛くなりますが、

それでも置いてくる決断をして、覚悟をして

新しい一歩を踏み出した剛くんの姿に、改めて心を打たれました。

そんな草彅剛の第2章の人生に、これからも付いていかせてください。

 

4日目。

ギターを弾きながら曲を作っている剛くん。

最後に出来上がった曲を流してくださってましたね。

本当にいい歌詞でいい曲になっていたと思います。

「流した涙はきっといつか幸せの数になるだろう」

「溢れる笑顔は きっといつか 君を幸せに包むでしょう」

って素敵です!

そんな4日目は特別な許可を得てキョドン島へ。

故郷の近くに住みたいと失郷民の方が多く住まれているんですね。

北朝鮮での思い出を忘れないようにと

壁に絵を描いた気持ちを考えると切なくなります。

すぐそこに見えるのに、とっても遠い…。

いつの日か、北朝鮮と韓国が統一でき、

行き来が自由になる日が来るといいですね。

 

5日目。滞在最終日。

一度断られたおばあさんたちに取材をさせていただくことができました。

柳澤さんはあちこちで取材を断られて

カナリダメージを受けてらっしゃったようなので、本当に良かったなと思います。

おばあさんたちに北朝鮮に居る時に撮った昔の写真を見せていただく。

この時の平穏な生活が戦争によって壊されてしまったんですね。

戦争は本当に残酷だなぁと思いました。

絶対に起こしてはいけないけれど、

おそらく人類が生きている限りなくならないことも

なんとなく分かっているのが辛いです。

だからこそ今ある平和を大切にしたいなと思います。