暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

水木しげる論の連載を始めました。

2020-05-23 22:05:59 | サブカル
こんにちは。

現在、「みんなのディスカッション広場-ダベルポスト」というサイトで、

「あるモダニスト漫画家の「帰郷」-水木しげると妖怪漫画-」という論考を

連載させていただいております。

現在、第3回まで書いております。

ご関心をお持ちの方は、ご一読ください。

よろしくお願い申し上げます。

(1)
https://daberupost.com/articles/subculture/shigeru-mizuki-yokai-manga-1/

(2)
https://daberupost.com/articles/subculture/shigeru-mizuki-yokai-manga-2/

(3)
https://daberupost.com/articles/subculture/shigeru-mizuki-yokai-manga-3/


番外編 姫路城好古園(西御屋敷跡庭園)③

2020-04-09 21:44:57 | 城館跡探訪
好古園は姫路市の市政百周年を記念して、城主の屋敷跡に造営されたものです。

私は、てっきり江戸時代の城主屋敷の庭園が整備されてそのまま残っているのかなと思っていたので

多少苦笑いが出てしまいました。

とはいえ、一万坪と言われる回遊式庭園内はまるでタイムスリップしたような感覚になります。







庭園内には技師の方がいて、庭の手入れをしていました。

こういうものを維持するというのは大変なんですね。

私ではたちまち草むらのようになってしまうでしょう。





好古園は時代劇のロケーションにもたびたび使われているそうです。

言われてみればこの風景はどこかで見たような気がしますね。

例えば、侍が不逞浪人の襲撃を受けるシーン・・・・





この下の門などはどうでしょうか。誰かが襲われていた気がしますね。





園内は春夏秋冬何時でも楽しめるよう設計がなされているそうです。





園内はさほど混んでいませんが、それでも必ずどこかに観光客がいるという感じでした。



番外編 姫路城好古園(西御屋敷跡庭園)②

2020-03-31 19:35:13 | 城館跡探訪
姫路城天守閣のある姫山天守閣背後は手つかずの「姫山原生林」が残っており、その斜面下には内堀が残っています。

ここは広場となっており、姫山公園と言います。

姫山原生林が残ったのは、姫路城内ということもありますが、最大の理由は急斜面という開発に不向きな地形によると

思われます(この辺りの考え方については糞虫研究で著名な生態学者の塚本珪一先生の著書から取り入れたものです)。

内堀には現在大きな鯉がたくさん泳いでいます。とって食べる人もいないせいでかなりの大鯉です。








この辺りから西の丸だと思います。

この丘には姫山とは別に鷺山と名付けられています。









ここには南勢隠門跡です。

石垣は野面積みに近い打ち込みハギというか、かなり野趣の溢れる積み方です。

虎口としての機能も持っていたと見え、食違がつくられています。

















この辺りは本当に鷺山部分です。



西の丸もはっきりと見えます。




鷺山には本当にシラサギが営巣していましたが、これは、偶然なんでしょうねえ。















いつの間にか場外に追い出されてしまいました。

渦巻き型に本丸に向かう縄張りだったのですね。この時初めて気づきました。

それでは、いよいよ好古園に入園します。

番外編 姫路城好古園(西御屋敷跡庭園)

2020-03-28 11:48:10 | 城館跡探訪
1月30日に姫路城周辺を歩き回りすぎてしまいました。

予定では男山まで行って終わりの予定だったのですが、とにかくむやみに歩き回る習性のある私は、

予定外の場所を延々と歩き回ってしまいました。

昔は多少疲れても気力で、写真だけは撮影したのですが、現在はかなりいい加減になってしまいました。

31日には帰る予定だったのですが、30日に刑部明神の御朱印がいただけるという噂に誘われて、

姫路城の管理事務局に伺ったところ、「ございません」という御答えでした。

個人的には「怪しい神社の御朱印」を少しですが集めている私はがっくりです。

ところがそこで「2月1日に期間限定で登城印を頒布いたします」と伺いました。

そこで、2月1日に再び訪問をすることにしました。

しかし、登城印をもらうだけの目的で再訪するのは恥ずかしいものです。

そこで、夏場に暑さの余り訪問を断念した好古園に入園することにしました。

まず、登城印をいただいた後、姫路城の周囲を大きく回ってから好古園に向かいます。

2枚いただきました。

城門の前庭には、西大柱が展示されています。





















これは無料で見ることができます。

姫路城を見上げます。

この日は西の丸の廊下を公開していたのですが、予定外なので素直に好古園に向かいます。









飾磨港から城内に物資を引き込むための船着き場です。

前回、夏に見た時は水がよどんであおこがめちゃくちゃ出ていました。

冬になって水が綺麗です。



ここから蔵に荷を積み上げた訳です。















まあ、当時は人力で運び上げる一手だったのでしょうが、この石垣伝いに蔵まで運び上げるのは大変だったでしょうね。

まだ、好古園には到着しません。

番外編 景福寺(兵庫県姫路市)

2020-03-14 23:47:33 | 新編武蔵風土記稿を読んでみる
景福寺は1369年の創建で、元は姫路城下坂田町にあったものを、

姫路藩主が酒井家に代わるとともに、当地に移転し、菩提寺にしたものだそうですが、

藩主の墓所は全所領の前橋にあり、景福寺には藩主正室の墓所があるということです。








境内内には石橋がありその他もとには大きな黒松があります。










山門の仁王像は鎌倉期の古いものです。











境内内には地蔵堂があり、地蔵が奉納され祀られています。








酒井家墓所は山門の外側にあります。














墓石が非常に大きなものだったので驚きました。

このあと、道に迷い途方にくれながらもなんとか姫路駅まで到達し、遅い昼食を食べたのでした。