リカバリーはディテールから | 言葉のロードサイド

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コピーライターがつづる、あれやこれや。

プランニングやらコピーライティングやら、せっかくノッて集中し始めてきたのに、いきなり緊急の案件が入ってきたり、呼び出されたりで中断してしまう…。

 

それが終わってまた元のテンションに戻そうと思っても、実際にはなかなかそうはいかない。

 

その、横やりの入った案件の余韻が残っていたり、やりかけていた仕事の内容がどこまで進んでいたのか、そのときの頭に浮かんでいたアイデアはどうだったのか、思い出すのに若干の時間がかかったりする。

 

しかもアイデア出しに集中していたときの気持ちの高まりは薄れ、何となく白々とした気分で再び頭脳作業に入らなければならないわけだ。

 

「えっと…、何だっけ…、ちょっと頭をクリアにするか…」とか思って気分転換のつもりでネットを見たりすると、もうグダグダの状態にまっしぐら。

 

そういうときは、途中まで進んでいた原稿やらアイデアスケッチを広げ、些末というか細かい部分に注意を払ってみるに限るんだな。

 

ここの文章の切れ目は「、」で継続間を出すのがいいのか、「。」ですぱっと終わらせるのがいいのか。中黒にするか半角空けにするか、文字を白抜きにするか太枠にして目立たせるか、企画書としてはどちらがバランスが良いか、とか。

プランやコピーの大枠ができあがって仕上げに入るときにチェックすればいいような、本筋とはあまり関係のないようなことを気にしてみる。

 

そうすると、中断する前の気持ちの状態が徐々に戻ってきて、元のテンションをたぐり寄せることができるケース、が多い。いきなりトップギアは無理だから、ローギアから少しずつ、という感じだろうか。

 

 


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