ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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ロックの日2024 ヴィンテージⅦ

2024-06-09 22:38:10 | 日記

今日6月9日は……「ロックの日」です。

というわけで、今回もヴィンテージをやろうと思います。

つい先日「ロックンロールの日」というのをやったばかりではありますが、ロックな動画は尽きることがありません。今回も、出し惜しみなしでいきましょう。



リック・デリンジャーのRock N Roll Hoochie Koo。
リンゴ・スターとエドガー・ウィンターがゲスト参加しています。

Rick Derringer Edgar Winter Ringo Starr Rock N Roll Hoochie Koo


前回、フーのBaba O'Riley の動画を紹介しましたが、そこに参加していたエディ・ヴェダー、自身のバンドであるパール・ジャムでもこの曲をカバーしていました。

Baba O'Riley (The Who Cover) - Live at Madison Square Garden - Pearl Jam

ついでなので、同じ曲をほかのバージョンでも……ということでグレイトフル・デッドによるカバー。
後半は、メドレー形式でビートルズ Tomorrow Never Knows。ビートルズの名曲が数ある中であえてこの曲を選ぶというのがグレイトフル・デッドらしい。

Grateful Dead - Baba O'Riley/Tomorrow Never Knows (Live at Buckeye Lake 7/1/92) [Official Video]

せっかくなので、フー自身のバージョンも。
3年前の映像です。

The Who, Isobel Griffiths Orchestra - Baba O’Riley (Live At Wembley, UK / 2019)



テデスキ・トラックス・バンドによる「いとしのレイラ」。
“デレク”つながりということでしょうか。

Tedeschi Trucks Band - Layla (Live at LOCKN' / 2019) (Official Music Video)


ジェフ・スコット・ソート、ロン・サール、デレク・シェリニアンがブライアン・メイらと共演する動画を以前紹介しましたが、ソート、サール、シェリニアンは一緒にバンドをやっています。そのバンド、Sons of Apollo の動画を。
この三人だけでも豪華ですが、さらにベースにビリー・シーン、ドラムにはマイク・ポートノイと、リズム隊にも強力なメンバーを擁しています。

Sons Of Apollo - Coming Home


ロバート・フリップとトーヤ・ウィルコックス夫妻によるHeroes。
去年はこの二人の夫婦漫才をたくさんとりあげましたが、これはライブでまじめにやっている動画です。

Toyah & Robert Fripp - Heroes: Live at Isle of Wight Festival 2023


ロバート・フリップが出てきたので、キング・クリムゾンの曲。
21st Century Schizoid Man をオジー・オズボーンのカバーで。アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルがギターで参加しているとのことです。

21st Century Schizoid Man


ガンズ&ローゼズがデイヴ・グロールと共演するParadise City。
この組み合わせの動画は以前にも一度紹介しましたが、よく一緒にやってるということなんでしょうか。

Guns N' Roses - Paradise City (Feat. Dave Grohl) (Glastonbury 2023)


どこにでも出てくるデイヴ・グロール。
こんなところにも……ということで、二か月前に行われたジミー・バフェット追悼コンサート。ポール・マッカートニーを紹介しています。
さらに、バックをつとめるのはイーグルスという豪華なメンツ。この組み合わせでLet It Be を披露しました。

Paul McCartney Performs Let it Be with the Eagles on 4/11/24 at the Hollywood Bowl


ボス、ブルース・スプリングスティーン。
今年シェイン・マガウアンが亡くなりましたが、先月のライブでシェインに捧げるパフォーマンスを披露しました。ポーグスのカバーで、A Rainy Night in Soho です。

Bruce Springsteen, Kilkenny May 12 - A Rainy Night in Soho

ロックンロールの日 ヴィンテージⅥ

2024-06-06 22:25:43 | 日記


今日は6月6日。
語呂合わせの記念日として、「ロムの日」とか「人事労務の日」とかいうのがあるんだそうです。

しかし、このブログでは……「ロックンロールの日」としたいと思います。
ロックの日とされている日はほかにもあるわけですが、6と6でロックンロールというのは、見た感じもR&Rっぽくていいんじゃないでしょうか。
というわけで、前回に引き続き、ヴィンテージシリーズをやろうと思います。これが6回目。狙ったわけではありませんが、ここでも6が出てきます。666……ということで、実に縁起がよいです。


一発目は、まさにこの日にふさわしい、レッド・ツェッペリンのカバー、Rock and Roll です。

Rock and Roll - Roger Daltrey & The Full Metal Rackets

ロジャー・ダルトリーをメインボーカルとしています。
前に豪華ギタリストが終結したSmoke on the Waterの動画を紹介しましたが、あれと同じプロジェクトでレコーディングされたものらしいです。
ここでは、ベースにスティーヴ・ハリス、ドラムにニコ・マクブレインというアイアン・メイデンのリズム隊が参加しています。

なぜかロジャー・ダルトリーが出て来る動画がアーカイヴに複数あったので、ついでに。

フーの、Baba O'Riley。
レッド・ツェッペリンのロバート・プラント、パール・ジャムのエディ・ヴェダーなどをゲストに迎えて。

"Baba O'Riley" - Roger Daltrey w/ Eddie Vedder, Robert Plant, Kelly Jones, Glen Hansard 24 Mar 2024

デイヴ・グロールがカバーする Who Are You 。
これまでに何度か取り上げてきたケネディセンターのステージ。客席には、フーのロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントがいます。

Dave Grohl - Who Are You (Roger Daltrey and Pete Townshend Tribute) - 2008 Kennedy Center Honors


Heartの「バラクーダ」。
今年のパフォーマンスです。

Heart “Barracuda” Live on the Stern Show



ローリング・ストーンズ、中国は上海でのステージ。

It's Only Rock 'n' Roll (Live at Shanghai Grand Stage, China) - The Rolling Stones

一か月ほど前に公開された動画なので最近の話かと思ったら、2006年、中国での初公演の映像なんだそうで……いまの中国だったら、果たしてこんなふうにいくでしょうか。




ここからは、最近このブログに名前が出てきたアーティストの関連動画を。

ジョニー・ウィンターによる、ストーンズ Let It Bleed のカバー。

Let It Bleed



前回のヴィンテージⅤでは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲を載せました。
そのヴェルヴェッツのジョン・ケイルのソロ作。いかにもアートという感じがします。

John Cale - PRETTY PEOPLE (Official Video)


MINISTRYがイギー・ポップをカバーしたSearch and Destroy。

MINISTRY - Search And Destroy (OFFICIAL MUSIC VIDEO)


ゲイリー・クラークJrによるビートルズのカバー、Come Together。

Gary Clark Jr. - Come Together (Live from Lollapalooza 2019)



スラッシュが発表したブルースカバーアルバムから、ポール・ロジャースを迎えた「悪い星の下に生まれて」。

Slash feat. Paul Rodgers "Born Under A Bad Sign" - Official Audio


アイアン・メイデンの The Number of the Beast 。
タイトルを訳すると「獣の数字」。これは、新約聖書の黙示録に登場する言葉で、冒頭でもちょっと触れた「666」のことです。これが今回6月6日のヴィンテージ6にふさわしいんではないかと。

Iron Maiden - The Number Of The Beast (Official Video)



同じく666をモチーフとした、スリップノットの The Heretic Anthem。
カウントダウンで歌が始まりますが、そのカウントダウンが「8, 7, 6, 6, 6, 5, 4, 3, 2, 1」となっています。666の数字が使われているわけです。

Slipknot - The Heretic Anthem (Audio)

この曲のタイトルを訳すると、「異端者の聖歌」といったところでしょうか。それがまさに、ロックンロールということでしょう。


スリップノットが出てきたついでに。
Trivium が、スリップノットのコリィ・テイラーとマシンヘッドのロブ・フリンをゲストに迎えた共演動画です。
曲は、メタリカのカバーでCreeping Death。

Trivium - Creeping Death - feat. Corey Taylor and Robb Flynn | Multi-Cam Live Performance


最後に、メタリカのカバーをもう一曲。
フィンランドのバンドApocalypticaがカバーしたOne です。
メタリカから、ジェイムズ・ヘットフィールドとロバート・トゥルージロが参加しました。

Apocalyptica ft. James Hetfield & Rob Trujillo - One (Official Video)

これは、アポカリプティカがメタリカのカバーアルバムを出すということで、つい最近公開された動画ですが、戦争の影を強く感じさせる動画となっています。もとの歌は『ジョニーは戦場へ行った』をモチーフにしたもの。先述したようにアポカリプティカはフィンランドのバンドであり、ロシアによるウクライナ侵略という事態が強く影響しているのかと思えました。



ギタリストの日 ヴィンテージⅤ

2024-06-01 18:57:38 | 日記

今日6月1日は、「ソロギターの日」です。

毎年この日付には、ギタリスト列伝という企画をやっていましたが……今年、本ブログでは、ヴィンテージシリーズというものをやっています。Youtubeでキープしておいた動画を蔵出しするということで……これまでに4回やってきましたが、いっこうに在庫がなくなる気配がありません。というかむしろ、増えている気すらします。というわけで、今回も蔵出し。名うてのギタリストたちにフォーカスした動画を載せていきたいと思います。



キース・リチャーズ。
今年、ルー・リードの誕生日に(ベルベット・アンダーグラウンドのI'm Waiting For The Man をカバー動画を公開していました。

Keith Richards - I'm Waiting For The Man (Lou Reed Cover) (Official Video)


ジョニー・ウィンター。
ストーンズのJumpin' Jack Flash をカバーする動画がありました。

Jumpin' Jack Flash - Johnny Winter | The Midnight Special


ジョー・サトリアーニとスティーヴ・ヴァイのコラボ。
サトリアーニが主宰する三人ギタリストの興行G3において、ヴァイは準レギュラー的存在。そんな二人だからこその超絶コラボでしょう。

JOE SATRIANI & STEVE VAI ' The Sea Of Emotion, Pt.1' - Official Video


ウリ・ジョン・ロートがギターを弾く、ジミヘンのカバーCrosstown Traffic。

Crosstown Traffic


スラッシュ。
今年、ブルースの名曲をカバーするアルバムを発表しています。
さすがにスラッシュというだけあって、ゲストミュージシャンが豪華です。そのなかのいくつかの曲を。

AC/DCのブライアン・ジョンソンをボーカルに迎えて。
これが、アルバム発表にあわせて最初に公開された動画でした。さりげなくエアロスミスのスティーヴン・タイラーも参加しています。ほぼハーモニカを吹いているだけですが……

Slash feat. Brian Johnson - "Killing Floor" (Official Music Video)

イギー・ポップを迎えて。

Slash feat. Iggy Pop "Awful Dream" - Official Audio

ゲイリー・クラークJr.を迎えて。
曲は、クロスロード。もちろんクリームのほうをベースにしたバージョンです。

Slash feat. Gary Clark Jr. "Crossroads" - Official Audio



せっかくなので、Crossroads をエリック・クラプトンのバージョンでも。

Eric Clapton - Crossroads (Live at The Royal Albert Hall 1991) [Official Video]



ジェフ・ベック。
スティーヴン・タイラーと共演したTrain Kept A - Rollin'。ここではもちろんスティーヴン・タイラーがメインで歌っています。両者とも自身のバンドでこの曲をとりあげており、夢の共演といえるでしょう。

Jeff Beck - Train Kept A-Rollin' (Live At The Hollywood Bowl / 2016) ft. Steven Tyler


ブライアン・メイ。
前にも紹介した天文学のイベントStarmus でクイーンのThe Show Must Go On をやっていました。
ここではボーカルとしてサージ・タンキアンとジェフ・スコット・ソートなどが参加。

The Show Must Go On - Brian May, Serj Tankian, and More - STARMUS VI FESTIVAL [Live]

ドラムには、サイモン・フィリップス。ギターでは、元ガンズ&ローゼズのロン・サールも。鍵盤として、元ドリームシアターのデレク・シェリニアンが参加しています。


スティーヴ・ハウ。
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドと共演した動画がありました。ハウがどこにいるんだろうと思ってみていると、端っこのほうでリゾフォニックギターをハワイアンスタイルで弾いています。

Frankie Goes to Hollywood ft. Steve Howe - Welcome to the Pleasuredome (Produced by Trevor Horn)

この動画は、トレヴァー・ホーンのイベントでのもの。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドをプロデュースしたトレヴァー・ホーンはイエス一家のミュージシャン……ということで、この共演となったようです。

同じステージに、ハウはYESとしても登場。
Owner of a Lonely Heart の動画です。

Yes - Owner of a Lonely Heart (The Prince's Trust: Produced by Trevor Horn 2004)


ゲイリー・ムーア。
ゲイリー・ムーアが本田美奈子の曲に参加したCANCELです。
本田美奈子は、ブライアン・メイが楽曲提供するなど、海外のロックレジェンドからもリスペクトされていました。この曲には、ダイアー・ストレイツのガイ・フレッチャーが鍵盤で参加していたりもします。

Cancell

もう一曲、ゲイリー・ムーアがジャック・ブルースと共演する Sunshine of Your Love。

Jack Bruce / Gary Husband / Gary Moore - Sunshine Of Your Love (The Cream of Cream DVD, 1998)

さらにゲイリー・ムーア。
これは一度どこかで載せたような気もしますが……ジミヘンのカバーで「紫の煙」。

Gary Moore - Purple Haze (Blues for Jimi)


映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

2024-05-28 21:51:17 | 映画

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観ました。


昨年公開の新作アニメ映画。
最近アマプラに追加されたということなので、視聴してみました。


正直、最近よくあるいじりすぎリメイクみたいなやつかと思ってあまり期待はしておらず、それで劇場にもいかなかったんですが……その予想はいい意味で裏切られました。

これは、ものすごい作品です。

6期鬼太郎の美麗ビジュアルをベースにしつつ、戦後間もない日本を舞台として、切なくも美しい物語が展開します。そこで描かれるテーマは、戦後日本史を俯瞰するようなものにもなっています。
奇しくも昨年はゴジラの新作があったわけですが、そこに通ずるものがあるでしょう。ゴジラ同様、戦後日本とともに歩んできた鬼太郎だからこそといえます。

冒頭部分の映像がYoutubeで公開されているので、載せておきましょう。

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』本編映像(冒頭シーン)

この動画でわかるとおり、映画は現代から始まります。
物語そのものは戦後間もない頃を中心として展開しますが、冒頭部分とエンディングは、現代パート。
この構造が、先に述べた「戦後日本史を俯瞰する」ということにつながってきます。戦後、焼け跡から復興しつつある日本で語られる、未来の夢……そして、それから70年後の現代復興の頃の希望とは程遠い現実。そういう、戦後史を総括するような視点があるのです。クライマックスで主人公が口にする「ツケは払わなきゃな」というセリフは、まさに近代日本にむけられたもののようにも感じられます。
といっても、単に、戦後日本の歩みをニヒリスティックに突き放してみているわけではありません。
希望に満ちた幸福な歴史でなかったとしても、その道を歩んできた人々の足音がたしかにある。それを踏まえて、ここから先の未来を見据える、そんな力強さを感じさせるエンディングとなっているのです。


一応簡単にあらすじを説明しておきましょう。

「帝国血液銀行」に勤める主人公の水木は、龍賀製薬の本拠地である「哭倉村」を訪れます。そこでは、龍賀一族の当主であった時貞翁が死去し、その後継者をどうするかという問題が持ち上がっていました。ところが、弁護士が公開した遺言状によって選ばれた新当主は何者かに殺され……と、序盤は横溝正史の小説のようなかたちで展開しますが、そこに「ゲゲ郎」なる人物が現れ、中盤からは魑魅魍魎の世界へと話が展開していきます。
ネタバレを避けるために詳細は伏せますが……決してハッピーエンドとはいえないものの、深い印象を残す結末でした。PG12指定となっていることからも推察されるとおり、グロテスクな描写も結構ありますが、それでいて、美しく切ない物語となっているのです。

そして、映画に付された音楽も素晴らしい。
懐かしさを誘う山村の風景に流れるピアノ。
そして、往年の鬼太郎ファンとしては、かつての主題歌をアレンジした曲が要所要所で流れてくるのもポイントです。

前にも書いたように、本作は、水木しげる生誕100周年記念プロジェクトの一環ですが、実にそれにふさわしい作品となったのではないでしょうか。




ディランの誕生日 ヴィンテージⅣ

2024-05-24 21:36:04 | 日記

今日5月24日は、ボブ・ディランの誕生日です。

本ブログでは、この日付に合わせてこれまで何度か記事を書いてきました。

そして今年も、ということなんですが……今年はヴィンテージシリーズというのをやっていて、そちらの流れに乗っていこうと思います。

日ごろYoutubeを見ていて見つけた動画を蔵出しするというシリーズ。
ディラン関連の動画というところにしぼってみても、結構面白い動画がいろいろありました。そこはさすがのディラン先生というところでしょう。長いキャリアの末に、いまやノーベル賞作家となったボブ・ディラン。彼がいかにリスペクトされているかを感じられる動画集になったと思います。


ジョニー・ウィンターによる「追憶のハイウェイ61」。
弟のエドガー・ウィンターも参加しています。

Highway 61 Revisited



前にボブ・ディラン30周年記念コンサートというのを紹介しましたが、このステージにはエリック・クラプトンも出演していました。「くよくよするなよ」をカバー。

Don't Think Twice, It's All Right (Live at Madison Square Garden, New York, NY - October 1992)

クラプトンがディランをカバーした曲といえば「天国への扉」が有名ですが、30周年記念コンサートではもちろんこの曲もやっています。どうやら、出演者全員で合唱ということのようです。

Knockin' on Heaven's Door (Live at Madison Square Garden, New York, NY - October 1992)



デイヴ・マシューズによる「見張り塔からずっと」。
この曲は、これまでにいくつかカバーバージョンを紹介してきましたが、まだまだあります。

Dave Matthews Band - All Along The Watchtower (from The Central Park Concert)


もう一つ、同じく「見張り塔からずっと」をパール・ジャムのエディ・ヴェダーによるカバーで。
ディランを描いた映画のサントラに使われたもので、バックにはスペシャルバンドが。テレビジョンの故トム・ヴァ―ラインがギターを弾き、ソニック・ユースやウィルコのメンバーも参加しています。

All Along the Watchtower

同じサントラからもう一曲、ロス・ロボスによるBilly 1のカバー。
昨年50周年ということで紹介したアルバム『ビリー・ザ・キッド』の曲。深南部……というか、もう国境を越えてメキシコにまでいってしまってるわけですが、この感じが西部劇世界にもマッチしています。

Billy 1


異色のカバーとして、Ministry によるLay Lady Lay。
世代やジャンルを超えてリスペクトされるディランということでしょう。

Ministry - Lay Lady Lay (Official Music Video)


ディランの曲というわけではありませんが……ディランもとりあげた曲、When the Levee Breaks。
この曲はレッド・ツェッペリンのバージョンが有名でしょう。そのツェッペリンのロバート・プラント、ジミー・ペイジがニール・ヤングと共演している動画がありました。

Led Zeppelin - "When The Levee Breaks" | 1995 Induction

同じくWhen the Levee Breaks をPlaying for Change のバージョンで。
こちらは、上の動画では参加していなかったジョン・ポール・ジョーンズが参加しています。また、著名なアーティストとしては、スーザン・テデスキとデレク・トラックスが参加。

When The Levee Breaks feat. John Paul Jones | Playing For Change | Song Around The World


ここで、ディラン自身の曲を。
これも昨年50周年を迎えたアルバムDylan から、「ミスター・ボジャングル」です。
前にも紹介したようにこのアルバムは、カバー集であり、この曲はニッティ・グリッティ・ダート・バンドのバージョンがよく知られています。

Bob Dylan - Mr. Bojangles (Official Audio)

最後は、トラベリング・ウィルベリーズ。
ディランが、ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、ロイ・オービスン、ジェフ・リンという大物たちと組んだスーパーバンドです。代表曲のHandle with Care。
ジョージ・ハリスン追悼コンサートで演奏されたバージョンを前に紹介しましたが、こちらがオリジナルとなります。

The Traveling Wilburys - Handle With Care (Official Video)