夏休みのある日、小1の孫娘が外で遊んでいて転んでしまいました

 

膝小僧から血が出ています

 

今にも泣きそうになるのを必死にこらえていて、それを見たお姉ちゃんが

洗って絆創膏を貼ってあげようとしたら、嫌がって貼らないと言う

 

「でも、血が出ているからね。お風呂に入るまでは貼っておこう」

となんとかなだめて貼ったんだけど

 

5分も経たないうちに剥がしてしまった

 

おばあちゃん 「なーんで、剥がしちゃうのよ」

 

悲しい 「だって、剥がすとき痛いもん」

 

おばあちゃん 「傷の所はガーゼだもの大丈夫だよ」

 

悲しい 「だって、毛が抜ける…」

 

おばあちゃん 「毛?」

 

そう、この子はちょっと毛深いんです

 

悲しい 「学校で友達に言われた。〇子ちゃんって足にいっぱい毛が生えてるねって」

 

おばあちゃん 「それがどうした。なんて言い返した?」

 

悲しい 「何にも…」

 

悲しい 「でもね、みんなだって毛生えてるんだよ。」

   「だけどみんなのは白い。〇子のは黒いんだ…」

 

小1の毛問題…どうする

なんだかこの子がとっても不憫に思えてきて

 

おばあちゃん 「いいか、昔っから毛深い人は情が深いって言うだろ」

 

悲しい 「??」

 

おばあちゃん 「えーっと、思いやりがあっていい子だって事よ」

 

何だか訳の分からん事を言ってしまって、慰めにも何にもならんかった

 

おばあちゃん 「そうだ!お母さんなら上手に剥がせるから、帰ってくるまで貼っておこう」

   「いつも患者さんの優しくやってるから大丈夫」

 

悲しい 「えっ!お母さんって、患者さんには優しいの?」

 

おばあちゃん 「そりゃそうださ、当たり前だ」

 

悲しい 「だってお母さんはいつも力入れてベリッって剥がすんだよ。毛がいっぱい抜けて、あれが怖い」

 

悲しい 「そっか…お母さんは患者さんには優しいのか…」

 

悲しい だったら〇子はお母さんの子供じゃなくて、お母さんの患者さんになりたかったよう!」

 

 

あーーーーーーーーーーーーっ!!

 

しまった!言わなきゃよかったー!