何歳から始めてもピアノは上達できる！MUSICA音楽教室

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30Oct
- JASRAC最高裁判決とこれからについての願いとぼやき
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。先日、JASRACと大手音楽教室の裁判の最高裁判決が、ついに出ました。ひとまず、一番最悪な形は免れたようで良かったです。でも、個人的には不信だらけ。法律のことは分からないので、間違いがあればすみませんがこれまでの経緯を簡潔にと、個人の感想を述べます。2017年2月のニュース記事より抜粋ヤマハや河合楽器などが手がける音楽教室での演奏について、日本音楽著作権協会（ＪＡＳＲＡＣ）は、著作権料を徴収する方針を固めた。著作権法は、公衆に聞かせることを目的に楽曲を演奏したり歌ったりする「演奏権」を、作曲家や作詞家が専有すると定める。音楽教室では、１人または数人の生徒と教師が練習や指導のために楽曲を演奏するが、ＪＡＳＲＡＣは、生徒も不特定の「公衆」にあたるとして、この演奏にも演奏権が及ぶと判断。著作権料を年間受講料収入の２・５％とする案を検討している。ＪＡＳＲＡＣはＣＤの売り上げ減などを受け、徴収対象を広げることで徴収額を確保してきた。過去にはスナックでのカラオケの歌唱、フィットネスクラブで流れる音楽を徴収対象に加えた。だが、教室側は「演奏権が及ぶのは公衆に聞かせるための演奏であり、練習や指導のための演奏には及ばない。文化の発展という著作権法の目的にも適合しない」と話す。当初、JASRACは音楽教室での演奏の全て（講師も、生徒も）に著作権料を一律2.5%課すつもりでいたようです。音楽教室側は上記の理由でこれに抗議し、裁判となりました。そして最高裁まで話はもつれ、判決は以下となりました。2022年10月ニュース記事より抜粋音楽教室で演奏される楽曲に関して、JASRACが著作権使用料を徴収できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷は24日、「生徒の演奏からは徴収できない」とする初判断を示した。その上で、教師と生徒両方の演奏から使用料を徴収できると主張したJASRAC側の上告を棄却し、教師の演奏からのみ徴収できるとした2審・知財高裁判決が確定した。裁判官5人全員一致の意見。生徒の演奏からの徴収を認めない司法判断が確定したことで、JASRACは年間受講料収入の2・5％としていた使用料の水準を改めて検討する。簡単に言うと、今後判決上は先生の演奏には著作使用料が課され生徒の演奏には著作使用料が課されないということになりました。徴収方法や割合の制定はこれからのようです。もちろん、作曲者の方々へ、正当に利益分配されるように、教室での楽曲の扱いも正当に調べた上での徴収であれば支払う意思はありますが、とりあえず音楽教室なら一律徴収、ということであれば私はJASRACのやり方に断固反対です。理由は以下です。・そもそも音楽教室は講師の【技術・指導力】を商品としており楽曲の演奏によって利益を得ているとは言い難い「〇の曲が弾けるから〇〇教室に行こう」という生徒はいるのだろうか？・密室で1対1または少人数での【練習】に対し「公衆に聞かせる演奏」という定義づけが無理がありすぎる・多くの音楽教室では楽譜や教本を購入してレッスンしている。楽譜代に既に著作料は含まれており、さらに演奏での徴収は2重取りとなる・音楽教室で講師が演奏するのは、大抵の場合曲の一部であり、1曲通した演奏をする機会はほとんどない→引用、の範囲になるのでは？・著作権の切れた楽曲（バロック～近代曲あたりまで）を課題にしている教室も多く、JASRAC管轄の楽曲を使用している割合は、教室によって千差万別にもかかわらず、JASRAC側はその実態を調べもせずに一律利用料を課す考え※ちなみに意外に思われるかもですが、ミッ〇ー〇ウスマーチの原曲は著作権が切れています。※著作物に関しては、「引用」というのが国で認められています。「引用」についての説明はこちら↓著作物が自由に使える場合 | 文化庁政策についてwww.bunka.go.jp本来、楽曲の著作権というのは、作曲者の権利が侵害されないよう、正当に楽曲の利益を得られるように制定されている権利のはずです。JASRACは、作曲者の権利を守るために存在している団体のはずではしかし、使用実態に関わらず、クラシックしか弾いていないレッスンからも一律徴収した利用料は一体誰の手に渡るのでしょうか？むしろ、作曲者の権利が侵害されていないにも関わらず不当に利用料を徴収することの方が教室への権利侵害では？なお、このあたりの法律はしっかりは制定されていないようです。そもそもですが、本当に音楽の発展を願うなら　　　作曲者―演奏者―指導者この3者がバランスよく存在し協力し合っていくことで音楽は発展していくはず。もしも音楽教室全てに、一律利用料が課されるのであれば今後の音楽教室のレッスン代の値上げもやむを得ないでしょう。もしくは、講師の負担が増え、優秀な講師や音楽教室が減るかもしれません。長い目で見ると、これは音楽愛好家を減らし、将来の作曲家、演奏家、指導者を減退させることにつながりませんか？それは本当に、音楽の発展になるのでしょうか？JASRACや司法には、そのことも深く考えてもらいたいと思います。ここから下は、完全に個人のボヤキです。苦手な方はスルーしてください。音楽業界の話だけじゃなく最近の日本、おかしくないですか？とくに政治と司法。JASRACの件は、某N〇Kとも非常に似ているなと感じます。テレビを見ない若者も増えているし、国民の多くはスクランブル化を望んでいる。受診料を払ったらN〇Kが見れて、払わなければ見れない。これ、当たり前のことですよね？しかし絶対にN〇Kはスクランブル化せず、テレビを持たない人を相手にイチャモンをつけて裁判を起こししかもそれを裁判が認めちゃってる。これ、とんでもない判決だと思います。「移動すれば電波を受信できる」って…それがまかり通るなら全員ってことになりません？カーナビでワンセグ受信、ＮＨＫと契約義務　初の判決：朝日新聞デジタル　ワンセグ放送を受信できるカーナビゲーションを車に付けた場合、ＮＨＫと受信契約を結ぶ義務があるかどうかが争われた訴訟の判決が１５日、東京地裁であった。森田浩美裁判長は「受信設備の設置にあたる」として、…www.asahi.comしのごの言わずに全員金をよこせと。テレビを見ないものからしたら、こんな理不尽な話はないです。少なくとも私は、N〇Kがなくなっても何も困らないよ！！！！！JASRACも同様に、美容院や結婚式場からも著作権料を取っています。不思議じゃないですか？「その楽曲を使用したことによる利益」って、言えるような業種なの？もちろん、お金は大事です。私も貧乏を経験しているから、やっぱりお金は欲しいと思うしお金がなさすぎて、最低限の生活さえできなければ心まで荒むのは確か。だけど、本来お金って、何か施してもらった対価、感謝を、形に変えたもののはず。だから、仕事をしていたら自分にできる精いっぱいを提供したいし生徒さんに喜んでもらえるのが最も嬉しい。それがお金の形になり、お金が集まれば、もっともっと勉強して次に還元したいと思うけど。何もしてもらっていない、むしろ、不平不満や恨みを買いながら無理やり集めたお金って、どうですか？最近の日本や政治では、強いもののところにお金が流れて本来のこのお金の意味が変わってしまっていると感じます。逆に、「やりがい搾取」という感覚も、是正されてほしいなと思います。例えば保育士さんや学校の先生などはもっと給与を上げるべきでは？学校の先生は経験済みですが、授業のみならず、部活指導とかで土日まで駆り出されて残業代はみなし状態。最近はおそらくコロナの消毒や対策まで先生がやっているでしょう。先生、あれもこれもやりすぎじゃないですか？通じる話だと思いますが、他の教室から移って来た生徒さんから「前の教室の先生は、楽譜を買わなくても全部コピー譜をくれた」と言われたことがありまして。発表会で１曲だけ弾くために何千円もする冊子を「買ってください」と言いにくい気持ちは分かりますが、普段の教本や課題も全部先生の負担でコピーしてくれていたというのは…おそらくその前の先生は、生徒に楽譜代の負担をかけたくない？思いだったのかもしれませんが？そういった「やりすぎ」を行うことで、やりがい搾取につながると思いますしこれはむしろ、作曲者に利益が正当に分配されずまさにJASRACが介入すべき問題では？と思います。お金にしろ権利にしろ、全員にとって公平になるしくみづくりはなかなか難しいと思いますがもっとみんなが穏やかに納得して生きられる世の中に変わることを願うばかりです。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓現在の教室空き状況　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2022年11月～月曜日の18：20-18：50　に空きが出る予定です。
11Oct
- わが子がピアノの練習をしない…その理由3つと対処法（3）
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。こちらは前回記事「わが子がピアノの練習をしない…その理由3つと対処法（2）」の続きです。まずは子どもがピアノの練習をしない理由を大きく大別すると以下でした。1．練習の仕方が分からないから2．優先順位が低いから3．ピアノに興味がないから3つ目を解説したいと思います。理由3ピアノに興味がないからお子さんがピアノに興味を示さない時深堀りすると以下の２つに分けられると思います。・ピアノにマイナスイメージがある・根本的に興味がないピアノにマイナスイメージお子さんは色々なものに興味を持ちやすかったり、音が出るものや歌などは好きになりやすい傾向にあります。もしかしたら興味はあるけどピアノだと「怖い」「難しそう」などマイナスイメージがあるのかもしれません。ピアノ教室に通う前から「毎日練習しないとだめだよ！」と言って聞かせるなども恐怖心につながる可能性があります。また、通い始めてから「よく分からない」「難しい」と感じてしまうのも練習にブレーキがかかる理由の１つ。このケースは、とにかくマイナスイメージを取り除くことです。保護者の方も一緒に音楽を楽しみ、小さな「できた！」「わかった！」を積み重ねてピアノにポジティブイメージを積み重ねることで興味が増えていく可能性があります。ピアノを弾くだけが練習ではありません。例えばメロディを歌ったり、リズム打ちも大事な練習。１つでも好んでやる練習があるなら、それを沢山やってもらいましょう。そうすればだんだんとピアノが優先したい、楽しいものになることもあります。初レッスンで、ピアノを好き勝手にじゃんじゃん触る…　よく見かける光景ですが、お子さんがピアノに興味を示している証拠です。まずは見守ってあげてください。根本的に興味がないこれは仕方のないことです。大人の方は分かると思いますが、興味は本当に人それぞれ。仮に友人や家族から、どれだけ熱心に良さを語られたとしても、興味が持てないものは存在するでしょう。これまでのブログで記載したことを全て試し親御さんも音楽が好きで、それでもお子さんが興味を示さない時は…ぜひ、ご本人が興味をもてることに時間とお金を使ってあげてください。ちなみに興味は変化しますので5歳の時に興味がなくても小3くらいでピアノがやりたくなることもあります。時期を待つのも大事です。対処法3ピアノへのマイナスイメージを取り除く興味が持てるまで時期を待つ、諦める・マイナスイメージを持っているなら取り除く・これまでの全ての対処を行っても興味が持てないなら時期を待つか、興味がもてるものへ情熱を注ぐここから下は、実例をお話しつつ私の個人的見解をお伝えしたいと思います。例1：レッスンは好き、練習はしないレッスンは好きだし、行きたがるけど練習はしたくない、というお子さんが一定数います。これは、ピアノを上達させたいというより先生や音楽そのものが好きなのかもしれません。こういう通い方もいいのではないでしょうか。私は昔、水泳も習っていました。でも、大会に出たいとか、もっと泳ぎが上手になりたい、という気持ちはなくあの水の中の浮遊感が好きだっただけです。なので、わざわざ練習はしなかったし楽しんで通っていただけ。泳げるけど、スピードは遅いし、バタフライはいまだに泳げません。でも、これを聞いて「それならあなた、通うのが無駄だった」という人は少ないかと思います。実際、泳ぎの上達はしなかったけどよい運動になっていたし、学校の水泳授業も大好きでした。ピアノも同じではないでしょうか。レッスン自体が好きなら、続けていればピアノ上達に目覚めるかもしれないし、ピアノだけでなく、音楽の勉強になります。練習しなくても、レッスンは好き！というお子さんなら様子を見てあげてもよいかと思います。例2：本当は保護者の方がピアノに憧れている実はけっこう多いケースです。親御さんが昔ピアノをやっていて、けっこう弾けてぜひわが子に私以上に弾けるようになってもらいたい！！もしくは、私はできなかったからわが子には絶対にピアノやらせたい！！という熱心な親御さま。お子さんもピアノに興味があればこんな恵まれたことはないのですがもしお子さんがピアノに興味がなければ…本当はご自身がピアノが好きなのであり自己投影をわが子にしてしまっている状態。そういう親御さんは思い切ってご自身がピアノを始めてみましょう。大人の自分は始めるのがもう遅いけどわが子なら上手くなれるはずというのは、思い込みです。その情熱があれば、何歳からでも上達できますから。さて、当てはまるものはありましたでしょうか。私自身、自分が本当にやりたかったピアノを親に応援してもらえず、お互いに苦しんだ時期があります。だからこそ、生徒さん、保護者の方にはお互いに幸せな道を見つけてもらいたい。少しでもお役に立てましたら幸いです。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓現在の教室空き状況　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2022年11月～月曜日の18：20-18：50　に空きが出る予定です。
29Sep
- わが子がピアノの練習をしない…その理由3つと対処法（2）
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。こちらは前回記事「わが子がピアノの練習をしない…その理由3つと対処法（1）」の続きです。まずは子どもがピアノの練習をしない理由を大きく大別すると以下でした。1．練習の仕方が分からないから2．優先順位が低いから3．ピアノに興味がないから2つ目を解説したいと思います。理由2優先順位が低いからなぜ優先順位が低くなるかはおおよそ以下のとおり・目的意識が薄い・時間管理方法が分からない・感情コントロールが難しいピアノに興味がない、も入りますが、それは理由3で説明します。目的意識が薄い幼いお子さんは、自分がしっかりとした目的意識をもってピアノを習いに来る、ということは稀でしょう。レッスンは楽しいと思ったとしても、練習すれば上手くなる、という目的意識には結びつきにくいと思います。時間管理方法が分からない幼いお子さんは、「今」を生きています。大人のように、今は何時で、夜までに何をして…と時間管理をしながら行動するということはほぼありません。ただ、毎日寝る前には歯を磨く、というような習慣化されたものは自ら考えて動けるようになる子もいます。感情コントロールが難しいピアノを練習しなさいと言われても、テレビで見たいアニメが始まってしまったら練習どころではありません。大人は「録画して後で観よう」ができますが、幼児は大抵「今見たい！」となるかと思います。これら特徴をふまえると、対処法は以下になります対処法2習慣化を図り、優先順位を上げる・練習が当たり前、という意識づけ（目的意識）・いつやるものなのか明確にする・優先したくなるよう感情に働きかける理解できるお子さんには「練習したら、もっと上手になったね！」と目的意識を抱かせるのも良いです。ですが、幼いお子さんの場合、目的意識と行動は結びつきにくいので、歯磨きやお風呂と同じく、うまく誘導して「当たり前にやるもの」としてしまうのも手です。そして、ルーティン化できるようにいつやるのか明確にしてあげるのも大事です。その際は、毎日行っている行動とセットにするのが良いでしょう。夜ごはんの前に、練習しようね。〇〇ちゃんの上手なピアノ、聞きたいなあ嫌がる日もあると思いますが強制しすぎず、ほんの少しでもできたらOKという気持ちで、応援するように声かけしていただけると助かります。そして、一番よいのはやはり…自らピアノに触りたい！と優先したい、楽しいものになるのが一番ですが。理由3も含めて、この話についてはまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓現在の教室空き状況　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2022年11月～月曜日の18：20-18：50　に空きが出る予定です。
23Sep
- わが子がピアノの練習をしない…その理由3つと対処法（1）
  大変大変ご無沙汰していました、MUSICA音楽教室です。多忙になるとアメブロから姿を消す…久々に見たら、アメブロの機能が色々進化して驚きです。では本題。今回は「練習しない子」について書いてみたいと思います。まずは子どもがピアノの練習をしない理由について。大きく大別すると以下３つかなと思います。1．練習の仕方が分からないから2．優先順位が低いから3．ピアノに興味がないからでは1つずつ解説してみますね。理由1練習の仕方が分からない幼いお子さんだとよくあります。レッスンでやったこと＝家でも練習すればよいというふうには、結びつかないんです。時々「レッスンは練習する場所ではなく、練習の成果を見せるところ」なんてセリフも見かけますが…習い始めの幼いお子さんは、練習の仕方も分からなければ練習の習慣もありません。それが当たり前の状態です。なので、私は少なくとも家での練習の流れ・習慣が分かるまでは「レッスンは家での練習方法を教える場所」となるように努めています。これは、先生の仕事ですね。対処法1何を、どれくらい、どうやるか具体的に伝えるレッスンは主に以下の流れで行います。・新しい知識の確認（あれば）・課題の練習（一緒にやる）・最後に家でやることを再確認する家での練習は何を？どのくらい？どうやるのか具体的に伝える。これ重要ですそして、レッスン内容や課題の記録もとり保護者の方に渡します。ここから保護者の方へバトンタッチ！幼いお子さんは、レッスンで理解しても家に帰って少しするとやり方を忘れてしまうことも。こうなった時に、保護者の方に声かけをいただけると非常に助けになります。保護者の方に、指導してくれと言うわけではありません。レッスン記録を見て、何を？どれくらい？どうやるのか？具体的に伝えてもらえたら十分なんです。「なにをやるか　わすれた」「まず、おんぷをゆびさして　5かい　よもう」※年齢によって、内容、伝え方はもちろん変化しますこんな感じですね。この時、保護者の方は教室でやったことと違うことを教えないでください。お子さんが混乱したり、先生を信用できなくなったりしますちなみに、あくまで私個人の考えですが大人の生徒さんに対しても、レッスンで「よりよい練習の仕方を分かりやすく、具体的に伝える」という点は共通かなと思っています。長くなりましたので、理由2、3はまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓現在の教室空き状況　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2022年11月～月曜日の18：20-18：50　に空きが出る予定です。
22Feb
- 北京オリンピックフィギュア女子スケートを見て
  ご無沙汰しています、MUSICA音楽教室です。北京オリンピック終わりましたね。私はテレビをほとんど見ないのですがフィギュアがわりと好きで、演技だけ時々見ることがあります。まずは、坂本選手、メダル獲得おめでとうございます！！今回、色々と不穏な空気の中の競技となった中で、プレッシャーをはねのけ、自身の力を出し切れるというのは並大抵のことではありませんよね。そして個人的に嬉しかったのは、坂本選手がフィギュアの芸術性の高さを追求して、それが認められたことです。もちろん、4回転をとべるのは単純にすごいし、さらに身体能力を高めようと人生かけて努力するロシアの子たちの姿も素晴らしいと思います。でも、無理をするために、自然に反して体重を絞りすぎたりあまりに短い選手生命になるのも考え物ですし、4回転を入れるために全体の流れが悪かったり1回は転倒したけど高得点、3回転をキレイにとんで、全ての回転もうまくいったがその他のプログラムの難易度を下げて全体を美しくまとめた結果低得点、というのは、見てる側からすると美しさを求めるならうーん、という感じもします。ロシア選手たちの4回転がすごすぎて坂本選手が「易しいプログラムをした」みたいに思われがちみたいですが、けっしてそんなことなく、十分に高難易度のプログラムですしね＾＾；；ピアノでいうと、ロシア選手たちは8歳とかでラフマニノフピアノ協奏曲3番を演奏した、でも粗や若さが目立った坂本選手はショパンの英雄ポロネーズを演奏し、円熟した美しい演奏をした、　みたいな感じでしょうか。ここ数年は、技術偏向になりがちなフィギュアスケートで坂本選手の「無理をしすぎないプログラムを、完璧に美しく」が世界で認められたのは、芸術の一端を嗜むものとしては嬉しい限りですね。これは、フィギュアスケートを技術性競技ととらえるか、芸術性競技ととらえるかで価値観は変わると思うので、あくまで一個人の感覚ですが・・・ピアノもちょっと似ていて「すごい」のが聞きたいのか、「美しい」のを聞きたいのかでその価値観は変わるかなと思うのですがピアノにおいては、まだまだ一般的感覚として演奏全体の完成度よりも「難しい曲を弾く」＝上手い「簡単な曲を弾く」＝上手くないと思われがちなようでまだ身体が成長していないうちにかなりの難曲を無理して演奏して、手を故障する子成長して関節が固まってきた時に身体の成長に対応できずピアノをあきらめてしまう子コンクールで入賞してるけど、自分では楽譜も読めないし先生の真似をしないと、どう演奏していいか全く分からない子、などを見ると勿体ないなぁ、、と思うことがあります。コンクールの採点観点は、だいぶ変わってきましたけどね。フィギュアもピアノも、どっちが良い悪い、ではないのですがあまりに片方に寄りすぎるのは、芸術的要素のあるものとしてはちょっと勿体ないかなと。個人的には、身体に大きな無理のない範囲で技術を伸ばしつつ年齢と経験に沿って表現力も深くなり、長期間、自分の表現ができる状態が理想かなと思います。坂本選手も、やはりメダルのために次は4回転も視野に入れる、とのことですがどうか、身体を故障してしまうことなくさらに完成度の高い演技を、長い間見せてくれる選手になってそれも認められる採点ルールになってくれたらいいなと思います。今回の話も、あくまで私の個人的見解です。ご容赦くださいませ。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓現在、単発レッスンの方のみ募集しています　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2022年現在、おかげさまで満室のため募集は一時停止しています。
21Oct
- ショパコン結果
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。ショパコン2021が終了してしまいました。まだ入賞者演奏会などがありますが、あの贅沢で熱き日々が終わってしまうのは少々寂しいですね。さて、結果ですがカナダのBruce (Xiaoyu) Liuさんが、優勝となりましたね。前回の記事でも彼の名前を載せましたが実は、彼のことは今回まで存じ上げておらず、２次を聞き流ししていたところ、たまたま彼の演奏を聴いて以来すっかり推しとなってしまいまして、ひそかに、でも熱烈に応援しておりました。昨日のファイナルの彼の演奏は、リアルタイムで拝聴しました。なので、今回の結果には朝から（昼から）小躍り状態です。以下は、またしても僭越ながら私の超個人的な、今回の感想をつぶやかせていただこうと思います。【反田さん】２位おめでとうございます！！あのレジェンド内田光子さんと同位とは彼の実力は今更私が書くまでもなくですが、なんといっても特筆すべきは音色の美しさかと。以前、演奏拝聴した時は、ラフマニノフを弾いていたせいかもですが、わりとパワフルなイメージがあったのですが今回のショパンの音色には本当にびっくりです。どこを切り取っても音色が美しく、もはや彼は天使なんではないかと思っていました。ファイナルでは、オケと多く意思疎通をはかっていて絶妙な「競演」でしたね。【愛実さん】4位おめでとうございます！！前回のショパコンにもご出場されていて、（前回演奏をしっかり細部まで覚えているわけではないですが）その時は、小柄でありながら、力強く情熱あふれる演奏だと感じていました。それから6年経って、半分くらい別人になったようなより洗練されて成熟された演奏になっていてこちらも驚きです。当時の力強さや情熱も残しつつ、１音１音とても大切に、音楽を歌う演奏スタイルになっていて３次のプレリュード全曲は特に対比が素晴らしく、素敵でした。【Bruce Liuさん】優勝おめでとうございます！！！！２次を聞き流していて、彼の演奏に出会って以来、すっかり虜になってしまいました。彼を推し！という方が周りにあまりおらず、実はちょっと不安でしたが・・・＾＾；；彼はまずはアルゲリッチさんのような、ヴィルトゥオーソピアニストですね。他のみなさんも当然ものすごく上手なんですが、音階などの速いパッセージのLiuさんの巧さは、圧巻だと思いました。こういったヴィルトゥオーソ系の方は、技術偏向になりがちなイメージがあるのですが、彼の場合は、確かに全体のテンポは速めなもののしっとり歌わせる部分はしっとり抒情的に、そして音色の幅も広く、クリスタルな輝く音色も出したかと思えば土臭い（誉め言葉）音色も出せて、表現の幅もとても広いと感じました。ファイナルの、コンチェルトの３楽章では同じテーマが何度も出てきますが、出てくるたびに大胆に音色や弾き方を変えているのは私が聞いた中では彼のみでした。なんというか、すごく高い技術をもっているのに彼の音楽的感性は、まるで無邪気な子供のように感じたままにくるくる表情が変わるようなそんな面白さがあって、一時も目が離せない、という感じでした。それでいて、全体を見渡せばしっかり流れにまとまりがあり。うまく言えませんが、とにかくそのくらい魅力的で私はすっかり虜になってしまいました。他の日本人の方、海外の方の演奏も拝聴していますがここに多くを語れるほどまだ聞けていないのでまた機会があれば。牛田さんの落選は本当に残念でしたが今回のコンクールも、個性豊かな素晴らしいピアニストばかりで本当に楽しい日々を過ごさせていただきました。入賞者の皆さんはもちろん、出場者の方々の今後のご活躍も楽しみですね！私も彼ら彼女らのような素晴らしい演奏に、1ミクロンでも近づけたらいいな・・・とモチベーションもいただける日々でした。今回の話は、あくまで私の個人的見解です。ご容赦くださいませ。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年10月現在、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れ可能です。
15Oct
- 牛田さんの落選・・・
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて、ピアノ界ではショパンコンクールが熱いですね。なかなか全員の演奏までは聞けませんが、日本人の半数の出演者の方と、他国の何人かの演奏は拝聴しています。もちろん皆さん、それぞれにとても素晴らしい演奏をされていてこんな演奏をオンラインで拝聴できるなんて素晴らしい時代だなと・・・眼福？耳福？です。ですが、牛田さんが３次落選となってしまい、おいおい、ちょっとそれは・・・・と疑問と悲しみがとまらず。。以下はあくまで個人的感想ですが、ご興味のある方のみお付き合いくださいませ。。どういった選考基準だったのか、僭越ながら自分なりに考えてみました。①実力、その時の演奏で選んでいる？→ＮＯ（個人的見解）生演奏では何が起きるか分かりません。１次でとても素晴らしいと感じても、2次で　ん？となることもありますし、その逆もあります。また、曲の合う合わない、もあると思います。（もちろん演奏者の方は、ご自身の特性をよく知ったうえで選曲しているとは思いますが）確かに牛田さんご本人が、Twitterで仰っているように2次の演奏はいろいろと思い通りにできなかった部分があったようですが、それでも、牛田さんの演奏には確固たる実力を感じました。逆に2次で実力の波を感じたにもかかわらず、3次に残っている方もいます。これまでの結果から見ても、実力や可能性を感じる演奏であれば、多少その回の演奏に粗があってもすぐに落とすようなことはしていないように見えます。②個性的すぎる演奏ははじいている？→ＮＯ（個人的見解）実力があり、比較的無難な演奏をされて、3次に残った方もおり、そういう基準で選んでいるのならば納得です。ですが、反田さんやBruce (Xiaoyu) Liuさんなど、確かな実力者で、かつ　だいぶ個性的な演奏をする方も3次に残っていますね。牛田さんも個性的な演奏でしたが個性的だからはじかれる、という理由ではなさそうです。③「ショパンらしさ」を追及した演奏に比重を置いている？→ＮＯ（個人的見解）前述のお２人方とも、本当に素敵な演奏で、彼らが残ったことは全面的に大賛成しますが個性が「ショパンらしい」かと言えば、ショパンらしいというよりも、本人らしさが強いように感じます。正直なところ、私の耳で聞いた中では牛田くんの演奏がとりわけショパンの性格というか【希望をもってはいるがいつも悲哀を背負っているような】音色と感性が本当によく表現された演奏だったと思うのですが、「ショパンに限りなく近づこうと努力した」個性がなぜ切捨てられたのか甚だ疑問です。。①～③を考えても、選考基準に一貫性が感じられずやっぱり納得がいかず・・・・牛田さんご自身が仰っている「音量のコントロール」ができなかったことについては確かに、ネット上で聞いていてもバスやメロディのズレを多用していることや内声もけっこうハッキリと表現するんだな、という感想をもったことは確かでしたが私にとっては演奏の素晴らしさを邪魔するようなものには聞こえませんでしたが、会場の生演奏では少し印象が違ったのかもしれませんね。。そう思って納得するようにするのが精いっぱいです。ご本人が、もう既にこのことは消化して前を向いていらっしゃるのですから演奏のみならず、人間力にも脱帽ですね。関係のない私がこんなにグチグチしてても仕方ないのでこの件はこれまでにして残っている出演者の方々も引き続き応援したいと思います。前述のお2人の演奏も引き続き楽しみですしね。もちろん、今回の結果には関係なく牛田さんの今後ますますのご活躍もとても楽しみにしています！今回の話は、あくまで私の個人的見解です。ご容赦くださいませ。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年10月現在、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れ可能です。
05Oct
- ピアノの上達について、スポーツに例えて考えてみる①
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今回は、ピアノの上達についてスポーツに例えて考えてみるという長いタイトル＾＾；；日本は、世界的に見ても、スポーツをかなり推進しようと考えている国です。結果的に、プロはもちろん、高校野球などでもデータを基にした緻密な分析が行われて「昔ながらの根性論的練習」は、だいぶ減ってきたのではないかと思いますし一般にもその考えが浸透していると言えます。最近はだいぶ変わってきましたが、あくまでスポーツに比べると、ですが対してピアノの練習や上達理論は、自身含め発展途上な部分も多いかなと。「沢山練習をすれば、上達する」「ハノンを毎日１時間以上弾けば、指が強くなる」と思いがちな人が多いのではないでしょうか？なので、ピアノの基礎練習についてスポーツに例えて考えてみようとおもいます。※今回はあくまでスポーツに例えて、ピアノの基礎について考えるものであり勝敗や正誤を議論するものではありません。また、なぜスポーツに例えるのかというと、個人的にはピアノもスポーツに近い「身体動作の実践」が必要なものと考えているからです。まず、スポーツのたとえ話から。テニスの場合、試合が成立できて、上達するのが目標と仮定しましょう。テニスで、試合を成立させるためには、以下が必要です。※テニスのプロではないので、足りない部分はご容赦くださいサーブ、レシーブができるストローク（打返し）ができる試合のルールを知っている最低限の体力、瞬発力があるサーブが入らないと試合が始まらないし、来た球を打ち返せないといけません。試合が続くためには打ち返すコントロール力も必要ですよね。そして、来た球に追いつく瞬発力と、走り回る体力も必要なわけです。これは、他のスポーツもおおよそ似ていると思います。ご自身のよく知っているスポーツを想像してみてください。試合成立には、上記の総合力が必要で、その総合力を養うには試合という実践の形で学ぶのが必要であることは確かですね。ここまでできれば、試合を楽しむことはできるわけです。ここからは、さらに上達したい、場合の話となります。上達（試合で勝てる）には、さらに以下が必要です。サーブ、レシーブ、ストロークのコントロール力瞬発力、体力の向上球の威力ボレー、スマッシュなど多彩な技術試合勘例えば、試合をしていてもしょっちゅう自分側のネットにボールをひっかけて試合が続かない人がいるとします。ストローク技術が足りない、ということになりますがこの場合、試合だけをしていて、ストロークは上達するでしょうか？スポーツでは多くの人がNO　と感じると思います。もちろん、ずっと試合し続ければ多少の上達は見られると思いますが、それよりも近道の方法があることを、想像できる人は多いと思います。はじめは、ストロークの練習だけをするかもしれません。それでも上達しないとき自分側のネットにボールをひっかけてしまう、つまり、相手のコートに届く球を打てない、ということになりますが原因は、腕力のなさ、体重移動の不具合、フォームの悪さなどが考えられると思います。それがわかった時、どういった練習をするでしょうか。フォームが悪く、体重移動がうまくできないならフォームの改善や、体重移動の練習を腕力がなければ筋トレをするのではないかと思います。ではこれを、ピアノで考えてみます。ピアノも、スポーツにそろえて、好きな曲を弾けて、上達することが目標と仮定しましょう。ピアノの曲を演奏するということは、それだけですでに試合をしているのと近い状態と言えると思います。鍵盤の位置がおおよそわかっているピアノの音が出せる指が必要最低限動くこれができれば、易しい曲はとりあえず演奏はできると思います。では、弾いている曲がうまく弾けない時、または理想の状態にならない時、どうするでしょうか？半分以上の人は「そのままその曲を練習しつづける」のではないかと思います。これはスポーツの例えでお話しした「試合はなんとか実施できるけど、ほとんど続かない、勝てない試合を繰り返す」ことでなんとかしようとしている状態に似ていると思います。では、曲の練習ではなく、「ツェルニー」「ハノン」を練習したらよいのでは？と思うかもしれません。こちらについては次回またお話したいと思います。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年9月現在、久々に空きがでました！金曜日17：00-17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きです。また、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れも可能です。
28Sep
- 「ピアノの表現力は、結局は技術力だよ！」
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今回は、ちょっと昔話を。昔話いろいろはこちら。ご興味がありましたらぜひ・・・【ピアノど下手くそだった私が、ピアノ教室を主宰、演奏の仕事を得るまでのお話】私がうら若き音大生だった頃、２つ上の先輩でめちゃくちゃピアノが上手な先輩がいました。その先輩にはけっこう親しくしていただいていてピアノもたまーに教えてもらったりしていました。その先輩が日頃からよく言っていたセリフが今日のタイトル。「ピアノの表現力は、結局は技術力だよ！」「心とか、思い入れとか関係ねー結局、それっぽく聞かせられりゃそれでいいんだよ」その先輩には可愛がってもらい、本当にお世話になって感謝しきりなんですが、まあだいぶイジられたと言うか、誰に対しても火の玉ストレートというか人としては、2クセも3クセあるような人でして、当時の私は先輩のピアノ演奏は100％信頼してましたが人間性は20％くらい疑ってました。　爆先輩からも当時1000回くらい「下手くそ」と言われていましたがピアノの演奏技術をまったく分かっていなかった私は「そんなことないもん！ピアノの演奏には、心も思い入れも大事だもん！」「気持ちがこもっていたら、演奏にも表れるはずだもん！！」と、反発心をもっておりました。それからフィンガートレーニングだったりピアノの演奏技術だったりを研究しまくった今の私ははい、ほぼ先輩の仰る通りでした・・・と感じます。もちろん、気持ちや思い入れを否定するつもりはなく「大事に弾こう」「この曲素敵・・・」と思う気持ちは少なからず演奏の丁寧さや、空気感に伝わることは間違いないと思います。ですが、当時の私はよく、先生たちから「もっとこのフレーズは（気持ちを）歌って弾きなさい！」「ここはもっと、盛り上がる気持ちが必要なのよ！」「ここはもっと悲しい音がほしいの！」とさんざん言われ、もちろん作曲家や曲の背景の勉強はしてましたし、実際に歌いながら弾かされたり、踊った後に弾かされたり暗い映画を見てこいと言われたりしましたが、演奏はそうならないこれ以上、どう気持ちを込めろと？？状態でした。気持ちは確かに大事だけれどもそれだけでは思ったような表現にはならないことも多く、悲しい音色を出す「身体の動きと技術」歌っているように聞かせる「身体の動きと技術」が必要でして、表現力は、技術力だなと今なら強く感じます。プロ演奏家は、どれだけ悲しい気持ちでも明るい曲を演奏しなければならないしその逆もありますよね。もちろん、心の底から悲しくて、悲しい曲を演奏するときと心の底は喜んでいて、悲しい曲を演奏するときとでは、演奏は違うでしょうけどそれでもやっぱり、プロは悲しい曲を悲しい音で演奏する「技術」を持っています。くどいですが、大事に演奏しよう、表現しようと思う気持ちもやっぱり大切にしてほしい。でも、それ以上に、その気持ちを表現する技術を持てないとその気持ちはなかなか伝わらないのですよね。蛇足ですが、その先輩は、私が卒業演奏会に選ばれたときに会場まで聞きに来てくれ、「まあ、あの時よりはだいぶマシになったよね。人類の進化って神秘だな！！」と、祝福してくださいました・・・それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォームっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年9月現在、久々に空きがでました！金曜日17：00-17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きです。また、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れも可能です。
20Sep
- 音楽のまとまり「フレーズ」はなぜ大事？
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。すっかり秋めいてきましたね。さて今回は、「フレーズ」について。「フレーズ」という言葉、ご存じの方も多いと思いますが改めて分かりやすくいうと音楽の、ことばのまとまりと言えるのではないかなと思います。次の文章を読んでみてください。ここではきものをぬいでください①ここで、履物をぬいでください②ここでは、着物をぬいでくださいどちらで読みましたか？？区切り方を変えただけで、意味がだいぶ変わってしまいました。このように、言葉では、区切りが変わると意味やイメージがガラリ変わる現象があります。これは、実は音楽でも同じ。上記の場合、どちらが正解なのかは前後のやりとりがないとわからないですし、音楽になれば、解釈次第でどちらもＯＫ、という場合もあります。ただし、音楽でも明らかな間違いというのがあって例えばここではきものをぬ　　いでくださいと区切ってしまうと、なんだかよく分からないものになってしまいますよね。フレーズを大切にしていない演奏は実はこのようなことになっている可能性があります。言葉ではない分、フレーズが違っていても分かりにくいかもしれませんが、明らかな違和感は演奏には悪影響ですし、意味不明なまとまりになってしまってるとしたら、ちょっと悲しいかなと。そんなの関係ないわ！というのもアリでしょうが、演奏で音楽のことばを素敵に伝えてみたいな、と感じたらぜひフレーズを大切にしてみてくださいちなみに、フレーズの見つけ方はまたの機会に記載したいと思います。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　レッスン空き状況に関しまして　　2021年9月現在、久々に空きがでました！金曜日17：00-17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きとなります。また、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れも可能です。
05Sep
- メトロノームの有効な使用例とおススメ
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今回は、拍感シリーズメトロノームの有効な使い方と目的の続きです。具体的にどんな使い方にしたらよいか、曲の例を挙げてお話してみたいと思います。例えばブルクミュラー「アラベスク」であれば、１回の練習内でA。メトロノームをつけて出だしから「1.まで練習↓B。メトロノームを消して、拍を意識しながら同じ部分を演奏↓C。再度メトロノームをつけて、おかしい部分がないか確かめこのように、小範囲、１回の練習の中でメトロノームをつけたり消したりしながら自身でもその拍にのれるか確認するのがシンプルに効果的な練習とおススメします。ちなみに、アラベスクの7小節目からは、0.01秒の狂いもなくメトロノームとぴったり揃う必要はない部分ですが明らかに遅くなったり、リズムが狂ったりはしないようにここでは「1.　まで含めた練習を紹介しています。おススメでない練習法としては・練習の時はいつもメトロノームを鳴らして合わせてひく（自身のみで拍がとれるかの確認が長期間行われない）・１曲ずっとメトロノームをつけて練習する簡潔にいうとこんなところでしょうか。なお、メトロノームをご購入の際は昔ながらの振子状のものよりも、電子の方をオススメします。昔ながらの振子状は可愛いですが、設定できるテンポが大まかで細かい練習をするのに向きません。持ち運びもしにくいですし。現在は、電子でも安価なのが多いのでご紹介します。教室では、こちらと同じメーカー品を使用しています。KORG MA-2 ブラック＆レッド MA-2-BKRD（新品）【送料無料】【メール便利用】楽天市場1,280円楽天市場で詳細を見る Amazon（アマゾン）で詳細を見るこんなかわいいのもあるんですね～YAMAHA ME-340PF 電子メトロノーム楽天市場3,100円楽天市場で詳細を見る Amazon（アマゾン）で詳細を見るそれではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年8月より、久々に空きがでました！金曜日16：45～17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きです。また、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れも可能です。
22Aug
- メトロノームの有効な使い方と目的
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今回は、拍感シリーズメトロノームの有効な使い方と目的についてお話したいと思います。皆さんはメトロノーム、どのように使って練習していますか？メトロノームをつけて練習するのに向いた曲、向いていない曲があるのは感じているかと思いますが例えばブルクミュラー「アラベスク」ベートーヴェン「月光ソナタ　第３楽章」のような、多くの部分を一定のテンポで演奏する曲であってもメトロノームを　いつもつけっぱなしにしてそれに合わせる練習は　あまりおススメしないです。なぜかというと、理由は以下です。メトロノームを　いつもつけっぱなしにして、合わせる練習をすると①メトロノームに「合わせる」ことが目的になりやすい前回記事のとおり、メトロノームに合わせることが目的になると自然な音楽の流れや体の使い方を無視しやすくなります。②自分で拍を感じる練習をしないと効果が半減いつもメトロノームに頼っていると、メトロノームをなくしたときに案外自分では拍がとれない　という場合も多々あります。結局は、自分の体の中に拍を感じられるようになれなければメトロノーム練習の効果は半減します。補助輪をつけて自転車にのれるお子さんが、補助輪を外してもすぐに二輪自転車にうまく乗れるかと考えると大抵はうまく乗れないでしょう。そんな感じです。メトロノームを使う目的は、あくまで「曲の正しい拍感を知り自身でその拍にのれるようになる」ことです。メトロノームに合わせて弾くことが目的にならないように注意しましょう。では具体的にどんな使い方にしたらよいかというのを、次回お話したいと思います。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　レッスン空き状況に関しまして　　2021年8月以降、久々に空きがでました！金曜日16：45～17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きとなります。また、土日不定期にてフィンガートレーニングコースのお受入れも可能です。
09Aug
- 音楽の自然な「揺れ」を作れるようになる練習②【駄】
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今回は、拍感シリーズテンポの自然な揺れ　を作れるようになるための練習①の詳しい話をしますが、ダラダラ話してるだけなので、不要な方はどうかスルーを自分の手で拍をたたいて、それに合わせてメロディをうたうことで、基本の拍感を常に身体で感じながら、それに音楽の流れをのせられるまたは、呼吸に合わせて微妙に拍の揺れを調整できることを目指す。この練習が、なぜそんなに大事なのかというとですね・・・ここは読飛ばしOKそもそも音楽の３大要素に「リズム」がありまして、なんで音楽が人間にとって心地よく、情操に良いかというと人間の心音鼓動や呼吸がある程度一定だから　なようなんです。赤ちゃんはお母さんの心音を聞いて安心するとかいう話もありますし、ゆえに多くの人間は、一定のリズムに安心感を覚えるようできているわけですね。だからうまい人の演奏は眠くなったりもする。だからほとんどの音楽には一定のリズムとして「拍」が存在するわけです。前衛的な試みとして作った現代音楽なんかは、拍の概念をぶっ壊したものもありますが、まあそれを良いと思う人が多いかどうかは別でして・・・かくかくしかじかの理由があってとにかくある程度一定の拍感というのが大事なのはなんとなくご存じかと思いますがあまり心地よい演奏でない方の演奏を聴くと、その一定さがないわけなんですよ。大きく間違っているわけではないけど、同じ曲の中で４分音符がなんかビミョー―に１秒なのか、1.1秒なのかそれが目まぐるしく変わって一定でないみたいな。それが自然な拍の上で変化しているならいいんですが、不自然な不揃いだと、聞いている人はなんだか心地よくリズムにのれないんですね。で、この現象はアマチュアの声楽家さんとかにはあんまりなくてとくにピアノや弦楽器の演奏において、顕著にみられるのです。おそらくピアノや弦楽器は、呼吸を介せず、身体の動作だけでも楽器を演奏できてしまうため拍感、呼吸の自然な流れを無視して、身体の動きの都合に沿った演奏になってしまうからではないかと私は考えています。なので、ピアノ演奏であっても、拍を感じながら実際に歌ってみて自然な呼吸や流れを感じることがとても大切。ちなみにこれは、今回の自然な「揺れ」を作るためだけでなく、自然な抑揚や、フレーズ感を感じるのにもとっても役立つ練習方法です。強弱とかもね、だいたいは「楽譜にそう書いてあるからやる」のではなくて、「自然にそう感じるからやる」ことができるようになると演奏はより心地よいものになります。これに関連して、メトロノームを練習で使うときも使い方にポイントがあります。それはまた次回にでも。フィンガートレーニングを教えているのに、感覚的なことばかりお話してるように見えるかもですが身体の使い方はあくまで手段であって、目的ではないんですね。目的はあくまで、「美しく心地よい音楽を奏でること」この気持ちを叶えるために、身体が自由に使えることが理想かなと思います。でも、身体が全然言うことを聞いてくれないと、目的を叶えられない。だから、身体も自由に使えるようになりましょう、っていうのがフィンガートレーニングの意義ですかね。今回はくどくど長々失礼いたしましたそれではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年8月、久々に空きがでました！金曜日16：45～17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きとなります。
25Jul
- 音楽の自然な「揺れ」を作れるようになる練習
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今回は、拍感シリーズテンポの自然な揺れ　を作れるようになるための練習をお伝えします。人が「美しい」「上手い」と感じる演奏は、実際には　メトロノームとずっとぴったり揃う拍感で演奏しているわけではなく、音楽の自然な流れに沿った、テンポの自然な揺れがあるものです。では、前回に引き続き「子犬のワルツ」を例としてお伝えしますね。例えば、楽譜のこの部分音階を上った♭シの音は、そのままインテンポで弾いてしまわず少し長めに演奏することで「歌って」聞こえます。もちろん、♭シだけ長くするのではなく、前後になじむように赤いウニャウニャの部分は、少し遅めの方がマッチします。そして、プラルトリラーの後、ほんの少しテンポを巻いて２小節で見た時に、元のテンポにある程度揃えることで、「拍感を感じた演奏かつ　揺れ、歌のある演奏」と聞かせることができます。また、中間部は、指示通りソステヌート（音を十分に保って）で演奏してただ全体が遅く聞こえてしまうのか、それとも　揺れ　がある自由な即興的演奏に聞こえるのかは「拍感を感じてテンポを揺らせるか否か」にかかっていると言っても過言ではありません。その「拍感を感じながら、テンポを揺らせるようになる」には、以下の練習がおススメです。自分の手で拍をたたいて、それに合わせてメロディをうたう・・・・はい、簡単です。しかし侮ること勿れ。１度もやったことがないと、案外うまくできないものです。で、１回やればいいかというと、そんなわけはなく、この練習で大切なことは基本の拍感を常に身体で感じながら、それに音楽の流れをのせられるまたは、呼吸に合わせて微妙に拍の揺れを調整できるこれができるようになるまで、何度も何度もやることが大事なんです。なんでこの練習がそんなに大事なのかという細かい話は長くなったので次にまた書きますね。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年8月以降、久々に空きがでました！金曜日16：45～17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きとなります。
11Jul
- 拍感を養いつつ、テンポを上げる練習②
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。またまたご無沙汰でございます。少し前ですがコロナ禍の教室コンサート、なんとか終わりました。さて今日は、前回拍感を養いつつ、テンポを上げる練習①の続きです。今回は、前回の記事の補足を記載します。前回の①～④の練習を繰り返して、少しずつ演奏テンポが上がってきたら以下をやるとよいです。⑤アクセントをつける間隔を長くする前回は、１拍ごとに　で練習するように書きましたが、１拍ごとで練習して、ある程度テンポが上がってきたら今度は１小節ごとに　　拍感をつけて練習します。これもできたら、さらに２小節ひとまとまり、４小節ひとまとまり　くらいまでやってみると拍感を維持し、テンポアップしやすくなります。この時大切なのは、やはりテンポが変わっても弾きかた（身体の使い方）が変わらないようにすることなお、前々回の記事　のとおり子犬のワルツは本来はおおよそ２、４小節ごとのまとまりを感じて演奏するのが適した曲ですが、いきなり２、４拍ごとの区切りで練習しても拍感のない人だと、合間の部分が曖昧になってしまうためできるだけ着実に練習したいなら、やはり１拍ごとの拍感から練習することをオススメします。それで、本題の「テンポの自然な揺れの練習」については長くなってしまったのでまた次回に記載したいと思います。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　2021年8月以降、久々に空きがでました！金曜日16：45～17：30にて、導入コースの定期レッスン枠が空きとなります。
10Apr
- 拍感を養いつつ、テンポを上げる練習①
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。またまた大変ご無沙汰でございます。少し前ですが確定申告がんばっておりました。←言い訳さて今日は、前回拍感のない演奏とは？の続きです。今回のブログテーマは、元々【テンポの速い曲が苦手な理由】→【指の独立のみならず、拍感がないから】という流れでした。なので拍感を養いつつ、テンポを上げていくための練習方法を具体的にお伝えします。では、前回に引き続き「子犬のワルツ」の冒頭を例としてお伝えしますね。①１拍ごとに、拍頭にアクセントをつけてひく※ここでいう「アクセント」とは、鍵盤を強くたたかずに腕から重さをのせて、脱力感を感じて弾くのが良いです。とはいえ、あまり手首を上下させないように。※練習テンポは、１拍ごとにしっかりアクセントをつけられる、自身のテンポでOKです。メトロノームをつかうとよりGOOD②テンポを少しずつ上げて、同じ練習をする。メトロノームを使っている場合は、5～10ずつくらいあげて、体感的にはほとんど分からないくらい「少しずつ」行うのが望ましいです。このとき大切なのは①の時と弾きかた（身体の使い方）が変わらないようにすること速くなると、アクセントができたりできなかったりするなとか音の質が明らかに変わったなとか、腕に力が入りまくるな、と感じたら、それは続けてもあまり意味のない練習と思ってください。また、自身の感覚だけでテンポをあげると、多くの人がメトロノームで♩＝20～30　くらい上げてしまっています。テンポが急に速くなるのがNGではないのですが、急に速くなるとほぼ弾きかたが変わってしまう人がほとんどです。③　①の動きができなくなるテンポを見つけるこの練習が必要な人は、少しずつテンポを上げていくと、ある一定の速さから①の動きができなくなってくると思います。これまでメトロノームで5～10ずつ上げて練習していたのでやりにくくなってきたと感じたら、テンポの上げ幅を減らし「どのテンポまではできて、どのテンポからできないのか」をなるべく細かく見つけてみてください。④　③のテンポの一歩手前の速さで、徹底的に練習拍感がないがために、速いフレーズが弾けない方は、④の練習を続けることで、だいぶテンポをあげられるようになってきます。④の練習を続けても、どうしてもそれ以上テンポをあげられない場合は、拍感ではなく、指の動きそのものにテンポを上げられない原因があります。もちろん、限界の速さというのはありますよ子犬のワルツを　付点二分音符＝130くらい　以上で弾くのは暴走と言えるので、そこまで上げる必要はありません。また、今回はあくまで「拍感を養いつつ、テンポをあげる練習」でして、この練習だけで子犬のワルツが美しく弾けるわけではありません。実際には子犬のワルツのテンポは、かなり揺れてOKです。しかしその揺れも、拍感がなければなかなか美しく演奏できません。この練習方法の続きはまた次回②でご紹介します。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　　2021年4月は、金曜日18：35-19：05のみ募集中です。
31Jan
- 拍感のない演奏とは？
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。さて今日は、前回テンポの速い曲や、速いフレーズが思ったように弾けない原因の続きです。拍感がない演奏とはどういうことなのか？？では、ご存じ「子犬のワルツ」の冒頭を例にしてお話してみます。A楽譜によってスラーの表記は異なりますが、少なくとも2段目４小節目の♭シまで大きく１フレーズと感じてよいと思いますが、では、そこまで突っ走って演奏するのか？というと、そういうわけではなく、一般的には下のように音型のまとまりを感じて演奏するのが良いのではないかと思います。Bでは次に、楽譜のA、Bになぞって演奏をしてみます。Ａ：1フレーズを一筆書きのように息継ぎなしで演奏B：要所でとくに拍感、区切りを感じて演奏なるべくわざと違いが出るように演奏したつもりですが、自身はもう自然に拍感を感じてしまうため、あまり大きな違いはないかもしれませんAは音型の区切りや拍感がわかりにくく、♭シまでの音階も急に出てくる感じがすると思います。このように演奏すると、弾いている本人も不安定な感覚になりやすいですし多くの方はどんどんテンポが速くなってしまいます。Bは2か所で意図的にわざと拍感を強く感じたためそこで動作および意識の区切りができ、テンポも安定しやすく演奏者も安定感を感じやすくなります。きいていても、わずかに区切りを感じるのではないでしょうか。※なお、今回は演奏の良し悪しではなく、演奏者の意識にフォーカスしてお話しています。拍感のある人は、拍感を感じつつもAのように演奏することも可能です。拍感とは、その言葉通り「拍を感じる」ということですが、この曲のように4分の3拍子であれば青矢印のところが、拍の頭になりますね。だからと言って、青矢印のところでいちいちすべて区切りを感じるわけではなく、フレーズや、曲のテンポに合わせて区切りの感じ方は変わって然るべきなのですが、拍感がある演奏は、自然と拍や区切りを感じやすくなるので、暴走しにくく、フレーズのつながりは意識しつつも必要な部分でちゃっかり呼吸をしている感じに近いですが、拍感のない演奏は、１フレーズを生真面目に呼吸せずに無理して歌い切ろうとしている感じに近いため、頭の処理や、脱力をする間をうまくつくることができず暴走しやすく、本人も演奏していて大変です。うまく伝わりますでしょうか。「速い曲が苦手」とおっしゃる方の多くは、1フレーズを生真面目に一息で演奏してしまおうとする（もしくは動作がそのようになっている）方が多いなと今までいろいろな方を見てきて感じます。拍感のある人になり、拍感や区切りを自然と感じられるようになれば、「速い曲が苦手」意識はだいぶ薄れるのではないかと思います。では、拍感のある演奏にはどうやったらなれるか？？次回はその具体的な練習方法についてお話したいと思います。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　　2021年1月は、金曜日15：00～15：30　募集中です。
21Jan
- テンポの速い曲や、速いフレーズが思ったように弾けない原因
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。新年早々、コロナがまた蔓延していますね・・・教室は今月はオンラインレッスンといたしました。ご協力くださる生徒の皆様にはいつも本当に感謝です。さて今日は、「テンポの速いところ苦手問題」についてお話してみたいと思います。ピアノ初～中級者の方で、「私はゆっくりな曲より速い曲の方が得意！！」という方は少ないのではないでしょうかそして、速い曲がうまく弾けない理由を指が動かないから指が独立していないからと考えている方が大半以上ではないでしょうか。もちろん、上記も理由の１つではあるのですが・・・実は、指のせいではなく拍感がない、感じていないことも大きな理由なのです。これ、案外ご存じない方も多い気がします。では、拍感がないとはどういうことなのか？？次回はそれについてお話いたします。それではまた次回。こちらからも教室にお問合せいただけます。↓　　↓ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　　2021年1月は、金曜日15：00～15：30　募集中です。
30Dec
- ピアノを長く続けるためには
  こんばんは、大変大変ご無沙汰していました。MUSICA音楽教室です。2020年、数年前は、東京オリンピックも開催され輝かしい節目の年に・・・と思っていた方も多いと思いますがまさかこのような1年になるとは思いませんでしたね。教室は、このような状況ではありますが、5月よりオンラインレッスンを開始し思いのほかオンラインレッスンもご好評をいただいて現在は対面レッスンとオンラインレッスンを並行してレッスンを継続できています。ご協力いただいている教室の皆さま、本当にいつもありがとうございます！色々バタバタしていて、ブログがかなりご無沙汰になってしまいましたが、久しぶりにブログを書きたいと思いました。「ピアノを長く続けるためには」時々、生徒さんや、親御さんから「習い始めの頃は、課題以上のことも自主練したり新しい曲を自分で譜読みしたりしていたのに、前に比べると、練習へのモチベーションが下がってきている」と相談されることがあります。特にお子さまは、ピアノの習い始めはやる気満々！！でも、・小学校、中学校に上がった・部活に入った・習い事が増えた・レベルが上がって、進みのスピードがゆったりしてきた・他の趣味ができた・結婚、転職、その他・・・などがあると、以前と全く同じようには取り組めなくなることがあります。でもそれは、ごく当たり前のことで、習い始めがむしろ、アドレナリン大放出の120％状態であり、それが仮に50％まで下がったとしてもさして問題はなく、レッスン自体を嫌がっていないのであればごく通常運転だと思っていただければ、ということをお伝えしています。むしろ、ピアノという楽器は、一般の人が１～2年集中して行ったからといって真髄には到達できるものではなく、10年単位で続けて、ようやく手の内に入ってくるものと思います。10年もの間、ピアノを第一優先、常にモチベーション高くというのはなかなか難しいのではないでしょうかどうもピアノ講師をしていると、「先生たるもの、幼少期からずっとピアノが大好きで、常にしっかり練習して、モチベーション高く頑張っていらっしゃった」と思われがちなようなんですが、そんなわけなかろう。もちろん、世の中にはそんな素晴らしい方もいらっしゃると思いますが、少なくとも私は中学時代は部活ばっかしてたし　（いつピアノ練習してたか思い出せない）高校時代は恋愛ばっかしてたし　（勉強もしてたよ）今だって、ピアノよりビールが好きだし　（仕事も好きだけどね）それでも、ピアノはやっぱり好きだし傍らにはいつもピアノの思い出もあって、辞めるなんてことは考えられないそんな気持ちで、付き合い続けることが長く続ける秘訣なのではないかと思います。とはいえ、こんな私でも、ピアノを始めた11歳頃はめちゃくちゃピアノ弾いてましたし大学時代に、フィンガートレーニングに出会ったとき、ブランクを経て、ピアノ教室を再開したとき、要所要所で、集中して取り組んだ期間もあります。学生時代にとある先生から「とにかく続けなさい。続けたもん勝ち」と言われ、当時はそれより「現在」上手な子がうらやましかったのですが、今となってはこの言葉の意味を実感することが増えています。ピアノに限らず、なんでもそうですが１つのことを長く続けることって、案外難しいですね。だからこそ、無理にずっとMAXで頑張るのではなく、その時の状況や気持ちとうまく折り合いながら付き合っていくのが大事かなと思います。そうしているうちに、好きなものであれば自然と空気のような、長年連れ添った夫婦のような、そんな存在になってきます。そうして気づけば10年以上続けられた、というのは大きな財産になるのではないでしょうか。「習い事」と考えると、練習が少ないなら、月謝ももったいないしやめちゃいなさい、と思う親御さまのお気持ちも分からないわけではないですが、自ら辞めたいと思うわけでないのであれば、続けてみてほしいなと思います。好きだから続く　と、続けているから好き　は相乗関係にあると思います。長く一緒にいると、恋に落ちやすいっていうようなもちろん、なるべくモチベーション高く、いつも「好き！」と思っていただけるように、尽力すべきは講師の方もですがそうはいっても、上記のように節目節目で気持ちの上下はどうしてもあるので気長に考えて、お付き合いしてくれたらうれしいなと思います。久しぶりに書いたら、だらだらと長い下手な文章になってしまいました💦2021年は、またフィンガーのこと、練習のコツなどお役立ち内容も書けたらと思っています。2021年は、コロナに振り回される人が減って、皆さまにとって、よい年になることを願っています。ワンレッスンご希望の方を募集しております　　大人になってからのテクニック向上を諦めていませんか？あなたの上達したい！自由に演奏したい！をサポートします。ＭＵＳＩＣＡ音楽教室↓詳しいレッスン内容、講師のプロフィールはHPをご覧ください↓　https://www.musicapiano-ongaku.com/　↓お問い合わせは下記から↓　　お問合せフォーム教室はさいたま市北区です。池袋、または上野から電車で30分。教室は月・水・木・金・土・日　開校しております。　　　　体験レッスンあります♪　　他のお教室に通っているけど、セカンドオピニオン的に・・・　　基礎テクニックだけ見直したい・・・　　　という方も大歓迎です。　　　「御木本澄子氏　正しいピアノ奏法」　　「藤本雅美氏　　ピアノのためのフィンガートレーニング」　　を基礎として、独自の研究結果でのフィンガートレーニング　　　レッスンを行っております。　　　　　　テクニックに関するご質問だけなどもけっこうです。　　お待ちしております♪　定期レッスンに関しまして　　　2021年1月は、金曜日15：00～15：30　募集中です。
10Apr
- コロナウイルスでこれ以上悲しい思いをする方が増えないように・・・
  こんにちは、MUSICA音楽教室です。だいぶご無沙汰しておりました。おかげさまで、日々忙しくしておりブログもなかなか開けずにおりましたが・・・このコロナ騒動で、教室はいったん休業といたしました。4月末に開催予定だった発表会も中止としました。楽しみにしてくださっていた生徒の皆さまには大変申し訳ございませんが、何よりも生徒さんの命、ご健康、安全が一番大事と決断しました。そんなわけで、今は収入がなくなってしまいましたが、こんな時こそ、これからのために少しでもできることを・・・と・オンラインレッスン環境の整備（5月からオンライン開始予定）・オンラインレッスン規約の追加・HPのリニューアル（ずっとくすぶってたので。。。）・経理（いつも12月頃慌てるので・・・）・自身の勉強（ピアノ練習ふくめ、いろいろ）・教室用動画撮影などなど、頑張ろうかなと思っています。ブログもまた時々書けたらなと思いますが、文字よりも動画の方が分かりやすいかも、と動画の編集もチャレンジしてみようかと思います。さて、コロナの話に戻りますが・・・多くの方が、このコロナによって生活が変化し、自由も制限され、お仕事が少なくなったり、大切な方が罹患したりして悲しい思いをされているのではないかと思います。その一方で、このブログを読んでくださっている中にはいないと思いますが、世の中には、未だ自分は大丈夫だろうと甘く見ている方がいるのも事実です。私の両親は、遠く離れた北の地方に住んでおりますが発熱しているのに、体調の異変があるのに、など対策もあまり考えずにコロナ疎開で、帰省している人も増えていると聞きます。どうか、やめてもらいたい。せめて、万全の対策をして行動してもらいたい。自身が無闇に外に出て、もしかしたら感染するかもしれないこと感染したら、他の人にまた移してしまうかもしれないこと移してしまえば、誰かの大切な人の命をうばうかもしれないことそれが、自分の大切な人であるかもしれないことそれをしっかり考えてもちろん、やむを得ずお仕事や用事に行かなければいけない方も多いでしょうが、ご自身にできる、最大限の感染拡大防止策をとってもらいたいと思います。私は数年前、当時まだ20代だった実妹を亡くしました。これは不可抗力だったものですが、それでも大きな悲しみとあの時何かが違っていたら・・・という後悔は消えません。なので「自分だけは大丈夫」という感覚は全くありません。遊びに行けなくて、好きなことができなくて不自由でしょうが、そんなことは生きているから言えることです。政府の補償制度や、対策に納得がいかない人もいるでしょう。私もそうは思いますが、それはそれとして、今生きている一人一人の方々の行動次第で、感染拡大を早く収めることができるかそれとも、さらに多くの方の命を奪い、自由を奪い幸せや職まで奪ってしまうか自分の行動にかかっていると思って過ごしてくれる方が増え一日も早くこの事態が収まってくれることを願っています。

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