受刑者が書籍や雑誌を手に入れたりする方法は、3つあります。
1つ目は、工場にある、工場文庫から本を借りる。
2つ目は、自分で購入する。
省きます。→関連ページ、『黒羽刑務所の書籍に関するルール』をご参照下さい。
そして、3つ目の方法は、『家族や知人に差し入れ』してもらう事。
外から差し入れがあるかないかで、受刑者の生活は劇的に変わります。
私の場合は、家族や知人からの定期的な差し入れがありましたので、本当に助かりました。
それでは、具体的な黒羽刑務所への書籍の差し入れ方法の流れを説明します。
差し入れの方法は、2通りあります。
1つ目の方法は、『刑務所へ行き、直接差し入れ』をする方法。
面会の際に、ついでに差し入れ手続きを行ったり、面会はしなくても差し入れのみの訪問も可能です。※差し入れのみの訪問は近所の人なら良いと思いますが、遠方の人の場合、面会とセットで行っている場合が殆どです。
差し入れできる冊数は1回、1人につき『3冊』まで可能です。1ヶ月の回数には制限がありません。
例えば、面会が月4回認められている受刑者の場合、4回共に差し入れ可能です。
理論上の話しをすると、1回の面会は5人まで可能ですので、面会が4回の場合、3冊×5人×4回=60冊の差し入れが可能になります。
ただ、受刑者は私物保管バックに入る範囲内で、日用品や書籍を管理しなければいけないルールですので、月60冊の差し入れは現実的ではないと思います。なので、事前に確認して、度を超した差し入れはしないのがベストです。まぁ〜ホリエモンみたいな速読の能力があれば別ですが…(笑)
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った
私の場合は、両親が面会に来る際は、必ず書籍の差し入れは6冊お願いしました。啓発本やビジネス本を3冊、雑誌を3冊という感じです。
面会のするには、受刑者側で登録が必要になりますので、面会へ行く際に手紙等で事前に確認しておいた方が良いと思います。
受刑者側の登録が無いと急に面会へ行っても面会が出来ない可能性が高いので注意が必要です。
2つ目の方法は、『刑務所へ郵送』する方法です。
家族や知人の方々が遠方の為、面会に来られない人もいます。そういった人達は郵送で書籍を差し入れしてもらっている人が多いです。
刑務所への差し入れは、指定業者で購入した物品ではなければいけませんが、書籍に関しては指定業者がありません。つまり、何処で購入した本でも差し入れ可能です。
郵送で差し入れ可能な冊数は、面会の時と同じく、1回、1人につき『3冊』まで可能です。
連名なら、3冊×人数分は可能です。例えば、5冊の書籍を送りたい場合、この本とこの本は黒羽太郎、この本とこの本は黒羽花子よりと添え状を同封する事によって、受け取りのチェックなどスムーズになります。
教育訓練の時に職員から説明があったのですが、3冊×友達20人分の連名で差し入れがあった人がいるみたいですが、その人は調査になったようです。20人の連名が怪しく、勝手に誰かの名前を使って差し入れしているのではないか?と怪しまれたそうです。度を超した差し入れは調査の対象になりますので注意が必要です。
本の郵送方法に関しては、色々なサービスがあるようですので、まとめておきます。
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