夏場に活躍するエアコン!冷房と除湿の正しい使い分け
梅雨が終わると夏本番。暑い夏には欠かせないのがエアコン。最近では冷房だけでなく、除湿機能(ドライ)もついているエアコンが多くなっています。そんな除湿機能はいつ使えばいいのか、どんな違いがあるのか、冷房よりも電気代がかからないのかと疑問に思う人もいると思います。
今回はエアコンの除湿機能について紹介していきます。
エアコンの「冷房」と「除湿」の違い
冷房は部屋の温度を下げるための機能で暑い部屋の熱を外に出して冷たい空気を部屋に送り込んでくれます。そのため、すぐに部屋が涼しくなり、快適に過ごせます。
除湿は部屋の湿度を下げるための機能で、湿った空気を吸い込み水分を取り除き、乾いた空気を部屋に送り込んでくれます。そのため雨が降った日や梅雨時期のじめじめした感じがなくなり、快適に過ごせます。
また除湿の目的は湿度を下げることですが、除湿することにより、涼しいと感じることができるので快適に過ごすことができます。
なぜ涼しく感じるかというと、湿度が下がることで部屋の温度が下がったと感じるからです。人間は湿度が高いと暑いと感じ、湿度が低いと寒いと感じます。同じ25度であっても湿度が80%と50%だと断然50%が涼しいと感じ、快適に過ごせます。
エアコンの除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2つのタイプがあります。除湿する機能は基本的に一緒ですが、部屋に送り込まれる空気の温度が違います。
「弱冷房除湿」では、除湿した湿度が低い空気を部屋に送り込むので涼しいと感じます。
「再熱除湿」は除湿して湿度が下がった空気をちょどいい温度にして部屋に送り込んでくれます。
まとめ
- 冷房は温度を下げる
- 除湿は湿度を下げる
- 「弱冷房除湿」は弱い冷房と一緒
- 「再熱除湿」はちょどいい温度に調節してくれる
エアコンの冷房よりも除湿が電気代が高い!?
エアコンの冷房機能よりも除湿の方が電気代が高くなると聞いたことがあるかもしれません。それは除湿のタイプが再熱除湿だった場合です。
順番的には再熱除湿>冷房>弱冷房除湿の順番に電気代が高くなっています。
再熱除湿は除湿した空気を再度あたためるのでエネルギーを余分に使ってしまいます。これが冷房よりも高くなる原因になります。
再熱除湿の活躍場所というと冬などの寒い時期などです。湿気が多く結露で困るというのが冬の悩みになります。そういった場合に再熱除湿を行うことで湿度を下げることができ、温かい空気を送り込んでくれるので部屋の温度があがり、快適に過ごせるようになります。
冷房と除湿の比較と使い分け
冷房
- 夏場の暑い時期におすすめ
- 温度を下げる
- 再熱除湿よりも電気代がかからない
除湿(弱冷房除湿)
- 梅雨の時期や雨が降って暑い日におすすめ
- 湿度を下げる
- 電気代が安い
除湿(再熱除湿)
- 湿度が高く、寒い冬や時期などがおすすめ
- 湿度を下げる
- 電気代が最もかかる
まとめ
比較を見てもらうとこの梅雨の時期には「弱冷房除湿」がおすすめ。湿度を下げつつ部屋の温度も下げてくれます。
温度が高い夏場は「冷房」がおすすめ。単に温度を下げてくれます。
そして寒い時期や冷え性の女性などは「再熱除湿」がおすすめです。温度を再度温めてくれるので肌寒くならないし、体を冷やさないので体調管理もできます。
これからの湿気が多くなる梅雨時期はは弱冷房除湿を使って除湿し、快適に過ごせるようにしましょう。電気代も安いので安心して使えます。また除湿をすることでカビ対策にもなるので体調管理の面でも活躍します。
もっと電気代を抑えつつ除湿したい方は除湿機がおすすめです。最近では省エネで除湿力が高い除湿機が次々と登場しています。除湿機の選び方から種類、特徴、メンテナンス方法、おすすめ除湿機まで紹介しています。ぜひ御覧ください。