金融分野を苦手とする人はなぜか多いです。
経済の仕組みは一般常識として覚えておかないと社会人として恥をかくこともあるので是非とも覚えておいてください。
特に受験者が難解と感じるのは景気の仕組みや景気の流れです。
自分だったらどう行動するか自問自答しながら問題を解くようにするといいです。
例えば、給料が上がったらあなたはどうしますか?
上がった分は貯金しますという人もいるでしょうが、大抵は以前から欲しかったものや少し高い商品を買ったり、ちょっとだけ豪華なご飯を食べたり消費に回すのではないでしょうか。
消費が拡大すれば企業やお店も儲かります。
そうすれば皆さんの給料も更に上がりますね。
つまり消費の拡大は経済の拡大へとつながります。
お金の流れがいい・悪いで景気の良し悪しが決まると言ってもいいでしょう。
会社も個人もお金回りが良くなればプラスの循環が生まれます。
これが国の経済成長を表すGDPとして公表されます。
景気がいい場合は企業・個人・国はどうなるのか、景気が悪い場合はそれらがどうなるのか考えてみてください。
それと物価がどうなるかも重要です。
理論的には経済が成長しなければ物が売れなくなるので物価は下落傾向になりますが、現在は物価は様々な要因で上下します。
今の日本は賃金が上昇しなくても物価は上がり続けているので二重の苦しみです。
試験では屁理屈を覚えるのではなく一般的な理論で学習してください。
2級でも金融分野での景気関連の問題は3級レベルで解けますから焦らないでください。
解けない人は3級での知識がないからです。
株式投資指標やポートフォリオの計算問題も大事ですが、計算問題以外の論点の取りこぼしをなくすようにしてください。
金融分野を学習すると「やっぱりFP試験は3級が大切だな」って強く思う。