5/5週振返り:重苦しい展開、決算発表ピーク


5月の爆上げあるのか?昨年の日経平均は長らく続いた3万円の壁を5月に大きく突き抜け、バブル高値や4万円突破のムードを作りました。3月期決算発表が集中する5月初旬に、好決算が相次ぎしかも東証が掲げる「PBR1倍割れ解消」に躍起となっていた状況が株式市場の高騰を生みました。
東証は今年1月にPBRの改善に向けた経営改革策を示した企業のリストを公表し、継続的な改善を促しました。
東証がPBR改革企業を公表 ポイントは?
今期見通しがよくなければ株主還元策で補おうとする動きはもはや当たり前となってきています。

5/10に決算発表のピークを迎えました。東証プライムに上場している3月期決算企業の66%が5/9までに発表を終えており、最終利益が前年度比14.8%増え、3年連続で過去最高を更新する見込みだとのことです。
東証で決算発表ピーク 円安など背景に業績伸ばす企業目立つ

業績は良好でも今期見通しに慎重になりがちということからか、昨年のような爆上げは影を潜め重苦しい展開です。前場が調子良くても後場で失速といった営業日がしばしばです。
外部環境としても、米国では消費の落ち込みが懸念され4月と風向きが変わってきています。4月に4.7%まで上がった米10年債利回りは5月になって4.5〜4.4%に下がってきています。
米5月ミシガン大消費者信頼感67.4に低下、インフレ期待は上昇

ただ少なくともセル・イン・メイといった格言にならった急落の兆しはみえません。

 

5/5週間ツイート

■5/7(火)

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■5/10(金)