いよいよ、転居する日が近づいてきた。

絵に描いたような失敗ばかりしているこの一年だった。

それでも神様はギリギリ何とかしてくれたのかもしれない。

 

失敗:”売る時”は安い

  • 一番の失敗は、購入費用の大半を株でもっていて、売り時がなかったこと。

それも暴落ともいえる体たらく。株の平均値である日経平均とかにみられる資産をもてる超金持ちではなく、

個人はある特定の銘柄を何点かもつのが関の山で、分散といわれても、1000なら500づつしたところで、高々2つ。

数学的にみても、2つに分けただけのものを”分散”というか?程度が私レベル。

例えばディズニーランドの会社、オリエンタルランド。

昨年、インドネシア帰国時は5000円以上だったのが現在3000円。40%も目減り、ほぼ半額。

途中、「この先は戻るだろう。いくら何でもこんなに下げっぱなしというはずはない。」

「ファンタジースプリングスもホテルもあんなに人気ではないか」等々、すべては外れた。

”もう下げないだろう”、”そろそろ底だろう”と、素人はここでやられる。

底は何度でも抜けるし、”もう”は”まだ”なりで、その”まだ”は庶民の感覚を常に上回る。

 

昨年2月に1億円のマンション費用を全部この株で持っていたとしたら、今は6000万円しかなくなり、

年収の数倍(4000万円)、稼がねば資金が足りないことになる。

庶民が”まだ下げるのでは?”と思ったところで、上げてしまうのが株価なのだが、

マンションの購入資金のような、期限付きの資産は”大底で売らないとならない”羽目に陥る。

 

  • 次の失敗は、今住んでいるところの売却。

もともと売ることを考えておらず、あてにもしていなかった、今住んでいるところのマンションは

よく考えたら、”放置=所有を続ける”ー>維持費用が無駄になくなる

ということに思い至ったのが昨年8月ころ。売りに出した。

世間的には、”都心のマンションが1億円では買えなくなった”とか”家賃が高騰”したとか、

庶民が買わされたり、借りなければならないときには、ものすごく高く買わされる。

バカメディアがそれを後押しして”物価が高騰です!マンション高騰です!”と騒ぎ立てるから

企業側(デベロッパーとか金持ち連中)は喜んで高く売る売り手市場。

 

ところが、庶民が住居を売ろうとすると、「買いたい人」との遭遇率は極端に下がる。当然だ。大手はTV、広告で喧伝するからその気のない人でも電車の宙づり広告などで物件を知る。一方、庶民が売るものは不動産屋の軒先となSUMOなどのサイトにひっそりと掲載されるのみ。買おうとして探し始めた人でさえ、こちらの物件に遭遇できるかどうかは運しだい。検索しても中々自分の物件は出てこない。

以前は時間の制限がなかったから気長に構えていたが、

今や、先の失敗のおかげで購入資金にあてるしかなく、期限までできてしまい、売却を急ぐことになってしまった。

ギリギリまで待ったが(といっても1か月以上あるのだが、資金調達を始めるには時間切れ間際)、買い手がつかず、

仲介業者と相談して”業者”に売却する方向に切り替えた。

庶民が売る時は、徹底的にたたかれる。

自分は3000万円でも売れるずだと思っていたのに、

半分以下でないと時間的にも制限もあり、ドンキの赤札並みの値下げとなった。6割引き!みたいな・・・orz

悔しいものがあるが、仲介業者は、売却相手を見つけてくれただけでも感謝したい。

それほど切羽詰まった状況。

この手のサービスが充実している仲介業者でないと、おそらく今回は破産していたところだ。

大手もピンキリで「木で鼻をくくったような」業者もあり、

その点、今回の仲介業者は非常によく、売却相手と契約が成立した段階で、費用の何割かまで立替払いできる制度を提案してくれた。

おかげで、これを急遽使い、不足分に充てることができた。大変ありがたい。

 

で、恨み重なる(自分の愚かさを呪え!といいたい)株価だが、

2月頭に投げ売り、整理をしたときは、「こんなに安いのに」。。。と思いつつも処理をしていたが、

2週間遅れていたら更にひどいことになっていた。「もうはまだなり。」であった。危ない危ない。

 

しかし、庶民が買いそうな株は、ほとんど下げっぱなしの2024/2-2025/2。世の中の黒幕が庶民やNISAを狙って大儲けを企んでいるとしか思えない。

庶民がまだ下げると思ったり、私が売った後は、大体上がる。orz

黒幕や大金持ちは”今株を集めている”のではないかと思う。

 

振り返って、我が身、

結果、”また”(40年前と同様)、

大底で、最悪の状態で株やマンションを売って、最悪の状態でマンションを購入した自分がいる。

 

それでも、

ぎりぎりなんとかなりそうな、ならなそうな、

これまでの人生そのもの。

 

残りの人生も、”あと残り何年?”というカウントダウンが始まっている。

今から、出直しできるほど残り時間はないし(その証拠にIDECOも使えない)、

じたばたしても、全部、黒幕側に吸い取られるだけ。

こちらが払う分には、6割増し、もらう分には6割減、

いいようにやられる庶民。

 

それにしても、買い取り業者、廃品引取り業者、引っ越し業者、火災保険と、

ちゅうちゅうとしっかり吸い取られる。Webの広告は話半分でみたほうがよい。

利用する際、あれらは要注意である。