はぐくみ幸房@山いこら♪

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コミュニケーションの研修

2023年12月12日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 ㈱はぐくみ幸房では、コミュニケーションの重要性を実感いただく、参加型の研修を行っています。

 今回は、林業の現場班長や班長候補の方々を対象に行うフォレストリーダー研修にて、コミュニケーションの研修を行いました。

 

 写真は受講生の感想です。画像をクリックすると拡大されます。

 

 

 心理学者のアルフレッド・アドラーの有名な言葉の中に、「すべての悩みは対人関係の悩みである」、「人間の悩みの90%が人間関係」とあるように、私たちの日々の悩みの大半は、人間関係です。

 

 中には、「いや、お金だ!」という方もいますが、実は、お金の悩みも対人関係です。

 請求する人と請求される人との人間関係があって、お金の悩みになります。

 

 例えば、請求する人が期限までに支払えと言ってくるから、お金という悩みが生まれます。

 もし、請求する人が5年以内に支払ってくれたらいいよ、お金に余裕が出来たらでいいよと、自分のペースに合わせてくれると、お金の悩みが解消されます(個人的に「早く支払わないと・・・」とソワソワするのは、個人の問題です(^_^;) 。。)。

 逆に、被請求者が、約束通り支払ってくれない、全然支払ってくれないという状況も、お金ではなく、払ってくれない被請求者との人間関係の悩みです。

 

 脱線しましたが、「人の悩みの90%が人間関係(対人関係)である」としたら、人間関係を良くするためのツールが「コミュニケーション」です。

 

 では、コミュニケーションとは何なのか?

 コミュニケーションとは、「自分の伝えたい情報を正確に、上手に伝える。」ことと「相手に伝えたい情報が正確に、上手に伝わる。」こと、この双方向が成立することをコミュニケーションといいます。

 自分の伝えたいことが、相手に正しく伝わって、はじめて、コミュニケーションが成立します。

 相手の想いや気持ちを無視して、一方的に自分の考えや思いを語ることは、コミュニケーションとは言えません。

 

 コミュニケーション能力が高い人が話す場合、相手の反応を見つつ、伝える方法を工夫しながら、伝えたい情報を正確に伝えようとします。

 逆に、聞く側に回った場合、相手が伝えようとする情報を理解しようを耳を傾け、自分が受け取った情報が正しいか、相手に確認をとろうとします。

 これがコミュニケーション能力が高い人材の特徴です。

 つまり、初対面の方ともすぐに仲良くなってお話できる人が、コミュニケーション能力が高いと言うわけではありません。

 

 さて、弊社の研修では、「意識する」と「無意識」をキーワードに「コミュニケーションの大切さ」を実感するグループディスカッションを取り入れています。

 例えばグループディスカッションの1つとして、2人1組になって、話し手と聞き手に分かれ、あるテーマについて、2分間話し合ってもらいます。

 

 1回目は、相手の話を聞くポイントを意識しながら相手の話を聞きます。

 

 2回目は、相手の話に対して一切の反応をしないと意識して、相手の話を聞かないようにします。

 

 1回目と2回目の違いを研修生同士で話し合ってもらいます。

 2分という体感時間の違い、話しやすさの違いなどなど。

 特に2回目は、意識して相手の話を無視するので、お互いに精神的ストレスがかかります。

 通常、日常生活において、意識して相手を無視することは、ほとんどありません。

 しかしながら、実は、日常生活の中で、無意識で相手を無視したり、無視に近い行動をとっています。

 そのことに気づいてもらうことが、このグループディスカッションの目的です。

 

 実際、2回目の時は、教室全体の雰囲気が恐ろしいほど暗くなるので、講師の立場である僕自身も、気が滅入ります(゚Д゚;)。。。

 

 

 林業界において、よく言われている

 ・生産性を向上したい

 ・生産コストを下げたい

 ・人材を育成したい

 ・労働安全の向上を図りたい

 ・職場の離職率を下げたい

 ・職場の定着率を上げたい

 といったことは、コミュニケーションという土台がしっかりと出来ていることが前提です。

 

 「こうすべきではないか」、「こうした方が良かったのではないか」、「次は、こうしてみようか」などなど、お互いの意見を言い合える雰囲気が出来ることで、それが信頼関係の構築へと繋がっていきます。

 「いいから、黙って言うとおりにやれ!」なんて、言葉が行き交う関係では、信頼関係を構築することは、とてつもなく難しいです。

 上司や先輩にカリスマ性があり、かつ、部下や後輩に恵まれないと信頼関係の構築は難しいと思います。

 

 生物多様性の重要性が言われるように、人の多様性も重要です。

 僕自身、「人の多様性=価値観の多様性」だと考えています。

 人の多様性が多いほど、色々な視点から物事を考えられ、色々な価値観に触れ合うことができます。

 逆に、人の多様性が多いほど、話が平行線になったり、もめたりすることもあるので、その場合は、明確な目的を設定し、全員がその目的に向かう必要があります。

 いわゆる「バックキャスト(バックキャスティング)」という思考で、未来・目的・目標・ゴールを統一しておけば、それぞれの価値観を最大限に発揮できるのはないかと思います。

 そのためのツールが「コミュニケーション」です。

 

 それを実感していただくため、全員の生き残りを賭けた(という設定の)ゲームをしていただきます。

 

 

 従業員は組織の資産です。

 従業員が成長すると組織の価値が上がります。

 従業員の成長志向が高くなると、その組織は成長し続けます。

 

 これからは、人が働きたい組織を選べる時代。

 「この組織で働きたい!」と思ってもらえる組織になるためのツールがコミュニケーションです。

 

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 この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 研修等のご依頼や詳しい内容を知りたいという方は、「morikatsu108108108@gmail.com」まで、メールください。

 なお、迷惑メール防止のため、先述したアドレスは、数字と@が全角になっています。

 

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