症状と時間の関係 | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

ある飼い主さんから

モフモフ我が子が下痢をしたので

近くの動物病院で下痢止めをもらって

飲ませたら

昼間は下痢が止まるんだけど

夜明け頃になると下痢をするんです💩


という

ご相談を受けたことがありました。




あしあとあしあとあしあと




東洋医学では

氣は24時間かけて体内を一周すると

考えます時計

↑ピリカ動物東洋医学講座テキストより



それ以外の場所には氣が全然ない

というのではなく、

特にそこに集中している、

という意味です。



氣を人間に例えて考えてみましょう。


朝に郊外の住宅街を出た人たちが

昼間にはオフィス街に集まり

夜になるとまた住宅街に戻っていきます。


オフィスワーカーが出勤しても

昼間に住宅街で過ごす人もいるし

夜もオフィス街で過ごす人もいるように

人がまったくいなくなる場所はありません。


それと同じように

全身を移動する氣もあれば

各所に留まっている氣もあります。


でも、やはり昼間には

住宅街よりオフィス街のほうが

人が多いですよね。



そんな風に

特定の臓器に

氣が集まる時間があるのです。



特定の臓器に氣が集まっている時間に

繰り返し何らかの症状が現れると

その臓器との関連を考えるのが

東洋医学の考え方です。


しかも、その症状が

その臓器との関連が深い症状なら

なおさら氣になります。



また、人間の西洋医学でも

東洋医学の考えを取り入れて、

治療対象の臓器に

氣が集まっている時間を狙って

治療薬を投与するお医者もいるそうです。




あしあとあしあとあしあと




さて、前述の

夜明け前に下痢をするモフモフさんトイプードル


午前5時〜7時には

大腸に氣が集まります。


大腸に氣が集まる時間だから

明け方に下痢しちゃうのかなぁ?


と、思いながら

よくよくお話しを聞いたら


一日2回飲むようにと

出された下痢止め💊


食事と一緒で良いと言われたそうです。


そのワンコさんの食事時間は

朝は10時

夜は18時(夜というより夕方だね)


朝の薬から夜の薬までは8時間

夕方の薬から翌朝の薬までは16時間


時間が昼間に片寄り過ぎです。


飼い主さんは

食事と一緒に薬を飲ませれば

1日2回になるから良い

と思っていたそうです。


でも、もしかしたら

夕方に飲んだ薬の効果が

明け方に切れるのかもしれない、

と考えました。


そこで、

東洋医学の氣が集まる時間はさておき、


朝10時に薬を飲ませるなら

夕方の薬は夜10時に飲ませるように

お願いしました。


そしたら、下痢がピタッと治まり

数日で下痢止めを飲まなくても

大丈夫になりました。


それで治らなかったら

東洋医学的治療をしようと思ったけど

必要ありませんでした爆笑





何もかも

東洋医学だけで解決できる訳ではないし

西洋医学だけで解決できる訳でも

ありません。



ただ、

西洋医学しか知らないより

東洋医学も知っている方が

病気についての考え方の幅が広がるし

治療の選択肢も増えると思います。



東洋医学的な考え方と

西洋医学的な考え方を

バランス良く取り入れることが

大切だと思いますウインク




あしあとあしあとあしあと




動物東洋医学講座初級はじまります



一日でおわる対面講座⬇️





5回に分けて行うオンライン講座⬇️


オンラインは見逃し配信あります目




東洋医学についてはもちろん、

他にも色々と語っちゃいますウインク



ご興味のある方は、是非わんわんにゃー




 

 




今日も皆さまが穏やかな

ほっこりした気持ちで過ごせるよう

祈っていますハート






矢印よろしくayaおねがい 矢印


動物の健康ランキング