心臓弁膜への感染症のためにひと月半ほど入院していた母が退院して、1ヶ月が経ちました。


90歳を目前にした母にとって、50日間の入院は厳しかったようで、呆けや聴力減退、頻尿、歩行力の低下など、一気に進んでしまったようです。


車椅子でトイレに行くのだけど、夜中に移動させるのは怖くて、ベッドの横に簡易トイレを設置し済ませるようにしました。

10年前、トイレで倒れて、硬膜化血腫で3ヶ月ほど入院したこともあるので、私も慎重になっています。



今回の退院の際の検査で、2箇所に胃癌が発見されました。

早期段階ではないかということで、少し様子をみて検査し、手術するか、もしくは年齢体力を考え、しないかを判断しようとドクターからの説明、そして同意。


その検査が先日に行われ、かなり浸潤してると所見され、手術するかしないかの判断をしなければならない状況になっています。


その判断は母の生命を左右することになり、重たい決断になります。

死別で一人親の私、娘二人を育てるのに協力を惜しまなかった母のこと。

何より私を育ててくれた母の生命の決断。


私は独り身だけど、そのことを相談できる相手に恵まれています。

ありがたいことです。


私も還暦を迎え、年齢を感じざるおえません。

当然、母もいつまでも生きられるわけではありません。

今は、辛いことや苦しみを少しでも少なくなるように考えるだけです。