春になると暖かい気候になるため、桜と一緒にハリネズミちゃんやワンちゃんのお写真を撮る方もいらっしゃるかと思います。




ハリネズミちゃんの場合、公園に連れて行く時はケースに入れて、撮影の時だけ手のひらに乗せて撮影するのが良いかと思います。

しかし、草むらなどで走らせたりすることもあるかもしれません。その場合、気をつけなければならないことがあります。

以前にも注意喚起をしたことがありますが、それはマダニの危険性があるということです。

マダニは野生生物のいる、自然環境が豊かな場所に多く生息していると言われていますが、公園などの草むらにも潜んでおり、宿主となる生物が近づいて来ると、くっついて吸血してしまいます。

近年、野生生物が餌を求めて都市部にも進出するようにより、ひとの多く住んでいるところにも生息しています。

マダニの怖いところは、その吸血力であり、見つけたからといって無理に引き外そうとすれば、頭だけが残ったり、マダニの体液が逆流したりすることがあります。

動物の身体にマダニが付いていることを確認出来た時には、何もせずにすぐに動物病院に連れて行くのが良いです。

さらに、マダニが怖いところは、マダニ媒介の感染症に感染した動物と濃厚接触することで、人へ感染するリスクがあるということです。

マダニ媒介の感染症は、日本紅斑熱、Q熱、ライム病、ダニ媒介性脳炎、SFTSなどがあります。これらの感染症につきまして、詳しくはネットなどでお調べいただけたらと思います。

暖かくなると、ついお外で遊ばせたいと思うかもしれませんが、マダニに対する対策を取ることがとても大切だと思います。

すべての生き物たちが、健やかに過ごせますように🍀