あごの心旅(書いて見て聴いて)           

障害を持つたからこそ偶然に知り会えた奇跡の連鎖を書きとどめ見聴きしたことを添えました。あわせて商品情報も載せました。

「本歌取り」等と盗作について

2024年05月03日 | 短歌考察

下記1項の①~③構成要件を満たし④責任要件に満たす「本歌とり」等は、盗作であると考察される。

1.盗作の定義
 *「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より」
 盗作は、①他人の作品の全部または一部を②そのままで③自分のものとして④無断で使う行為。また、そうした行為によってできた作品。
2.上記②を短歌に展開
(1)5句体中5句(5/5:全部)の複写
  他人の作品を容易に認識でき、その作品と同一になる確率は極小なので盗作と判断される。
(2)5句体中3と4句(3/5と4/5:一部)の複写
  他人の作品を認識でき、その作品と同一になる確率は小さいので盗作が疑われる。
(3)5句体中2句(2/5:一部)の複写
 イ)非・常用語を使用しているため、他人の作品を容易に認識できる場合には盗作が疑われる。
   ex(万葉集)「うつせみの」「命を惜しみ」波に濡れ伊良虞の島の玉藻刈り食む
     (茂吉) 「うつせみの」「命を愛しみ」地響きて湯いづる山にわれは来にけり
 ロ)常用語を使用しているため、他人の作品を認識できにくい場合には盗作でない。
   ex.(文明)けふのひと日「月の光に」「しづまりて」いよよ聞くべし谷ゆく水音
      (松尾富雄)冬の夜は「月の光に」「しづまりて」岬を占むる米弾薬庫
(4)5句体中1句(1/5:一部)の複写
  単なる単語の組み合わせ、または、意味が不明確な文の断片は、他人の作品を認識しにくいので非盗作
   ex.「枕詞」「結句」

3.特記事項 

(1)「独自性、自己流、、凌駕、」等の感情論での擁護は、盗作の免罪符にならない。

           cf.「独自性」が有れば良いという段階で論理が停止され、何故良いの考察 が放棄

(2)知的所有権が欠如していた「過去の姿」を「伝統」の理由で「現在の姿」には出来ない。

         ex.*新古今時代の先人(定家)の考えと作品(本歌取り)は現時点で歌の本来あるべき姿か 

      *先人を宗祖のごとく絶対視して無条件に有難く受け入れていないか

      *過去の奴隷制度を現在の法令で許容する様なものではないか。                                    

(3)「教養(学び、技法)、遊芸」の作品に「本歌取りが生じた。

   vs.「心の発露による感動」による芸術

(4)「皆違うから良い」という創作物の「新規性」を重視すれば、他者の作品との被りは起きにくい。

       ex.赤信号(盗作禁止)、皆(短歌村住人)で渡れば(本歌取り)怖くない(著作権抵触)

 

 


横浜みなとみらい

2024年04月24日 | 無季

ひっくり返した宝石箱を瞳に映したあの人は想い重なる眼下の夜景 
 
【見る】   みなとみらいの夜景   

【聴く】  ①メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(パールマン)

      ②黒い瞳

      ③マロニエの木陰(松島詩子)

 

 

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私達のオリンピック

2024年04月21日 | ひと休み

自慢してばれてしまった銅メダル三人だけの車椅子競争 

                平成15年頃:長野県立総合リハビリーセンター  

 


春の舞

2024年04月08日 | 春03~05

この道にあの事などが舞い降りて行き交う人にさくらさくら

【聴く】   荒城の月/ ebru berker

      ② さくら/  渡邊香澄 


着せてやれなかったおくるみ

2024年04月08日 | 春03~05

リス柄の着せてやれなかったおくるみの褪せた布に皺の手添えて

昭和51.3.10~3.13 嬰児 当歳

 【聴く】   江戸の子守唄 /小鳩くるみ

        曼珠沙華 /川口京子

           


桃節句前日

2024年04月08日 | 春03~05

子が摘みお腹を空かした内裏様 あの三月二日の雛あられ

【聴く】嬉しいひなまつり/川田孝子

   


青桐

2024年01月20日 | 春03~05

青桐の葉に囀る鳥静かなる森の息吹に心癒されて


千曲川

2024年01月20日 | 春03~05

千曲川 春の水鏡に 映るは 優美なる姿 流れゆく様を

 


浅間の峰

2024年01月20日 | 冬12~02

浅間の 峰に雪の 艶やかに 照らす朝陽に 心穏やか

 


二子玉川園の菊人形

2023年11月26日 | 秋09~11

哀れ知る 敦盛公の菊人形 今では高層ライズ 二子玉川園

昭和30年頃、旧東急大井町線の旧二子玉川園駅下車


【見る】  二子玉川園  二子玉川ライズ 

【聴 く】 平家物語より敦盛  青葉の笛


木枯らしの溝のタンポポ

2023年11月26日 | 秋09~11

木枯らしの溝のタンポポ踏まぬよう 動かぬ足を引きずり歩く

【聴く】  美はしき天然諏訪根自子) 

      美しき天然(徳島市かごや商店街ちんどん通信)

     


布目皿

2023年11月26日 | 秋09~11

茄漬けの紺の浸み込む布目皿 母の味今姉が出す  

 【聴く】 花嫁人形(渥美清)

1990年頃の母の作品:叔母が特許実施権を持っていたので皆で作成して高島屋等に納めていました


此の人と彼の人

2023年11月26日 | 秋09~11

東岸から此の人が来て 西岸へ彼の人が行く 今日は青空

 【聴く】 水の上で歌う
 【作詞】シュトルベルグ

 【作曲】Franz Peter Schubert 1826.1
 【ソプラノ】Barbara Bonney1998.9.19渋谷で本書にサイン(サイン部分省略) 
 【作成】紺紙に金粉筆書き 1995.10.23


仲秋の名月

2023年11月26日 | 秋09~11

永久の月 人影映す水溜り 一会の友とほろ酔い千鳥

【見る】  蓮花心

【聴く】  月光(rubinstein) 

                  荒城の月(李香蘭)下記はこのリンク先の書き込みから引用。 

若い小隊長が集合をかけると、全員二十歳前後らしい兵隊さんたちが広場に集合した。みんな半裸だった。「李香蘭さんが歌ってくださるそうだ」という小隊長の声に「ウオーッ」というどよめきが返ってきた。 中略  歌っている私の方に兵隊さんたちの手が伸びた。小隊長が「触ってはいかん」と叫ぶ。「触ってはいかんのでありますか」もう何年も女性を見ていない兵隊さんの祈るような視線が私に注がれた。

月下美人(長野県総合リハビリテーションセンターの仲間と見ていたものです。開花→満開→しぼむが数時間です)


九十九里浜の蓮沼海岸

2023年11月23日 | 夏06~08

母さんはおっぺしでエーヤッサ   晩はなめろう飢じくないぞ
幼子は 砂が熱いと泣きじゃくる    昼は灼熱 素足を焦がす
父はなく戦禍を逃れ頑張っぺ      砂塵に揺れる 浜の昼顔

【見る】 おっぺし    九十九里浜空撮

【聴く】 イワシそんぐ 月の沙漠(小鳩くるみ)