この窓の障子が開いていたら妻は夜には閉める

のだが朝になると大抵障子だけ開いているという。

『障子が開いていた方が、不動様の力がもらい

やすいのかな』

と妻は言っていたが、いつの間にか同じように考え

てしまう自分がいた。

「確かにその方が不動様の影響を受けやすいの

かもしれない・・・・」といつの間にか不思議なことを

普通に会話するようになってしまった。

そういえば、以前息子の部屋に無理やり入った時に

見たのは(何かが動いている10)不動様の憤怒の

顔だったかもしれない?

 

 

 

  相変わらずこの息子は不思議な男で

未知の部分が多々あるが自らそれには

触れようとしてこない。

毎日がギターに明けギターに暮れている。

親としては不安要素もたくさんあるが

乗りかかった船である。

 ところで、最近妻が気づいたらしいが

息子の部屋の隣から不動様の社が遠くに

見える窓がある。

それは二重のサッシになっていて障子を

開けると窓ガラスになっている。

この部屋は不動様の社の正面に位置

していることになる。 

 

 

 

 「心配していたことは起こらないし

悪いことだと考えたことのほとんどは

結局良い結果になる。

変化こそ人生のプロセスだ」という

ことを本当にいま息子と私は現在

進行形で一緒に経験している。
<変えれば変わるより>       
 今まで記録していたノートを広げ

ノンフィクションの物語として一年半

くらいかけて整理してみた。

日付が不明確だったりして前後が

わかり難い分も少しあった。

過去の記録はそれとして現在も

この息子との生活は続いている。 
 

 

 

                                                          <富士山の夜明け>

 

 今まで自分の利益ばかりを考えて

生きてきたような気がするが改めよう。

この本をキッカケにして親子で飛び立つ

ことにしよう。面白くなってきた。

私にとっては人生の最終局面での

大逆転になりそうだ。  

そしてこれは、もちろん、いままで

貢献できなかった家族のためにもなる。

やっとで人生が開けてきた。

目の前の壁は厚そうであるが

面白くなってきた。

 息子の持っている、まだ全容が知れ

ない未知の能力どう展開していくか

最後まで見届けたいものである。

 ある本に

「すべての変化は良い方への変化である。」

とあった。

なんて自分は運が悪いのだと落ち

込んだこともあったが 

「その変化がたとえ破壊的でも」 とある。  
   

 

  息子は尋常でない能力を持っているのだ。

部屋がきたなくて、ヘビースモーカーで

トイレの使い方が感心できなくても・・・・。

このすごい力を潜在能力にしたままではいけない。

そしていつか霊能者が言っていた

「息子さんは人を助ける人になる」

と結びつくのかもしれない。 

それと「この息子を支えるのは私である」

というお告を思い出した。

望むところだ。

わが家は私と息子の今後にかかって

いるともいえる。

経済的にももう少し頑張らなくてはいけない。

この与えられた力を外に向かって発揮

すれば、かなり世のため人のためになりそうだ。